8 / 13
7
しおりを挟む
「そういえば、貴殿方は私は死んだと思っていたのでしょう?でしたら、なぜあのような荒野で死にかけていたのですか?」
魔王が話題を変えようと話をふってきた。
すまん、魔王。その話題はこの重苦しい空気をさらに重くすると思う!
さあ、話なさい。聞いてあげましょう!というような顔でこっちを見てくる魔王に俺は少しバツが悪なくなった。
「どうしました?」
黙っていたら不思議そうに魔王が聞いて来たが、小首を傾げた際にさらりと流れた金髪が綺麗だ……じゃない!どうする言うか?いや、めっちゃ期待された瞳で見られても暗い話しかないんだが。
……言うか?言わないか?…だが、聞いてほしいと思う自分がいるのは確かだし、何よりこいつだったら全て話しても笑ったり態度が変わる何て事はないと思うんだよな…。
俺は迷った末に言うことに決めた。
「…なあ、魔王。もし俺が勇者じゃなくて罪人にジョブチェンジしていたらお前はどうする?」
冗談目かして言った俺の言葉に魔王は少しも考える素振りを見せずに言いきった。
「もしそうなら、今度は敵ではなく友人として会えるので私としてはラッキーですね」
「っ…!」
『まあ、現在私のペットになったので人種からしたら貴方は実際に罪人でしょうけど』と冗談目かして言う魔王を見ながら俺は言われた言葉に息を呑んだ。
くそっ、この魔王は…。何でいつも欲しかった言葉をくれるんだよ。俺はお前を殺しかけた奴だぞ!
魔王への悪態をつくも嬉しさが止まらなかった。全てを失った俺にとって魔王の言葉は何ものにも変え難いものだったからだ。
「それで、いい加減に倒れた理由を聞いても?」
しびれを切らした魔王が聞いてきたので俺はわざと明るく言った。
「なあ、魔王。ちょっとミスって勇者から大罪人にジョブチェンジしちゃった!」
「はあっ!」
珍しく丁寧語ではなくなった魔王に俺は笑った。
いや~、いいもん見れた。やっぱ表情がある方が活力があって普段よりも綺麗に見えるよな!…おっと笑いすぎた。
さて、睨んでくる魔王に何て説明するか考えないとな。
魔王が話題を変えようと話をふってきた。
すまん、魔王。その話題はこの重苦しい空気をさらに重くすると思う!
さあ、話なさい。聞いてあげましょう!というような顔でこっちを見てくる魔王に俺は少しバツが悪なくなった。
「どうしました?」
黙っていたら不思議そうに魔王が聞いて来たが、小首を傾げた際にさらりと流れた金髪が綺麗だ……じゃない!どうする言うか?いや、めっちゃ期待された瞳で見られても暗い話しかないんだが。
……言うか?言わないか?…だが、聞いてほしいと思う自分がいるのは確かだし、何よりこいつだったら全て話しても笑ったり態度が変わる何て事はないと思うんだよな…。
俺は迷った末に言うことに決めた。
「…なあ、魔王。もし俺が勇者じゃなくて罪人にジョブチェンジしていたらお前はどうする?」
冗談目かして言った俺の言葉に魔王は少しも考える素振りを見せずに言いきった。
「もしそうなら、今度は敵ではなく友人として会えるので私としてはラッキーですね」
「っ…!」
『まあ、現在私のペットになったので人種からしたら貴方は実際に罪人でしょうけど』と冗談目かして言う魔王を見ながら俺は言われた言葉に息を呑んだ。
くそっ、この魔王は…。何でいつも欲しかった言葉をくれるんだよ。俺はお前を殺しかけた奴だぞ!
魔王への悪態をつくも嬉しさが止まらなかった。全てを失った俺にとって魔王の言葉は何ものにも変え難いものだったからだ。
「それで、いい加減に倒れた理由を聞いても?」
しびれを切らした魔王が聞いてきたので俺はわざと明るく言った。
「なあ、魔王。ちょっとミスって勇者から大罪人にジョブチェンジしちゃった!」
「はあっ!」
珍しく丁寧語ではなくなった魔王に俺は笑った。
いや~、いいもん見れた。やっぱ表情がある方が活力があって普段よりも綺麗に見えるよな!…おっと笑いすぎた。
さて、睨んでくる魔王に何て説明するか考えないとな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)
子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ
喰われるなんて聞いてないんだが(?)
俺はただ、
いちご狩りに誘われただけだが。
なのに──
誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に
なぜか俺が捕まって食われる展開に?
ちょっと待てい。
意味がわからないんだが!
いちご狩りから始まる
ケンカップルいちゃらぶBL
※大人描写のある話はタイトルに『※』あり
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる