76 / 131
パルメティの街
襲われました?
しおりを挟む
「体を温めるには丁度いい相手だった」
盾についた汚れを払うエミリアは息一つ上がっていない。ウォーミングアップにすらなっていないようにホイムには思えて仕方なかった。
「エミリアさん一人でも団長さんを救うには十分なように思えます」
「そんなことはない……たまたま、戦いやすい相手と場所だっただけ、だ」
顔の汗を拭うエミリアを見た時、ホイムは一つ見つけたものがあった。
「太もも、傷がついてます」
エミリアの左足、皮のズボンを引き裂いて、小さな裂傷が彼女の太ももに刻まれていた。おそらくはスケルトンの手にしていた武器が薄皮一枚の傷をつけてしまったのだろう。
「ああ……この程度は怪我の内に入らない」
「ですけど万全の態勢で進むためにも治しておいた方が」
「結構だ。唾でもつけていれば治る」
ホイムの申し出を断ったエミリアは左手の指で傷口を拭って歩きだした。
血が滴っている様子もないので深い傷ではないのは間違いない。
(余計な心配だったみたい)
そう思いながらホイムはエミリアの後ろについて洞窟を進んでいく。
しかししばらく進まない内にホイムは違和感を抱いた。
上り坂を進んでいる時はゆっくりだったのに、今は随分早足……いや駆け足でないとエミリアにおいつけないようなペースであった。
「エミリアさん! あまり離れると光が届かないですよ!」
走って追いついたホイムがそう忠告しても彼女の歩くペースは一向に緩まない。不審に思ったホイムが彼女に歩みを一旦止めてもらおうと手を伸ばして触れようとした時、
「ダメだ!」
突然エミリアが叫んで腕を振り、ホイムの手を払いのけた。
「エミリア……さん?」
衝撃で右手がビリビリと痺れるが、振り返った彼女の顔を見たホイムは何か異変が起きていることを察した。
「顔真っ赤じゃないですか! それに汗もひどい!」
「なんでも……ない。だから近寄るな!」
しかし言葉とは裏腹にエミリアは立っていられないのか尻もちをつき、その場にへたり込んでしまった。
「もしかしてさっきの傷……毒かなにか、仕込まれてたんじゃ?」
エミリアにだけ起きた突然の異変。ホイムが思い当たるのはそれぐらいしかなかった。
「とにかく治癒しておきます。傷も一緒に治しますから」
「いい! 触るな!」
口では激しく抵抗しながらも、体の自由が利かないのか先程のように腕を振って暴れるような素振りはない。
「大丈夫。これは治していい傷でしょう? 勲章なんかじゃないただの切り傷ですから」
「うぐ……」
「綺麗な肌がもったいないじゃないですか」
ホイムはエミリアの胸当てに触れてキュアを唱えようとした。しかしながら呪文を口にすることはできなかった。
「むぐぐっ!?」
突如としてホイムの小さな体を抱きしめてきたエミリアに、乱暴に唇を重ねられてしまったからだ。
「んん、んんんンーっ!」
ホイムは呻き、もがこうとするが、がっちりと抱きしめられた腕と、そして下半身に絡みつくエミリアの脚はびくともしない。
寝室の抱き枕か人形のように、ホイムは身動き一つ取ることもできずにエミリアに抱きつかれるしかなかった。
せめて唇さえ離してくれれば呪文を唱えることができるが、離れる気配は一向になく、エミリアの鼻息がホイムの顔を撫でていく。
しかしエミリアがホイムにしている口づけは、キスと呼ぶにはあまりに稚拙だった。単純に唇を突き合わせるだけで、舌を入れて口内で交わることも、唾液を交換することもないただの口づけ。
柔らかな唇の感触は確かに心地いいものであったが、それだけである。
ホイムにしてみればまるでお子様のようなキスは、彼を驚愕させるには十分だったが冷静さを奪うほどではなかった。
とろんとした表情で必死に口づけてくるエミリアの表情にドキドキはしつつも、ホイムはなんとか指先だけは動かせることに気が付いた。
「…………」
無言で懸命なキスを受け入れつつも、彼の指先はあるものを描き出していく。
それは魔法を導くもう一つの手段。詠唱とは異なるアプローチの魔法陣である。
一度魔人との戦いで魔法陣による呪文の行使を目にしていたからこそ思いついた手段であった。
エミリアの体に指先で描いた魔法陣に魔力を込める。描かれた式は無論キュア【治癒】である。
魔法を注がれたエミリアの体は足の傷が塞がり、そして何がしかの影響を受けて興奮している状態異常を解除してくれるはずだ。
「…………ぷはっ」
呪文の効果が浸透するのを黙って待っていたホイムの口がようやく解放された。
「はぁ……ハァ……」
「……エミリアさん?」
息を荒げて正気を失っていたエミリアに呼びかける。次第に呼吸は落ち着き、焦点の定かでなかった瞳が光を取り戻し、ホイムと見つめ合った。
「…………あ」
嗚咽のような声を漏らしたエミリアが、きつく抱擁していたホイムの体を慌てて離してずざざっと後退っていった。
「あああああ! す、まない! すまない! すまない!」
またも顔を真赤にして何度も何度も謝罪を口にするエミリア。己のしたことを認識できているのは正気に戻った証拠だと、ホイムは安堵の溜め息を吐いた。
「……行きましょうか」
この場に留まり続けるわけにもいかない。そう思い、今度はホイムが先に立って歩き始めた。
「すまない……すまない……」
まるで呪文のように唱えながら肩を落とすエミリアを従えて進むホイム。彼自身は本当に気にしていないので謝罪は必要ないというのに、エミリアの気は全く済まないようである。
とりあえず納得いくまで言葉を吐き出させようと思い、そのままにしておくのであった。
しかしホイムもエミリアも気付くはずがなかった。エミリアの気を動転させることが、待ち構えている者たちの策略の一環であったことを。
盾についた汚れを払うエミリアは息一つ上がっていない。ウォーミングアップにすらなっていないようにホイムには思えて仕方なかった。
「エミリアさん一人でも団長さんを救うには十分なように思えます」
「そんなことはない……たまたま、戦いやすい相手と場所だっただけ、だ」
顔の汗を拭うエミリアを見た時、ホイムは一つ見つけたものがあった。
「太もも、傷がついてます」
エミリアの左足、皮のズボンを引き裂いて、小さな裂傷が彼女の太ももに刻まれていた。おそらくはスケルトンの手にしていた武器が薄皮一枚の傷をつけてしまったのだろう。
「ああ……この程度は怪我の内に入らない」
「ですけど万全の態勢で進むためにも治しておいた方が」
「結構だ。唾でもつけていれば治る」
ホイムの申し出を断ったエミリアは左手の指で傷口を拭って歩きだした。
血が滴っている様子もないので深い傷ではないのは間違いない。
(余計な心配だったみたい)
そう思いながらホイムはエミリアの後ろについて洞窟を進んでいく。
しかししばらく進まない内にホイムは違和感を抱いた。
上り坂を進んでいる時はゆっくりだったのに、今は随分早足……いや駆け足でないとエミリアにおいつけないようなペースであった。
「エミリアさん! あまり離れると光が届かないですよ!」
走って追いついたホイムがそう忠告しても彼女の歩くペースは一向に緩まない。不審に思ったホイムが彼女に歩みを一旦止めてもらおうと手を伸ばして触れようとした時、
「ダメだ!」
突然エミリアが叫んで腕を振り、ホイムの手を払いのけた。
「エミリア……さん?」
衝撃で右手がビリビリと痺れるが、振り返った彼女の顔を見たホイムは何か異変が起きていることを察した。
「顔真っ赤じゃないですか! それに汗もひどい!」
「なんでも……ない。だから近寄るな!」
しかし言葉とは裏腹にエミリアは立っていられないのか尻もちをつき、その場にへたり込んでしまった。
「もしかしてさっきの傷……毒かなにか、仕込まれてたんじゃ?」
エミリアにだけ起きた突然の異変。ホイムが思い当たるのはそれぐらいしかなかった。
「とにかく治癒しておきます。傷も一緒に治しますから」
「いい! 触るな!」
口では激しく抵抗しながらも、体の自由が利かないのか先程のように腕を振って暴れるような素振りはない。
「大丈夫。これは治していい傷でしょう? 勲章なんかじゃないただの切り傷ですから」
「うぐ……」
「綺麗な肌がもったいないじゃないですか」
ホイムはエミリアの胸当てに触れてキュアを唱えようとした。しかしながら呪文を口にすることはできなかった。
「むぐぐっ!?」
突如としてホイムの小さな体を抱きしめてきたエミリアに、乱暴に唇を重ねられてしまったからだ。
「んん、んんんンーっ!」
ホイムは呻き、もがこうとするが、がっちりと抱きしめられた腕と、そして下半身に絡みつくエミリアの脚はびくともしない。
寝室の抱き枕か人形のように、ホイムは身動き一つ取ることもできずにエミリアに抱きつかれるしかなかった。
せめて唇さえ離してくれれば呪文を唱えることができるが、離れる気配は一向になく、エミリアの鼻息がホイムの顔を撫でていく。
しかしエミリアがホイムにしている口づけは、キスと呼ぶにはあまりに稚拙だった。単純に唇を突き合わせるだけで、舌を入れて口内で交わることも、唾液を交換することもないただの口づけ。
柔らかな唇の感触は確かに心地いいものであったが、それだけである。
ホイムにしてみればまるでお子様のようなキスは、彼を驚愕させるには十分だったが冷静さを奪うほどではなかった。
とろんとした表情で必死に口づけてくるエミリアの表情にドキドキはしつつも、ホイムはなんとか指先だけは動かせることに気が付いた。
「…………」
無言で懸命なキスを受け入れつつも、彼の指先はあるものを描き出していく。
それは魔法を導くもう一つの手段。詠唱とは異なるアプローチの魔法陣である。
一度魔人との戦いで魔法陣による呪文の行使を目にしていたからこそ思いついた手段であった。
エミリアの体に指先で描いた魔法陣に魔力を込める。描かれた式は無論キュア【治癒】である。
魔法を注がれたエミリアの体は足の傷が塞がり、そして何がしかの影響を受けて興奮している状態異常を解除してくれるはずだ。
「…………ぷはっ」
呪文の効果が浸透するのを黙って待っていたホイムの口がようやく解放された。
「はぁ……ハァ……」
「……エミリアさん?」
息を荒げて正気を失っていたエミリアに呼びかける。次第に呼吸は落ち着き、焦点の定かでなかった瞳が光を取り戻し、ホイムと見つめ合った。
「…………あ」
嗚咽のような声を漏らしたエミリアが、きつく抱擁していたホイムの体を慌てて離してずざざっと後退っていった。
「あああああ! す、まない! すまない! すまない!」
またも顔を真赤にして何度も何度も謝罪を口にするエミリア。己のしたことを認識できているのは正気に戻った証拠だと、ホイムは安堵の溜め息を吐いた。
「……行きましょうか」
この場に留まり続けるわけにもいかない。そう思い、今度はホイムが先に立って歩き始めた。
「すまない……すまない……」
まるで呪文のように唱えながら肩を落とすエミリアを従えて進むホイム。彼自身は本当に気にしていないので謝罪は必要ないというのに、エミリアの気は全く済まないようである。
とりあえず納得いくまで言葉を吐き出させようと思い、そのままにしておくのであった。
しかしホイムもエミリアも気付くはずがなかった。エミリアの気を動転させることが、待ち構えている者たちの策略の一環であったことを。
1
あなたにおすすめの小説
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
召喚失敗から始まる異世界生活
思惟岳
ファンタジー
庭付き一戸建て住宅ごと召喚されたせいで、召喚に失敗。いったん、天界に転送されたジュンは、これからどうしたいかと神に問われた。
「なろう」さまにも、以前、投稿させていただいたお話です。
ペンネームもタイトルも違うし、かなり書き直したので、別のお話のようなものですけれど。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる