異世界に飛ばされたから自爆した。

考えてなかった

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14話

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 俺は現状に概ね満足している。姫ーズには何か命令されるでも無く、好きにさせて貰っているし、ぐれ子や先生とベタベタしたり出来るのだ。
 先に寝てしまうから分からんが、最初の日からずっと3人とも同じベットで寝ている。早寝早起きだから2人が寝ている間に起きれて、やわやわな幸せを噛み締めているのだ!!
 
 何よりぐれ子は可愛いのだ。口は悪いけど俺に気を使ってくれる。寝てる時になでなでするとニコ~っと笑ってくれるのだ。ある種癒しになってる。こいつらよりもぐれ子の方が重要なのだ。
 
 城住みに飽きたらぐれ子と各地を巡ればいい。先生も一緒だと嬉しいけど年長者として責任を感じているみたい。だからどうなるのかわからない。気にしなくて良いのに……。
 それはさておきこいつらだって魔王を探すのだから便乗すれば外に出られるだろう。だから今からブラック企業に就職したくはない!!

「ステータスを見せて」

 おかっぱが言う。冷静だな。見せる事など構いはしない。驚いた風も無く確認だけして終わった様だ。

「あとは、ぐれ子、先生、3人で話し合いでもしてよ。俺は人間関係が分からないから気にしないでいいよ。」

「あなたの希望はある?」

 おかっぱはアクティブだなぁ。黒髪は無口。

「現状維持。」

 それだけ言って隅のほうに行く。姫ーズもなんとなくハラハラした顔している。なんとなくだけど感じとっているのだろう。




 やっぱり一波乱起きたが、一応の収束にはなった。まず俺とぐれ子は現状維持。好きにしていい事になった。先生は年長者としてある程度相談とか様子を見に行ったりすることがあるが、俺たちの面倒が主になる。
 で新規3人は姫ーズの地位向上の為に魔王討伐を目指すらしい。次から入ってくる奴らにもこの事は守らせる様にするとの事。ぐれ子は渋々だが先生とともに了承した。

「終わったのか?じゃあぐれ子、宴をするのだ。ネットスーパーで食べ物を買おう!」

 最後は騒いで一区切りつければ良い。
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