285 / 340
第8章 生徒会選挙編
第285話「料理対決の準備 前編」
しおりを挟む
生徒会室
灰崎: 鹿川さん、今日の会議の準備はできてる?
鹿川: バッチリだよ!
灰崎: なら、最終確認をしようか。
鹿川: はーい!
櫻宮: なぁちゃん。引き継ぎ資料はどのぐらいできた?
七星: ん~やっと4割ってとこや。歴代から引き継いできたもんが、中々面倒でな~
中谷: 笑、曲者が多いからね、歴代の副会長は。
櫻宮: そっか。でも、もう4割なら良いペースじゃん。
七星: ま、頑張るわ。
倉田: 森崎君、順調に進んでいますか?
守里: まぁ、進んではいるよ。
倉田: そうですか。困ったことがあれば、すぐに聞いてくださいね。私は森崎君の教育係なので。
守里: 笑、了解。
中谷: 教育係か笑ボソッ
櫻宮: 桃ちゃんは、意外と、人に何か教えるのが好きなんだろうねボソッ
中谷: 守里君の質問に答えてる時の桃ちゃんは、いつも以上に生き生きしてるから、確かにそうかも笑ボソッ
七星: …
このように、多くの仕事をこなす生徒会と共に、守里は、生徒会選挙に向けての準備を進めていた。
その一方で、週末に料理対決を控えている5人は、料理の腕を鍛えたり、本番で出す料理を考えたりと、各々で決戦に望む態勢を整えていた。
春時の家
紗耶: ママ、こんな感じ?
春時母: うんうん、良い感じよ。
紗耶: じゃあ次はこれを…
自宅のキッチンで、紗耶は、本番で作る料理を決めるために、色々な料理を試作しており、それを母に見てもらっていた。
その2人の様子を、テレビの前から眺める春時と父。
春時: 頑張ってるな~紗耶。
春時父: あれは、守里君のためのなんだろ?
春時: そう。日曜日に、守里の家で料理対決をするんだ。
春時父: へぇ~面白そうだな。春時も行くのか?
春時: うん。審査員を頼まれたから。
春時父: 笑、役得じゃないか。
春時: 誰もクッキングモンスターじゃないことを祈る。
春時父: それは大丈夫だろ。みんな、今頃、紗耶みたいに練習してるさ。
春時: あれ、親父は守里争奪戦のことを知ってたっけ?
春時父: 別に聞いてはないが、大体分かるよ。紗耶の様子を見てたら。
春時: ま、分かりやすいもんな、紗耶は。
春時父: それに、週末に料理対決なんて、そんなの好きなやつに手料理を食べさせたいからに決まってる。
春時: なに?経験談?笑
春時父: そんなわけあるかっての笑
と、2人が笑いながら話していると、居間に祖父の一がやって来る。
一: ん…何をしておるんじゃ?
春時: あ、じいちゃん。
春時父: 紗耶が料理の練習をしているんです。
一: なんと、それは本当か?まさか、じいじのために…
春時 春時父: それは違う(違います)。
一: いーや。紗耶ちゃんは照れておるだけで、じいじのためを思って、料理を作ってくれておるんじゃ。
春時父: …まぁ、そうかもしれませんね。でも、一応、紗耶に直接聞いてみたらどうですか?
一: 言われんでも聞くわい
そう言って、一は一生懸命に料理をする紗耶の後ろへ。
一: お~紗耶ちゃん。上手にできとるの~
紗耶: あ、じいじ。
一: なぁ、紗耶ちゃん。この料理はじいじのためを思って、作ってくれとるんじゃろ?全く、あのバカ2人はそうじゃないとか言っておるが…
紗耶: え?
春時母: 何を言ってるの?父さん。紗耶は、守里君のために作っているのよ。
一: なっ……
春時母: ほんと、アツアツね~~紗耶も、他のみんなも。まぁ、守里君は良い子で頼りになる子だから、当たり前か笑
一: あ、あやつめ……
春時母: ってことで、父さんは私の料理で我慢してね。紗耶の手料理は全部、守里君の胃袋を掴むことに使うから笑
一: くっ、くぅ……
紗耶: い、いや、今日作ってるのは試作品だから、元々これは、みんなに食べてもらうつもりだよ。
いつも通りの対応で、春時母にあしらわれた一の、とても悔しそうな顔を見て、紗耶は急いでフォローを入れる。
一: そ、それは本当か?紗耶ちゃん!
紗耶: う、うん笑
春時母: 笑、良かったわね。父さん。
一: ほれ見たことか。やっぱり、紗耶ちゃんはじいじのために、料理を作ってくれておったんじゃよ!ハッハッハ笑
春時母: はいはい。分かったから、父さんは向こうに行っといて。
一: 紗耶ちゃん!じいじは待っとるからの~
満面の笑みで、一は座卓の定位置に座り、紗耶の料理が完成するのを待つ。
春時母: さぁ、紗耶。美味しい料理を作るわよ!守里君のためにね笑
紗耶: もう!ママも、守里先輩のため、守里先輩のためって言わないでよ!///
春時母: あらあら笑、それはごめなさいね~
春時: お袋は、紗耶の表情を見て、楽しんでんな笑
春時父: 高校生の恋愛を見てるのが、好きなんだよ笑
春時: ふ~ん。
春時父: あ、お前も遠慮せずに、やってもらってかまわないからな笑
春時: うるせぇ笑
◇◇◇
カフェBINGO!
店長: 中村さん、パンケーキできてる?
珠美: はい、できてます!
バイト中に、料理対決の知らせを聞いた珠美は、キッチンに入って、自分の料理の腕を鍛えようと考え、すぐに店長に頼み込んだ。
それに対して、店長は快諾し、その次の時から、珠美は料理を担当するようになった。
奈々未: バナナパフェと和風かき氷です。
店長: はーい。中村さん、バナナパフェの方ね。
珠美: はい!頑張ります!奈々未さん、パンケーキできてます!
奈々未: OK。その調子だよ、珠美ちゃん。
珠美: バンバン次をお願いします!バンバン!
奈々未: それはお客さん次第だから、私にはどうすることもできないかな笑
店長: なら、今日の賄いは、中村さんにお願いしても良いかもね。
珠美: 珠美やります!でも……
店長: 大丈夫。僕が隣で見てるから。
奈々未: なんか、その言い方だと、セクハラっぽく聞こえなくも笑…
店長: え……そ、そんなつもりじゃないよ、中村さん。
珠美: ん?何がですか?
奈々未: 笑、良かったわね、珠美ちゃん。とても料理が上手な店長が、料理を教えてくれるんだって。
珠美: ほんとですか?!店長!
店長: う、うん……(中村さんが気にしてないのなら、セーフかな…)
珠美: やった~!!
奈々未: 店長からたくさん教えてもらって、守里君の胃袋を鷲掴みにするのよ、珠美ちゃん。
珠美: はい!
店長: 青春だね~笑
◇◇◇
ジコチューカフェ2号店
新井: ふぅ~おつかれ~
飛香: お疲れ様です、新井さん。
閉店時間となり、お客さんがいなくなった店内で、新井と飛香は一息つく。
新井: さ、パパッと片付け終わらせて帰ろう!
飛香: はい……
新井: ん?何か変な返事だな~
飛香: …
違和感を感じた新井は、飛香の表情をじーっと見て、その違和感の原因を突き止める。
新井: その顔はまさか、私に何か聞きたいことがある?
飛香: ……なんで分かっちゃうんですかね。
新井: そりゃあ、もちろん…
いつものドヤ顔で、言葉を続けようとした新井だったが…
飛香: 年の功ってやつですね。さすがおば…
新井: あれれ?飛香ちゃん。今、何か言いかけた?ニコッ
先に言葉を続けられ、あまり言われたくないことを飛香から言われそうになったため、口角を上げ、すぐに言葉を被せる。
飛香: 笑、そんな怖い笑顔をしてたら、小じわが増えるんじゃないですか?
新井: ……飛香ちゃんも、随分と生意気なこと言うようになったね~
飛香: いや~最近、私も後輩のそういう成長を目の当たりにして、成長しなきゃな~って思ったところだったんですよ笑
新井: へぇ~~飛香ちゃんは元々成長限界に到達しちゃってるから、別に大丈夫だと思うけど?
飛香: いえいえ、私はまだ若いので。限界も突破しちゃいます。
新井: そこの限界を突破したら……あの飛香ちゃんが好きな…森崎守里君だっけ?その子にも嫌われちゃうかもね笑
ニヤッと笑いながら、新井は飛香に言い返す。
飛香: なっ……なぜそれを…
新井: それこそ、飛香ちゃんが言った年の功ってやつかもね~~さぁさぁ、ここから私も、反撃していこうかな~笑
飛香: クッ……
新井: 笑、ってかさ、結局のところ、飛香ちゃんが私に聞きたいことって何なの?
と、飛香の悔しがる表情に満足した新井が、本題について尋ねると、言いにくそうにしながら、飛香は答えた。
飛香: …えっと………男子高校生が好きなご飯のおかずって、なんだと思います?
新井: ん?え?
飛香: だ、だから…
新井: あ、いや、あまりに予想外の質問に戸惑っただけで、質問の内容は分かってるから。
飛香: そうですか……それで…
新井: う~ん……笑、森崎守里君の好きなおかずは分からないけど…
飛香: ///……
新井: 世間一般的に、男子高校生が好きだっていうおかずに関しては、アドバイスできると思うよ笑
飛香: ……よろしくお願いします。
新井: 笑、この私に任せなさい。
to be continued
灰崎: 鹿川さん、今日の会議の準備はできてる?
鹿川: バッチリだよ!
灰崎: なら、最終確認をしようか。
鹿川: はーい!
櫻宮: なぁちゃん。引き継ぎ資料はどのぐらいできた?
七星: ん~やっと4割ってとこや。歴代から引き継いできたもんが、中々面倒でな~
中谷: 笑、曲者が多いからね、歴代の副会長は。
櫻宮: そっか。でも、もう4割なら良いペースじゃん。
七星: ま、頑張るわ。
倉田: 森崎君、順調に進んでいますか?
守里: まぁ、進んではいるよ。
倉田: そうですか。困ったことがあれば、すぐに聞いてくださいね。私は森崎君の教育係なので。
守里: 笑、了解。
中谷: 教育係か笑ボソッ
櫻宮: 桃ちゃんは、意外と、人に何か教えるのが好きなんだろうねボソッ
中谷: 守里君の質問に答えてる時の桃ちゃんは、いつも以上に生き生きしてるから、確かにそうかも笑ボソッ
七星: …
このように、多くの仕事をこなす生徒会と共に、守里は、生徒会選挙に向けての準備を進めていた。
その一方で、週末に料理対決を控えている5人は、料理の腕を鍛えたり、本番で出す料理を考えたりと、各々で決戦に望む態勢を整えていた。
春時の家
紗耶: ママ、こんな感じ?
春時母: うんうん、良い感じよ。
紗耶: じゃあ次はこれを…
自宅のキッチンで、紗耶は、本番で作る料理を決めるために、色々な料理を試作しており、それを母に見てもらっていた。
その2人の様子を、テレビの前から眺める春時と父。
春時: 頑張ってるな~紗耶。
春時父: あれは、守里君のためのなんだろ?
春時: そう。日曜日に、守里の家で料理対決をするんだ。
春時父: へぇ~面白そうだな。春時も行くのか?
春時: うん。審査員を頼まれたから。
春時父: 笑、役得じゃないか。
春時: 誰もクッキングモンスターじゃないことを祈る。
春時父: それは大丈夫だろ。みんな、今頃、紗耶みたいに練習してるさ。
春時: あれ、親父は守里争奪戦のことを知ってたっけ?
春時父: 別に聞いてはないが、大体分かるよ。紗耶の様子を見てたら。
春時: ま、分かりやすいもんな、紗耶は。
春時父: それに、週末に料理対決なんて、そんなの好きなやつに手料理を食べさせたいからに決まってる。
春時: なに?経験談?笑
春時父: そんなわけあるかっての笑
と、2人が笑いながら話していると、居間に祖父の一がやって来る。
一: ん…何をしておるんじゃ?
春時: あ、じいちゃん。
春時父: 紗耶が料理の練習をしているんです。
一: なんと、それは本当か?まさか、じいじのために…
春時 春時父: それは違う(違います)。
一: いーや。紗耶ちゃんは照れておるだけで、じいじのためを思って、料理を作ってくれておるんじゃ。
春時父: …まぁ、そうかもしれませんね。でも、一応、紗耶に直接聞いてみたらどうですか?
一: 言われんでも聞くわい
そう言って、一は一生懸命に料理をする紗耶の後ろへ。
一: お~紗耶ちゃん。上手にできとるの~
紗耶: あ、じいじ。
一: なぁ、紗耶ちゃん。この料理はじいじのためを思って、作ってくれとるんじゃろ?全く、あのバカ2人はそうじゃないとか言っておるが…
紗耶: え?
春時母: 何を言ってるの?父さん。紗耶は、守里君のために作っているのよ。
一: なっ……
春時母: ほんと、アツアツね~~紗耶も、他のみんなも。まぁ、守里君は良い子で頼りになる子だから、当たり前か笑
一: あ、あやつめ……
春時母: ってことで、父さんは私の料理で我慢してね。紗耶の手料理は全部、守里君の胃袋を掴むことに使うから笑
一: くっ、くぅ……
紗耶: い、いや、今日作ってるのは試作品だから、元々これは、みんなに食べてもらうつもりだよ。
いつも通りの対応で、春時母にあしらわれた一の、とても悔しそうな顔を見て、紗耶は急いでフォローを入れる。
一: そ、それは本当か?紗耶ちゃん!
紗耶: う、うん笑
春時母: 笑、良かったわね。父さん。
一: ほれ見たことか。やっぱり、紗耶ちゃんはじいじのために、料理を作ってくれておったんじゃよ!ハッハッハ笑
春時母: はいはい。分かったから、父さんは向こうに行っといて。
一: 紗耶ちゃん!じいじは待っとるからの~
満面の笑みで、一は座卓の定位置に座り、紗耶の料理が完成するのを待つ。
春時母: さぁ、紗耶。美味しい料理を作るわよ!守里君のためにね笑
紗耶: もう!ママも、守里先輩のため、守里先輩のためって言わないでよ!///
春時母: あらあら笑、それはごめなさいね~
春時: お袋は、紗耶の表情を見て、楽しんでんな笑
春時父: 高校生の恋愛を見てるのが、好きなんだよ笑
春時: ふ~ん。
春時父: あ、お前も遠慮せずに、やってもらってかまわないからな笑
春時: うるせぇ笑
◇◇◇
カフェBINGO!
店長: 中村さん、パンケーキできてる?
珠美: はい、できてます!
バイト中に、料理対決の知らせを聞いた珠美は、キッチンに入って、自分の料理の腕を鍛えようと考え、すぐに店長に頼み込んだ。
それに対して、店長は快諾し、その次の時から、珠美は料理を担当するようになった。
奈々未: バナナパフェと和風かき氷です。
店長: はーい。中村さん、バナナパフェの方ね。
珠美: はい!頑張ります!奈々未さん、パンケーキできてます!
奈々未: OK。その調子だよ、珠美ちゃん。
珠美: バンバン次をお願いします!バンバン!
奈々未: それはお客さん次第だから、私にはどうすることもできないかな笑
店長: なら、今日の賄いは、中村さんにお願いしても良いかもね。
珠美: 珠美やります!でも……
店長: 大丈夫。僕が隣で見てるから。
奈々未: なんか、その言い方だと、セクハラっぽく聞こえなくも笑…
店長: え……そ、そんなつもりじゃないよ、中村さん。
珠美: ん?何がですか?
奈々未: 笑、良かったわね、珠美ちゃん。とても料理が上手な店長が、料理を教えてくれるんだって。
珠美: ほんとですか?!店長!
店長: う、うん……(中村さんが気にしてないのなら、セーフかな…)
珠美: やった~!!
奈々未: 店長からたくさん教えてもらって、守里君の胃袋を鷲掴みにするのよ、珠美ちゃん。
珠美: はい!
店長: 青春だね~笑
◇◇◇
ジコチューカフェ2号店
新井: ふぅ~おつかれ~
飛香: お疲れ様です、新井さん。
閉店時間となり、お客さんがいなくなった店内で、新井と飛香は一息つく。
新井: さ、パパッと片付け終わらせて帰ろう!
飛香: はい……
新井: ん?何か変な返事だな~
飛香: …
違和感を感じた新井は、飛香の表情をじーっと見て、その違和感の原因を突き止める。
新井: その顔はまさか、私に何か聞きたいことがある?
飛香: ……なんで分かっちゃうんですかね。
新井: そりゃあ、もちろん…
いつものドヤ顔で、言葉を続けようとした新井だったが…
飛香: 年の功ってやつですね。さすがおば…
新井: あれれ?飛香ちゃん。今、何か言いかけた?ニコッ
先に言葉を続けられ、あまり言われたくないことを飛香から言われそうになったため、口角を上げ、すぐに言葉を被せる。
飛香: 笑、そんな怖い笑顔をしてたら、小じわが増えるんじゃないですか?
新井: ……飛香ちゃんも、随分と生意気なこと言うようになったね~
飛香: いや~最近、私も後輩のそういう成長を目の当たりにして、成長しなきゃな~って思ったところだったんですよ笑
新井: へぇ~~飛香ちゃんは元々成長限界に到達しちゃってるから、別に大丈夫だと思うけど?
飛香: いえいえ、私はまだ若いので。限界も突破しちゃいます。
新井: そこの限界を突破したら……あの飛香ちゃんが好きな…森崎守里君だっけ?その子にも嫌われちゃうかもね笑
ニヤッと笑いながら、新井は飛香に言い返す。
飛香: なっ……なぜそれを…
新井: それこそ、飛香ちゃんが言った年の功ってやつかもね~~さぁさぁ、ここから私も、反撃していこうかな~笑
飛香: クッ……
新井: 笑、ってかさ、結局のところ、飛香ちゃんが私に聞きたいことって何なの?
と、飛香の悔しがる表情に満足した新井が、本題について尋ねると、言いにくそうにしながら、飛香は答えた。
飛香: …えっと………男子高校生が好きなご飯のおかずって、なんだと思います?
新井: ん?え?
飛香: だ、だから…
新井: あ、いや、あまりに予想外の質問に戸惑っただけで、質問の内容は分かってるから。
飛香: そうですか……それで…
新井: う~ん……笑、森崎守里君の好きなおかずは分からないけど…
飛香: ///……
新井: 世間一般的に、男子高校生が好きだっていうおかずに関しては、アドバイスできると思うよ笑
飛香: ……よろしくお願いします。
新井: 笑、この私に任せなさい。
to be continued
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります
チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます!
ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。
この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。
戦闘力ゼロ。
「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」
親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。
「感謝するぜ、囮として」
嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。
そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。
「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」
情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。
かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。
見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『25歳独身、マイホームのクローゼットが異世界に繋がってた件』 ──†黒翼の夜叉†、異世界で伝説(レジェンド)になる!
風来坊
ファンタジー
25歳で夢のマイホームを手に入れた男・九条カケル。
185cmのモデル体型に彫刻のような顔立ち。街で振り返られるほどの美貌の持ち主――だがその正体は、重度のゲーム&コスプレオタク!
ある日、自宅のクローゼットを開けた瞬間、突如現れた異世界へのゲートに吸い込まれてしまう。
そこで彼は、伝説の職業《深淵の支配者(アビスロード)》として召喚され、
チートスキル「†黒翼召喚†」や「アビスコード」、
さらにはなぜか「女子からの好感度+999」まで付与されて――
「厨二病、発症したまま異世界転生とかマジで罰ゲームかよ!!」
オタク知識と美貌を武器に、異世界と現代を股にかけ、ハーレムと戦乱に巻き込まれながら、
†黒翼の夜叉†は“本物の伝説”になっていく!
まほカン
jukaito
ファンタジー
ごく普通の女子中学生だった結城かなみはある日両親から借金を押し付けられた黒服の男にさらわれてしまう。一億もの借金を返済するためにかなみが選ばされた道は、魔法少女となって会社で働いていくことだった。
今日もかなみは愛と正義と借金の天使、魔法少女カナミとなって悪の秘密結社と戦うのであった!新感覚マジカルアクションノベル!
※基本1話完結なのでアニメを見る感覚で読めると思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる