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第2章
シチュエーション
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「ねぇ、食べちゃっていいの?」
「うん……」
「全部いけるんですか……?」
「食べる? 食べないなら、全部食べるだけだよ」
それぞれが、自分の頼んだラーメンとチャーハンに、1皿6個入りのギョーザを、俺とゴカイとシュンで、2個ずつ分けた。
ウルはと言うと、ラーメンとチャーハンを完食し、ギョーザを3皿食べ、まだ余裕がある感じを見て、軽い衝撃を受けた。
「あのさ、いつもそんなに食べてたっけ?」
「いつもは食べないよ。太っちゃうじゃん」
「そんだけ?」
「うん。今日は動いたし、お腹空いてたし、何より奢りだしね」
ウルはそう言いながら、デザートの黒蜜アイスまで頼み、満足した様子で食べ終え、俺達は店を後にした。
「ノーマ、ごちそうさま!」
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさま」
「おう。飯も食ったし、帰るか」
家に向かい歩き出し、歩きながら、ゴカイの騙された話を聞き、思ってた通りすぎる話に呆れた頃、公園が見えてきて、並木道を抜けようとしていた。
「なぁ、ここに来て思い出したんだけどさ、仲間の誰か分からないけど、待ち伏せしてた?」
「はい、ピコさんがしてましたよ」
「やっぱりか」
ピコの能力は、複製人間を造る。全く関係ない無い事だけど、ウルがピコに触れたあの時、撃たれなかった理由が分かった。
「すごいじゃん、ノーマ。あたし達は全く気づかなかったよ、ねぇ、ゴカイ?」
「僕は気づいてたけどねぇ」
「だろうな」
「それじゃあ、俺の存在はどう?」
街灯に照れされていた、並木道を抜けきり、一瞬暗くなった先、街灯の下に人影があるが、薄暗く良く見えない。
俺達4人を除き、周りに人の姿は見当たらない為、俺達に対して、問いかけているのは確実。
「誰だ?」
「久しぶり、ノーマ」
街灯に照らし出された顔を見て、ゆっくり近づいてくる人物が、サイキョーだと分かった。
「なんの用だ?」
「驚かないのか。お前を殺そうとしたのに」
「生きてるし、もういいよ。それよりさ、お前ガン爺の弟子だったんだな」
俺の問いかけに、サイキョーは軽く頷くだけで、何も答えなかった。
「2人とも許してくれ。……なんて言う気は無いけど、すまなかった」
「今更何よ……あたしは赦さないから」
「分かっているよ。今の謝罪は自己満だから」
「用事はそれだけ?」
「あぁ。それじゃあ行くけど、心配しなくていいよ」
なんの事か分からないが、サイキョーはシュンを見ながら、一言だけ言い残し、歩き去っていった。
「なに今の?」
「恐らく、裏切った事かなと……」
「サイキョーはシークなの?」
「だと思いますけど、僕もよく分からないんです」
サイキョーは謎だらけで、現れた本当の目的は何なのか、何故質問に答えてくれないのか、シークなのか、全く分からない事が多すぎる。
「ウル、大丈夫か?」
「あたしは平気だけどさ……もっと怒りなよっ!」
「なんかごめん……」
「別に謝ってほしい訳じゃ……はぁ……もう行こ」
ウルは呆れた様子で、1人歩き出し、なんとも言えない空気感の中、俺達も後を追い、公園の前を通り過ぎ、家の前に着いた。
「シュンは帰るとこ無いだろ?」
「いえ、イラフさんからは、ガンジョウさんの家に来るように言われてます」
「そうなの? まぁ、明日行くし、ここから一緒に行けばいいでしょ」
「いいんですか?」
「うん、じゃあ決まりで」
既に深夜2時前という事もあり、ファジー達を起こさないように、静かに家に入り、忍び足で2階へと上がった。
「ねぇ、部屋3人も寝れるの?」
「そうだな……まぁ、寝れるでしょ」
「ノーマ、あたしの部屋来れば? 」
「え? いいの? じゃあ行かせてもらおうかな」
こうして俺は、シュンのおかげで、ウルの部屋で寝られる運びとなった。
「じゃあ、呼びに行くから待ってて」
「おう、分かったよ」
1度自分の部屋に戻り、寝支度を早々に済まし、ウルが呼びにくるのを待った。
「シュンの寝る場所は、ゴカイと決めてよ」
「シュンはどっちがいいの?」
「僕は……上がいいです」
分かってはいたけど、やはりシュンも、ベッドの2階を選んだ。
「ゴカイ、譲ってやれば?」
「うん……これは譲れないねぇ」
これも分かってはいたけど、やはりゴカイは、ベッドの2階は譲らない。
「じゃあ、イシカミだな」
「そうだねぇ」
「負けられませんね、これは」
「シュン、俺がかわりにやるよ。いいだろ?」
「構わないよ。誰がきても執念で勝つからねぇ」
俺はゴカイの承諾を得て、恨みっこ無しの完全1発勝負、ゴカイは左手のカミを出し、俺は左手の石で勝ち、シュンが上で寝る権利を勝ち取った。
「ノーマさん……いいんですか?」
「シュン……僕は勝負に負けたんだ。だから上は君に譲るよ」
「いいんだよ、気にするな」
「それじゃあ……遠慮なく」
ゴカイ何も気づかず格好つけているが、俺は未来視をしたから、勝つに決まっている。
シュンは恐らく、(未来視をしたよな?)(そんな不正をして勝って、自分が上で寝てもいいのか?)と思っての、俺に対する問いかけのはず。
俺は自信を持って、全く気にする必要なんか無いと言いたい。
何故ならば、ゴカイが気づいてないという事は、俺とシュンが黙っていれば、そこに不正行為など、存在しないのだから。
「ノーマ、もういいよ。準備出来たら来てね」
「あぁ、分かった」
ドアの外からウルの声がした為、返事をして、立ち上がった。
「じゃあ、行くから。明日は皆起きたら、適当に行こうぜ」
「そうだねぇ。じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい、ノーマさん」
「うん、おやすみ」
俺は何も考えず、部屋を出て、すぐにウルの部屋の前まで来た。
ドアノブに手を伸ばし、掴みかけたその時、ウルの部屋、部屋に2人きり、一緒に寝る、そんな考えが頭を巡りだし、妙な緊張間に1人勝手に包まれた。
けれど、ふと我に返り、真夜中の廊下で1人佇み、変な妄想を勝手にして、部屋に入れない自分が、とても恥ずかしくなった。
「ゥ……ウル、入るぞ」
「うん、いいよ」
ドアノブに手をかけ、1度ゆっくり深呼吸をしてから、何食わぬ顔で、ドアを開けて入った。
「おじゃましまーす」
「はーい」
中に入ると、寝間着に着替えたウルが座っていて、何故かいつもより、可愛く見えた。
今まで何度も見てきたし、いつもと違う寝間着という訳でも無いのに、何故かそう見えてしまい、そこからウルを見れなくなってしまった。
「ノーマ、なんか様子おかしくない?」
「え、そう? 別にそんな事無いけど……」
「もしかしてさ……」
「なに……?」
長い沈黙が流れた。どのくらいだろう。
全身に汗が滲み、額の汗が頬を伝う。
聞こえてくるのは、自分の脈打つ音だけ。
部屋が暑いのか。俺が熱いのか。
「暑い? 窓開ける?」
「あぁ、ありがとう」
再び流れる沈黙。どのくらいだろう。
心地好い風が窓から入る。
火照った体が一気に冷める。
汗をかいていたからか、少し寒く感じる。
「ごめん、ちょっと寒くなってきた」
「じゃあ、1回閉めるね」
繰り返し流れる沈黙の時間。どのくらいだろう。
「ちょっと飲み物取ってくるね」
「あぁ、うん、ありがとう」
「温かいのがいい?」
「うん、そうだな」
ウルが立ち上がり、部屋から出ていく。
「何してんの?」
「あ! すみません! えーと……ちょっとトイレに……」
「2人で? じゃあ、早く行きなよ」
「はい……」
ゴカイとシュンが廊下にいたらしく、ウルとの会話が聞こえてきたけど、俺でも嘘だと分かる言い訳が、ウルに通用するはずが無い。
案の定2人は、ウルが1階に降りて行くと、トイレには行かず、黙って部屋に戻って行った。
俺は1人ウルの部屋で、あまり色々な所を見るのも、失礼かと思い、置いてあるテーブルの縁の、少し欠けた部分だけを見ていた。
欠けた部分を見ていると、どうして欠けたのかが気になりだし、考えながらふと顔を上げ、壁を見ると、うっすらと汚れている。
(なんで汚れたのかな……)
そんな事を考えながら、じっと見つめていると、段々とその汚れが、顔のように見えてきた。
咄嗟に体が震え、寒気を感じ、時計を確認すると、時刻は夜中の3時。
だからなんだと言われれば、それまでの話だが、少しだけ怖くなり、ドアを開けて、ウルが戻って来るのを待った。
すると、ドアを開けてすぐに、階段を上る音が聞こえ、カップを2つ持ったウルが、現れた。
「うん……」
「全部いけるんですか……?」
「食べる? 食べないなら、全部食べるだけだよ」
それぞれが、自分の頼んだラーメンとチャーハンに、1皿6個入りのギョーザを、俺とゴカイとシュンで、2個ずつ分けた。
ウルはと言うと、ラーメンとチャーハンを完食し、ギョーザを3皿食べ、まだ余裕がある感じを見て、軽い衝撃を受けた。
「あのさ、いつもそんなに食べてたっけ?」
「いつもは食べないよ。太っちゃうじゃん」
「そんだけ?」
「うん。今日は動いたし、お腹空いてたし、何より奢りだしね」
ウルはそう言いながら、デザートの黒蜜アイスまで頼み、満足した様子で食べ終え、俺達は店を後にした。
「ノーマ、ごちそうさま!」
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさま」
「おう。飯も食ったし、帰るか」
家に向かい歩き出し、歩きながら、ゴカイの騙された話を聞き、思ってた通りすぎる話に呆れた頃、公園が見えてきて、並木道を抜けようとしていた。
「なぁ、ここに来て思い出したんだけどさ、仲間の誰か分からないけど、待ち伏せしてた?」
「はい、ピコさんがしてましたよ」
「やっぱりか」
ピコの能力は、複製人間を造る。全く関係ない無い事だけど、ウルがピコに触れたあの時、撃たれなかった理由が分かった。
「すごいじゃん、ノーマ。あたし達は全く気づかなかったよ、ねぇ、ゴカイ?」
「僕は気づいてたけどねぇ」
「だろうな」
「それじゃあ、俺の存在はどう?」
街灯に照れされていた、並木道を抜けきり、一瞬暗くなった先、街灯の下に人影があるが、薄暗く良く見えない。
俺達4人を除き、周りに人の姿は見当たらない為、俺達に対して、問いかけているのは確実。
「誰だ?」
「久しぶり、ノーマ」
街灯に照らし出された顔を見て、ゆっくり近づいてくる人物が、サイキョーだと分かった。
「なんの用だ?」
「驚かないのか。お前を殺そうとしたのに」
「生きてるし、もういいよ。それよりさ、お前ガン爺の弟子だったんだな」
俺の問いかけに、サイキョーは軽く頷くだけで、何も答えなかった。
「2人とも許してくれ。……なんて言う気は無いけど、すまなかった」
「今更何よ……あたしは赦さないから」
「分かっているよ。今の謝罪は自己満だから」
「用事はそれだけ?」
「あぁ。それじゃあ行くけど、心配しなくていいよ」
なんの事か分からないが、サイキョーはシュンを見ながら、一言だけ言い残し、歩き去っていった。
「なに今の?」
「恐らく、裏切った事かなと……」
「サイキョーはシークなの?」
「だと思いますけど、僕もよく分からないんです」
サイキョーは謎だらけで、現れた本当の目的は何なのか、何故質問に答えてくれないのか、シークなのか、全く分からない事が多すぎる。
「ウル、大丈夫か?」
「あたしは平気だけどさ……もっと怒りなよっ!」
「なんかごめん……」
「別に謝ってほしい訳じゃ……はぁ……もう行こ」
ウルは呆れた様子で、1人歩き出し、なんとも言えない空気感の中、俺達も後を追い、公園の前を通り過ぎ、家の前に着いた。
「シュンは帰るとこ無いだろ?」
「いえ、イラフさんからは、ガンジョウさんの家に来るように言われてます」
「そうなの? まぁ、明日行くし、ここから一緒に行けばいいでしょ」
「いいんですか?」
「うん、じゃあ決まりで」
既に深夜2時前という事もあり、ファジー達を起こさないように、静かに家に入り、忍び足で2階へと上がった。
「ねぇ、部屋3人も寝れるの?」
「そうだな……まぁ、寝れるでしょ」
「ノーマ、あたしの部屋来れば? 」
「え? いいの? じゃあ行かせてもらおうかな」
こうして俺は、シュンのおかげで、ウルの部屋で寝られる運びとなった。
「じゃあ、呼びに行くから待ってて」
「おう、分かったよ」
1度自分の部屋に戻り、寝支度を早々に済まし、ウルが呼びにくるのを待った。
「シュンの寝る場所は、ゴカイと決めてよ」
「シュンはどっちがいいの?」
「僕は……上がいいです」
分かってはいたけど、やはりシュンも、ベッドの2階を選んだ。
「ゴカイ、譲ってやれば?」
「うん……これは譲れないねぇ」
これも分かってはいたけど、やはりゴカイは、ベッドの2階は譲らない。
