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58 真実
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誰かの絶叫に恐怖が瞬く間に伝染していく。広場は我先に逃げだす者たちでごった返し戦場のようだ。
「騒がしい奴らだ」
男アンデッドが呆れた声を出した。「行くぞ」と女アンデッドに声をかけ、ローザリアを抱えたまま去ろうとした。
「ちょっとあなたたち!その魔女をどうする気ですの!?」
ローザリアの破滅を見届けようと広場に来ていたデルタがとっさに声を張り上げた。せっかくの火炙りが中断してしまったことに怒りを覚えていた。
男アンデッドがデルタを見る。デルタはびくりと恐怖に固まった。
「この方は魔女ではない。女王だ」
「…………へ?」
アンデッドがしゃべったことよりも、ローザリアを女王と呼んだことの方に気を取られ、デルタは気の抜けた声を出した。
「しゃべった……アンデッドがしゃべった!!??」
「すげー!俺も聞こえた!」
「生きてんの?死んでんの?」
男アンデッドの声を聞いた子どもたちが興奮のあまり、恐怖も忘れ周囲に話を広めていく。
「その娘はバルクレー王を殺した罪人ですのよ!罰を受けるべきですわ!!」
デルタの金切り声に、男アンデッドは怪訝そうに首をかしげ、告げた。
「あの王を殺したのは俺たちだ」
「何ですって!?」
デルタは蒼白になる。レオとデルタの共謀が狂い始めた。男アンデッドの腕の中のローザリアがふと意識を取り戻した。
「目覚めたか」
「私…?」
もう死んだと思っていたのに生きている自分が信じられず、狐につままれたような顔でローザリアは男アンデッドを見た。
「あなた…!」
金輪の耳飾り。バルクレーの手から救ってくれた恩人だった。男アンデッドは丁重にローザリアを地面に立たせた。
「騒がしい奴らだ」
男アンデッドが呆れた声を出した。「行くぞ」と女アンデッドに声をかけ、ローザリアを抱えたまま去ろうとした。
「ちょっとあなたたち!その魔女をどうする気ですの!?」
ローザリアの破滅を見届けようと広場に来ていたデルタがとっさに声を張り上げた。せっかくの火炙りが中断してしまったことに怒りを覚えていた。
男アンデッドがデルタを見る。デルタはびくりと恐怖に固まった。
「この方は魔女ではない。女王だ」
「…………へ?」
アンデッドがしゃべったことよりも、ローザリアを女王と呼んだことの方に気を取られ、デルタは気の抜けた声を出した。
「しゃべった……アンデッドがしゃべった!!??」
「すげー!俺も聞こえた!」
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男アンデッドの声を聞いた子どもたちが興奮のあまり、恐怖も忘れ周囲に話を広めていく。
「その娘はバルクレー王を殺した罪人ですのよ!罰を受けるべきですわ!!」
デルタの金切り声に、男アンデッドは怪訝そうに首をかしげ、告げた。
「あの王を殺したのは俺たちだ」
「何ですって!?」
デルタは蒼白になる。レオとデルタの共謀が狂い始めた。男アンデッドの腕の中のローザリアがふと意識を取り戻した。
「目覚めたか」
「私…?」
もう死んだと思っていたのに生きている自分が信じられず、狐につままれたような顔でローザリアは男アンデッドを見た。
「あなた…!」
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