63 / 66
雑学
未来への階段は、見世物小屋から始まった
しおりを挟む
■ 初めての“動く階段”を見た日のこと
休日のショッピングモール。
エスカレーターに乗るたびに、幼い息子がはしゃぐ。
「うごくー!すごーい!」
その姿を見ていて、ふと私は思った。
この“動く階段”は、いつから当たり前になったのだろう?
そして、誰が最初に「階段を動かそう」と思ったのだろう?
■ 雑学の扉:エスカレーターは、もともと遊園地の“アトラクション”だった
答えは、意外なところにある。
エスカレーターの原型が初めて設置されたのは、なんと1897年のコニーアイランド(アメリカ)。
場所は、ニューヨークの遊園地だった。
当時、それは「動く階段」というより、驚きの見世物だった。
乗った人々は歓声を上げながら“未来の乗り物”に身を任せた。
しかも名前も違った。
「Moving Stairs(ムービング・ステアーズ)」なんて洒落た名前ではなく、
“Enchanted Stairway”――魔法の階段。
まるでファンタジー映画の一場面のようだ。
■ “効率化”は、いつしか“日常”に溶けていく
今では誰もが当たり前に使うエスカレーター。
でも考えてみれば、それは立ち止まっていても前に進む装置だ。
そこに、少し人生のヒントがある。
私たちは「努力」や「進むこと」にとらわれすぎて、
“立ち止まること”をネガティブに感じがちだ。
けれど、自分の意志で「乗る」と決めた時点で、進んでいるのだ。
エスカレーターは、じっとしていても進める。
でも、ちゃんと「乗る」ことを選ばないと、動き出さない。
■ 魔法の階段に、もう一度感動してもいい
息子は、もう一度上りたがる。
「ねえ、これって、誰がつくったの?」
私は笑いながら答える。
「昔の人たちが、“階段が動いたら楽しいよね”って言ったんだよ」
「えー、すごい!天才じゃん!」
その言葉に、私のほうが驚いた。
そうだ。
発明も、未来も、最初はきっと「ちょっと楽しいかも」から始まる。
あとがき
エスカレーターは、最初から“便利”の象徴ではありませんでした。
それは、未来をのぞくような“遊び心”の結晶だったのです。
次にエスカレーターに乗るとき、
ほんの少しだけ、子どもの頃のわくわくした気持ちを思い出してみてください。
あなたの中の“魔法の階段”が、もう一度動き出すかもしれません。
休日のショッピングモール。
エスカレーターに乗るたびに、幼い息子がはしゃぐ。
「うごくー!すごーい!」
その姿を見ていて、ふと私は思った。
この“動く階段”は、いつから当たり前になったのだろう?
そして、誰が最初に「階段を動かそう」と思ったのだろう?
■ 雑学の扉:エスカレーターは、もともと遊園地の“アトラクション”だった
答えは、意外なところにある。
エスカレーターの原型が初めて設置されたのは、なんと1897年のコニーアイランド(アメリカ)。
場所は、ニューヨークの遊園地だった。
当時、それは「動く階段」というより、驚きの見世物だった。
乗った人々は歓声を上げながら“未来の乗り物”に身を任せた。
しかも名前も違った。
「Moving Stairs(ムービング・ステアーズ)」なんて洒落た名前ではなく、
“Enchanted Stairway”――魔法の階段。
まるでファンタジー映画の一場面のようだ。
■ “効率化”は、いつしか“日常”に溶けていく
今では誰もが当たり前に使うエスカレーター。
でも考えてみれば、それは立ち止まっていても前に進む装置だ。
そこに、少し人生のヒントがある。
私たちは「努力」や「進むこと」にとらわれすぎて、
“立ち止まること”をネガティブに感じがちだ。
けれど、自分の意志で「乗る」と決めた時点で、進んでいるのだ。
エスカレーターは、じっとしていても進める。
でも、ちゃんと「乗る」ことを選ばないと、動き出さない。
■ 魔法の階段に、もう一度感動してもいい
息子は、もう一度上りたがる。
「ねえ、これって、誰がつくったの?」
私は笑いながら答える。
「昔の人たちが、“階段が動いたら楽しいよね”って言ったんだよ」
「えー、すごい!天才じゃん!」
その言葉に、私のほうが驚いた。
そうだ。
発明も、未来も、最初はきっと「ちょっと楽しいかも」から始まる。
あとがき
エスカレーターは、最初から“便利”の象徴ではありませんでした。
それは、未来をのぞくような“遊び心”の結晶だったのです。
次にエスカレーターに乗るとき、
ほんの少しだけ、子どもの頃のわくわくした気持ちを思い出してみてください。
あなたの中の“魔法の階段”が、もう一度動き出すかもしれません。
0
あなたにおすすめの小説
新しい家族は保護犬きーちゃん
ゆきむらさり
エッセイ・ノンフィクション
〔あらすじ〕📝初めて🐶保護犬ちゃんを迎え入れる我が家。
過去の哀しい実情のせいで人間不信で怯える保護犬きーちゃん。
初日から試行錯誤の日々と保護犬きーちゃんがもたらす至福の日々。
◇
🔶保護犬ちゃん達の過去・現在の実情の記述もあります🐾
🔶日々の些細な出来事を綴っています。現在進行形のお話となります🐾
🔶🐶挿絵画像入りです。
🔶拙いエッセイにもかかわらず、HOTランキングに入れて頂き(2025.7.1、最高位31位)ありがとうございます🙇♀️
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる