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高校一年生
第四話 雪桜
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ゆきとさくらは帰り支度をしていると、保護者と生徒の視線に気づく。
「そりゃ、注目の的だよな……」
「ムー……」
一人の生徒が声をかけてくる。知り合いの理事長の娘、目鷹桃花ちゃんだ。
「ゆきお兄ちゃん!お久しぶりです!!」
「桃花ちゃん!久しぶり!入学式でさくらの事、気遣ってくれてありがとう」
「いえいえ!」
「……ムー!ムー!ムー!」
さくらは桃花に威嚇する。
さくらと同じ小学校だった、桃花はさくらが普通に喋れていた時からとても仲が良く、この学校の理事長と、知り合えたのも桃花とさくらが遊ぶ時にゆきも半ば強制的に連行され遊んでいたからだった。
なぜ威嚇しているのかは、ゆきを強制連行していたのが桃花で、さくらはその姿を見てお兄ちゃんの事が好きなんじゃないかと思っている。
さくらも性格柄、昔から兄を守るべく割り込んだりして妨害していたが、喋れなくなってからムーの猛抗がすごい。
「大丈夫だよ~さくらちゃん、お兄ちゃんを取ったりしないよぉ」
「ムッムッムッ!!」
そこだけは信用ならないと講義するさくら。
少し三人で談話して桃花は先に帰って行った。
そうだ!あの子は!と、ゆきは、ののを思い出し辺りを見回し、見つけて声をかける。
「川奈さん?」
「ムームー♪ムッ!」
ののが返事する前にさくらがルンルンで駆け寄り、私の友達ッ!とアピールする様な顔をしている。
「さくらちゃん!と、お父様ですね!」
(保護者だが、お父さんでは無いぞ、よく落ち着いてるねとか、優し顔だねとか言われるが、そんな老けて見えるのかな……)
ゆきはさくらと2人暮らしである事と兄(19歳)である事を説明した。
「失礼しました!」
「気にしないで下さい、あの、始業式ではさくらを助けて下さり本当に助かりました、ありがとうございます」
「いえいえ!さくらちゃんの事情は敢えてお聞きしませんが、仲良くしてもいいですか……?」
「そんなそんな!こちらこそ、さくらに心強い友達が出来て俺も嬉しいです!」
「ムー♪」
兄の喜ぶ姿が一番嬉しいさくら。
兄はついでにとクラスの保護者と生徒一人一人にさくらと一緒に挨拶して回った。みんながみんな、桃花やののみたいに簡単に受け入れてくれる訳では無かったが、きっとさくらなら大丈夫と兄は心に思った。
挨拶を済ませ外に出ると、さっきまで、桜でピンクに染った景色だったが。雪が降り優しく積もっていた。
「こんな時期に雪か……初めて見た、綺麗だな……」
(寒……)
「ムー♪ムー♪ムーーー!♪」
凍える兄を置いて、大はしゃぎで桜の木に走るさくら。
さくらは落ちてる桜の花を拾ってゆきの元に持って行く。
「桜に雪か……俺達見たいだな」
「ム~ム~♪」
「帰りにさくらの好きな店の団子買って帰るか」
「ムッ!ムームー!」
花より雪より団子のさくら。
しんしんと降る雪で桜色が淡く白に染まる中、
仲良し兄妹は手を握って帰った。
「そりゃ、注目の的だよな……」
「ムー……」
一人の生徒が声をかけてくる。知り合いの理事長の娘、目鷹桃花ちゃんだ。
「ゆきお兄ちゃん!お久しぶりです!!」
「桃花ちゃん!久しぶり!入学式でさくらの事、気遣ってくれてありがとう」
「いえいえ!」
「……ムー!ムー!ムー!」
さくらは桃花に威嚇する。
さくらと同じ小学校だった、桃花はさくらが普通に喋れていた時からとても仲が良く、この学校の理事長と、知り合えたのも桃花とさくらが遊ぶ時にゆきも半ば強制的に連行され遊んでいたからだった。
なぜ威嚇しているのかは、ゆきを強制連行していたのが桃花で、さくらはその姿を見てお兄ちゃんの事が好きなんじゃないかと思っている。
さくらも性格柄、昔から兄を守るべく割り込んだりして妨害していたが、喋れなくなってからムーの猛抗がすごい。
「大丈夫だよ~さくらちゃん、お兄ちゃんを取ったりしないよぉ」
「ムッムッムッ!!」
そこだけは信用ならないと講義するさくら。
少し三人で談話して桃花は先に帰って行った。
そうだ!あの子は!と、ゆきは、ののを思い出し辺りを見回し、見つけて声をかける。
「川奈さん?」
「ムームー♪ムッ!」
ののが返事する前にさくらがルンルンで駆け寄り、私の友達ッ!とアピールする様な顔をしている。
「さくらちゃん!と、お父様ですね!」
(保護者だが、お父さんでは無いぞ、よく落ち着いてるねとか、優し顔だねとか言われるが、そんな老けて見えるのかな……)
ゆきはさくらと2人暮らしである事と兄(19歳)である事を説明した。
「失礼しました!」
「気にしないで下さい、あの、始業式ではさくらを助けて下さり本当に助かりました、ありがとうございます」
「いえいえ!さくらちゃんの事情は敢えてお聞きしませんが、仲良くしてもいいですか……?」
「そんなそんな!こちらこそ、さくらに心強い友達が出来て俺も嬉しいです!」
「ムー♪」
兄の喜ぶ姿が一番嬉しいさくら。
兄はついでにとクラスの保護者と生徒一人一人にさくらと一緒に挨拶して回った。みんながみんな、桃花やののみたいに簡単に受け入れてくれる訳では無かったが、きっとさくらなら大丈夫と兄は心に思った。
挨拶を済ませ外に出ると、さっきまで、桜でピンクに染った景色だったが。雪が降り優しく積もっていた。
「こんな時期に雪か……初めて見た、綺麗だな……」
(寒……)
「ムー♪ムー♪ムーーー!♪」
凍える兄を置いて、大はしゃぎで桜の木に走るさくら。
さくらは落ちてる桜の花を拾ってゆきの元に持って行く。
「桜に雪か……俺達見たいだな」
「ム~ム~♪」
「帰りにさくらの好きな店の団子買って帰るか」
「ムッ!ムームー!」
花より雪より団子のさくら。
しんしんと降る雪で桜色が淡く白に染まる中、
仲良し兄妹は手を握って帰った。
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