243 / 340
第7章 文化祭編
第243話「赤い宝石の正体」
しおりを挟む
特別教室校舎3階
川嶋: ハァハァ…
飛香: 笑、なんとか意識を失わずに、外に出れたね。
川嶋: 怖かった…怖かったよ!!
梅澤に頼まれて、川嶋を連れ、お化け屋敷の中を回った守里達は、満足気な表情を浮かべて仁王立ちをする梅澤に見送られ、お化け屋敷を出た。
飛香: 志帆の驚き顔は、最高だったよ笑
川嶋: クッ…この悪魔め!
飛香: 悪魔?私が?
川嶋: うん!
飛香: そんな称号、私よりも相応しい人がいるでしょ。ね?守里。
守里: ま、まぁ…
「誰が悪魔だって?」
守里: はっ!!…いや、ノーコメントで。
飛香: 笑
日向子: いや~楽しかったね、お化け屋敷!
春時: 日向子は驚いてはいたけど、志帆と違って、ずっと笑顔だったな。
日向子: だって、面白かったもん!
川嶋: 考えられない…
飛香: もう1回入る?笑
川嶋: 入らないよ!
守里: 笑、それで、香蓮の頼み事は無事クリアしたわけだけど、次どうする?
春時: 俺はそろそろ、仕事に戻らないとだから。
守里: おっと、もうそんな時間か。
春時: あと、七星先輩が言うには、あと5分ぐらいで、守里に何か起こるんだろ?笑
守里: 忘れようとしてたんだから、思い出させないでよ笑
日向子: 何が起こるんだろうね!
ピンポンパンポーン
春時: あ、これじゃないか?
守里: …ゴクン…
自分の身に何が起こるのか、という不安に、守里が固唾を飲む中、放送が始まる。
「さぁ、とうとうこの時間がやってきました…」
飛香: これは、櫻宮先輩の声だ。
川嶋: 会長様…
「生徒会プレゼンツ、宝探しゲームのお時間です!!」
守里: 宝探し?
日向子: お宝、お宝!!
「では、早速ルール説明に移りますが、まず、このゲームへの参加条件は、ICFカードを所持していること。ということで、文化祭に参加している全員が、このゲームに参加できます!!」
日向子: やったーー!!!私もできる!!
春時: それって、シフト入ってる人もなのかな?笑
飛香: ICFカードは持ってるんだし、大丈夫でしょ。まぁ、宝探しはできないけど笑
「ゲームのクリア条件は、私達がこの学校内に隠した5つの宝石のどれか1つを、今から1時間以内に、第1体育館にいる私のところへ持って来ること。」
守里: っ!!
宝石ってまさか…
春時: うわぁ…なんか、カオスな状況になりそう笑
飛香: 何百人という人が、その5つの宝石を探し始めるんだからね笑
「どれか1つだけで良いですからね!つまり、5人だけがゲームをクリアできます。そして、ゲームをクリアした方には、私達が用意した景品があります!!」
日向子: 景品だって!何だろう?!!
春時: 生徒会が用意した景品とか…
「貰える景品は、持ってきた宝石の種類によって違っていて、学業成就の力を持つ青の宝石は、図書カード5万円分。恋愛成就の力を持つ赤の宝石は、某テーマパークのペアチケット。」
春時: 恋愛成就だってよボソッ
飛香: うっさい。(赤の宝石…)
守里: …
これ、確定じゃん。
ってことは、宝石を失くさないようにって、奪われないように逃げろってことだったのか。
「無病息災の力を持つ緑の宝石は、有名所の温泉旅行券。金運上昇の力を持つ黄の宝石は、新屋山神社への旅行券。運気上昇の力を持つ白の宝石は、生徒会役員全員が褒めてあげる券です!」
春時: なんか、白の宝石だけ毛色が違うんだが笑
川嶋: 白白白白白白白白白白白白白…
「皆さん、どの宝石を探すかを今のうちに決めといてくださいね。これから、それぞれの隠してある場所についてのヒントを言っていくので。」
日向子: みんな、どれ探すの?!
春時: 俺は仕事だけど、一応、緑。
川嶋: もちろん白!!
飛香: 私は…
春時: 赤だろ笑
飛香: …
日向子: あっしゅん、私と一緒じゃん!!
飛香: え、日向子もなの?
日向子: うん!だって、遊園地のチケットでしょ?!
春時: そこか笑。で、守里は?
守里: …僕は…あ…おかな。青!
春時: 図書カード5万円分だな。何気に嬉しいよな、あれ。
守里: うん。
「決まりましたか?!それでは、隠してある場所のヒントを一度だけ言います。ちなみに、各宝石の効力と景品、場所のヒントは、第1体育館前の掲示板に貼ってあるので、聞き逃した!とか、忘れた!っていう方は、そちらの方をご確認ください。」
日向子: スタートダッシュをきめるには、この1回だけのヒントを聞き流さないようにしないと!
「順番に言っていきます…『ありとあらゆる知識が眠る地の番人が、青の宝への道を示す。』『混沌の台風の中心にいる韋駄天が、赤の宝を握る。』」
日向子: 混沌の台風の中心?
飛香: 韋駄天…
守里: …青の宝石は、知識が眠る地の番人に教えてもらうのか。じゃあ、早速僕は、行ってくるよ。バイバイ!!
そう言って、守里はどこかに走って行った。
春時: お、おう…って、もう見えない…
日向子: 相当、青の宝石が欲しいんだね!
飛香: 韋駄天ってことは、仏教の神様…いや、ここは単純に足の速い人かな…
川嶋: (混沌の台風の中心…台風の目にいる……この混沌について、文章中で何も示すものがないってことは、既に何かしらのヒントが別で出ているはず……赤の宝石は恋愛成就の力……恋愛の混沌?…)
ガヤガヤ
春時: 他の人達も、一気に動き出したな笑
川嶋: (恋愛の混沌の台風の中心にいて、足が速い韋駄天…ってそういえば、昨日も韋駄天って文字を見たような………あ、分かった。学校一足が速いって紹介されてて、恋愛の混沌の台風の目にいる…複数人の女性に好意を向けられているものの、それに自分自身では気づいていない人。まぁ、まだ推測に近いけど、あの反応を見ると…)
日向子: でも、どっちにしろ、誰かが赤の宝石を持ってるんだよね!!
飛香: …まさか、手当り次第に、宝石を持ってないか聞こうとか思ってる?
日向子: 正解!!
川嶋: 笑
春時: 無謀だよな笑
川嶋: あ、いや……よし、春時。戻ろ。
春時: え?
川嶋: もうそろそろ戻らないとヤバいよ。
春時: 確かにそうだが……白の宝石は良いのか?
川嶋: 笑、もう白の宝石の場所は分かったし、私は宝石をゲットして、第1体育館に行ってから、戻るつもりだから。
春時: え、マジ?さすがだな。じゃあ、誰が赤の宝石を持ってるかも、分かったのか?
川嶋: もちろん笑
飛香: え?ちょっ、教えて!
日向子: 教えて!!!
川嶋: だ~め笑。こういうのは、自分で解かないと。
飛香: チッ
川嶋: でも、飛香ならすぐに分かると思う。
飛香: …
日向子: 私は?!
川嶋: う~ん、日向子も頑張ればいける…かな?笑
日向子: 分かった!頑張る!!
川嶋: じゃ、そういうことで。春時、行くよ。
春時: おう。後から、俺にだけは教えてな笑
川嶋: 笑、気が向いたらね。
飛香: 韋駄天…混沌…赤い宝石…ブツブツ
日向子: 誰が持ってるんだろうな~
そうして、川嶋と春時が仕事に向かい、飛香と日向子は赤い宝石を見つけるために、必死に頭を動かすのだった。
守里: …
「赤の宝石は誰が持ってるんだ!」
「緑の宝石を探してみない?」
「一旦、ヒントを見直したいから、第1体育館?に行こう。」
守里: ふぅ…
宝石の1つ、赤の宝石を所持している守里は、息を潜めつつ、どこか良い隠れ場所がないか、学校中を歩き回っていた。
ほんと…やってくれたな、櫻宮さん。
まさか、このおもちゃの赤い宝石が、こんなことに使われるなんて。
どこが、全然楽な仕事なんだよ。
宝石を狙う人達から、1時間も逃げ回らないといけないんだぞ。
めちゃくちゃに大変な仕事じゃん!
もう、いっその事、誰かに渡すか、自分で櫻宮さんのところに持ってってやろうか…
…よし、一言文句を言いに、櫻宮さんのところに行こう。
あの場所のヒントが解かれない限りは、僕が追われることはないだろうから、今のうちだ。
そう考え、守里はそれとなく周りを警戒しつつ、急いで、第1体育館に向かうのだった。
to be continued
川嶋: ハァハァ…
飛香: 笑、なんとか意識を失わずに、外に出れたね。
川嶋: 怖かった…怖かったよ!!
梅澤に頼まれて、川嶋を連れ、お化け屋敷の中を回った守里達は、満足気な表情を浮かべて仁王立ちをする梅澤に見送られ、お化け屋敷を出た。
飛香: 志帆の驚き顔は、最高だったよ笑
川嶋: クッ…この悪魔め!
飛香: 悪魔?私が?
川嶋: うん!
飛香: そんな称号、私よりも相応しい人がいるでしょ。ね?守里。
守里: ま、まぁ…
「誰が悪魔だって?」
守里: はっ!!…いや、ノーコメントで。
飛香: 笑
日向子: いや~楽しかったね、お化け屋敷!
春時: 日向子は驚いてはいたけど、志帆と違って、ずっと笑顔だったな。
日向子: だって、面白かったもん!
川嶋: 考えられない…
飛香: もう1回入る?笑
川嶋: 入らないよ!
守里: 笑、それで、香蓮の頼み事は無事クリアしたわけだけど、次どうする?
春時: 俺はそろそろ、仕事に戻らないとだから。
守里: おっと、もうそんな時間か。
春時: あと、七星先輩が言うには、あと5分ぐらいで、守里に何か起こるんだろ?笑
守里: 忘れようとしてたんだから、思い出させないでよ笑
日向子: 何が起こるんだろうね!
ピンポンパンポーン
春時: あ、これじゃないか?
守里: …ゴクン…
自分の身に何が起こるのか、という不安に、守里が固唾を飲む中、放送が始まる。
「さぁ、とうとうこの時間がやってきました…」
飛香: これは、櫻宮先輩の声だ。
川嶋: 会長様…
「生徒会プレゼンツ、宝探しゲームのお時間です!!」
守里: 宝探し?
日向子: お宝、お宝!!
「では、早速ルール説明に移りますが、まず、このゲームへの参加条件は、ICFカードを所持していること。ということで、文化祭に参加している全員が、このゲームに参加できます!!」
日向子: やったーー!!!私もできる!!
春時: それって、シフト入ってる人もなのかな?笑
飛香: ICFカードは持ってるんだし、大丈夫でしょ。まぁ、宝探しはできないけど笑
「ゲームのクリア条件は、私達がこの学校内に隠した5つの宝石のどれか1つを、今から1時間以内に、第1体育館にいる私のところへ持って来ること。」
守里: っ!!
宝石ってまさか…
春時: うわぁ…なんか、カオスな状況になりそう笑
飛香: 何百人という人が、その5つの宝石を探し始めるんだからね笑
「どれか1つだけで良いですからね!つまり、5人だけがゲームをクリアできます。そして、ゲームをクリアした方には、私達が用意した景品があります!!」
日向子: 景品だって!何だろう?!!
春時: 生徒会が用意した景品とか…
「貰える景品は、持ってきた宝石の種類によって違っていて、学業成就の力を持つ青の宝石は、図書カード5万円分。恋愛成就の力を持つ赤の宝石は、某テーマパークのペアチケット。」
春時: 恋愛成就だってよボソッ
飛香: うっさい。(赤の宝石…)
守里: …
これ、確定じゃん。
ってことは、宝石を失くさないようにって、奪われないように逃げろってことだったのか。
「無病息災の力を持つ緑の宝石は、有名所の温泉旅行券。金運上昇の力を持つ黄の宝石は、新屋山神社への旅行券。運気上昇の力を持つ白の宝石は、生徒会役員全員が褒めてあげる券です!」
春時: なんか、白の宝石だけ毛色が違うんだが笑
川嶋: 白白白白白白白白白白白白白…
「皆さん、どの宝石を探すかを今のうちに決めといてくださいね。これから、それぞれの隠してある場所についてのヒントを言っていくので。」
日向子: みんな、どれ探すの?!
春時: 俺は仕事だけど、一応、緑。
川嶋: もちろん白!!
飛香: 私は…
春時: 赤だろ笑
飛香: …
日向子: あっしゅん、私と一緒じゃん!!
飛香: え、日向子もなの?
日向子: うん!だって、遊園地のチケットでしょ?!
春時: そこか笑。で、守里は?
守里: …僕は…あ…おかな。青!
春時: 図書カード5万円分だな。何気に嬉しいよな、あれ。
守里: うん。
「決まりましたか?!それでは、隠してある場所のヒントを一度だけ言います。ちなみに、各宝石の効力と景品、場所のヒントは、第1体育館前の掲示板に貼ってあるので、聞き逃した!とか、忘れた!っていう方は、そちらの方をご確認ください。」
日向子: スタートダッシュをきめるには、この1回だけのヒントを聞き流さないようにしないと!
「順番に言っていきます…『ありとあらゆる知識が眠る地の番人が、青の宝への道を示す。』『混沌の台風の中心にいる韋駄天が、赤の宝を握る。』」
日向子: 混沌の台風の中心?
飛香: 韋駄天…
守里: …青の宝石は、知識が眠る地の番人に教えてもらうのか。じゃあ、早速僕は、行ってくるよ。バイバイ!!
そう言って、守里はどこかに走って行った。
春時: お、おう…って、もう見えない…
日向子: 相当、青の宝石が欲しいんだね!
飛香: 韋駄天ってことは、仏教の神様…いや、ここは単純に足の速い人かな…
川嶋: (混沌の台風の中心…台風の目にいる……この混沌について、文章中で何も示すものがないってことは、既に何かしらのヒントが別で出ているはず……赤の宝石は恋愛成就の力……恋愛の混沌?…)
ガヤガヤ
春時: 他の人達も、一気に動き出したな笑
川嶋: (恋愛の混沌の台風の中心にいて、足が速い韋駄天…ってそういえば、昨日も韋駄天って文字を見たような………あ、分かった。学校一足が速いって紹介されてて、恋愛の混沌の台風の目にいる…複数人の女性に好意を向けられているものの、それに自分自身では気づいていない人。まぁ、まだ推測に近いけど、あの反応を見ると…)
日向子: でも、どっちにしろ、誰かが赤の宝石を持ってるんだよね!!
飛香: …まさか、手当り次第に、宝石を持ってないか聞こうとか思ってる?
日向子: 正解!!
川嶋: 笑
春時: 無謀だよな笑
川嶋: あ、いや……よし、春時。戻ろ。
春時: え?
川嶋: もうそろそろ戻らないとヤバいよ。
春時: 確かにそうだが……白の宝石は良いのか?
川嶋: 笑、もう白の宝石の場所は分かったし、私は宝石をゲットして、第1体育館に行ってから、戻るつもりだから。
春時: え、マジ?さすがだな。じゃあ、誰が赤の宝石を持ってるかも、分かったのか?
川嶋: もちろん笑
飛香: え?ちょっ、教えて!
日向子: 教えて!!!
川嶋: だ~め笑。こういうのは、自分で解かないと。
飛香: チッ
川嶋: でも、飛香ならすぐに分かると思う。
飛香: …
日向子: 私は?!
川嶋: う~ん、日向子も頑張ればいける…かな?笑
日向子: 分かった!頑張る!!
川嶋: じゃ、そういうことで。春時、行くよ。
春時: おう。後から、俺にだけは教えてな笑
川嶋: 笑、気が向いたらね。
飛香: 韋駄天…混沌…赤い宝石…ブツブツ
日向子: 誰が持ってるんだろうな~
そうして、川嶋と春時が仕事に向かい、飛香と日向子は赤い宝石を見つけるために、必死に頭を動かすのだった。
守里: …
「赤の宝石は誰が持ってるんだ!」
「緑の宝石を探してみない?」
「一旦、ヒントを見直したいから、第1体育館?に行こう。」
守里: ふぅ…
宝石の1つ、赤の宝石を所持している守里は、息を潜めつつ、どこか良い隠れ場所がないか、学校中を歩き回っていた。
ほんと…やってくれたな、櫻宮さん。
まさか、このおもちゃの赤い宝石が、こんなことに使われるなんて。
どこが、全然楽な仕事なんだよ。
宝石を狙う人達から、1時間も逃げ回らないといけないんだぞ。
めちゃくちゃに大変な仕事じゃん!
もう、いっその事、誰かに渡すか、自分で櫻宮さんのところに持ってってやろうか…
…よし、一言文句を言いに、櫻宮さんのところに行こう。
あの場所のヒントが解かれない限りは、僕が追われることはないだろうから、今のうちだ。
そう考え、守里はそれとなく周りを警戒しつつ、急いで、第1体育館に向かうのだった。
to be continued
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります
チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます!
ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。
この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。
戦闘力ゼロ。
「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」
親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。
「感謝するぜ、囮として」
嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。
そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。
「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」
情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。
かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。
見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
まほカン
jukaito
ファンタジー
ごく普通の女子中学生だった結城かなみはある日両親から借金を押し付けられた黒服の男にさらわれてしまう。一億もの借金を返済するためにかなみが選ばされた道は、魔法少女となって会社で働いていくことだった。
今日もかなみは愛と正義と借金の天使、魔法少女カナミとなって悪の秘密結社と戦うのであった!新感覚マジカルアクションノベル!
※基本1話完結なのでアニメを見る感覚で読めると思います。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる