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国立魔法兵士学園編
第17話 決断
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2人が地を蹴ったのは寸分の狂いもなくほぼ同時、瞬きすら許さない攻防が始まった。剣を振りかざし、先制攻撃に出たのはレオナ。放たれた剣圧は周りの木々をざわめかせ、サガに向かって一閃穿つ。
化け物は冷静にその斬撃を見定めると、4本の槍を巧みに操り衝撃波を一帯に散らせる。
「——————ッ!」
たった一回の攻撃にレオナは慢心せず。更なる斬撃を生み出すため、その刀身に銀光を纏う。一瞬の予備動作を見逃さず、サガは空いた2本の腕から無数のクナイを連射させた。
「ハァッ!」
剣風が竜巻の如く吹き荒れると、高い金属音を立てながらクナイはことごとく舞い落ちる。
「やはり遠距離では貴方の方が一枚上手ですかね。ならば———————ッ!」
1秒にも満たない速度で距離を詰めると、四手による連突攻撃がレオナを襲う。それを剣の先端で、峰で、あるいは柄で。あらゆる手段でラッシュを弾く。
「————お見事」
「取った」
高らかに宣言すると。レオナは肩から生えた2本の腕を一太刀、同じ箇所から生えた2本の腕を切断すると、最後に踏み締めた大地の力を利用して心臓を撃ち抜いた。
「接近戦も、遠距離戦も通じませんか。どうやら正当な立ち合いでは貴方には一歩及ばないらしい。ですのでここからは私の独壇場にさせていただきます」
するとサガは失われた腕を複製すると共に、体の内部から8体ジャバウォックを生み出した。
「やっぱりその魔獣達は貴方の仲間だったのね。色々考えてたことに合点がいった」
「ということはこの子たちを殺したのはアナタでしたか。目標を殺し損ねたようで残念です」
「あの子を狙っているようだけど、そこまで執着する理由はなんなの?」
「答えかねますね。私もこれを生業《なりわい》としていますので、依頼主の情報は漏洩《ろうえい》できません」
依頼主?情報? あらゆる考えが頭を過ぎる。しかし結論を出す前に、呻めきを上げながらジャバウォックが襲いかかった。牙を光らせ、涎を撒き散らしながら。
「暴れなさいジャバウォック。彼を屍に、そしてその骨を貪りなさい」
「——————させないッ!」
カナタに向かって放たれた獣はレオナの斬撃の前に濁血を爆散させる。
「弱い人を助けるのが騎士ですよね?私には騎士道といった硬派なものはありませんので、ご容赦を」
脳のない獣とは言え、8体を相手するとどうしても隙が生まれてしまう。その僅かな刹那の時を利用して、音を立てず、静かに背後へと忍び寄るとサガは握った凶刃で柔肌を蹂躙した。
「ペンドラゴンさん!!」
カナタの声が虚しく反響するよりも早くレオナ
は表情を歪ませた—————だが彼女は自身の負傷に少しも怯まず、襲い掛かるサガの攻撃を防ぎ切る。
一進一退、一撃離脱。その攻防を傍観するしかできない自分の無力さに打ちひしがれる。
—————直後。ゆっくりと体を起こしてレオナとサガの闘いの行方を見守っているカナタの耳に、聞き馴染みのある声が届く。
「———カ‥ナ、タ」
それは空耳でも幻聴でもない。間違いなくこれはアイツの声だった。
「アカネ?え!?」
聞こえた方向に視線を移すと、そこには血を浴び、朽ち果てた姿で横たわっているアカネの姿。先程まで虫の音ほどの呼吸でしかなかった彼女が息を吹き返していた。
「————ッ!」
骨がひび割れるような激痛に襲われるも、何度か足を直立させてアカネの元へと千鳥脚で向かう。
「アカネ?大丈夫なのか?」
「大丈夫———って言いたいんだけど、ごめん。結構キツイかも」
弱々しいながらも返答するアカネ。その声にはいつもの元気が感じられず、不安な感情を煽られる。
「大丈夫ッ、絶対に助けるから‥‥‥」
「はは‥‥カナタ君こそキツイでしょ?無理しちゃだめ‥‥取り敢えずそこに、座ってよ」
視線で訴えられると、全身の肉体を脱力させて石壁に体を寄せた。アカネは乱れた呼吸を整え、戦況を観察した。
「やっぱりレオナちゃんすごい。あの化け物と対等に渡り合ってる」
手前の方向にはレオナがサガ達を相手に満身創痍で渡り合っていた。本来はサガ1人の相手で事足りるのに、僕たちにトドメを刺そうと送り込まれるジャバウォック達をも相手にしているため心が締め付けられる。
「でもあのままだと‥‥レオナちゃんが危ない。少しずつだけど圧されてきてる」
「え?」
「防戦一方で反撃の隙が生まれてない。度々狼を殺してるけど、無尽蔵に生み出しているアイツを倒さない限りは意味がない」
アカネの分析の正確さはクラスの中で随一。戦闘トップが鈴鹿なら、学業成績ならば間違いなく彼女に軍配が上がる。だからこそ彼女の一言はカナタに心にズンっと響いた。
「じゃあこのままだと‥‥負ける?」
「うん‥‥でも、どうにかする方法はあるかも」
「ほんと!?それって一体」
一筋の希望に縋るように嬉々としてアカネは問いかける。
「‥‥‥レオナちゃんは多分私たちのせいで本気が出せてないんだと思う」
カナタの疑問に答えると、アカネは目の前の戦局に視線を送ると悔しそうに唇を噛み締めた。
「僕たちのせいで?」
「今私たちは戦闘不能な上に身動きが取れない状態。もしレオナちゃんがあたり一帯を吹き飛ばす広範囲攻撃を打てば確実に私たちはその被害を受ける」
「な、なるほど‥‥」
カナタには思い当たる節が多すぎた。あそこまで派手な攻撃が打てるのに何故彼女は単発攻撃しかしなかったのか。その疑問に合点がいった。
「アイツもそれは理解してる。だから狼を分散させることでレオナちゃんはより私たちの身を守らないといけなくなった」
つまりそれは僕たちがこの場からいなくならない限りこの状況は好転しないということを意味した。
「それじゃあ、今すぐこの場を離れないと」
この場から離れる。それを決心するとカナタは壁を伝って立ちあがろうとする。だが意志とは別に体はその行動を拒否しようと激痛を走らせる。これ以上は肉体の限界だと叫ぶように。
「無理だよ‥‥先の戦いで私も君もすでに体が壊れてる。私なんか、もう—————ッグ!!」
アカネはその場に黒い血を吐血すると、意識を保とうと舌を噛んだ。
「ア、アカネ!?」
息は荒く、それは死を前にした人間のそれだった。
「ごめん。カナタくんがレオナちゃんを呼んでくる前に、私鈴鹿君と一緒に戦ったでしょ?結構善戦したと思ったんだけどね。へへ、やられちゃった」
“レオナちゃんを呼んでくる”。その言葉に心がねじ切れそうになる。だが、今は断罪よりも彼女の言葉に耳を傾けることが先決だと感じとる。
「腕も脚も折られて内臓も潰れた。多分私はもう‥‥ダメかもしれない」
天を仰ぎ、自分の未来を見据えたアカネの瞳は絶望の色に染まっている。だが生きるという人間の執着心だけは決して捨てることはなかった。
「ねぇカナタ君————実は私たち。遠い昔に出会ってたって言ったら、信じる?」
「こんな時になにを言ってんだよ!」
突然彼女は焦点の合わない視線で語り始めると、慌てふためくカナタの前でアカネが深い息を吐いた。
「いいから落ち着いて聞いて。もう、長くはないから———————カナタ君手、出して」
顔が青ざめ、生気が感じ取れないアカネを目の前にしてカナタはは反射的に手を差し伸ばす。
「いつも同じ夢を見るの。沢山のご馳走が並べられたテーブルを囲って、みんなで笑い合う夢。そこには私もいて、ちょっぴり大人っぽいカナタ君もいた」
「夢?」
僕が声帯を震わせて涙ぐみながら手を包み込むと、アカネは言葉を続ける。
「既視感《デジャヴ》っていうのかな‥‥夢なのにどこか懐かしいというか、心が温まるというか。いつかこの夢が私なんか何を伝えたかったのか、確かめたいと思ってたけど—————それは君に、託すことになりそう」
「僕に‥‥託す?」
夜空のように青い瞳は真っ直ぐとカナタの翠色の瞳を捉えると、アカネは短く厳かに答えた。
「私の、大切な加護を貴方に」
化け物は冷静にその斬撃を見定めると、4本の槍を巧みに操り衝撃波を一帯に散らせる。
「——————ッ!」
たった一回の攻撃にレオナは慢心せず。更なる斬撃を生み出すため、その刀身に銀光を纏う。一瞬の予備動作を見逃さず、サガは空いた2本の腕から無数のクナイを連射させた。
「ハァッ!」
剣風が竜巻の如く吹き荒れると、高い金属音を立てながらクナイはことごとく舞い落ちる。
「やはり遠距離では貴方の方が一枚上手ですかね。ならば———————ッ!」
1秒にも満たない速度で距離を詰めると、四手による連突攻撃がレオナを襲う。それを剣の先端で、峰で、あるいは柄で。あらゆる手段でラッシュを弾く。
「————お見事」
「取った」
高らかに宣言すると。レオナは肩から生えた2本の腕を一太刀、同じ箇所から生えた2本の腕を切断すると、最後に踏み締めた大地の力を利用して心臓を撃ち抜いた。
「接近戦も、遠距離戦も通じませんか。どうやら正当な立ち合いでは貴方には一歩及ばないらしい。ですのでここからは私の独壇場にさせていただきます」
するとサガは失われた腕を複製すると共に、体の内部から8体ジャバウォックを生み出した。
「やっぱりその魔獣達は貴方の仲間だったのね。色々考えてたことに合点がいった」
「ということはこの子たちを殺したのはアナタでしたか。目標を殺し損ねたようで残念です」
「あの子を狙っているようだけど、そこまで執着する理由はなんなの?」
「答えかねますね。私もこれを生業《なりわい》としていますので、依頼主の情報は漏洩《ろうえい》できません」
依頼主?情報? あらゆる考えが頭を過ぎる。しかし結論を出す前に、呻めきを上げながらジャバウォックが襲いかかった。牙を光らせ、涎を撒き散らしながら。
「暴れなさいジャバウォック。彼を屍に、そしてその骨を貪りなさい」
「——————させないッ!」
カナタに向かって放たれた獣はレオナの斬撃の前に濁血を爆散させる。
「弱い人を助けるのが騎士ですよね?私には騎士道といった硬派なものはありませんので、ご容赦を」
脳のない獣とは言え、8体を相手するとどうしても隙が生まれてしまう。その僅かな刹那の時を利用して、音を立てず、静かに背後へと忍び寄るとサガは握った凶刃で柔肌を蹂躙した。
「ペンドラゴンさん!!」
カナタの声が虚しく反響するよりも早くレオナ
は表情を歪ませた—————だが彼女は自身の負傷に少しも怯まず、襲い掛かるサガの攻撃を防ぎ切る。
一進一退、一撃離脱。その攻防を傍観するしかできない自分の無力さに打ちひしがれる。
—————直後。ゆっくりと体を起こしてレオナとサガの闘いの行方を見守っているカナタの耳に、聞き馴染みのある声が届く。
「———カ‥ナ、タ」
それは空耳でも幻聴でもない。間違いなくこれはアイツの声だった。
「アカネ?え!?」
聞こえた方向に視線を移すと、そこには血を浴び、朽ち果てた姿で横たわっているアカネの姿。先程まで虫の音ほどの呼吸でしかなかった彼女が息を吹き返していた。
「————ッ!」
骨がひび割れるような激痛に襲われるも、何度か足を直立させてアカネの元へと千鳥脚で向かう。
「アカネ?大丈夫なのか?」
「大丈夫———って言いたいんだけど、ごめん。結構キツイかも」
弱々しいながらも返答するアカネ。その声にはいつもの元気が感じられず、不安な感情を煽られる。
「大丈夫ッ、絶対に助けるから‥‥‥」
「はは‥‥カナタ君こそキツイでしょ?無理しちゃだめ‥‥取り敢えずそこに、座ってよ」
視線で訴えられると、全身の肉体を脱力させて石壁に体を寄せた。アカネは乱れた呼吸を整え、戦況を観察した。
「やっぱりレオナちゃんすごい。あの化け物と対等に渡り合ってる」
手前の方向にはレオナがサガ達を相手に満身創痍で渡り合っていた。本来はサガ1人の相手で事足りるのに、僕たちにトドメを刺そうと送り込まれるジャバウォック達をも相手にしているため心が締め付けられる。
「でもあのままだと‥‥レオナちゃんが危ない。少しずつだけど圧されてきてる」
「え?」
「防戦一方で反撃の隙が生まれてない。度々狼を殺してるけど、無尽蔵に生み出しているアイツを倒さない限りは意味がない」
アカネの分析の正確さはクラスの中で随一。戦闘トップが鈴鹿なら、学業成績ならば間違いなく彼女に軍配が上がる。だからこそ彼女の一言はカナタに心にズンっと響いた。
「じゃあこのままだと‥‥負ける?」
「うん‥‥でも、どうにかする方法はあるかも」
「ほんと!?それって一体」
一筋の希望に縋るように嬉々としてアカネは問いかける。
「‥‥‥レオナちゃんは多分私たちのせいで本気が出せてないんだと思う」
カナタの疑問に答えると、アカネは目の前の戦局に視線を送ると悔しそうに唇を噛み締めた。
「僕たちのせいで?」
「今私たちは戦闘不能な上に身動きが取れない状態。もしレオナちゃんがあたり一帯を吹き飛ばす広範囲攻撃を打てば確実に私たちはその被害を受ける」
「な、なるほど‥‥」
カナタには思い当たる節が多すぎた。あそこまで派手な攻撃が打てるのに何故彼女は単発攻撃しかしなかったのか。その疑問に合点がいった。
「アイツもそれは理解してる。だから狼を分散させることでレオナちゃんはより私たちの身を守らないといけなくなった」
つまりそれは僕たちがこの場からいなくならない限りこの状況は好転しないということを意味した。
「それじゃあ、今すぐこの場を離れないと」
この場から離れる。それを決心するとカナタは壁を伝って立ちあがろうとする。だが意志とは別に体はその行動を拒否しようと激痛を走らせる。これ以上は肉体の限界だと叫ぶように。
「無理だよ‥‥先の戦いで私も君もすでに体が壊れてる。私なんか、もう—————ッグ!!」
アカネはその場に黒い血を吐血すると、意識を保とうと舌を噛んだ。
「ア、アカネ!?」
息は荒く、それは死を前にした人間のそれだった。
「ごめん。カナタくんがレオナちゃんを呼んでくる前に、私鈴鹿君と一緒に戦ったでしょ?結構善戦したと思ったんだけどね。へへ、やられちゃった」
“レオナちゃんを呼んでくる”。その言葉に心がねじ切れそうになる。だが、今は断罪よりも彼女の言葉に耳を傾けることが先決だと感じとる。
「腕も脚も折られて内臓も潰れた。多分私はもう‥‥ダメかもしれない」
天を仰ぎ、自分の未来を見据えたアカネの瞳は絶望の色に染まっている。だが生きるという人間の執着心だけは決して捨てることはなかった。
「ねぇカナタ君————実は私たち。遠い昔に出会ってたって言ったら、信じる?」
「こんな時になにを言ってんだよ!」
突然彼女は焦点の合わない視線で語り始めると、慌てふためくカナタの前でアカネが深い息を吐いた。
「いいから落ち着いて聞いて。もう、長くはないから———————カナタ君手、出して」
顔が青ざめ、生気が感じ取れないアカネを目の前にしてカナタはは反射的に手を差し伸ばす。
「いつも同じ夢を見るの。沢山のご馳走が並べられたテーブルを囲って、みんなで笑い合う夢。そこには私もいて、ちょっぴり大人っぽいカナタ君もいた」
「夢?」
僕が声帯を震わせて涙ぐみながら手を包み込むと、アカネは言葉を続ける。
「既視感《デジャヴ》っていうのかな‥‥夢なのにどこか懐かしいというか、心が温まるというか。いつかこの夢が私なんか何を伝えたかったのか、確かめたいと思ってたけど—————それは君に、託すことになりそう」
「僕に‥‥託す?」
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「私の、大切な加護を貴方に」
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