「じゃあ、イシカミだな」
「そうだねぇ」
「負けられませんね、これは」
「シュン、俺がかわりにやるよ。いいだろ?」
「構わないよ。誰がきても執念で勝つからねぇ」
俺はゴカイの承諾を得て、恨みっこ無しの完全1発勝負、ゴカイは左手のカミを出し、俺は左手の石で勝ち、シュンが上で寝る権利を勝ち取った。
「ノーマさん……いいんですか?」
「シュン……僕は勝負に負けたんだ。だから上は君に譲るよ」
「いいんだよ、気にするな」
「それじゃあ……遠慮なく」
ゴカイ何も気づかず格好つけているが、俺は未来視をしたから、勝つに決まっている。
シュンは恐らく、(未来視をしたよな?)(そんな不正をして勝って、自分が上で寝てもいいのか?)と思っての、俺に対する問いかけのはず。
俺は自信を持って、全く気にする必要なんか無いと言いたい。
何故ならば、ゴカイが気づいてないという事は、俺とシュンが黙っていれば、そこに不正行為など、存在しないのだから。
「ノーマ、もういいよ。準備出来たら来てね」
「あぁ、分かった」
ドアの外からウルの声がした為、返事をして、立ち上がった。
「じゃあ、行くから。明日は皆起きたら、適当に行こうぜ」
「そうだねぇ。じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい、ノーマさん」
「うん、おやすみ」
俺は何も考えず、部屋を出て、すぐにウルの部屋の前まで来た。
ドアノブに手を伸ばし、掴みかけたその時、ウルの部屋、部屋に2人きり、一緒に寝る、そんな考えが頭を巡りだし、妙な緊張間に1人勝手に包まれた。
けれど、ふと我に返り、真夜中の廊下で1人佇み、変な妄想を勝手にして、部屋に入れない自分が、とても恥ずかしくなった。
「ゥ……ウル、入るぞ」
「うん、いいよ」
ドアノブに手をかけ、1度ゆっくり深呼吸をしてから、何食わぬ顔で、ドアを開けて入った。
「おじゃましまーす」
「はーい」
中に入ると、寝間着に着替えたウルが座っていて、何故かいつもより、可愛く見えた。
今まで何度も見てきたし、いつもと違う寝間着という訳でも無いのに、何故かそう見えてしまい、そこからウルを見れなくなってしまった。
「ノーマ、なんか様子おかしくない?」
「え、そう? 別にそんな事無いけど……」
「もしかしてさ……」
「なに……?」
長い沈黙が流れた。どのくらいだろう。
全身に汗が滲み、額の汗が頬を伝う。
聞こえてくるのは、自分の脈打つ音だけ。
部屋が暑いのか。俺が熱いのか。
「暑い? 窓開ける?」
「あぁ、ありがとう」
再び流れる沈黙。どのくらいだろう。
心地好い風が窓から入る。
火照った体が一気に冷める。
汗をかいていたからか、少し寒く感じる。
「ごめん、ちょっと寒くなってきた」
「じゃあ、1回閉めるね」
繰り返し流れる沈黙の時間。どのくらいだろう。
「ちょっと飲み物取ってくるね」
「あぁ、うん、ありがとう」
「温かいのがいい?」
「うん、そうだな」
ウルが立ち上がり、部屋から出ていく。
「何してんの?」
「あ! すみません! えーと……ちょっとトイレに……」
「2人で? じゃあ、早く行きなよ」
「はい……」
ゴカイとシュンが廊下にいたらしく、ウルとの会話が聞こえてきたけど、俺でも嘘だと分かる言い訳が、ウルに通用するはずが無い。
案の定2人は、ウルが1階に降りて行くと、トイレには行かず、黙って部屋に戻って行った。
俺は1人ウルの部屋で、あまり色々な所を見るのも、失礼かと思い、置いてあるテーブルの縁の、少し欠けた部分だけを見ていた。
欠けた部分を見ていると、どうして欠けたのかが気になりだし、考えながらふと顔を上げ、壁を見ると、うっすらと汚れている。
(なんで汚れたのかな……)
そんな事を考えながら、じっと見つめていると、段々とその汚れが、顔のように見えてきた。
咄嗟に体が震え、寒気を感じ、時計を確認すると、時刻は夜中の3時。
だからなんだと言われれば、それまでの話だが、少しだけ怖くなり、ドアを開けて、ウルが戻って来るのを待った。
すると、ドアを開けてすぐに、階段を上る音が聞こえ、カップを2つ持ったウルが、現れた。
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