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体が熱い。目の前が真っ暗だ。
新作のフルーツ大福を食べようとしていただけなのに……
俺の名前は速水 純、極度の甘党で和菓子、洋菓子共に愛している男で、お菓子メーカーで働いている31歳独身だ。
さて今俺は冒頭で書かせてもらっている状態になっている。それまでの経緯を話すとしようか…
今から2時間前、俺はセフンイレベンの新作スイーツを食べるために町へ繰り出していた。
俺の住んでいる所はコンビニが1つも無い辺鄙(へんぴ)な所にあるためJR線で都心部へ行かないと行けなかったが、目標がスイーツである為俺の足は軽かった。
セミはうるさく合唱し、かき氷の季節だなぁと思いふけていた。駅に止まるにつれ乗客数が増えていく。年寄りに席を譲り立ち上がった。
その時だ。
グサッ………………………
何かが俺の体に入ってきた。包丁で腹を刺されたのだ。真っ赤な血がドロドロと流れていく。
「うっ!」俺は電車の中で行き倒れてしまった。
そして冒頭の状態に至る。
「あんた!ちょっとあんた!」さっき席を譲った年寄りの声だ。返事をしないとと思ったが意識がだんだん遠くなっていく…深い深い海に沈むかのように。
何も聞こえない。何も見えない。
最後にフルーツ大福、ロールケーキ食べたかったなぁ。スイーツを作りたかったなぁ……
しかしこの思いだけは俺の心の中にあり続けていた……
そして俺は死んだ。
新作のフルーツ大福を食べようとしていただけなのに……
俺の名前は速水 純、極度の甘党で和菓子、洋菓子共に愛している男で、お菓子メーカーで働いている31歳独身だ。
さて今俺は冒頭で書かせてもらっている状態になっている。それまでの経緯を話すとしようか…
今から2時間前、俺はセフンイレベンの新作スイーツを食べるために町へ繰り出していた。
俺の住んでいる所はコンビニが1つも無い辺鄙(へんぴ)な所にあるためJR線で都心部へ行かないと行けなかったが、目標がスイーツである為俺の足は軽かった。
セミはうるさく合唱し、かき氷の季節だなぁと思いふけていた。駅に止まるにつれ乗客数が増えていく。年寄りに席を譲り立ち上がった。
その時だ。
グサッ………………………
何かが俺の体に入ってきた。包丁で腹を刺されたのだ。真っ赤な血がドロドロと流れていく。
「うっ!」俺は電車の中で行き倒れてしまった。
そして冒頭の状態に至る。
「あんた!ちょっとあんた!」さっき席を譲った年寄りの声だ。返事をしないとと思ったが意識がだんだん遠くなっていく…深い深い海に沈むかのように。
何も聞こえない。何も見えない。
最後にフルーツ大福、ロールケーキ食べたかったなぁ。スイーツを作りたかったなぁ……
しかしこの思いだけは俺の心の中にあり続けていた……
そして俺は死んだ。
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