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2章
28話
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話を終えて翌日――聖堂に来て六日目となっている。
今日はロイとカレンと共に、魔法を学び試すことにしていた。
一部の人にしか入れない書庫に行きたかったけど……あそこに行くと、またやらかしてしまう可能性が高い。
明日には魔力が全快になりそうで、ゲーム通りなら明日は試練の日が決定するはず。
レックス殿下とロイに会って、レックス殿下は訓練場に向かっている。
どうやら昨日の会話もあって、私に相応しくなるために騎士の訓練場で更に頑張るようだ。
私は広場で魔法を軽く使い、時々ロイやカレンの魔法を眺めたりしていると、あっという間に午前が終わっていた。
食堂に向かい、昼からは私と行動を共にするレックス殿下が訓練場から戻ってきていた。
昼食を食べている最中、テーブル越しに対面しているレックス殿下が、私を眺めて。
「リリアン。朝会ってから今までの間に……何か不安になることでもあったのか?」
「えっ!?」
レックス殿下は、本当に鋭い。
ロイとカレンの魔法を眺めている時に、聖堂の人達が私は聖女になるべきだと勧誘していた。
近くで勧誘を聞いていたロイが、隣に座るレックス殿下を眺めて呟く。
「リリアンさんが魔法を使っていると、聖女にならないか勧誘されただけだよね」
「そうです……私が目立ってしまったことが原因なので、仕方ないでしょう」
ゲオルグ的には聖女にならない方がいいみたいだけど、他の人はそのことを知らない。
私が魔法を知った人達が勧誘していて、拒んだけど対応のせいで魔法が扱えず疲れていた。
「魔力が全快していないので抑えていましたけど、私の聖魔力による魔法は、それでも凄いみたいです」
「そうか……仕方ないことだが、リリアンはこの国の聖女になる気はないものな」
「はい」
それは昨日レックス殿下と話していたことでもあって、私は頷く。
レックス殿下の発言に返答するように――すぐそばから、声が聞こえてきた。
「――それは、リリアン様の本心ですか?」
いつの間にかアスファが近くにやって来て、レックス殿下に尋ねる。
どうやら話を聞いていたようだけど、昼食中にも私が聖女になるべきだと話そうとしてのかもしれない。
その発言を聞いたレックス殿下が、アスファを睨みながら。
「なんだと? まさか貴様が、聖女になるべきだとリリアンを誘ったのか?」
「誘ってはいません。それでもゲオルグ様の仰る通り、聖堂にいるべき人だとは思っています」
今まではレックス殿下と関わりたくなさそうだったけど、アスファが話す。
レックス殿下とアスファが不仲なのは、今までの言動からわかっていた。
不仲でもあと一週間すれば会わなくなるから、騒動を起こさなければいいと考えている。
それでも……この二人は睨み合っていて、これはゲームではありえない光景だ。
レックス殿下は少し思案したかと思えば、再びアスファを睨み。
「そういうことか……まだ誰にも仕えていない貴様が聖女となったリリアンの騎士になってから、婚約するつもりだな!」
「えっ?」
レックス殿下の推測に対して、アスファは首を傾げて困惑した声を漏らす。
思い込みの激しいレックス殿下の発言に、アスファを含めて私達は唖然としていた。
それは……あまりにも話が、飛躍しすぎだと思う。
「そんなわけないでしょう」
「そ、そうか」
「レックス様が、リリアン様に相応しい人なのかは疑問に思っていますけどね」
「……なんだと?」
今までは避けていたけど、絡まれたからかアスファは本心を話している。
私が聖堂で活躍したことで、レックス殿下が婚約者に相応しくないと思っていたようだ。
今日はロイとカレンと共に、魔法を学び試すことにしていた。
一部の人にしか入れない書庫に行きたかったけど……あそこに行くと、またやらかしてしまう可能性が高い。
明日には魔力が全快になりそうで、ゲーム通りなら明日は試練の日が決定するはず。
レックス殿下とロイに会って、レックス殿下は訓練場に向かっている。
どうやら昨日の会話もあって、私に相応しくなるために騎士の訓練場で更に頑張るようだ。
私は広場で魔法を軽く使い、時々ロイやカレンの魔法を眺めたりしていると、あっという間に午前が終わっていた。
食堂に向かい、昼からは私と行動を共にするレックス殿下が訓練場から戻ってきていた。
昼食を食べている最中、テーブル越しに対面しているレックス殿下が、私を眺めて。
「リリアン。朝会ってから今までの間に……何か不安になることでもあったのか?」
「えっ!?」
レックス殿下は、本当に鋭い。
ロイとカレンの魔法を眺めている時に、聖堂の人達が私は聖女になるべきだと勧誘していた。
近くで勧誘を聞いていたロイが、隣に座るレックス殿下を眺めて呟く。
「リリアンさんが魔法を使っていると、聖女にならないか勧誘されただけだよね」
「そうです……私が目立ってしまったことが原因なので、仕方ないでしょう」
ゲオルグ的には聖女にならない方がいいみたいだけど、他の人はそのことを知らない。
私が魔法を知った人達が勧誘していて、拒んだけど対応のせいで魔法が扱えず疲れていた。
「魔力が全快していないので抑えていましたけど、私の聖魔力による魔法は、それでも凄いみたいです」
「そうか……仕方ないことだが、リリアンはこの国の聖女になる気はないものな」
「はい」
それは昨日レックス殿下と話していたことでもあって、私は頷く。
レックス殿下の発言に返答するように――すぐそばから、声が聞こえてきた。
「――それは、リリアン様の本心ですか?」
いつの間にかアスファが近くにやって来て、レックス殿下に尋ねる。
どうやら話を聞いていたようだけど、昼食中にも私が聖女になるべきだと話そうとしてのかもしれない。
その発言を聞いたレックス殿下が、アスファを睨みながら。
「なんだと? まさか貴様が、聖女になるべきだとリリアンを誘ったのか?」
「誘ってはいません。それでもゲオルグ様の仰る通り、聖堂にいるべき人だとは思っています」
今まではレックス殿下と関わりたくなさそうだったけど、アスファが話す。
レックス殿下とアスファが不仲なのは、今までの言動からわかっていた。
不仲でもあと一週間すれば会わなくなるから、騒動を起こさなければいいと考えている。
それでも……この二人は睨み合っていて、これはゲームではありえない光景だ。
レックス殿下は少し思案したかと思えば、再びアスファを睨み。
「そういうことか……まだ誰にも仕えていない貴様が聖女となったリリアンの騎士になってから、婚約するつもりだな!」
「えっ?」
レックス殿下の推測に対して、アスファは首を傾げて困惑した声を漏らす。
思い込みの激しいレックス殿下の発言に、アスファを含めて私達は唖然としていた。
それは……あまりにも話が、飛躍しすぎだと思う。
「そんなわけないでしょう」
「そ、そうか」
「レックス様が、リリアン様に相応しい人なのかは疑問に思っていますけどね」
「……なんだと?」
今までは避けていたけど、絡まれたからかアスファは本心を話している。
私が聖堂で活躍したことで、レックス殿下が婚約者に相応しくないと思っていたようだ。
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