婚約破棄おめでとう

ナナカ

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平和な夜会

(45)懺悔

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   ◇


 ローグラン侯爵が、かつて「ギィール」とのみ名乗り、領内で武人として生きていた頃。
 十九歳で体の弱い年下の妻を迎えた。
 妻は十五歳。一目見て、長く生きられないであろうことを確信するほど、痩せて顔色の悪い少女だった。

 二人の間に愛情があったわけではない。もちろん、子を成すためでもない。ある事情を抱えた女性を、ローグラン領で極秘で保護する。
 その証のための婚姻だった。

 ローグラン侯爵側にも利はあった。
 当時、ローグラン侯爵は弟の子を後継者に据えようとしていた。
 正式な婚姻をしないまま異国の女が生んだ甥は、単一民族で構成されたローグラン領内では異質な容姿をしている。その不安定な地位を、少女の縁者に認めさせ、一族の不満をおさえ、地位を固めたい。
 そのために、少女を「妻」として預かった。

 しかし、当時のギィールは亡き父から引き継いだ武人としての地位のために、常に前線に立っていた。
 妻となった人のために精一杯の努力はしたが、転戦続きの武人にできることなど多くはない。「妻」の待つ家に戻る日は結婚後も数えるほどしかなかった。

 それでも「妻」は久しぶりに帰宅した夫を微笑みながら迎えた。ほとんど何も口にしなかったが、部下たちを招いた賑やかな食事の場にも同席する。
 「妻」の痩せ方に気を揉みつつ、若いギィールは静かな日々がまだ続くのだと錯覚した。

 しかし、温かい南部の気候のおかげで穏やかな日々が続いていても、少女の命はすでに燃え尽きていた。
 ギィールが帰宅した翌日の夕方に……はたりと崩れるように倒れた。


   ◇


「月が美しい夜だった。あの人に月をもっと見たいと請われ、抱き上げて庭を歩いた。青白い顔だったが、とても嬉しそうに笑っていたな。外に出て月を見るのは久しぶりだとつぶやいて……それが最期の言葉だった」

 淡々と語る声は静かだった。
 手袋をはめた手に目を落とし、わずかに目を細める。

「今でも、あの時の……人を抱きあげているとは思えない軽さが手に残っている」

 口元に浮かんでいるのは、自嘲の笑みだろうか。
 フィオナは、いつの間にか強張っていた肩から力を抜こうとする。
 そのわずかな動きを見てとったのだろう。ローグラン侯爵は薄く笑った。

「愚かな私は、健康的な女の重さで上書きしようとしてみたよ。だが、どうしてもうまくいかなかったな」
「……そう言って、女性たちを口説き落としたのかしら」
「誰にも話していないよ。存在そのものが秘されているから。あの人の痕跡は、ローグラン領にある墓と、国王陛下に提出した正式な私の戸籍にしか残っていない。あとは……ごくわずかな人々の記憶に残っているくらいだろう」

 昔話は終わったのだろう。ローグラン侯爵は口を閉じた。
 フィオナはゆっくりと呼吸をする。
 口の中が過度に乾いていた。
 感情を抑えた声が淡々と語った情報を、頭の中で用心深く整理して組み立てていく。見え始めた過去の真実に近付くために、もう一つ知りたいことがあった。

「……あなたの妻だった人の名前を聞きたいわ」

 フィオナにも、こんな質問は普通ではないとわかっている。返答が得られなくても仕方がない。
 しかし、ローグラン侯爵はフィオナを見つめ、優しく微笑んだ。

「あの人の名はレイティア。あなたと同じ銀色の髪だったよ」

 ローグラン侯爵はまた月を見上げた。
 しかし整った横顔に、先ほどのような無気力な虚ろさはない。
 膨れ上がる諦念を無理矢理に抑え込んでいるような、そんな密やかな決意がにじんでいた。

「……ルバート伯爵は誠実な男だ。結婚すれば、間違いなくあなたは幸せになるだろう。だから、今後は私があなたに関わることはない」

 一瞬手を固く握りしめ、何かに耐えるような微かな苦悩が過り、消えていく。
 白い目が瞼に隠れた。
 ぐっと唇を引き結んで、すぐにまた目を開く。その目から感情が消えていた。

「そろそろシリル君が心配している頃だ。フィオナ嬢は中に戻った方がいいだろう」

 月を見上げたまま、ローグラン侯爵は微笑んだ。
 フィオナはゆっくりと立ち上がる。
 もう視線を向けようとしない男に背を向け、こわばった足を動かし、一歩一歩離れていく。

 夜会の喧騒と、楽しげな音楽がだんだん大きくなった。
 窓辺で心配そうにうろうろ歩いていたプラチナブロンドの細身の青年が、慌てたように駆け寄ってくるのが見えた。

「姉さん! 顔色が悪いよ。どうしたの!?」
「なんでもないわ」
「でも、姉さん……まさか、あの男が……!」
「私は大丈夫。でも、帰るわ。お父様とお母様にお聞きしたいことがあるから」

 それだけ言って、フィオナは人混みを避けるように出口へと向かう。
 シリルは一瞬唇を噛み締め、中庭の向こうに小さく見えるローグラン侯爵を睨んだ。
 しかしすぐに、姉フィオナに並んで歩く。
 人々の目から隠すために、自分より小柄な姉を抱えるようにして歩きながら、近くの従者に帰りの馬車の支度を急がせるように頼んだ。

 何人かが声をかけてきたが、シリルの笑顔のままの一睨みで硬直して見送ってしまった。
 馬車に乗り込んで公爵邸に戻る間、フィオナは無言だった。
 シリルは姉を心配そうに見ていたが、今はまだ聞くべきではないと察して無言を守った。




 カーバイン公爵邸に戻ると、シリルは姉に熱いお茶を用意するようにとメイドに指示し、自分は両親を呼びにいく。
 幸いなことに今夜は二人とも在宅中で、まだ起きていた。
 慌ててやってきた公爵夫妻は、夜会のドレス姿のままのフィオナを見て一瞬足を止める。
 しかし、フィオナはその顔色の割に落ち着いていた。

「お父様とお母様にお伺いしたいことがあります」
「何かしら。……まあ、手がこんなに冷たくなってしまって。誰か、フィオナに肩掛けを持ってきて」

 隣に座った公爵夫人エミリアは、娘の手を握り、優しくさする。
 母の柔らかな手の温かさに、フィオナは表情を少し緩める。しかし、またすぐに硬い顔になって母の優しげな顔を見つめた。

「お母様、レイティア様という方はご存じですか?」
「……レイティア様? どんな方かしら?」
「私のような銀髪で、年齢は、生きていれば三十歳くらいです」
「銀髪の……」

 エミリアは眉を顰める。
 カーバイン公爵は無言でシリルを見る。しかしシリルはそっと首を振った。

「すみません。僕もまだ何も聞いていないんです」
「そうか。……フィオナ。そのレイティアという女性は、どういう女性なのだ?」
「ローグラン侯爵の妻だった人です。存在を秘された方を預かる名目で結婚していたのだとか。だから、王家に縁のある方ではないかと」
「えっ、妻!? 王家っ!?」

 シリルは愕然とつぶやく。
 カーバイン公爵は口を閉じて深く考えていたが、ため息をついて首を振った。

「すぐには思い当たらないな。エミリアはどうだ?」
「……レイティア、というお名前には覚えがありませんわ。でも、銀髪の女性、それも王家に縁がありそうな女性となると、心当たりがありますわね」
「母上、それはどういう女性ですか?」

 シリルはそっと聞く。
 エミリアはフィオナの手を離し、メイドが持ってきた肩掛けを優しくフィオナにかけた。

「昔、銀髪の女性が王宮にいたのよ。とてもきれいな人で、前の国王陛下のお手がついたのだけれど、若くして亡くなってしまったの」
「……それは、いつのことだ?」
「三十年ほど前のことですわ、あなた。陛下の御子を孕ったらしいという噂はあったはずよ。でも、御子の話は聞かないから、死産だったのだろうと思っていたの。でも、もしかしてその時の御子が生きていて、母親に似た銀髪だったら……でも、ローグラン侯爵の妻だったと言ったわね?」

 エミリアは首を傾げ、それからハッとした顔をする。
 温かいお茶を飲むフィオナを見つめ、そっと口を開いた。

「……その方は、レイティア様は、亡くなっているの?」
「もともと病弱な方だったそうです」
「そうなのね。……もし私の想像が当たっているのなら、そのレイティア様の母親は、私の母の従姉妹よ」
「お祖母様の従姉妹ですか。ならば、お母様の家にはもう少し何らかの情報が残っているかもしれませんね」

 フィオナは小さくつぶやく。
 それから、父カーバイン公爵に目を向けた。

「お父様。ローグラン侯爵は、ルバート伯爵に揺さぶりをかけていたようです」
「ふむ、もう感知されていたのか。……だが、ルバート伯爵におかしなところはないぞ?」
「あの男によれば、その揺さぶりは無駄に終わったようですから」
「ふーん、さすがルバート伯爵だね。……え? 姉さん、ちょっと待って。あの男によればって、どういうこと? まさかローグラン侯爵から聞いた……とか?」
「あの男が懺悔したわ。今までの縁談も壊してきた、と」
「懺悔っ? なぜそんなことになったのっ!?」

 シリルが立ち上がってしまった。
 カーバイン公爵も唖然とした顔を隠さない。
 そんな父と弟を見遣り、フィオナは無表情に肩をそびやかした。

「今日が妻だった人の命日だからみたいね。すっかり腑抜けていたわ」
「腑抜け……あのローグラン侯爵が……?」
「私に関わらない、とも言っていたわね」
「……ふむ。そうか」

 ぽかんと口を開けていたカーバイン公爵が、口を閉じて座り直し、わずかに目を細めながら顎を撫でる。何かを一気に考えているようだ。
 エミリアはちらりと娘を見たが、深刻な顔をしたまま、すすっと部屋から出ていった。実家から情報を集めるためだろう。
 その動きに、シリルもやっと我に返ったようだ。表情を改めると、すぐに部屋を出ていった。
 なおもしばらく考え込んでいたカーバイン公爵は、ゆっくりと立ち上がる。

「フィオナ。今夜はもう休みなさい。……薬師に心が落ち着く薬湯を用意させよう。後の話は、明日、またゆっくりしよう」
「わかりました」

 フィオナは小さく頷く。
 その顔は表情が消えていた。まるで以前のフィオナに戻ってしまったような、人形のような顔だった。
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