2 / 18
国立魔法兵士学園編
第2話 夢 後半
しおりを挟む
来たる次の日の朝。ステアは書き置きだけを残して寝ている俺たちを背に朝早くハウスを出た。書き置きには特にこれといったことは書いてなかったが、俺と千隼に対する注意書きだけで紙の半分を使っていた。
午前8時。いつもの時間帯に目を覚まして古谷特製ソースのかかった目玉焼きを平らげると、朝の日課であるランニングに出かけた。玲王那は俺よりも早く起きて剣の素振りをしている。玲央名は誰よりも剣の使いが上手く、交戦的な千隼すら凌ぐ。俺は剣というよりも弓や槍といった狩猟的な武器が得意なため、剣の凄さなど素人目になってしまうが、それでも玲央名の剣は美しかった。とても農村の娘とは思えないほどに。
古谷はステアに代わって遅くに起きてくる子供達の朝食の下拵えや洗濯や掃除など家事を行なっている。ステアが風邪を引いたり、今回のように留守にしたりなどした際にいつも代わりをこなすのが古谷だ。千隼は今日も変わらずトレーニングをしている。薪割りをしつつ自身のウエイトトレーニングに加えるなどハウスの仕事をこなしつつ肉体強化をしていた。
言い忘れていたが16歳の年長組は俺に玲王那、あと千隼に古谷の4人だ。古谷は早生まれなので15歳だが、ハウスを回しているのは何もステアだけでなく、俺たち年長組も僅かだが貢献している。ハウスで暮らしていない玲王那や千隼には感謝しかないな。
村の周りを走るもいつもは見かける農家のおじさんや千隼の家の親父さんなど全く見かけなかった。建国記念日で出払っているにしても静かすぎた。まぁ今回の建国記念日は恒例と違ってダウカー王国に所属している農村や都市に住む成人は異性を問わず全員参加だからだな。
「おかえりカナタ。お昼、出来てるって」
「そうか。わかった」
「帰るのいつもより遅くなかった?」
「今日は村の大人達がいないからな。パトロールも兼ねて長く走ってきた」
ハウスに入ると既に俺と玲王那以外の席は埋まっていた。正面に座る千隼は相当きついトレーニングをしたのか額や首に汗を流しており、古谷から貰ったであろう白タオルで拭っていた。
「どうだったよカナタ。村の様子は」
「どうだったって‥‥別になんもなかったよ。大人は全員出払ってるし、村の家畜達も大人しく寝るか餌を食べてるかだったしな」
特にその後は千隼と会話が生まれることはなく、そのまま昼食は食べ終わった。午後は俺と玲王那が働く番だ。午前は古谷と千隼が働いてたから交代だ。俺はイスから降りて立ち上がるとそのまま午後の狩猟へと出かけようとした。
——がここで思いもよらない人物に俺は止められた。
「どうした?アン」
いつもは昼食を済ましたらすぐにお昼寝に入る幼児組筆頭のアンが仕事に出かける俺を止めたのだ。
「ねーね。カナタ兄ちゃん」
眠たそうな顔を擦りながら俺の裾《すそ》を引っ張ってくる。
「遊ぼうよ。ね?ダメ?」
アンは幼いが俺や玲王那がこの時間帯になると狩猟に出かけることは知っている。が、今日に限って玲王那は俺を引き止めた。少し考えるも俺は自分やるべきことを思い出し、小さく柔らかい手を服の裾から離させた。
「ごめんな。兄ちゃん今から仕事なんだ。遊びならーほら、ルイと一緒に」
「やーだ!カナタ兄ちゃんがいいのーー!!」
今度は右足にしがみつかれる。ここまで強情なアンは始めてかもしれない。俺は苦笑いしながら古谷に目を合わせると、古谷はそっとこちらに近づいてきてアンを持ち上げた。
「こーら。カナタのお邪魔をしちゃダメだよ?カナタはこれなら夕食の美味しいお肉やお魚を取ってくるんだから」
暫くアンは俺と遊ぶことを熱烈に求め、古谷の腕の中で暴れたが、時間が経つにつれて体力が底をつき、眠りについた。俺は食卓から離れると自室に戻り、狩猟道具や服装を整えた。
そして一度リビングに戻り、古谷を含めた全員に行ってきますの挨拶をしようとすると、古谷が腕を組み、眉間に皺《しわ》を寄せていた。
「どうしようか、これ」
「どうするも何も。あのババアが忘れてったんだろうが」
そこには千隼も揃っており、2人揃って頭を悩ませていた。
「どうしたんだお前ら?お通夜にでも参加するのかってくらい顔が暗いが」
「縁起でもないこと言わないでよカナタ。今はそれどころじゃない」
古谷がこちらに見向きもしないで冷酷な返事を返した。
「えっと」
「あのクソババアが忘れてったんだよ」
「忘れた?何を?」
「財布」
「財布!?」
突然のポンコツ展開につい大声を上げてしまった。
「うっせーな。だからそうだって言ってんだろ」
「いやいやいや、あのステアおばさんだぞ?そんなうっかりミスするか?」
そう言って本来の目的を忘れた俺はズカズカとリビングに足を踏み入れる。
「マジかよ‥‥」
「財布だけならどうにかなったんだけどね。身分証も入ってるし、これじゃあ王国に入る前に門前払いだよ」
王国に入るには自身の身分を証明するものが必要だ。6歳になると発行される身分証は王国により発行され、一度紛失すれば再発行するのに半年はかかるため財布や家のタンスなど無くさないところに入れておくのが大事だ。
「どうすんだよ。確か今回の式典って王国領地の成人は全員参加だったよな?」
「そう。だからこれがないとそもそも式典に参加できないし、理由もなしに欠席したらそれこそ王国から刑罰が課せられるよ」
千隼の質問に答えると、古谷は顔を青ざめながらことの事態を冷静に分析する。
「今頃気づいてるといいが」
「いや、もうお昼時だよ?今からこっちに戻ってまた向かうなんてしてたら式典が始まる。よくて遅刻。最悪本当に欠席になるよ」
どうすればいいか。そんなことを3人で塾考していると、俺が開けっぱなしにしていた扉から一つの意見が提案される。
「なら渡しに行けばいいんじゃない?」
そう言ったのは足音もなく急にリビングに入ってきた玲王那だった。
「渡しにって、今から?」
古谷がそう尋ねると小刻みに一度頷いた。
「そう」
「あのババアは村連中と馬車で行ったんだぜ?もう馬なんていねぇし、そもそもあったとしても従える奴なんていねぇし、無理だろ」
「無理じゃない」
首を横に振ると玲王那は走るポーズを取った。
「まさか‥‥」
「走る」
「馬鹿じゃねぇの!?いや馬鹿だろ!何キロあると思ってんだ!!」
「30.365キロメートル」
「そこまで正確な数値割り出しといて何でそんな真顔で走るなんて言えるんだよ!」
「えへ」
赤く頬を染めると、玲王那照れ臭そうに下を見つめた。
「多分褒めてないと思うよカナタは。でもまぁいい案だ」
「は?お前までおかしくなったのかよ。30キロだぞ?馬がねぇと無理だろ」
「でも実際手段はそれしかないと思うよ。30キロなら今から走って休憩なしで全力でやればいけると思う」
「本気かよ」
疑うように鋭く睨む千隼前に古谷は笑みを浮かべながら一度頷いた。
「僕は何度もステアおばさんに助けられた。だから僕ができることならどんな形でも恩返ししたいし、助けたいと思ってる。みんなはどうかな?もちろん僕1人でも行くつもりだよ。元々玲王那の考えは何も思いつかなかった時はそうしようと思ってたしね」
俺は千隼と目を合わせると久しぶりに笑い合った。
そうだ。古谷祐樹はそういう奴だったって。
「しゃーねぇな、わーったよ。行くか」
「だな。言っとくがバテても置いてくからな」
俺は千隼の言葉に共感するの意を表すと共に発破《はっぱ》をかけた。
「それはテメェだカナタ。勝手にバテてて帰りの馬車でも待ってろ」
「もう‥また喧嘩してる」
「これも、帰ってきたらステアおばさんに報告だね」
そうだ。これが俺たちだった。小さい頃からこの4人は一緒で。無茶をするときも、誰かが言い出しっぺで何かをやろうとするときも。常に一緒だった。
千隼が鼓舞して。古谷が作戦を立てて。玲王那が突拍子もないことを言って。みんなで笑い合う。そんな毎日。欠けてはいけない毎日だった。
でも。
今日この日。そんな思い出が全て灰色に染まる。
笑い合った日も、喧嘩した日も、泣いた日も、全部、全部が。
消えてしまう。
「カナタ」
「もし、この夢を見て何かを思い出したら。あの場所に来て。ずっと‥‥ずっと待ってるから」
午前8時。いつもの時間帯に目を覚まして古谷特製ソースのかかった目玉焼きを平らげると、朝の日課であるランニングに出かけた。玲王那は俺よりも早く起きて剣の素振りをしている。玲央名は誰よりも剣の使いが上手く、交戦的な千隼すら凌ぐ。俺は剣というよりも弓や槍といった狩猟的な武器が得意なため、剣の凄さなど素人目になってしまうが、それでも玲央名の剣は美しかった。とても農村の娘とは思えないほどに。
古谷はステアに代わって遅くに起きてくる子供達の朝食の下拵えや洗濯や掃除など家事を行なっている。ステアが風邪を引いたり、今回のように留守にしたりなどした際にいつも代わりをこなすのが古谷だ。千隼は今日も変わらずトレーニングをしている。薪割りをしつつ自身のウエイトトレーニングに加えるなどハウスの仕事をこなしつつ肉体強化をしていた。
言い忘れていたが16歳の年長組は俺に玲王那、あと千隼に古谷の4人だ。古谷は早生まれなので15歳だが、ハウスを回しているのは何もステアだけでなく、俺たち年長組も僅かだが貢献している。ハウスで暮らしていない玲王那や千隼には感謝しかないな。
村の周りを走るもいつもは見かける農家のおじさんや千隼の家の親父さんなど全く見かけなかった。建国記念日で出払っているにしても静かすぎた。まぁ今回の建国記念日は恒例と違ってダウカー王国に所属している農村や都市に住む成人は異性を問わず全員参加だからだな。
「おかえりカナタ。お昼、出来てるって」
「そうか。わかった」
「帰るのいつもより遅くなかった?」
「今日は村の大人達がいないからな。パトロールも兼ねて長く走ってきた」
ハウスに入ると既に俺と玲王那以外の席は埋まっていた。正面に座る千隼は相当きついトレーニングをしたのか額や首に汗を流しており、古谷から貰ったであろう白タオルで拭っていた。
「どうだったよカナタ。村の様子は」
「どうだったって‥‥別になんもなかったよ。大人は全員出払ってるし、村の家畜達も大人しく寝るか餌を食べてるかだったしな」
特にその後は千隼と会話が生まれることはなく、そのまま昼食は食べ終わった。午後は俺と玲王那が働く番だ。午前は古谷と千隼が働いてたから交代だ。俺はイスから降りて立ち上がるとそのまま午後の狩猟へと出かけようとした。
——がここで思いもよらない人物に俺は止められた。
「どうした?アン」
いつもは昼食を済ましたらすぐにお昼寝に入る幼児組筆頭のアンが仕事に出かける俺を止めたのだ。
「ねーね。カナタ兄ちゃん」
眠たそうな顔を擦りながら俺の裾《すそ》を引っ張ってくる。
「遊ぼうよ。ね?ダメ?」
アンは幼いが俺や玲王那がこの時間帯になると狩猟に出かけることは知っている。が、今日に限って玲王那は俺を引き止めた。少し考えるも俺は自分やるべきことを思い出し、小さく柔らかい手を服の裾から離させた。
「ごめんな。兄ちゃん今から仕事なんだ。遊びならーほら、ルイと一緒に」
「やーだ!カナタ兄ちゃんがいいのーー!!」
今度は右足にしがみつかれる。ここまで強情なアンは始めてかもしれない。俺は苦笑いしながら古谷に目を合わせると、古谷はそっとこちらに近づいてきてアンを持ち上げた。
「こーら。カナタのお邪魔をしちゃダメだよ?カナタはこれなら夕食の美味しいお肉やお魚を取ってくるんだから」
暫くアンは俺と遊ぶことを熱烈に求め、古谷の腕の中で暴れたが、時間が経つにつれて体力が底をつき、眠りについた。俺は食卓から離れると自室に戻り、狩猟道具や服装を整えた。
そして一度リビングに戻り、古谷を含めた全員に行ってきますの挨拶をしようとすると、古谷が腕を組み、眉間に皺《しわ》を寄せていた。
「どうしようか、これ」
「どうするも何も。あのババアが忘れてったんだろうが」
そこには千隼も揃っており、2人揃って頭を悩ませていた。
「どうしたんだお前ら?お通夜にでも参加するのかってくらい顔が暗いが」
「縁起でもないこと言わないでよカナタ。今はそれどころじゃない」
古谷がこちらに見向きもしないで冷酷な返事を返した。
「えっと」
「あのクソババアが忘れてったんだよ」
「忘れた?何を?」
「財布」
「財布!?」
突然のポンコツ展開につい大声を上げてしまった。
「うっせーな。だからそうだって言ってんだろ」
「いやいやいや、あのステアおばさんだぞ?そんなうっかりミスするか?」
そう言って本来の目的を忘れた俺はズカズカとリビングに足を踏み入れる。
「マジかよ‥‥」
「財布だけならどうにかなったんだけどね。身分証も入ってるし、これじゃあ王国に入る前に門前払いだよ」
王国に入るには自身の身分を証明するものが必要だ。6歳になると発行される身分証は王国により発行され、一度紛失すれば再発行するのに半年はかかるため財布や家のタンスなど無くさないところに入れておくのが大事だ。
「どうすんだよ。確か今回の式典って王国領地の成人は全員参加だったよな?」
「そう。だからこれがないとそもそも式典に参加できないし、理由もなしに欠席したらそれこそ王国から刑罰が課せられるよ」
千隼の質問に答えると、古谷は顔を青ざめながらことの事態を冷静に分析する。
「今頃気づいてるといいが」
「いや、もうお昼時だよ?今からこっちに戻ってまた向かうなんてしてたら式典が始まる。よくて遅刻。最悪本当に欠席になるよ」
どうすればいいか。そんなことを3人で塾考していると、俺が開けっぱなしにしていた扉から一つの意見が提案される。
「なら渡しに行けばいいんじゃない?」
そう言ったのは足音もなく急にリビングに入ってきた玲王那だった。
「渡しにって、今から?」
古谷がそう尋ねると小刻みに一度頷いた。
「そう」
「あのババアは村連中と馬車で行ったんだぜ?もう馬なんていねぇし、そもそもあったとしても従える奴なんていねぇし、無理だろ」
「無理じゃない」
首を横に振ると玲王那は走るポーズを取った。
「まさか‥‥」
「走る」
「馬鹿じゃねぇの!?いや馬鹿だろ!何キロあると思ってんだ!!」
「30.365キロメートル」
「そこまで正確な数値割り出しといて何でそんな真顔で走るなんて言えるんだよ!」
「えへ」
赤く頬を染めると、玲王那照れ臭そうに下を見つめた。
「多分褒めてないと思うよカナタは。でもまぁいい案だ」
「は?お前までおかしくなったのかよ。30キロだぞ?馬がねぇと無理だろ」
「でも実際手段はそれしかないと思うよ。30キロなら今から走って休憩なしで全力でやればいけると思う」
「本気かよ」
疑うように鋭く睨む千隼前に古谷は笑みを浮かべながら一度頷いた。
「僕は何度もステアおばさんに助けられた。だから僕ができることならどんな形でも恩返ししたいし、助けたいと思ってる。みんなはどうかな?もちろん僕1人でも行くつもりだよ。元々玲王那の考えは何も思いつかなかった時はそうしようと思ってたしね」
俺は千隼と目を合わせると久しぶりに笑い合った。
そうだ。古谷祐樹はそういう奴だったって。
「しゃーねぇな、わーったよ。行くか」
「だな。言っとくがバテても置いてくからな」
俺は千隼の言葉に共感するの意を表すと共に発破《はっぱ》をかけた。
「それはテメェだカナタ。勝手にバテてて帰りの馬車でも待ってろ」
「もう‥また喧嘩してる」
「これも、帰ってきたらステアおばさんに報告だね」
そうだ。これが俺たちだった。小さい頃からこの4人は一緒で。無茶をするときも、誰かが言い出しっぺで何かをやろうとするときも。常に一緒だった。
千隼が鼓舞して。古谷が作戦を立てて。玲王那が突拍子もないことを言って。みんなで笑い合う。そんな毎日。欠けてはいけない毎日だった。
でも。
今日この日。そんな思い出が全て灰色に染まる。
笑い合った日も、喧嘩した日も、泣いた日も、全部、全部が。
消えてしまう。
「カナタ」
「もし、この夢を見て何かを思い出したら。あの場所に来て。ずっと‥‥ずっと待ってるから」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?
サクラ近衛将監
ファンタジー
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる