158 / 384
3 武道大会編
5-6
しおりを挟む
第一会議室で、全体会議が始まった。
総師団長、すべての正副師団長、全塔長の他、各副官も勢揃いしている。
第六師団は、師団長のラウ、副師団長、師団長付き補佐官の私、そして副官はカーネリウスさん。
姿はないが、エルヴェスさんはどこかで会議の内容を窺っているはずだ。
半壊した第四師団は、師団長が意識不明、副師団長が命を落としたため、正副不在。代理で師団長付きの副官二名が参加していた。
人数が少ないといえば、本体を混沌の樹林とスヴェート国境沿いに置く第七師団も、師団長と副官のみの参加だった。
「さぁ、始めようか」
太い声が響く。
議長席につくのは総師団長、その人だ。
隣に控えるはずの副官も補佐もいない。
その代わりに、神官服を纏った朱眼の少年がちょこんと腰掛けて、参加者ひとりひとりを舐めるように見つめていた。
そして、内容が内容だからか。軍部の会議なのに、行政部のトップであるこの国の宰相も席についている。
それを見て、カーネリウスさんが、私たちだけに聞こえるくらいの小さな声で呟いた。
「行政部が顔を出すなんて珍しいですね」
エレバウトさんのおかげで、場所を弁えるようになったカーネリウスさん。
元は総師団長付き副官だけあって、こういう場は詳しい。
「研究部が軍部の全体会議に参加するのは、慣例ですけどね」
第一塔から第四塔までの塔は本来、研究部であって、軍部とは別の組織。
軍部や行政部と違って、研究部を一つに纏めるトップはいない。
今日も各塔長と塔長付き副官での参加だ。
私も参加者ひとりひとりをじっと視回す。
「まずは、昨日の被害状況を経過と交えて説明する」
総師団長は太い声を響かせた。
二時間後。
私は師団長室でランチを食べていた。
今日のランチは片手でも手軽に食べられるサンドイッチだ。
トマト、レタス、キュウリといった野菜と、ハム、蒸し鶏、卵、それにソテーした白身魚を思い思いに組み合わせていて、彩りも鮮やか。
ソースも三種類くらい使っているのかな。具材に合わせたものになっている。
今度、家でも作ってみよう。
サンドイッチは、料理長にお願いして、小さいサイズにしてもらった。ラウなら一口で食べられそうな大きさだ。
ソファーに座って、両手にサンドイッチを取り、片方を一口かじる。トマトの酸味とソースが合わさって美味しい。
「エレバウトさんたちも、ひとつどう?」
目の前のソファーには、分厚い資料を捲っているエレバウトさんと、ホケーッと私の頭の辺りを眺めるカーネリウスさんが座っていた。
「あたくしたちは先ほど食堂でいただいてきましたので! お気遣いは結構ですわ!」
エレバウトさんの甲高い声が、そーっと伸びたカーネリウスさんの手に刺さった。
カーネリウスさんの手が止まる。
「ですよね? カーネリウスさん!」
「はい、そうでした」
カーネリウスさんの手が引っ込んだ。
「それより、クロエルさんこそ、しっかり召し上がってくださいませ」
分厚い資料を凄い早さで読み込みながら、エレバウトさんが話を続ける。
「朝食がジュースだけでは、身体が保ちませんわ!」
うん、誰から聞いたの、それ?
「それで、全体会議の話はこれだけですのね」
エレバウトさんが捲っていたのは全体会議の内容をまとめた資料。この短時間ですべてに目を通し終わったようだ。
私は片方のサンドイッチをかじりながら、もう片方を頭の上に差し出した。
「そうなんだよね。取り急ぎ、被害状況と離反者の情報共有かな」
頭の上でもくもくとサンドイッチを食べる音がする。
「被害状況は目新しいものはないですわね。スヴェートへの対応と離反者の処分についてはどうなりますの?」
「スヴェートには、国王名義で抗議の書簡を送ったって」
「スヴェートの捕虜については、現在、拘留中。こちらはスヴェートの返答待ちですね」
エレバウトさんの質問に、私とカーネリウスさんで答えた。
「離反者については、処分保留だね」
「その理由が、これですわね?」
エレバウトさんが今見たばかりの資料を捲って、該当の箇所を指し示す。
スヴェートの魔導騎士と皇女が、禁忌魔法《混乱》と《狂乱》を使用。
名もなき混乱と感情の神と、なんらかの繋がりがあると推測される。
とんでもないことをやってくれたと思う。
ため息をついて、新しいサンドイッチをかじった。頭の上にもサンドイッチを差し出すのを忘れない。
カーネリウスさんが不思議そうな顔をしたのを、エレバウトさんは見逃さず、すかさず突っ込みを入れた。
「カーネリウスさん! もしかして、理由が分からないんですの? 名もなき混乱と感情の神の話はご存知ないのかしら?」
「いや、習った記憶があやふやで」
「仕方ありませんわね。あたくしが教えて差し上げますわ!」
「はい、お願いします」
情けないことを言い出したカーネリウスさんに対して、高らかに笑いながら説明し始めるエレバウトさん。
「名もなき混乱と感情の神は、精神魔法の根源ですの。意識や感情を操る魔法と言った方が分かりやすいかしら」
エレバウトさんは見た目の派手さに目が引かれるけど、能力は地味に凄い。
知識部分の地味なところも、しっかりきっちりフォローできる。
「スヴェートは混乱や狂乱以外にも、そういった類の魔法が使えた訳ですのよ。
魔法で意識や感情を操られて離反した、そのような方がいても、おかしくありませんわ」
カーネリウスさんも地頭は悪くないので、すっと話が繋がる。
「あー、自分の意識ではなく離反したってことですね。だから、処分は保留と」
「そういうことですわね!」
「なるほど」
「それで、処分については、スヴェートからの返答待ちなんだよね」
スヴェートがどういう回答をしてくるかで、いろいろ変わってくる。
公式には、騒乱を起こしたのはスヴェート皇女。
全体会議でも、スヴェート皇女とスヴェート皇帝の関係や三番目の話はまったく出なかった。
「欠員の穴埋めについてはどうなんですの? 書いてありませんけど」
「第四師団は師団長の回復を待ってから、団員選定だって」
第四師団長は意識不明状態が続いている。上位竜種なので命に別状はないそうだ。
「それまでは第二師団、第六師団、第八師団で業務を担当することになります。
ほぼ、第二師団で賄えそうなんですが、後日、師団長同士で話し合いですね」
「でしたら、こちらで担当可能な業務をリストアップしておきますわね」
「はい、よろしくお願いします」
「総師団長付きについては、至急、選定するみたい」
「あら、カーネリウスさん、本部に戻られますの?」
サラサラとメモを取っていたエレバウトさんの手が止まる。
カーネリウスさんは、元々、総師団長付きの副官だったから、エレバウトさんはそれを思い出したようだ。
「あ、それはないです」
カーネリウスさんはあっさり否定する。
「全体会議で総師団長から言われました。第六師団で引き続き頑張れと」
「ホホホホホホ。それではあたくし、引き続き、カーネリウスさんを全力でサポートしますわ!」
「はい、今後ともよろしくお願いします、エレバウトさん」
「それで、師団長はどうされましたの?」
うん、いまさら、それを突っ込む?!
私は頭の上にサンドイッチを差し出した状態で固まった。
事情を知っているカーネリウスさんも無言だ。
「「…………………………………………。」」
全体会議が終わって、師団長室に戻ってきてからというもの、ラウはずっと私にくっついて離れない。
今も隣に座って、ベッタリと私を抱きしめた状態のまま。
私が差し出すサンドイッチをもくもくと無言で食べている。
はぁー
「全体会議で席を離されたんですよね、クロエル補佐官」
「正副師団長以外は、後ろの席に座らないといけなかったからね」
原因はなんのことはない、全体会議の席次だった。
私の隣に座れなかった分を取り戻そうとでもするように、ラウはいつもよりベッタリくっついていた。
「それで、俺の隣にクロエル補佐官が座ることになって。生きた心地がしませんでしたよ」
「ラウが拗ねちゃって、ちょっと大変だったね」
「ちょっと大変なんてものじゃないですよ! 俺、師団長の殺気と冷気をモロに食らってたんですよ!」
あれ? そうだった?
「でも、ほら、消されなかったし」
「当然ですよ! そんなんで消されたくありませんから、俺!」
絶叫が師団長室に響き渡り、『そんなんで』扱いを不満に思ったラウから、再度、冷気を浴びせられることになるカーネリウスさんだった。
総師団長、すべての正副師団長、全塔長の他、各副官も勢揃いしている。
第六師団は、師団長のラウ、副師団長、師団長付き補佐官の私、そして副官はカーネリウスさん。
姿はないが、エルヴェスさんはどこかで会議の内容を窺っているはずだ。
半壊した第四師団は、師団長が意識不明、副師団長が命を落としたため、正副不在。代理で師団長付きの副官二名が参加していた。
人数が少ないといえば、本体を混沌の樹林とスヴェート国境沿いに置く第七師団も、師団長と副官のみの参加だった。
「さぁ、始めようか」
太い声が響く。
議長席につくのは総師団長、その人だ。
隣に控えるはずの副官も補佐もいない。
その代わりに、神官服を纏った朱眼の少年がちょこんと腰掛けて、参加者ひとりひとりを舐めるように見つめていた。
そして、内容が内容だからか。軍部の会議なのに、行政部のトップであるこの国の宰相も席についている。
それを見て、カーネリウスさんが、私たちだけに聞こえるくらいの小さな声で呟いた。
「行政部が顔を出すなんて珍しいですね」
エレバウトさんのおかげで、場所を弁えるようになったカーネリウスさん。
元は総師団長付き副官だけあって、こういう場は詳しい。
「研究部が軍部の全体会議に参加するのは、慣例ですけどね」
第一塔から第四塔までの塔は本来、研究部であって、軍部とは別の組織。
軍部や行政部と違って、研究部を一つに纏めるトップはいない。
今日も各塔長と塔長付き副官での参加だ。
私も参加者ひとりひとりをじっと視回す。
「まずは、昨日の被害状況を経過と交えて説明する」
総師団長は太い声を響かせた。
二時間後。
私は師団長室でランチを食べていた。
今日のランチは片手でも手軽に食べられるサンドイッチだ。
トマト、レタス、キュウリといった野菜と、ハム、蒸し鶏、卵、それにソテーした白身魚を思い思いに組み合わせていて、彩りも鮮やか。
ソースも三種類くらい使っているのかな。具材に合わせたものになっている。
今度、家でも作ってみよう。
サンドイッチは、料理長にお願いして、小さいサイズにしてもらった。ラウなら一口で食べられそうな大きさだ。
ソファーに座って、両手にサンドイッチを取り、片方を一口かじる。トマトの酸味とソースが合わさって美味しい。
「エレバウトさんたちも、ひとつどう?」
目の前のソファーには、分厚い資料を捲っているエレバウトさんと、ホケーッと私の頭の辺りを眺めるカーネリウスさんが座っていた。
「あたくしたちは先ほど食堂でいただいてきましたので! お気遣いは結構ですわ!」
エレバウトさんの甲高い声が、そーっと伸びたカーネリウスさんの手に刺さった。
カーネリウスさんの手が止まる。
「ですよね? カーネリウスさん!」
「はい、そうでした」
カーネリウスさんの手が引っ込んだ。
「それより、クロエルさんこそ、しっかり召し上がってくださいませ」
分厚い資料を凄い早さで読み込みながら、エレバウトさんが話を続ける。
「朝食がジュースだけでは、身体が保ちませんわ!」
うん、誰から聞いたの、それ?
