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第1章 ― 少女の決意 ―
第3話 日常と非日常
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夏休みも終わり、2週間が過ぎた9月のある日。
「これ、ありがとう。また貸してね」
美奈はそう言って、前日から治希に借りていたカセットテープを
いつもと同じように綺麗な紙袋に入れて治希に手渡した。
帰宅後、治希はいつもと同じように宿題をやり終えた後、
テレビを見て夕食を摂り、入浴を済ませ日常の一日が終わろうとしていた。
寝る直前になり、治希は美奈から返してもらったテープを再生しようと
紙袋を開けると、封筒が入っていた。
「あれっ?なんだろう」
白い正方形の封筒を手に取ると封はしてなく、
その封筒から1枚の白い横書きの便せんを取り出して開いてみると、
楷書の奇麗な文字が並んでいた。
『もう、私の気持ちに気が付いていると思いますが、
同じクラスになった春から武田くんのことが好きでした。
この手紙を読んで、もし付き合ってくれるなら、
明日武田くんから “おはよう”って声をかけてください。
それが返事だと理解します。』
何の変りもない日常の生活が一転、非日常へと変わった。
「どうしてクラスのマドンナが、オレを好きになってくれたんだろう・・・」
治希は不思議に思ったが、そんな疑問を消し去るような嬉しさとドキドキで
一晩中眠れなかった。
「お、おはよう」
翌朝、治希は無表情を装ったが少し緊張していたせいで、
先に登校していた美奈に笑顔とも取れない、ぎこちない顔で声を掛けた。
「おはよう。武田くん」
美奈はそんあ治希の心を見透かしたように、少しいたずらっぽく
笑顔で答えた。
まだ互いのことをよく知らないふたりだったが、中学3年の9月、
そろそろ受験勉強も中盤に入るという時期に交際がスタートした。
「これ、ありがとう。また貸してね」
美奈はそう言って、前日から治希に借りていたカセットテープを
いつもと同じように綺麗な紙袋に入れて治希に手渡した。
帰宅後、治希はいつもと同じように宿題をやり終えた後、
テレビを見て夕食を摂り、入浴を済ませ日常の一日が終わろうとしていた。
寝る直前になり、治希は美奈から返してもらったテープを再生しようと
紙袋を開けると、封筒が入っていた。
「あれっ?なんだろう」
白い正方形の封筒を手に取ると封はしてなく、
その封筒から1枚の白い横書きの便せんを取り出して開いてみると、
楷書の奇麗な文字が並んでいた。
『もう、私の気持ちに気が付いていると思いますが、
同じクラスになった春から武田くんのことが好きでした。
この手紙を読んで、もし付き合ってくれるなら、
明日武田くんから “おはよう”って声をかけてください。
それが返事だと理解します。』
何の変りもない日常の生活が一転、非日常へと変わった。
「どうしてクラスのマドンナが、オレを好きになってくれたんだろう・・・」
治希は不思議に思ったが、そんな疑問を消し去るような嬉しさとドキドキで
一晩中眠れなかった。
「お、おはよう」
翌朝、治希は無表情を装ったが少し緊張していたせいで、
先に登校していた美奈に笑顔とも取れない、ぎこちない顔で声を掛けた。
「おはよう。武田くん」
美奈はそんあ治希の心を見透かしたように、少しいたずらっぽく
笑顔で答えた。
まだ互いのことをよく知らないふたりだったが、中学3年の9月、
そろそろ受験勉強も中盤に入るという時期に交際がスタートした。
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