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王女様。
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私の誕生日が終わり数日後、王宮で舞踏会が開かれた。
この日の舞踏会は、王女様の誕生日を祝福する物でもある。
他の王子様や王女様の誕生日にも同じ様に舞踏会が開かれるが、基本は誕生日当日に行われており、今回の様に数日経ってから舞踏会が開かれるのは珍しいのだが、ロアンお兄様の婚約者、メリア王女を祝う舞踏会は、毎年誕生日と少しずれて開かれた。
数日後に開かれる訳を知っている私は、毎年この舞踏会が余り好きではない。
お母様とこの日の為に用意した、豪華なドレスやアクセサリーを身につけても、心はどんよりとしている。
絢爛豪華な調度品が施された王宮は煌びやかで、皆素敵なドレスを着ており、ここでの出会いを求めているのだろう人達がいるのも見てとれた。
「さてさて、俺が可愛いレイラに似合う男を探してやろう。」と何やら横の兄は意気込んでいるが、無視だ。
「お兄様!結構ですから!私、自分の相手は自分で決めますから!」
「あいつは、、いやダメだな。あそこの領地は最近税が極端に上がったとか。なら、あいつか。嫌々ダメだ。女性との噂が絶えないやつと妹を結婚なんてさせられるわけがない。なら、あいつか?」
お兄様は拒否する私をも無視し、ブツブツと言い出したので、「はぁっ。」とため息を吐き、そっとお兄様をその場に放置する事にした。
いつか結婚しないといけないのはわかっている。
でも、こんなにもロアンお兄様を好きなのに、他の人と結婚なんて、まだ考えられない。
辺りを見渡せば、どれだけ広い王宮の中でも、ロアンお兄様を直ぐに見つけられた。
ロアンお兄様の横には、赤い髪にお兄様と同じ青い瞳をした、綺麗な王女様が幸せそうに微笑みながら立っている。
私より幼い年齢の王女様はその麗しい見た目と、いまだに残る幼さが相まって、とても可憐で愛らしい。
きっと、ロアンお兄様も王女様が好きなのだ。
その証拠に、王女様を見るロアンお兄様の目はとても優しい。
どれくらいの間二人を見ていたのか、私の視線に気づいたロアンお兄様と目が合った。
勢いで視線を外してしまったが、確かに目があった。
ロアンお兄様の事だ、私を見つけたからには一言挨拶に来てくれるだろう。
せっかく王女様といるのに、何だか申し訳なくて、そそくさとその場を後にするのだが、私の後ろを誰かがついてくる。
「僕の可愛いお姫様、何で逃げるんだい?」
私が逃げれば、不思議そうに大好きな声が私の耳に届く。
その声に足を止め、くるりと振り返れば優しげな笑みを浮かべた、ロアンお兄様が大好きな青い瞳で私を見ている。
「だって、、ロアンお兄様、王女様と楽しそうだったから。」
「ヤキモチかい?レイラ。可愛いなぁ、僕のお姫様は。」
大きな手で私の頭をヨシヨシと撫でる。
まるで子供にする様にされれば、嫌でも私の事を何とも思っていないのがわかる。
「私のお兄様なのに。結婚なんてしないでロアンお兄様。」
そう言っていつもの様に抱き着こうとすれば、「駄目だよ、レイラ。」といつもより低い声で言われた。
わかっている。
ここは屋敷と違って人目がある。
ロアンお兄様は王女様の婚約者だ。
例え私の事を妹の様にしか思っていなかったとしても、側から見たら悪い印象しか持たないだろう。
それでも、拒否されたのが悲しくて俯けば、大きな手がまた私を撫でた。
「レイラ、私の手紙読んでくれたかい?」
優しい声で問われ、こくりと小さく頷いた。
「少し前から隣の国の商人と取引きしててね、そこで見た景色がとても素敵だったんだ。」
「それは、私も見て見たいです。」
ロアンお兄様と違って、私は殆どこの国を出た事がない。
隣の国は馬車で2週間と凄く遠いいわけでは無いのだが、行きたいから行こう!と行ける距離でも無いため、行った事がない。
頭の中に見たことのない花や生き物を想像し、見たことの無い景色に胸を踊らせた。
きっと、ロアンお兄様が素敵だと言っているのだから、とってもその景色は素敵なんだろうな。
いいな、行って見たいな。
「今年の誕生日のプレゼントとして、一緒に行かないかい?」
「えっ!?」
思っても見なかった申し出に、声が裏返ってしまった。
「嫌か?」と少し寂しそうにするロアンお兄様。
嫌なわけがない。頭をブンブン振って「嫌じゃない!!行きたい!」と言えば、ロアンお兄様は嬉しそうに頬を緩ませ、「なら、行こう。」と言ってくれるのだ。
王女様がいるのに、、いいのかな。と思うが、私の事を妹としてしか見てないのだ。
だからこそ、誘えるのだろう。
でも、この時ばかりは、妹として見られていてよかったと、皮肉にも思う。
この日の舞踏会は、王女様の誕生日を祝福する物でもある。
他の王子様や王女様の誕生日にも同じ様に舞踏会が開かれるが、基本は誕生日当日に行われており、今回の様に数日経ってから舞踏会が開かれるのは珍しいのだが、ロアンお兄様の婚約者、メリア王女を祝う舞踏会は、毎年誕生日と少しずれて開かれた。
数日後に開かれる訳を知っている私は、毎年この舞踏会が余り好きではない。
お母様とこの日の為に用意した、豪華なドレスやアクセサリーを身につけても、心はどんよりとしている。
絢爛豪華な調度品が施された王宮は煌びやかで、皆素敵なドレスを着ており、ここでの出会いを求めているのだろう人達がいるのも見てとれた。
「さてさて、俺が可愛いレイラに似合う男を探してやろう。」と何やら横の兄は意気込んでいるが、無視だ。
「お兄様!結構ですから!私、自分の相手は自分で決めますから!」
「あいつは、、いやダメだな。あそこの領地は最近税が極端に上がったとか。なら、あいつか。嫌々ダメだ。女性との噂が絶えないやつと妹を結婚なんてさせられるわけがない。なら、あいつか?」
お兄様は拒否する私をも無視し、ブツブツと言い出したので、「はぁっ。」とため息を吐き、そっとお兄様をその場に放置する事にした。
いつか結婚しないといけないのはわかっている。
でも、こんなにもロアンお兄様を好きなのに、他の人と結婚なんて、まだ考えられない。
辺りを見渡せば、どれだけ広い王宮の中でも、ロアンお兄様を直ぐに見つけられた。
ロアンお兄様の横には、赤い髪にお兄様と同じ青い瞳をした、綺麗な王女様が幸せそうに微笑みながら立っている。
私より幼い年齢の王女様はその麗しい見た目と、いまだに残る幼さが相まって、とても可憐で愛らしい。
きっと、ロアンお兄様も王女様が好きなのだ。
その証拠に、王女様を見るロアンお兄様の目はとても優しい。
どれくらいの間二人を見ていたのか、私の視線に気づいたロアンお兄様と目が合った。
勢いで視線を外してしまったが、確かに目があった。
ロアンお兄様の事だ、私を見つけたからには一言挨拶に来てくれるだろう。
せっかく王女様といるのに、何だか申し訳なくて、そそくさとその場を後にするのだが、私の後ろを誰かがついてくる。
「僕の可愛いお姫様、何で逃げるんだい?」
私が逃げれば、不思議そうに大好きな声が私の耳に届く。
その声に足を止め、くるりと振り返れば優しげな笑みを浮かべた、ロアンお兄様が大好きな青い瞳で私を見ている。
「だって、、ロアンお兄様、王女様と楽しそうだったから。」
「ヤキモチかい?レイラ。可愛いなぁ、僕のお姫様は。」
大きな手で私の頭をヨシヨシと撫でる。
まるで子供にする様にされれば、嫌でも私の事を何とも思っていないのがわかる。
「私のお兄様なのに。結婚なんてしないでロアンお兄様。」
そう言っていつもの様に抱き着こうとすれば、「駄目だよ、レイラ。」といつもより低い声で言われた。
わかっている。
ここは屋敷と違って人目がある。
ロアンお兄様は王女様の婚約者だ。
例え私の事を妹の様にしか思っていなかったとしても、側から見たら悪い印象しか持たないだろう。
それでも、拒否されたのが悲しくて俯けば、大きな手がまた私を撫でた。
「レイラ、私の手紙読んでくれたかい?」
優しい声で問われ、こくりと小さく頷いた。
「少し前から隣の国の商人と取引きしててね、そこで見た景色がとても素敵だったんだ。」
「それは、私も見て見たいです。」
ロアンお兄様と違って、私は殆どこの国を出た事がない。
隣の国は馬車で2週間と凄く遠いいわけでは無いのだが、行きたいから行こう!と行ける距離でも無いため、行った事がない。
頭の中に見たことのない花や生き物を想像し、見たことの無い景色に胸を踊らせた。
きっと、ロアンお兄様が素敵だと言っているのだから、とってもその景色は素敵なんだろうな。
いいな、行って見たいな。
「今年の誕生日のプレゼントとして、一緒に行かないかい?」
「えっ!?」
思っても見なかった申し出に、声が裏返ってしまった。
「嫌か?」と少し寂しそうにするロアンお兄様。
嫌なわけがない。頭をブンブン振って「嫌じゃない!!行きたい!」と言えば、ロアンお兄様は嬉しそうに頬を緩ませ、「なら、行こう。」と言ってくれるのだ。
王女様がいるのに、、いいのかな。と思うが、私の事を妹としてしか見てないのだ。
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