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第5章 夏休み編
第136話「この鈍感さがこの物語には必要」
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飛香が自室で、キャラ崩壊していた頃、春時の家では…
春時: 笑
紗耶: なに、ニヤついてんの、兄貴。
春時: いや、別に笑
紗耶: ちょっとキモイよ。
春時: いや、そこまで言わなくたっていいだろ。
紗耶: 笑、それで、なんか良いことでもあった?
春時: う~ん、良いことというか、手助けかな。
紗耶: 手助け?
春時: おう笑
紗耶: ふ~ん。
春時: 紗耶も頑張らないと。
紗耶: なにを?
春時: 大好きな人へのアピール。
紗耶: はぁ?///
??: なに?!紗耶ちゃんに、好きな人がいるのか?!
紗耶: ///ば、バカ、そんなんじゃないって!
??: 本当か!まぁ、そうじゃろうな笑。紗耶ちゃんが好きなのは、じいじだけじゃから!
紗耶: …
春時: じいちゃん、さすがに女子高生に言うことじゃないぜ。
木村祖父: なにを言っておるんじゃ!春時。紗耶ちゃんは、じいじのことが好きじゃもんな?
紗耶: 確かに、おじいちゃんは好きだけど、そうじゃない!!
そう言って、紗耶は自分の部屋へと走って行った。
木村祖父: ガーン
春時: やっちまったな笑、じいちゃん。
木村祖父: 紗耶ちゃんに嫌われちゃったかの?
春時: 多分、大丈夫だって。明日には普通になってる。
木村祖父: そうじゃと良いが…
春時: 笑、でもじいちゃんも、紗耶にかける言葉は気をつけていかないと、本当に嫌われるぞ。
木村祖父: それはマズイ…どうにかせねば。
春時: ネットを見て、勉強だな。
木村祖父: 春時、教えてくれ。
春時: え?俺?
木村祖父: その方が手っ取り早いじゃろ。
春時: …分かったよ。
木村祖父: 笑、これで紗耶ちゃんに嫌われずに済むぞい!!
春時: でもその代わり…
木村祖父: なんじゃ…何も買ってはやらんぞ。
春時: うん。お金は紗耶に使ってやってくれ。
木村祖父: 安心せい、元からそのつもりじゃ。
春時: それで、俺が教える代わりに、俺にちゃんとした稽古をつけて欲しいんだ。
木村祖父: …なんじゃと?
春時: 俺に敵と戦うための稽古をつけて欲しいんだ、じいちゃん。
木村祖父: …なぜじゃ。
春時: …最近、どうもこの辺りが物騒になってきてる。
木村祖父: そうじゃな。
春時: この前も、守里が怪我をしてた。そんなことは、これまでも何回かあったけど、ここ最近のは、なんかそこら辺の不良とかチンピラにやられたのとは違うと思うんだ。
木村祖父: それで?
春時: 俺は親友を守りたい。幼なじみ達を守りたい。
木村祖父: これまでの護身術では足りんと?
春時: うん。
春時は真っ直ぐに、祖父を見る。
木村祖父: ふぅ…分かった。お前を鍛える。
春時: っ!ありがとう!じいちゃん!
木村祖父: ただ!!これまでよりも厳しくなるから、覚悟せい!!
春時: 分かってる。
木村祖父: じゃ、明日6時に道場に来い。
春時: え、早くない?
木村祖父: 歳をとるとな、早起きになるんじゃよ笑…儂がお前を戦えるようにしてやる。
春時: …うん。
飛香が勇気の1歩を踏み出した頃、春時もまた、新たなる1歩を踏み出していたのであった。
◈◈◈◈◈
翌日
守里の家
ガチャ
守里: おはよう~
結真: あれ?おはよう、守里。今日は早いわね。
守里: うん、出かける予定があって。
結真: 昨日そんなこと言ってたっけ?
守里: 自分の部屋に入った後に決まったんだ。
結真: なるほど。
守里: 結真姉さんは…ドラマ見る直前って感じ?笑
結真: 笑、そうよ。私の朝のルーティーン笑
守里: じゃあ、まだ朝ご飯作ってないでしょ?
結真: うん。
守里: 僕が作るから、ドラマ見てて。
結真: は~い!
そうして、守里は顔を洗って、朝食を作り始める。
結真: 守里はどこに行くの?今日。
ドラマを見ながら、結真が聞く。
守里: 水族館。
結真: ふ~ん。
守里: …
結真: 水族館?!
予想外の言葉に、結真は驚き、ソファから守里の方を見る。
守里: うん。
結真: 誰と。
守里: 飛香。
結真: え、飛香ちゃん?!
守里: そう。昨日の夜にね、行かない?って言われたんだ。
結真: そ、そっか…(飛香ちゃんがとうとう…)
守里: 珍しいこともあるんだな~とか思っちゃって。
結真: 珍しいこと?
守里: いや、飛香って基本、あんまり家から出たくないってタイプだからさ。外に出るってのも珍しいし、しかも僕を誘ってってのがね。
結真: へぇ~ちなみに、他に誰かいるの?
守里: どうだろ、分かんない。
結真: 飛香ちゃんは、他の子の名前出してた?
守里: いや、集合時間と場所言われただけだから。
結真: 笑、絶対2人きりじゃん。
守里: だったら、より珍しいね笑。ってか、初めてかも、飛香と2人で出かけるのは。
結真: 楽しみ?
守里: もちろん笑。なんで飛香が誘ってくれたのかは分からないけど、誘ってくれたのは凄い嬉しいし…
結真: (こりゃあ苦労するわ笑)
守里: 何より、引きこもり体質の飛香が夏休み中に、自ら出かけるって言った、その成長ぶりが嬉しくてさ。
結真: (まるで飛香ちゃんの親ね笑)
守里: だから、すっごい楽しみなんだ。
結真: 笑、楽しんできて。
守里: うん!
結真: (これは、うかうかしてると、守里を取られるよ…美月。)
その頃、美月は…
美月: zzzzzz
ぐっすり眠っていた。
数十分後…
守里: はい、できたよ。
結真: ありがとう!
守里: ドラマ見終わったの?
結真: うん。グッドタイミング。
守里: なら良かった。食べよ。
結真: うん。いただきます!
守里: いただきます。
結真: モグモグ…相変わらず美味しいわね。
守里: 笑、ありがとう。
ガチャ
桜: おはよう…
守里: あ、おはよう、桜。
結真: おはよー
守里: 朝ご飯できてるから、顔洗っておいで。
桜: ふぁ~い…
結真: 笑、あれはまだ半分寝てるね。
守里: だね笑。顔洗ったら、目が覚めるでしょ。
そう言いつつ、守里は席を立ち、桜の分の用意を始める。
結真: 守里は何時に出るの?
守里: えーっとね、9時に駅前集合だから、8時ぐらいかな。
結真: お、ちゃんと早めだね笑
守里: 笑、そりゃそうだよ。何があるか分からないし。待たせちゃうのはアレでしょ?
結真: 笑、そこら辺はちゃんとしてるのにな~
守里: ん?
結真: いや、なんでもない笑
桜: おはよう~
結真: 笑、桜2回目。
桜: え?…あ、あぁ、そっか。
守里: 笑、まだ起きてないの?ほんと可愛いな。
桜: ////そんなこと…
守里: はい、これどうぞ。
桜: あ、ありがとう。いただきます…モグモグ///
結真: 笑(全く…)
守里: あ、お金、多めに持ってかないと。
結真: なんで?
守里: 飛香のことだから、色々買わされるかなって思って笑
結真: ふ~ん笑
守里: 昔から、あんなクール系気取っといて、結構わがままなんだよ、飛香は。
結真: ほんと、仲がよろしいことで。
守里: うん、僕もそう思う。小さい口喧嘩は多いけど、めちゃくちゃな大喧嘩とかは1回もしたことない。
結真: 良い友達ね。
守里: みんな、優しいんだ。
結真: うん、少し喋っただけでも分かった。
守里: でしょ笑
桜: いいな~そういう友達。
守里: 笑、多分だけど、紗耶ちゃんや、かっきー。さぁちゃんは、桜にとって、そういう友達だと思うよ。
桜: うん。
守里: 大事にしなきゃ。
桜: もちろん…モグモグ
結真: 笑、8時か…美月は降りてこなさそうね。
守里: 蓮花も、昨日は夜遅くまで望月さん達と、ゲームやってたみたいだし。
結真: 吉と出るか凶と出るか…
桜: お兄ちゃんは、どこか出かけるの?
守里: うん。飛香と水族館行ってくる。
桜: え…そ、そうなんだ~(飛香先輩…)
結真: 水族館って、ここから近いとこだよね?
守里: まぁ、駅前集合なら、そうだと思う。
結真: だよね…
桜: …
守里: ちゃんと、お土産買ってくるから笑
結真: 笑、楽しみにしてる。ね、桜。
桜: う、うん。
守里: よし、ごちそうさまでした。
守里は席を立ち、食器を洗い、出かける準備を始める。
桜: 飛香先輩ボソッ
結真: 笑、飛香ちゃん頑張ったよね。
桜: 絶対、携帯とにらめっこしてたよ笑
結真: 想像付く笑
桜: にしても、お兄ちゃん…鈍感…
結真: 笑、美月とか紗耶ちゃん、珠美ちゃんのアピールにも気づいてないみたいだし。
桜: お兄ちゃんの焦ってるところは見たことあるけど、純粋に照れてるところは、見たことないかも。
結真: 確かに…難攻不落の要塞か笑
桜: だね笑
結真: とか言いつつ、桜も蓮花みたいに、お兄ちゃんに、甘えられるよう、頑張らなきゃ笑
桜: ///うん…
結真: 笑(ほんと、うちの妹達はみんな可愛い!)
しばらくして…
守里: もうそろそろ行くよ。
結真: 結局、美月と蓮花は降りてこなかったわね。
守里: そうだね。
結真: 楽しんでくるのよ…しっかり!!
守里: ?う、うん。
桜: いってらっしゃい。
守里: いってきます!
結真: いってらっしゃい。
ガチャ
結真: これは…美月に伝えた方が良いのかな?
桜: う~ん、やめといたら?
結真: 桜がそう言うなら、そうしよ!
桜: え?さくの責任?
結真: 笑、聞かれたら友達と出かけたって言っとくか。
桜: お姉ちゃんも連帯責任だからね!
結真: はいはい笑
to be continued
春時: 笑
紗耶: なに、ニヤついてんの、兄貴。
春時: いや、別に笑
紗耶: ちょっとキモイよ。
春時: いや、そこまで言わなくたっていいだろ。
紗耶: 笑、それで、なんか良いことでもあった?
春時: う~ん、良いことというか、手助けかな。
紗耶: 手助け?
春時: おう笑
紗耶: ふ~ん。
春時: 紗耶も頑張らないと。
紗耶: なにを?
春時: 大好きな人へのアピール。
紗耶: はぁ?///
??: なに?!紗耶ちゃんに、好きな人がいるのか?!
紗耶: ///ば、バカ、そんなんじゃないって!
??: 本当か!まぁ、そうじゃろうな笑。紗耶ちゃんが好きなのは、じいじだけじゃから!
紗耶: …
春時: じいちゃん、さすがに女子高生に言うことじゃないぜ。
木村祖父: なにを言っておるんじゃ!春時。紗耶ちゃんは、じいじのことが好きじゃもんな?
紗耶: 確かに、おじいちゃんは好きだけど、そうじゃない!!
そう言って、紗耶は自分の部屋へと走って行った。
木村祖父: ガーン
春時: やっちまったな笑、じいちゃん。
木村祖父: 紗耶ちゃんに嫌われちゃったかの?
春時: 多分、大丈夫だって。明日には普通になってる。
木村祖父: そうじゃと良いが…
春時: 笑、でもじいちゃんも、紗耶にかける言葉は気をつけていかないと、本当に嫌われるぞ。
木村祖父: それはマズイ…どうにかせねば。
春時: ネットを見て、勉強だな。
木村祖父: 春時、教えてくれ。
春時: え?俺?
木村祖父: その方が手っ取り早いじゃろ。
春時: …分かったよ。
木村祖父: 笑、これで紗耶ちゃんに嫌われずに済むぞい!!
春時: でもその代わり…
木村祖父: なんじゃ…何も買ってはやらんぞ。
春時: うん。お金は紗耶に使ってやってくれ。
木村祖父: 安心せい、元からそのつもりじゃ。
春時: それで、俺が教える代わりに、俺にちゃんとした稽古をつけて欲しいんだ。
木村祖父: …なんじゃと?
春時: 俺に敵と戦うための稽古をつけて欲しいんだ、じいちゃん。
木村祖父: …なぜじゃ。
春時: …最近、どうもこの辺りが物騒になってきてる。
木村祖父: そうじゃな。
春時: この前も、守里が怪我をしてた。そんなことは、これまでも何回かあったけど、ここ最近のは、なんかそこら辺の不良とかチンピラにやられたのとは違うと思うんだ。
木村祖父: それで?
春時: 俺は親友を守りたい。幼なじみ達を守りたい。
木村祖父: これまでの護身術では足りんと?
春時: うん。
春時は真っ直ぐに、祖父を見る。
木村祖父: ふぅ…分かった。お前を鍛える。
春時: っ!ありがとう!じいちゃん!
木村祖父: ただ!!これまでよりも厳しくなるから、覚悟せい!!
春時: 分かってる。
木村祖父: じゃ、明日6時に道場に来い。
春時: え、早くない?
木村祖父: 歳をとるとな、早起きになるんじゃよ笑…儂がお前を戦えるようにしてやる。
春時: …うん。
飛香が勇気の1歩を踏み出した頃、春時もまた、新たなる1歩を踏み出していたのであった。
◈◈◈◈◈
翌日
守里の家
ガチャ
守里: おはよう~
結真: あれ?おはよう、守里。今日は早いわね。
守里: うん、出かける予定があって。
結真: 昨日そんなこと言ってたっけ?
守里: 自分の部屋に入った後に決まったんだ。
結真: なるほど。
守里: 結真姉さんは…ドラマ見る直前って感じ?笑
結真: 笑、そうよ。私の朝のルーティーン笑
守里: じゃあ、まだ朝ご飯作ってないでしょ?
結真: うん。
守里: 僕が作るから、ドラマ見てて。
結真: は~い!
そうして、守里は顔を洗って、朝食を作り始める。
結真: 守里はどこに行くの?今日。
ドラマを見ながら、結真が聞く。
守里: 水族館。
結真: ふ~ん。
守里: …
結真: 水族館?!
予想外の言葉に、結真は驚き、ソファから守里の方を見る。
守里: うん。
結真: 誰と。
守里: 飛香。
結真: え、飛香ちゃん?!
守里: そう。昨日の夜にね、行かない?って言われたんだ。
結真: そ、そっか…(飛香ちゃんがとうとう…)
守里: 珍しいこともあるんだな~とか思っちゃって。
結真: 珍しいこと?
守里: いや、飛香って基本、あんまり家から出たくないってタイプだからさ。外に出るってのも珍しいし、しかも僕を誘ってってのがね。
結真: へぇ~ちなみに、他に誰かいるの?
守里: どうだろ、分かんない。
結真: 飛香ちゃんは、他の子の名前出してた?
守里: いや、集合時間と場所言われただけだから。
結真: 笑、絶対2人きりじゃん。
守里: だったら、より珍しいね笑。ってか、初めてかも、飛香と2人で出かけるのは。
結真: 楽しみ?
守里: もちろん笑。なんで飛香が誘ってくれたのかは分からないけど、誘ってくれたのは凄い嬉しいし…
結真: (こりゃあ苦労するわ笑)
守里: 何より、引きこもり体質の飛香が夏休み中に、自ら出かけるって言った、その成長ぶりが嬉しくてさ。
結真: (まるで飛香ちゃんの親ね笑)
守里: だから、すっごい楽しみなんだ。
結真: 笑、楽しんできて。
守里: うん!
結真: (これは、うかうかしてると、守里を取られるよ…美月。)
その頃、美月は…
美月: zzzzzz
ぐっすり眠っていた。
数十分後…
守里: はい、できたよ。
結真: ありがとう!
守里: ドラマ見終わったの?
結真: うん。グッドタイミング。
守里: なら良かった。食べよ。
結真: うん。いただきます!
守里: いただきます。
結真: モグモグ…相変わらず美味しいわね。
守里: 笑、ありがとう。
ガチャ
桜: おはよう…
守里: あ、おはよう、桜。
結真: おはよー
守里: 朝ご飯できてるから、顔洗っておいで。
桜: ふぁ~い…
結真: 笑、あれはまだ半分寝てるね。
守里: だね笑。顔洗ったら、目が覚めるでしょ。
そう言いつつ、守里は席を立ち、桜の分の用意を始める。
結真: 守里は何時に出るの?
守里: えーっとね、9時に駅前集合だから、8時ぐらいかな。
結真: お、ちゃんと早めだね笑
守里: 笑、そりゃそうだよ。何があるか分からないし。待たせちゃうのはアレでしょ?
結真: 笑、そこら辺はちゃんとしてるのにな~
守里: ん?
結真: いや、なんでもない笑
桜: おはよう~
結真: 笑、桜2回目。
桜: え?…あ、あぁ、そっか。
守里: 笑、まだ起きてないの?ほんと可愛いな。
桜: ////そんなこと…
守里: はい、これどうぞ。
桜: あ、ありがとう。いただきます…モグモグ///
結真: 笑(全く…)
守里: あ、お金、多めに持ってかないと。
結真: なんで?
守里: 飛香のことだから、色々買わされるかなって思って笑
結真: ふ~ん笑
守里: 昔から、あんなクール系気取っといて、結構わがままなんだよ、飛香は。
結真: ほんと、仲がよろしいことで。
守里: うん、僕もそう思う。小さい口喧嘩は多いけど、めちゃくちゃな大喧嘩とかは1回もしたことない。
結真: 良い友達ね。
守里: みんな、優しいんだ。
結真: うん、少し喋っただけでも分かった。
守里: でしょ笑
桜: いいな~そういう友達。
守里: 笑、多分だけど、紗耶ちゃんや、かっきー。さぁちゃんは、桜にとって、そういう友達だと思うよ。
桜: うん。
守里: 大事にしなきゃ。
桜: もちろん…モグモグ
結真: 笑、8時か…美月は降りてこなさそうね。
守里: 蓮花も、昨日は夜遅くまで望月さん達と、ゲームやってたみたいだし。
結真: 吉と出るか凶と出るか…
桜: お兄ちゃんは、どこか出かけるの?
守里: うん。飛香と水族館行ってくる。
桜: え…そ、そうなんだ~(飛香先輩…)
結真: 水族館って、ここから近いとこだよね?
守里: まぁ、駅前集合なら、そうだと思う。
結真: だよね…
桜: …
守里: ちゃんと、お土産買ってくるから笑
結真: 笑、楽しみにしてる。ね、桜。
桜: う、うん。
守里: よし、ごちそうさまでした。
守里は席を立ち、食器を洗い、出かける準備を始める。
桜: 飛香先輩ボソッ
結真: 笑、飛香ちゃん頑張ったよね。
桜: 絶対、携帯とにらめっこしてたよ笑
結真: 想像付く笑
桜: にしても、お兄ちゃん…鈍感…
結真: 笑、美月とか紗耶ちゃん、珠美ちゃんのアピールにも気づいてないみたいだし。
桜: お兄ちゃんの焦ってるところは見たことあるけど、純粋に照れてるところは、見たことないかも。
結真: 確かに…難攻不落の要塞か笑
桜: だね笑
結真: とか言いつつ、桜も蓮花みたいに、お兄ちゃんに、甘えられるよう、頑張らなきゃ笑
桜: ///うん…
結真: 笑(ほんと、うちの妹達はみんな可愛い!)
しばらくして…
守里: もうそろそろ行くよ。
結真: 結局、美月と蓮花は降りてこなかったわね。
守里: そうだね。
結真: 楽しんでくるのよ…しっかり!!
守里: ?う、うん。
桜: いってらっしゃい。
守里: いってきます!
結真: いってらっしゃい。
ガチャ
結真: これは…美月に伝えた方が良いのかな?
桜: う~ん、やめといたら?
結真: 桜がそう言うなら、そうしよ!
桜: え?さくの責任?
結真: 笑、聞かれたら友達と出かけたって言っとくか。
桜: お姉ちゃんも連帯責任だからね!
結真: はいはい笑
to be continued
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