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「そういえば、貴殿方は私は死んだと思っていたのでしょう?でしたら、なぜあのような荒野で死にかけていたのですか?」
魔王が話題を変えようと話をふってきた。
すまん、魔王。その話題はこの重苦しい空気をさらに重くすると思う!
さあ、話なさい。聞いてあげましょう!というような顔でこっちを見てくる魔王に俺は少しバツが悪なくなった。
「どうしました?」
黙っていたら不思議そうに魔王が聞いて来たが、小首を傾げた際にさらりと流れた金髪が綺麗だ……じゃない!どうする言うか?いや、めっちゃ期待された瞳で見られても暗い話しかないんだが。
……言うか?言わないか?…だが、聞いてほしいと思う自分がいるのは確かだし、何よりこいつだったら全て話しても笑ったり態度が変わる何て事はないと思うんだよな…。
俺は迷った末に言うことに決めた。
「…なあ、魔王。もし俺が勇者じゃなくて罪人にジョブチェンジしていたらお前はどうする?」
冗談目かして言った俺の言葉に魔王は少しも考える素振りを見せずに言いきった。
「もしそうなら、今度は敵ではなく友人として会えるので私としてはラッキーですね」
「っ…!」
『まあ、現在私のペットになったので人種からしたら貴方は実際に罪人でしょうけど』と冗談目かして言う魔王を見ながら俺は言われた言葉に息を呑んだ。
くそっ、この魔王は…。何でいつも欲しかった言葉をくれるんだよ。俺はお前を殺しかけた奴だぞ!
魔王への悪態をつくも嬉しさが止まらなかった。全てを失った俺にとって魔王の言葉は何ものにも変え難いものだったからだ。
「それで、いい加減に倒れた理由を聞いても?」
しびれを切らした魔王が聞いてきたので俺はわざと明るく言った。
「なあ、魔王。ちょっとミスって勇者から大罪人にジョブチェンジしちゃった!」
「はあっ!」
珍しく丁寧語ではなくなった魔王に俺は笑った。
いや~、いいもん見れた。やっぱ表情がある方が活力があって普段よりも綺麗に見えるよな!…おっと笑いすぎた。
さて、睨んでくる魔王に何て説明するか考えないとな。
魔王が話題を変えようと話をふってきた。
すまん、魔王。その話題はこの重苦しい空気をさらに重くすると思う!
さあ、話なさい。聞いてあげましょう!というような顔でこっちを見てくる魔王に俺は少しバツが悪なくなった。
「どうしました?」
黙っていたら不思議そうに魔王が聞いて来たが、小首を傾げた際にさらりと流れた金髪が綺麗だ……じゃない!どうする言うか?いや、めっちゃ期待された瞳で見られても暗い話しかないんだが。
……言うか?言わないか?…だが、聞いてほしいと思う自分がいるのは確かだし、何よりこいつだったら全て話しても笑ったり態度が変わる何て事はないと思うんだよな…。
俺は迷った末に言うことに決めた。
「…なあ、魔王。もし俺が勇者じゃなくて罪人にジョブチェンジしていたらお前はどうする?」
冗談目かして言った俺の言葉に魔王は少しも考える素振りを見せずに言いきった。
「もしそうなら、今度は敵ではなく友人として会えるので私としてはラッキーですね」
「っ…!」
『まあ、現在私のペットになったので人種からしたら貴方は実際に罪人でしょうけど』と冗談目かして言う魔王を見ながら俺は言われた言葉に息を呑んだ。
くそっ、この魔王は…。何でいつも欲しかった言葉をくれるんだよ。俺はお前を殺しかけた奴だぞ!
魔王への悪態をつくも嬉しさが止まらなかった。全てを失った俺にとって魔王の言葉は何ものにも変え難いものだったからだ。
「それで、いい加減に倒れた理由を聞いても?」
しびれを切らした魔王が聞いてきたので俺はわざと明るく言った。
「なあ、魔王。ちょっとミスって勇者から大罪人にジョブチェンジしちゃった!」
「はあっ!」
珍しく丁寧語ではなくなった魔王に俺は笑った。
いや~、いいもん見れた。やっぱ表情がある方が活力があって普段よりも綺麗に見えるよな!…おっと笑いすぎた。
さて、睨んでくる魔王に何て説明するか考えないとな。
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