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そして音也は再び自分のモノを握ると、今度は頭の中で麗矢との事を想像し始めたようだ。
そうする事によって、先程一人でシた時よりも気持ち良くなってきたのか、再び甘い声と共に、
「はぁ……はぁ……ぁ……イっくっ!」
そう一人虚しく、甘い声と共にお風呂でイくのだった。
久しぶりなのに二回イってしまった体というのは、完全に疲れてしまったのか肩で呼吸しながら浴槽の縁へと腰を落とす。
額や体からは汗が噴き出すように溢れても来ている。
確かにそういう事というのはヤってる間というのは気持ちいいもんだ。 だがイってしまった直後というのは体も怠くなるし、息も切れてしまう。 そうだ脱力感というのも半端無い。
これが恋人同士でなら多少は疲れるものの気持ち的に疲れる感じはしないのかもしれないのであろう。
呼吸等が落ち着いて来ると、音也は頭からシャワーのお湯を浴びて体を洗い終え、お風呂場から出る。
そしてソファで頭を拭きながら音也はため息というのか、疲れたような息を吐くのだ。
今の時刻は夜の十一時。
早く帰宅して来た時位、寝たいもんなのだが、今日の音也は体も頭も興奮状態らしく体が休みそうも無いようだ。
そう要はさっき麗矢の事を考え過ぎてしまっていて頭や体が興奮状態だからなのであろう。
音也は寝室に入って天井を見上げる。
「俺の体はまだまだガキって事だな……」
そう一人納得し息を吐く。
「ま、体がまだまだ若い、ともとれるって訳でもあるのか……」
とりあえず体からの熱は治ったようにも思えるのだが、どうやら頭の方は完全に冴えてしまっている音也。
ベッドの上でゴロゴロと寝返りを打っても、本当に今日は全くもって寝付く気配がない。
うだうだとベッドの上でしていると、いつのまにか時刻は零時を回っていた。
時間的に寝ないとと思っても今日は本当に頭が未だに興奮状態では眠れそうも無いようだ。
「もう一回シないとダメなのか?」
そう一言独り言を言い、半身だけを起こす。
「いや……それは逆効果だろ?」
そう一人で答えを導き出すと、再び音也は横になるのだ。
そう何回か寝返りをしているうちに音也はようやく眠りにつく事が出来たようで、次音也が気付いた時にはアラームの音が鳴り響く時間だったらしい。
一人暮らしの音也は朝も自分で料理を作る訳でもなく、着替えて車のキーを手にすると途中コンビニへと寄り病院へと向かうのだった。
仕事に打ち込む事が出来れば、麗矢の事なんか忘れる事が出来るだろう。
人間とはそういうもんだ。 頭や体が忙しいのなら考え事をしてる暇なんてないのだから。
音也だって当然人間なのだからそうだろう。
だが現実はそういう訳にはいかなかったようだ。
そうする事によって、先程一人でシた時よりも気持ち良くなってきたのか、再び甘い声と共に、
「はぁ……はぁ……ぁ……イっくっ!」
そう一人虚しく、甘い声と共にお風呂でイくのだった。
久しぶりなのに二回イってしまった体というのは、完全に疲れてしまったのか肩で呼吸しながら浴槽の縁へと腰を落とす。
額や体からは汗が噴き出すように溢れても来ている。
確かにそういう事というのはヤってる間というのは気持ちいいもんだ。 だがイってしまった直後というのは体も怠くなるし、息も切れてしまう。 そうだ脱力感というのも半端無い。
これが恋人同士でなら多少は疲れるものの気持ち的に疲れる感じはしないのかもしれないのであろう。
呼吸等が落ち着いて来ると、音也は頭からシャワーのお湯を浴びて体を洗い終え、お風呂場から出る。
そしてソファで頭を拭きながら音也はため息というのか、疲れたような息を吐くのだ。
今の時刻は夜の十一時。
早く帰宅して来た時位、寝たいもんなのだが、今日の音也は体も頭も興奮状態らしく体が休みそうも無いようだ。
そう要はさっき麗矢の事を考え過ぎてしまっていて頭や体が興奮状態だからなのであろう。
音也は寝室に入って天井を見上げる。
「俺の体はまだまだガキって事だな……」
そう一人納得し息を吐く。
「ま、体がまだまだ若い、ともとれるって訳でもあるのか……」
とりあえず体からの熱は治ったようにも思えるのだが、どうやら頭の方は完全に冴えてしまっている音也。
ベッドの上でゴロゴロと寝返りを打っても、本当に今日は全くもって寝付く気配がない。
うだうだとベッドの上でしていると、いつのまにか時刻は零時を回っていた。
時間的に寝ないとと思っても今日は本当に頭が未だに興奮状態では眠れそうも無いようだ。
「もう一回シないとダメなのか?」
そう一言独り言を言い、半身だけを起こす。
「いや……それは逆効果だろ?」
そう一人で答えを導き出すと、再び音也は横になるのだ。
そう何回か寝返りをしているうちに音也はようやく眠りにつく事が出来たようで、次音也が気付いた時にはアラームの音が鳴り響く時間だったらしい。
一人暮らしの音也は朝も自分で料理を作る訳でもなく、着替えて車のキーを手にすると途中コンビニへと寄り病院へと向かうのだった。
仕事に打ち込む事が出来れば、麗矢の事なんか忘れる事が出来るだろう。
人間とはそういうもんだ。 頭や体が忙しいのなら考え事をしてる暇なんてないのだから。
音也だって当然人間なのだからそうだろう。
だが現実はそういう訳にはいかなかったようだ。
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