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60話
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あれから数日が経つも――禁魔法を広めている元凶は判明していなかった。
イレック様が様々な魔法士を集めて調査することで、時間はかかるも特定することは可能のようだ。
それでも地道に調べる必要があるみたいで、まだ長くなると聞いている。
その間……私とジャック様は再び様々な領地を巡っていた。
領民やローウォン家だと伝えることで領主と話をして、禁魔法を使っていないかを調査する。
確信するまで動けないも、禁魔法を使っている可能性の高い貴族は特定していた。
それでも……動こうとすると禁魔法を捨てるようで、元凶の発覚はできていない。
今日調査した場所はアズローナ領の近くだったから、日が暮れてきたからジャック様は屋敷で泊まることとなっている。
お父様は未だに不安げにしていたけど、ジャック様の悪評はそれほどまでのようね。
ジャック様がアズローナ家を潰すだなんて絶対にありえないけど……それでもお父様としては、ジャック様というよりもローウォン家に恐怖している様子だった。
そして私の部屋で、ジャック様と話をしている。
「このまま調査を続けるが……この調子だと、兄上が特定する方が早そうだ」
どうやら複数の貴族が禁魔法を使って周囲の魔力を取り込んでいる影響で、何もしてない領地の魔力も増加して繁栄する事態にもなっているらしい。
それは禁魔法の影響で魔力が減少した領地から近い場所で起こるようで、そのせいで特定することが難しくなっていた。
私は気になっていたことを、ジャック様に尋ねる。
「イレック様が元凶を特定したら、戦うことになるのでしょうか?」
敵は様々な領地を繁栄させて、その力を自分のモノにしようとしている。
危険だと思うしかない存在に恐怖していると、ジャック様が頷いて。
「そうなるが、パトリシアが考えているほど敵は脅威ではない……だからこそ、特定されないように動いている。大丈夫だ」
私が不安になっていると察してくれて、ジャック様は教えてくれる。
禁魔法で強化されたモンスターの襲撃を受けたけど、ローウォン家は問題なく対処している。
ジャック様と一緒なら大丈夫だと、この時の私は思っていた。
イレック様が様々な魔法士を集めて調査することで、時間はかかるも特定することは可能のようだ。
それでも地道に調べる必要があるみたいで、まだ長くなると聞いている。
その間……私とジャック様は再び様々な領地を巡っていた。
領民やローウォン家だと伝えることで領主と話をして、禁魔法を使っていないかを調査する。
確信するまで動けないも、禁魔法を使っている可能性の高い貴族は特定していた。
それでも……動こうとすると禁魔法を捨てるようで、元凶の発覚はできていない。
今日調査した場所はアズローナ領の近くだったから、日が暮れてきたからジャック様は屋敷で泊まることとなっている。
お父様は未だに不安げにしていたけど、ジャック様の悪評はそれほどまでのようね。
ジャック様がアズローナ家を潰すだなんて絶対にありえないけど……それでもお父様としては、ジャック様というよりもローウォン家に恐怖している様子だった。
そして私の部屋で、ジャック様と話をしている。
「このまま調査を続けるが……この調子だと、兄上が特定する方が早そうだ」
どうやら複数の貴族が禁魔法を使って周囲の魔力を取り込んでいる影響で、何もしてない領地の魔力も増加して繁栄する事態にもなっているらしい。
それは禁魔法の影響で魔力が減少した領地から近い場所で起こるようで、そのせいで特定することが難しくなっていた。
私は気になっていたことを、ジャック様に尋ねる。
「イレック様が元凶を特定したら、戦うことになるのでしょうか?」
敵は様々な領地を繁栄させて、その力を自分のモノにしようとしている。
危険だと思うしかない存在に恐怖していると、ジャック様が頷いて。
「そうなるが、パトリシアが考えているほど敵は脅威ではない……だからこそ、特定されないように動いている。大丈夫だ」
私が不安になっていると察してくれて、ジャック様は教えてくれる。
禁魔法で強化されたモンスターの襲撃を受けたけど、ローウォン家は問題なく対処している。
ジャック様と一緒なら大丈夫だと、この時の私は思っていた。
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