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第6章 修学旅行編
第200話「見つかった5班」
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清水五条駅付近に来た守里達が、昼食のために、お店に入ろうとしていた頃、昨日、守里によって倒されたアンチの構成員達は…
中位A: チッ…人多いな。
下位a: 昨日の場所とは正反対ッスね。
下位c: やっぱ、この辺はそうなりますよ。
中位A: さっさと祇園に行くぞ。
下位b: いや、祇園もここと大して変わらないと思いますけど。
中位A: あ?
下位b: 今いっても観光客ばっかりでしょうから。
中位A: クッソ…
下位a: 何気に、昨日行った嵯峨みたいなとこの方が、人いなくて楽だったんスカね。
中位A: …
下位c: おい!
下位a: あっ、す、すいません。
中位A: …あのクソガキ…
下位b: いつまでも気にしてたって、どうしようもないでしょう。切り替えましょ。
中位A: 気にせずにいられるか!あんなガキにやられたってのに……ふざけんな…
下位c: しょうがないですよ。アイツらガキとは思えないほど、強かったですし。
下位a: そうッスよ!
中位A: …
下位b: アイツら、東京からの修学旅行生みたいでしたから、もう会うこともないですよ。
下位c: でも、まだ修学旅行中なら…
下位b: いやさすがに…
と、下位構成員達が、もう忘れるべきだと、中位構成員を説得する流れになったところで…
下位a: …ん?あれって……はっ!やっぱり昨日のガキ共ッス!!
不運にも、守里達は見つかってしまった。
下位b: は?
下位c: マジか…
下位a: あんな可愛い女の子達を見間違う訳ないッスよ!ほら、見てください!
中位A: …
下位c: こんな偶然が…
下位b: これぞ、フラグってヤツなのか…
下位a: で、どうするんスか?
下位b: どうするも何も、もう関わることないですよ。また昨日みたいに…
中位A: やり返す。
下位a: wそうッスよね!!今度こそあのガキ2人を倒して、可愛い女の子4人と遊びましょ!
中位A: いや、女の方はどうでもいい。あの男共…特に、アイツをボコボコにしてやんないと、気が済まねぇ。
下位c: それは分かりますけど、実際どうするんですか?あの2人には、俺らが束になっても勝てそうには…
中位A: ちと癪だが……確か、今日はこの辺にアイツらがいるだろ。
下位a: 誰ですか?
下位b: …仲間を増やすわけですね。
中位A: あぁ。アイツらは俺が直で行かないと動かねぇだろうから、行ってくる。その間、お前らであのガキ共を追っとけ。
下位a: 了解ッス!
下位c: あの人達が、協力してくれますかね?
中位A: それこそ、あの女共をだしに使えば良いだろ。ってことで、ちゃんとやれよ。
下位c: はい。
下位b: …分かりました。(あの2人のグループが加われば…いや、それでも……クソ、考えててもしょうがない、今は…)
こうして下位構成員の3人は、気づかれないようにしながら、守里達の後を追った。
◇◇◇
清水寺
清水寺にやって来た守里達は、仁王門から入り、三重塔や経堂を見つつ、本堂へ。
そして、阿弥陀堂、奥の院を通って、音羽の瀧の前に来た。
祐希: うわっ、小さい滝だ!
美月: あの三本の滝って、それぞれに意味があったよね?
川嶋: うん。右から延命長寿、恋愛成就、学業成就で…ほら、あの人がやってるように、柄杓で1杯だけ霊水を掬って飲むと、願いが叶うらしい。
祐希: じゃあ、3本とも全部飲めば良いじゃん!
陽芽叶: それはダメだよ笑
祐希: なんで?
川嶋: 仏様に欲張りって思われて、願いが叶わなくなるんだって。
祐希: え~
守里: ってことで、同じ霊水を何杯も飲むのもダメ。
春時: なるほどな。
祐希: う~ん、じゃあ、どれを飲むのか決めねば…
守里: 何言ってるの、祐希はもう決まってるじゃん。
祐希: え?
川嶋: 学業成就でしょ。
祐希: なんでよ~祐希、れん…延命成就が良い!
春時: 笑、やらなくても、祐希は普通に長生きしそうだけどな。
守里: もしかしたら、次のテスト、めちゃくちゃ成績が上がるかもよ。
祐希: グヌヌ…
川嶋: みんな、祐希のことを褒めるだろうな~
祐希: …祐希、学業成就にする。
守里: 笑、僕も同じやつにするから、一緒にやろう。
川嶋: 私も!
春時: 俺もそれだな。
守里: 美月と陽芽叶さんは?
美月: 私ってか、私達はもちろん、ね笑
陽芽叶: もう決まってるよ。
守里: 分かった。じゃあ、並ぼうか。
祐希: よっしゃ行くぞ~
川嶋: 先に、お賽銭とお参りだからね。
祐希: 分かってるって!
そうして、6人はそれぞれの願いを胸に、守里、祐希、春時、川嶋は一番奥の学業成就の霊水を、美月と陽芽叶はもちろん、真ん中の恋愛成就の霊水を、一杯分飲んだ。
祐希: 目指せ、400位切り!
守里: 目指せ1位じゃなくて良いの?笑
祐希: だって、志帆には勝てないもん!
川嶋: 笑、分からないわよ。
春時: ま、祈願はしたんだから、後は自分が頑張るだけだな。
守里: うん。祐希、一緒に頑張るよ。
祐希: 頑張る!!
川嶋: 笑
美月: じゃあ、私も頑張らないとね。
陽芽叶: 負けないよ笑
守里: 2人は何を願ったの?後ろだったから見てなかったけど、僕達と同じやつ飲んだんだよね?
美月: うん笑、そうだよ。
陽芽叶: 笑、早速、頑張ろっかな~
美月: え?
ギュッ
守里: またなの?陽芽叶さん。今は怖いものとかなさそうだけど。
陽芽叶: 別に良いじゃん~
美月:
春時: (いつになく積極的だ…)
川嶋: (美月が出遅れるとは…)
守里: めちゃくちゃ見られてる…
陽芽叶: 気にしない、気にしない!
美月: やられた……守里、私も!
ギュッ
守里: ちょっ、美月まで!
美月: 負けてたまるか!
陽芽叶: 笑
祐希: あ!祐希が見てない間に…祐希もやる!!
ガシッ
守里: うわっ!祐希!急に背中にしがみつくな!
祐希: 祐希も混ぜて!
美月: ほら、行こ守里。
陽芽叶: そうそう、行こう。
祐希: レッツゴー!!
守里: 動きにくいって…
川嶋: はぁ…
春時: ま、いつもの展開だな。
川嶋: 春時は慣れすぎ笑
春時: 志帆だって、修学旅行中に結構見たでしょ。この光景。
川嶋: 笑、まぁね。
春時: よし、行こう。
川嶋: うん。
その後ろでは…
下位a: クッ…羨ましい…
下位c: あの野郎、何者なんだ…
下位b: …
◇◇◇
清水寺を一通り見て回った守里達は、三年坂、二年坂、ねねの道を通り、南楼門から八坂神社に入る。
美月: 八坂神社に到着!!
春時: 今回は、祐希よりも美月の方がテンション高いな笑
守里: まぁ、美月の目的地はここだし、祐希はエネルギーが残り少ないからね。
祐希: まだ残ってるから大丈夫。
陽芽叶: 残りは?
祐希: 30パーセントぐらい。
春時: まぁ、いけるな笑
川嶋: どうする?真っ先に、美御前社に行く?
美月: もちろん!!
守里: マップで見ると、本殿の周りをぐるっと回る形で、全部回れそうだね。
祐希: 見せて~
守里: うん。
川嶋: よし、行こう。
美月: 美容水~美容水~
陽芽叶: 祐希、私も。
祐希: はーい!
陽芽叶: …私は、大国主社だね。行くなら。
春時: 大国主社……縁結びか笑
陽芽叶: もちろん、美容水もつけるけどね笑
川嶋: そういえば、目の前に見えてる舞殿は、結婚式場にもよく使われるらしいよ。本殿に棲む青龍にお祝いされるんだって。
守里: へぇ~
美月: ……守里はこういうところで、結婚式したいの?
春時: (おぉ、攻めたな笑)
守里: まぁ、こういうところでできたら良いなっては思うよ。
美月: そっか~
陽芽叶: ふ~ん…
2人は同時に、未来を妄想し始める。
そして…
美月 陽芽叶: ニヤニヤ
守里: え、なんでニヤニヤし始めたの?僕、変なこと言った?
春時: 気にすんなって、行こうぜ。
守里: う、うん。
祐希: 笑
川嶋: ほら、2人とも行くよ。
美月: はっ!
陽芽叶: 良い未来だった…
川嶋: そうですか笑。早く美御前社に行くんでしょ?
美月: 美容水!
陽芽叶: うん。
その後、守里達は本殿を見て、美御前社へと向かい、その道中にあった大神宮社の御神水を手につけつつ、目的の場所に到着する。
そこでは、女子達が顔や手に美容水をつけている中、頭から美容水を被ろうとした美月に、陽芽叶が気づき、全員で必死に止めるというひと騒動があったものの、無事、お祈りを終え、守里達は他の社を回り始めた。
50分後、全ての社を回り終わった守里達は、八坂神社を出て、祇園商店街へと向かう。
川嶋: 自由行動も、もう最後だから、ここでお土産をたくさん買おう。
守里: そうだね。
春時: 商店街ってだけあって、色々あるな~
川嶋: どうする?分かれて各々で見て回る?
守里: う~ん、それが良いかもね。
美月: じゃあ、私、守里と!
守里: まぁ、買っていく相手がほぼ一緒だから笑
陽芽叶: 私も一緒が良い。
川嶋: はいはい笑。じゃあ3人ずつで分かれよっか。祐希、こっちおいで。
祐希: は~い。
春時: 祐希、まだ歩けるか?
祐希: 大丈夫。お姉ちゃんにも、お土産を約束させられてるし。
春時: 笑、そうか。
守里: なら、祇園バス停で待ち合わせにしよう。
川嶋: 分かった。時間は?
守里: どうする?
美月: 30分あれば良いんじゃない?
陽芽叶: え、もうちょっと欲しくない?
春時: だな。色々あって迷いそうだし。
川嶋: 分かった。じゃあ、1時間後にしよう。
守里: OK。1時間後に祇園バス停の…A乗り場だね。そこに集合ってことで。
川嶋: うん。また後で。
祐希: バイバイ!!
春時: 頑張れ、守里!
守里: え?
美月: まぁまぁ良いから、行こ!
陽芽叶: そうだよ!守里!
守里: う、うん…
2人に引っ張られ、守里は春時達と分かれて、お土産を探し始めるのであった。
その一方で…
下位a: ど、どうする?二手に分かれるか?
下位c: いや、あの兄貴がボコしたがってる奴の方について行こう。
下位a: でも、それだと…
プルルルル
下位a: あ、兄貴から電話だ。
ピ
下位a T: どうしましたか?兄貴。
中位A T: 準備完了だ。ガキ共は今どこにいる?
下位a T: 今は、祇園商店街にいるッス。
中位A T: ほうw…もはやこうなる運命だったんだな。すぐに合流する。
下位a T: りょ、了解ッス。それで…
中位A T: ん?どうした?
下位a T: ガキ共が二手に分かれたんスけど、兄貴がボコしたい方だけ、マークしとけば良いッスか?
中位A T: 女は近くにいるんだろ?
下位a T: はい、2人います。
中位A T: なら問題ねぇ。そっちだけ追ってろ。
下位a T: 分かりました。では、失礼します。
ピ
下位c: よし、アイツ追うぞ。
下位a: お、おう……それにしても、どうやってやるんだろうな。
下位c: まぁ、女がいるかどうか聞いてきたってことは、そういうことだろ。
下位a: だよな……俺らにも順番が回ってくれば良いけど…
下位c: 期待薄だろw、あの2人も来るんなら。
下位a: はぁ……俺らだけでも、もう片方を…
下位c: しゃあねぇよ。今は、命令を遂行するぞ。
下位a: 冗談だってw行こうぜ。
下位c: あぁ。ほら、お前も行くぞ。
下位b: おう…
to be continued
中位A: チッ…人多いな。
下位a: 昨日の場所とは正反対ッスね。
下位c: やっぱ、この辺はそうなりますよ。
中位A: さっさと祇園に行くぞ。
下位b: いや、祇園もここと大して変わらないと思いますけど。
中位A: あ?
下位b: 今いっても観光客ばっかりでしょうから。
中位A: クッソ…
下位a: 何気に、昨日行った嵯峨みたいなとこの方が、人いなくて楽だったんスカね。
中位A: …
下位c: おい!
下位a: あっ、す、すいません。
中位A: …あのクソガキ…
下位b: いつまでも気にしてたって、どうしようもないでしょう。切り替えましょ。
中位A: 気にせずにいられるか!あんなガキにやられたってのに……ふざけんな…
下位c: しょうがないですよ。アイツらガキとは思えないほど、強かったですし。
下位a: そうッスよ!
中位A: …
下位b: アイツら、東京からの修学旅行生みたいでしたから、もう会うこともないですよ。
下位c: でも、まだ修学旅行中なら…
下位b: いやさすがに…
と、下位構成員達が、もう忘れるべきだと、中位構成員を説得する流れになったところで…
下位a: …ん?あれって……はっ!やっぱり昨日のガキ共ッス!!
不運にも、守里達は見つかってしまった。
下位b: は?
下位c: マジか…
下位a: あんな可愛い女の子達を見間違う訳ないッスよ!ほら、見てください!
中位A: …
下位c: こんな偶然が…
下位b: これぞ、フラグってヤツなのか…
下位a: で、どうするんスか?
下位b: どうするも何も、もう関わることないですよ。また昨日みたいに…
中位A: やり返す。
下位a: wそうッスよね!!今度こそあのガキ2人を倒して、可愛い女の子4人と遊びましょ!
中位A: いや、女の方はどうでもいい。あの男共…特に、アイツをボコボコにしてやんないと、気が済まねぇ。
下位c: それは分かりますけど、実際どうするんですか?あの2人には、俺らが束になっても勝てそうには…
中位A: ちと癪だが……確か、今日はこの辺にアイツらがいるだろ。
下位a: 誰ですか?
下位b: …仲間を増やすわけですね。
中位A: あぁ。アイツらは俺が直で行かないと動かねぇだろうから、行ってくる。その間、お前らであのガキ共を追っとけ。
下位a: 了解ッス!
下位c: あの人達が、協力してくれますかね?
中位A: それこそ、あの女共をだしに使えば良いだろ。ってことで、ちゃんとやれよ。
下位c: はい。
下位b: …分かりました。(あの2人のグループが加われば…いや、それでも……クソ、考えててもしょうがない、今は…)
こうして下位構成員の3人は、気づかれないようにしながら、守里達の後を追った。
◇◇◇
清水寺
清水寺にやって来た守里達は、仁王門から入り、三重塔や経堂を見つつ、本堂へ。
そして、阿弥陀堂、奥の院を通って、音羽の瀧の前に来た。
祐希: うわっ、小さい滝だ!
美月: あの三本の滝って、それぞれに意味があったよね?
川嶋: うん。右から延命長寿、恋愛成就、学業成就で…ほら、あの人がやってるように、柄杓で1杯だけ霊水を掬って飲むと、願いが叶うらしい。
祐希: じゃあ、3本とも全部飲めば良いじゃん!
陽芽叶: それはダメだよ笑
祐希: なんで?
川嶋: 仏様に欲張りって思われて、願いが叶わなくなるんだって。
祐希: え~
守里: ってことで、同じ霊水を何杯も飲むのもダメ。
春時: なるほどな。
祐希: う~ん、じゃあ、どれを飲むのか決めねば…
守里: 何言ってるの、祐希はもう決まってるじゃん。
祐希: え?
川嶋: 学業成就でしょ。
祐希: なんでよ~祐希、れん…延命成就が良い!
春時: 笑、やらなくても、祐希は普通に長生きしそうだけどな。
守里: もしかしたら、次のテスト、めちゃくちゃ成績が上がるかもよ。
祐希: グヌヌ…
川嶋: みんな、祐希のことを褒めるだろうな~
祐希: …祐希、学業成就にする。
守里: 笑、僕も同じやつにするから、一緒にやろう。
川嶋: 私も!
春時: 俺もそれだな。
守里: 美月と陽芽叶さんは?
美月: 私ってか、私達はもちろん、ね笑
陽芽叶: もう決まってるよ。
守里: 分かった。じゃあ、並ぼうか。
祐希: よっしゃ行くぞ~
川嶋: 先に、お賽銭とお参りだからね。
祐希: 分かってるって!
そうして、6人はそれぞれの願いを胸に、守里、祐希、春時、川嶋は一番奥の学業成就の霊水を、美月と陽芽叶はもちろん、真ん中の恋愛成就の霊水を、一杯分飲んだ。
祐希: 目指せ、400位切り!
守里: 目指せ1位じゃなくて良いの?笑
祐希: だって、志帆には勝てないもん!
川嶋: 笑、分からないわよ。
春時: ま、祈願はしたんだから、後は自分が頑張るだけだな。
守里: うん。祐希、一緒に頑張るよ。
祐希: 頑張る!!
川嶋: 笑
美月: じゃあ、私も頑張らないとね。
陽芽叶: 負けないよ笑
守里: 2人は何を願ったの?後ろだったから見てなかったけど、僕達と同じやつ飲んだんだよね?
美月: うん笑、そうだよ。
陽芽叶: 笑、早速、頑張ろっかな~
美月: え?
ギュッ
守里: またなの?陽芽叶さん。今は怖いものとかなさそうだけど。
陽芽叶: 別に良いじゃん~
美月:
春時: (いつになく積極的だ…)
川嶋: (美月が出遅れるとは…)
守里: めちゃくちゃ見られてる…
陽芽叶: 気にしない、気にしない!
美月: やられた……守里、私も!
ギュッ
守里: ちょっ、美月まで!
美月: 負けてたまるか!
陽芽叶: 笑
祐希: あ!祐希が見てない間に…祐希もやる!!
ガシッ
守里: うわっ!祐希!急に背中にしがみつくな!
祐希: 祐希も混ぜて!
美月: ほら、行こ守里。
陽芽叶: そうそう、行こう。
祐希: レッツゴー!!
守里: 動きにくいって…
川嶋: はぁ…
春時: ま、いつもの展開だな。
川嶋: 春時は慣れすぎ笑
春時: 志帆だって、修学旅行中に結構見たでしょ。この光景。
川嶋: 笑、まぁね。
春時: よし、行こう。
川嶋: うん。
その後ろでは…
下位a: クッ…羨ましい…
下位c: あの野郎、何者なんだ…
下位b: …
◇◇◇
清水寺を一通り見て回った守里達は、三年坂、二年坂、ねねの道を通り、南楼門から八坂神社に入る。
美月: 八坂神社に到着!!
春時: 今回は、祐希よりも美月の方がテンション高いな笑
守里: まぁ、美月の目的地はここだし、祐希はエネルギーが残り少ないからね。
祐希: まだ残ってるから大丈夫。
陽芽叶: 残りは?
祐希: 30パーセントぐらい。
春時: まぁ、いけるな笑
川嶋: どうする?真っ先に、美御前社に行く?
美月: もちろん!!
守里: マップで見ると、本殿の周りをぐるっと回る形で、全部回れそうだね。
祐希: 見せて~
守里: うん。
川嶋: よし、行こう。
美月: 美容水~美容水~
陽芽叶: 祐希、私も。
祐希: はーい!
陽芽叶: …私は、大国主社だね。行くなら。
春時: 大国主社……縁結びか笑
陽芽叶: もちろん、美容水もつけるけどね笑
川嶋: そういえば、目の前に見えてる舞殿は、結婚式場にもよく使われるらしいよ。本殿に棲む青龍にお祝いされるんだって。
守里: へぇ~
美月: ……守里はこういうところで、結婚式したいの?
春時: (おぉ、攻めたな笑)
守里: まぁ、こういうところでできたら良いなっては思うよ。
美月: そっか~
陽芽叶: ふ~ん…
2人は同時に、未来を妄想し始める。
そして…
美月 陽芽叶: ニヤニヤ
守里: え、なんでニヤニヤし始めたの?僕、変なこと言った?
春時: 気にすんなって、行こうぜ。
守里: う、うん。
祐希: 笑
川嶋: ほら、2人とも行くよ。
美月: はっ!
陽芽叶: 良い未来だった…
川嶋: そうですか笑。早く美御前社に行くんでしょ?
美月: 美容水!
陽芽叶: うん。
その後、守里達は本殿を見て、美御前社へと向かい、その道中にあった大神宮社の御神水を手につけつつ、目的の場所に到着する。
そこでは、女子達が顔や手に美容水をつけている中、頭から美容水を被ろうとした美月に、陽芽叶が気づき、全員で必死に止めるというひと騒動があったものの、無事、お祈りを終え、守里達は他の社を回り始めた。
50分後、全ての社を回り終わった守里達は、八坂神社を出て、祇園商店街へと向かう。
川嶋: 自由行動も、もう最後だから、ここでお土産をたくさん買おう。
守里: そうだね。
春時: 商店街ってだけあって、色々あるな~
川嶋: どうする?分かれて各々で見て回る?
守里: う~ん、それが良いかもね。
美月: じゃあ、私、守里と!
守里: まぁ、買っていく相手がほぼ一緒だから笑
陽芽叶: 私も一緒が良い。
川嶋: はいはい笑。じゃあ3人ずつで分かれよっか。祐希、こっちおいで。
祐希: は~い。
春時: 祐希、まだ歩けるか?
祐希: 大丈夫。お姉ちゃんにも、お土産を約束させられてるし。
春時: 笑、そうか。
守里: なら、祇園バス停で待ち合わせにしよう。
川嶋: 分かった。時間は?
守里: どうする?
美月: 30分あれば良いんじゃない?
陽芽叶: え、もうちょっと欲しくない?
春時: だな。色々あって迷いそうだし。
川嶋: 分かった。じゃあ、1時間後にしよう。
守里: OK。1時間後に祇園バス停の…A乗り場だね。そこに集合ってことで。
川嶋: うん。また後で。
祐希: バイバイ!!
春時: 頑張れ、守里!
守里: え?
美月: まぁまぁ良いから、行こ!
陽芽叶: そうだよ!守里!
守里: う、うん…
2人に引っ張られ、守里は春時達と分かれて、お土産を探し始めるのであった。
その一方で…
下位a: ど、どうする?二手に分かれるか?
下位c: いや、あの兄貴がボコしたがってる奴の方について行こう。
下位a: でも、それだと…
プルルルル
下位a: あ、兄貴から電話だ。
ピ
下位a T: どうしましたか?兄貴。
中位A T: 準備完了だ。ガキ共は今どこにいる?
下位a T: 今は、祇園商店街にいるッス。
中位A T: ほうw…もはやこうなる運命だったんだな。すぐに合流する。
下位a T: りょ、了解ッス。それで…
中位A T: ん?どうした?
下位a T: ガキ共が二手に分かれたんスけど、兄貴がボコしたい方だけ、マークしとけば良いッスか?
中位A T: 女は近くにいるんだろ?
下位a T: はい、2人います。
中位A T: なら問題ねぇ。そっちだけ追ってろ。
下位a T: 分かりました。では、失礼します。
ピ
下位c: よし、アイツ追うぞ。
下位a: お、おう……それにしても、どうやってやるんだろうな。
下位c: まぁ、女がいるかどうか聞いてきたってことは、そういうことだろ。
下位a: だよな……俺らにも順番が回ってくれば良いけど…
下位c: 期待薄だろw、あの2人も来るんなら。
下位a: はぁ……俺らだけでも、もう片方を…
下位c: しゃあねぇよ。今は、命令を遂行するぞ。
下位a: 冗談だってw行こうぜ。
下位c: あぁ。ほら、お前も行くぞ。
下位b: おう…
to be continued
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