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44話 カルス視点
ドーマス家の領主グランと出会って数日後――グランの提案によって、カルスは父ドルスに禁魔法を使うよう提案し、実行していた。
このままいけばルジャス領が滅ぶ以上、そうする以外に助かる道はない。
グランの持つ魔道具によって、カルスでも禁魔法を扱えるようになり、領地の魔力が急激に増加する。
それによって領民も調子がよくなり、パトリシアが居なくても感覚で素材の目利きができるようになっていた。
数日でパトリシアが居た頃までとはいかないも、ルジャス領は繁栄しつつある。
自室に来たエバンドから話を聞き、カルスは安堵しながら尋ねる。
「エバンド、報告ご苦労……それで、気になっている点というのはなんだ?」
領地の報告を受けた時、気になることもあるとエバンドは言っていた。
今聞いた報告はルジャス領はパトリシアが居た頃に戻りつつあることで、それはいい報告だ。
そして気になっている悪い報告もあるらしく、エバンドは不安になりながら話す。
「ここ最近、精神が何者かに乗っ取られているという報告が多数あり……ルジャス家は禁魔法を使っているのではないかと噂になっています」
「っっ……禁魔法か。調子がよくなった自分自身が信じられないだけだろう、いずれ慣れる。放っておけ」
禁魔法によって調子がよくなりすぎて限界を超えた結果、何人も自分の魔力に耐えられず倒れたらしい。
それでも一部の人間だけで、カルスは気にすることはない。
エバンドには、禁魔法のことを伝えていなかった。
領民側のエバンドが知れば、領民達による暴動が起こる可能性が高く、カルスはそれを避けようとしている。
この場では誤魔化すも……エバンドはこの時点で禁魔法のこをと推測していることに、カルスはすぐ気付くこととなっていた。
このままいけばルジャス領が滅ぶ以上、そうする以外に助かる道はない。
グランの持つ魔道具によって、カルスでも禁魔法を扱えるようになり、領地の魔力が急激に増加する。
それによって領民も調子がよくなり、パトリシアが居なくても感覚で素材の目利きができるようになっていた。
数日でパトリシアが居た頃までとはいかないも、ルジャス領は繁栄しつつある。
自室に来たエバンドから話を聞き、カルスは安堵しながら尋ねる。
「エバンド、報告ご苦労……それで、気になっている点というのはなんだ?」
領地の報告を受けた時、気になることもあるとエバンドは言っていた。
今聞いた報告はルジャス領はパトリシアが居た頃に戻りつつあることで、それはいい報告だ。
そして気になっている悪い報告もあるらしく、エバンドは不安になりながら話す。
「ここ最近、精神が何者かに乗っ取られているという報告が多数あり……ルジャス家は禁魔法を使っているのではないかと噂になっています」
「っっ……禁魔法か。調子がよくなった自分自身が信じられないだけだろう、いずれ慣れる。放っておけ」
禁魔法によって調子がよくなりすぎて限界を超えた結果、何人も自分の魔力に耐えられず倒れたらしい。
それでも一部の人間だけで、カルスは気にすることはない。
エバンドには、禁魔法のことを伝えていなかった。
領民側のエバンドが知れば、領民達による暴動が起こる可能性が高く、カルスはそれを避けようとしている。
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