「それで、全体会議の話はこれだけですのね」
エレバウトさんが捲っていたのは全体会議の内容をまとめた資料。この短時間ですべてに目を通し終わったようだ。
私は片方のサンドイッチをかじりながら、もう片方を頭の上に差し出した。
「そうなんだよね。取り急ぎ、被害状況と離反者の情報共有かな」
頭の上でもくもくとサンドイッチを食べる音がする。
「被害状況は目新しいものはないですわね。スヴェートへの対応と離反者の処分についてはどうなりますの?」
「スヴェートには、国王名義で抗議の書簡を送ったって」
「スヴェートの捕虜については、現在、拘留中。こちらはスヴェートの返答待ちですね」
エレバウトさんの質問に、私とカーネリウスさんで答えた。
「離反者については、処分保留だね」
「その理由が、これですわね?」
エレバウトさんが今見たばかりの資料を捲って、該当の箇所を指し示す。
スヴェートの魔導騎士と皇女が、禁忌魔法《混乱》と《狂乱》を使用。
名もなき混乱と感情の神と、なんらかの繋がりがあると推測される。
とんでもないことをやってくれたと思う。
ため息をついて、新しいサンドイッチをかじった。頭の上にもサンドイッチを差し出すのを忘れない。
カーネリウスさんが不思議そうな顔をしたのを、エレバウトさんは見逃さず、すかさず突っ込みを入れた。
「カーネリウスさん! もしかして、理由が分からないんですの? 名もなき混乱と感情の神の話はご存知ないのかしら?」
「いや、習った記憶があやふやで」
「仕方ありませんわね。あたくしが教えて差し上げますわ!」
「はい、お願いします」
情けないことを言い出したカーネリウスさんに対して、高らかに笑いながら説明し始めるエレバウトさん。
「名もなき混乱と感情の神は、精神魔法の根源ですの。意識や感情を操る魔法と言った方が分かりやすいかしら」
エレバウトさんは見た目の派手さに目が引かれるけど、能力は地味に凄い。
知識部分の地味なところも、しっかりきっちりフォローできる。
「スヴェートは混乱や狂乱以外にも、そういった類の魔法が使えた訳ですのよ。
魔法で意識や感情を操られて離反した、そのような方がいても、おかしくありませんわ」
カーネリウスさんも地頭は悪くないので、すっと話が繋がる。
「あー、自分の意識ではなく離反したってことですね。だから、処分は保留と」
「そういうことですわね!」
「なるほど」
「それで、処分については、スヴェートからの返答待ちなんだよね」
スヴェートがどういう回答をしてくるかで、いろいろ変わってくる。
公式には、騒乱を起こしたのはスヴェート皇女。
全体会議でも、スヴェート皇女とスヴェート皇帝の関係や三番目の話はまったく出なかった。
「欠員の穴埋めについてはどうなんですの? 書いてありませんけど」
「第四師団は師団長の回復を待ってから、団員選定だって」
第四師団長は意識不明状態が続いている。上位竜種なので命に別状はないそうだ。
「それまでは第二師団、第六師団、第八師団で業務を担当することになります。
ほぼ、第二師団で賄えそうなんですが、後日、師団長同士で話し合いですね」
「でしたら、こちらで担当可能な業務をリストアップしておきますわね」
「はい、よろしくお願いします」
「総師団長付きについては、至急、選定するみたい」
「あら、カーネリウスさん、本部に戻られますの?」
サラサラとメモを取っていたエレバウトさんの手が止まる。
カーネリウスさんは、元々、総師団長付きの副官だったから、エレバウトさんはそれを思い出したようだ。
「あ、それはないです」
カーネリウスさんはあっさり否定する。
「全体会議で総師団長から言われました。第六師団で引き続き頑張れと」
「ホホホホホホ。それではあたくし、引き続き、カーネリウスさんを全力でサポートしますわ!」
「はい、今後ともよろしくお願いします、エレバウトさん」
「それで、師団長はどうされましたの?」
うん、いまさら、それを突っ込む?!
私は頭の上にサンドイッチを差し出した状態で固まった。
事情を知っているカーネリウスさんも無言だ。
「「…………………………………………。」」
全体会議が終わって、師団長室に戻ってきてからというもの、ラウはずっと私にくっついて離れない。
今も隣に座って、ベッタリと私を抱きしめた状態のまま。
私が差し出すサンドイッチをもくもくと無言で食べている。
はぁー
「全体会議で席を離されたんですよね、クロエル補佐官」
「正副師団長以外は、後ろの席に座らないといけなかったからね」
原因はなんのことはない、全体会議の席次だった。
私の隣に座れなかった分を取り戻そうとでもするように、ラウはいつもよりベッタリくっついていた。
「それで、俺の隣にクロエル補佐官が座ることになって。生きた心地がしませんでしたよ」
「ラウが拗ねちゃって、ちょっと大変だったね」
「ちょっと大変なんてものじゃないですよ! 俺、師団長の殺気と冷気をモロに食らってたんですよ!」
あれ? そうだった?
「でも、ほら、消されなかったし」
「当然ですよ! そんなんで消されたくありませんから、俺!」
絶叫が師団長室に響き渡り、『そんなんで』扱いを不満に思ったラウから、再度、冷気を浴びせられることになるカーネリウスさんだった。
11
あなたにおすすめの小説
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
[完]本好き元地味令嬢〜婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました〜
桐生桜月姫
恋愛
シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎
〜これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である〜
夕方6時に毎日予約更新です。
1話あたり超短いです。
毎日ちょこちょこ読みたい人向けです。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる