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無気力な日常
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梨沙が去り、数日が経過した。利久はその間食事が取れず、水分補給もままなら状態で、携帯に連絡をしても連絡のつかない利久を心配に思い、利和達がマンションに訪ねてきたところを保護された。
すぐに病院に連れ行かれ、軽い脱水症状と診断され点滴を受け帰ってきた。
大事をとり、利和が数日会社を休む旨を伝え、利久は実家に身を寄せることとなった。
利久はその後なんとか回復し職場に戻り、職場で頭を下げた。
しかし、仕事をしていても、寝るときも頭ではいつも梨沙の影を探していた。
食事を取るときは特に辛い。
梨沙の手料理を食べたくて、それ以外は何も食べたくない。梨沙に会いたいと、考えるが、梨沙は今頃好きな人と一緒に幸せな時間を過ごしてる。それを壊すわけには行かないと無理矢理食べては、吐くの繰り返し。
今まで外に出れば色んなや雰囲気を感じていたが、今は目に入る全てがセピア色に見え、街の景観を見ても、まるで絵画を見てるような疎外感を感じていた。
ある日曜、利久を気遣い、優、大地、友和が実家に来てくれた。
優「利久の実家久々にきたな!」
大地「そうだな。昔と変わらないな」
友和「、、、」
親友が心配して来てくれているのにそれすら他人事に思えて利久は口を開いた。
利久「結花とはうまく言ってるのか?」
優「あ、、あぁ!俺たちは順調だよ。冬までには親に挨拶して、同棲するつもり。」
そこまで言って優はしまったと思った。
利久「よかったよ。俺たちのことで気まずくなってなくて。」
大地「いい加減にしろよ。辛いのはお前だろ?なんで俺らの心配してるんだよ。」
大地はどこか他人事のように気を使う利久に苛立っていた。そこに今まで黙っていた友和が口を開く。
友和「結花さんも沙織ちゃんも綾音ももう梨沙さんとは連絡が取れないならしい。」
友和の言葉を受け、利久は驚く。
利久「どう、いうことだ?俺のせいなのか?」
優「ちが、、お前のせいじゃねーよ!」
優の言葉と同時に大地が利久に摑みかかる。
大地「全部私が悪いんですってか?自惚れんな。お前は必死に梨沙さんを支えることに尽くして来た。、、お前言ったよな?梨沙さんは自分を卑下する癖があるって、それ今のお前と一緒なんだよ。だから、、だから俺が、お前の目を覚ませてやる。絶対に。」
大地の言葉を聞いて利久は突然涙が出て来た。
おかしい。今まで何をしても、どんな言葉を掛けられてもセピア色にか見えなかった、他人事にしか聞こえなかったはずなのに、、大地の言葉を聞いてから、涙が止まらない。前が歪んで見えない。
親友達の声がはっきり聞こえる。
利久は泣いた。今まで数週間何を考えても涙なんて出てこなかったのに、大地に胸ぐらを掴まれて、乱暴に揺さぶられて泣いた。
それにつられて、優、大地、友和も泣き出した。ひとしきり泣いてスッキリした4人は改めて話をした。
利久「みんなごめん。俺おかしくなってた。けどみんながまた元に戻してくれた。」
優「お前の悲しみを俺らは理解できない。できちゃダメだと思う。けど、お前らが辛いなら俺は助けたい。偽善者とか思われても俺はお前らが大事だ。」
大地「親友が辛いのに見過ごしちゃダメだろ普通。」
友和「頼りないかもしれんけど、頼ってくれると嬉しいもんだぜ!」
利久はこの仲間に出会えて本当に幸せだと感じた。このメンツか利久をセピアの地獄から抜け出させてくれた。利久はもう大丈夫だ。何があってもこのメンバーで乗り越えられると思った。そして、今度は何かあったら自分がこいつらを助けると心に決めた。
すぐに病院に連れ行かれ、軽い脱水症状と診断され点滴を受け帰ってきた。
大事をとり、利和が数日会社を休む旨を伝え、利久は実家に身を寄せることとなった。
利久はその後なんとか回復し職場に戻り、職場で頭を下げた。
しかし、仕事をしていても、寝るときも頭ではいつも梨沙の影を探していた。
食事を取るときは特に辛い。
梨沙の手料理を食べたくて、それ以外は何も食べたくない。梨沙に会いたいと、考えるが、梨沙は今頃好きな人と一緒に幸せな時間を過ごしてる。それを壊すわけには行かないと無理矢理食べては、吐くの繰り返し。
今まで外に出れば色んなや雰囲気を感じていたが、今は目に入る全てがセピア色に見え、街の景観を見ても、まるで絵画を見てるような疎外感を感じていた。
ある日曜、利久を気遣い、優、大地、友和が実家に来てくれた。
優「利久の実家久々にきたな!」
大地「そうだな。昔と変わらないな」
友和「、、、」
親友が心配して来てくれているのにそれすら他人事に思えて利久は口を開いた。
利久「結花とはうまく言ってるのか?」
優「あ、、あぁ!俺たちは順調だよ。冬までには親に挨拶して、同棲するつもり。」
そこまで言って優はしまったと思った。
利久「よかったよ。俺たちのことで気まずくなってなくて。」
大地「いい加減にしろよ。辛いのはお前だろ?なんで俺らの心配してるんだよ。」
大地はどこか他人事のように気を使う利久に苛立っていた。そこに今まで黙っていた友和が口を開く。
友和「結花さんも沙織ちゃんも綾音ももう梨沙さんとは連絡が取れないならしい。」
友和の言葉を受け、利久は驚く。
利久「どう、いうことだ?俺のせいなのか?」
優「ちが、、お前のせいじゃねーよ!」
優の言葉と同時に大地が利久に摑みかかる。
大地「全部私が悪いんですってか?自惚れんな。お前は必死に梨沙さんを支えることに尽くして来た。、、お前言ったよな?梨沙さんは自分を卑下する癖があるって、それ今のお前と一緒なんだよ。だから、、だから俺が、お前の目を覚ませてやる。絶対に。」
大地の言葉を聞いて利久は突然涙が出て来た。
おかしい。今まで何をしても、どんな言葉を掛けられてもセピア色にか見えなかった、他人事にしか聞こえなかったはずなのに、、大地の言葉を聞いてから、涙が止まらない。前が歪んで見えない。
親友達の声がはっきり聞こえる。
利久は泣いた。今まで数週間何を考えても涙なんて出てこなかったのに、大地に胸ぐらを掴まれて、乱暴に揺さぶられて泣いた。
それにつられて、優、大地、友和も泣き出した。ひとしきり泣いてスッキリした4人は改めて話をした。
利久「みんなごめん。俺おかしくなってた。けどみんながまた元に戻してくれた。」
優「お前の悲しみを俺らは理解できない。できちゃダメだと思う。けど、お前らが辛いなら俺は助けたい。偽善者とか思われても俺はお前らが大事だ。」
大地「親友が辛いのに見過ごしちゃダメだろ普通。」
友和「頼りないかもしれんけど、頼ってくれると嬉しいもんだぜ!」
利久はこの仲間に出会えて本当に幸せだと感じた。このメンツか利久をセピアの地獄から抜け出させてくれた。利久はもう大丈夫だ。何があってもこのメンバーで乗り越えられると思った。そして、今度は何かあったら自分がこいつらを助けると心に決めた。
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