43 / 72
43話 ディオン視点
しおりを挟む
ディオンが最悪の事態を想像していると、貴族の1人がライオスに質問する。
「それほどまでの凄い杖が……どうして、今まで使わなかったのですか?」
「その通りです! それに、それほどの力があるのなら、ワイバーン対してに使うべきでは!?」
貴族達が提案して、ディオンは杖の力について話すか悩んでしまう。
そんな中――使用許可を出したであろう 父ルドロス王が、説明を始めていた。
「リスクが大きすぎるからだ……失敗すればこの国の魔力源が壊れ、襲撃を受ければ取り返しがつかなくなる」
「なっ……」
「ワイバーンに使わなかったのは、新手のワイバーンが現れた場合終わってしまうからです……対象はこの国の魔力源の森だからこそ、杖の力が発揮できます」
一頭を倒しても、まだ現れる可能性があるからワイバーンには使えなかった。
「エレナを捕らえなければルドロス国は終わり……それなら、この国の総力をあげてエレナを捕らえるべきです」
ライオスの発言に貴族達が納得しているのは、エレナが居た時は平和な日常を送れていたからだ。
エレナを捕らえれば全て解決するも……今まで、確実に捕らえようとして全て失敗している。
今回は森に対して攻撃を行う以上、エレナ側も迎え撃つことができるはずだ。
それが不安になっていると、杖を握りながらラーゴアが告げる。
「ルドロス国の総力を籠めた杖を使い、必ずやエレナを捕らえてみせましょう!」
これが正真正銘、最後の策になるだろうと……ディオンは不安になりながらも、覚悟を決めていた。
「それほどまでの凄い杖が……どうして、今まで使わなかったのですか?」
「その通りです! それに、それほどの力があるのなら、ワイバーン対してに使うべきでは!?」
貴族達が提案して、ディオンは杖の力について話すか悩んでしまう。
そんな中――使用許可を出したであろう 父ルドロス王が、説明を始めていた。
「リスクが大きすぎるからだ……失敗すればこの国の魔力源が壊れ、襲撃を受ければ取り返しがつかなくなる」
「なっ……」
「ワイバーンに使わなかったのは、新手のワイバーンが現れた場合終わってしまうからです……対象はこの国の魔力源の森だからこそ、杖の力が発揮できます」
一頭を倒しても、まだ現れる可能性があるからワイバーンには使えなかった。
「エレナを捕らえなければルドロス国は終わり……それなら、この国の総力をあげてエレナを捕らえるべきです」
ライオスの発言に貴族達が納得しているのは、エレナが居た時は平和な日常を送れていたからだ。
エレナを捕らえれば全て解決するも……今まで、確実に捕らえようとして全て失敗している。
今回は森に対して攻撃を行う以上、エレナ側も迎え撃つことができるはずだ。
それが不安になっていると、杖を握りながらラーゴアが告げる。
「ルドロス国の総力を籠めた杖を使い、必ずやエレナを捕らえてみせましょう!」
これが正真正銘、最後の策になるだろうと……ディオンは不安になりながらも、覚悟を決めていた。
223
あなたにおすすめの小説
「義妹に譲れ」と言われたので、公爵家で幸せになります
恋せよ恋
恋愛
「しっかり者の姉なら、婚約者を妹に譲ってあげなさい」
「そうだよ、バネッサ。君なら、わかるだろう」
十五歳の冬。父と婚約者パトリックから放たれた無慈悲な言葉。
再婚相手の連れ子・ナタリアの図々しさに耐えてきたバネッサは、
その瞬間に決意した。
「ええ、喜んで差し上げますわ」
将来性のない男も、私を軽んじる家族も、もういらない。
跡継ぎの重責から解放されたバネッサは、その類まれなる知性を見込まれ、
王国の重鎮・ヴィンセント公爵家へ嫁ぐことに。
「私は、私を一番に愛してくれる場所で幸せになります!」
聡明すぎる令嬢による、自立と逆転のハッピーエンド。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
えっ「可愛いだけの無能な妹」って私のことですか?~自業自得で追放されたお姉様が戻ってきました。この人ぜんぜん反省してないんですけど~
村咲
恋愛
ずっと、国のために尽くしてきた。聖女として、王太子の婚約者として、ただ一人でこの国にはびこる瘴気を浄化してきた。
だけど国の人々も婚約者も、私ではなく妹を選んだ。瘴気を浄化する力もない、可愛いだけの無能な妹を。
私がいなくなればこの国は瘴気に覆いつくされ、荒れ果てた不毛の地となるとも知らず。
……と思い込む、国外追放されたお姉様が戻ってきた。
しかも、なにを血迷ったか隣国の皇子なんてものまで引き連れて。
えっ、私が王太子殿下や国の人たちを誘惑した? 嘘でお姉様の悪評を立てた?
いやいや、悪評が立ったのも追放されたのも、全部あなたの自業自得ですからね?
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
兄にいらないと言われたので勝手に幸せになります
毒島醜女
恋愛
モラハラ兄に追い出された先で待っていたのは、甘く幸せな生活でした。
侯爵令嬢ライラ・コーデルは、実家が平民出の聖女ミミを養子に迎えてから実の兄デイヴィッドから冷遇されていた。
家でも学園でも、デビュタントでも、兄はいつもミミを最優先する。
友人である王太子たちと一緒にミミを持ち上げてはライラを貶めている始末だ。
「ミミみたいな可愛い妹が欲しかった」
挙句の果てには兄が婚約を破棄した辺境伯家の元へ代わりに嫁がされることになった。
ベミリオン辺境伯の一家はそんなライラを温かく迎えてくれた。
「あなたの笑顔は、どんな宝石や星よりも綺麗に輝いています!」
兄の元婚約者の弟、ヒューゴは不器用ながらも優しい愛情をライラに与え、甘いお菓子で癒してくれた。
ライラは次第に笑顔を取り戻し、ベミリオン家で幸せになっていく。
王都で聖女が起こした騒動も知らずに……
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
妹と婚約者が結婚したけど、縁を切ったから知りません
編端みどり
恋愛
妹は何でもわたくしの物を欲しがりますわ。両親、使用人、ドレス、アクセサリー、部屋、食事まで。
最後に取ったのは婚約者でした。
ありがとう妹。初めて貴方に取られてうれしいと思ったわ。
幼馴染が熱を出した? どうせいつもの仮病でしょう?【完結】
小平ニコ
恋愛
「パメラが熱を出したから、今日は約束の場所に行けなくなった。今度埋め合わせするから許してくれ」
ジョセフはそう言って、婚約者である私とのデートをキャンセルした。……いったいこれで、何度目のドタキャンだろう。彼はいつも、体の弱い幼馴染――パメラを優先し、私をないがしろにする。『埋め合わせするから』というのも、口だけだ。
きっと私のことを、適当に謝っておけば何でも許してくれる、甘い女だと思っているのだろう。
いい加減うんざりした私は、ジョセフとの婚約関係を終わらせることにした。パメラは嬉しそうに笑っていたが、ジョセフは大いにショックを受けている。……それはそうでしょうね。私のお父様からの援助がなければ、ジョセフの家は、貴族らしい、ぜいたくな暮らしを続けることはできないのだから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる