息抜き

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雑学

未来への階段は、見世物小屋から始まった

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■ 初めての“動く階段”を見た日のこと
休日のショッピングモール。
エスカレーターに乗るたびに、幼い息子がはしゃぐ。

「うごくー!すごーい!」

その姿を見ていて、ふと私は思った。
この“動く階段”は、いつから当たり前になったのだろう?
そして、誰が最初に「階段を動かそう」と思ったのだろう?

■ 雑学の扉:エスカレーターは、もともと遊園地の“アトラクション”だった
答えは、意外なところにある。

エスカレーターの原型が初めて設置されたのは、なんと1897年のコニーアイランド(アメリカ)。
場所は、ニューヨークの遊園地だった。

当時、それは「動く階段」というより、驚きの見世物だった。
乗った人々は歓声を上げながら“未来の乗り物”に身を任せた。

しかも名前も違った。
「Moving Stairs(ムービング・ステアーズ)」なんて洒落た名前ではなく、
“Enchanted Stairway”――魔法の階段。

まるでファンタジー映画の一場面のようだ。

■ “効率化”は、いつしか“日常”に溶けていく
今では誰もが当たり前に使うエスカレーター。
でも考えてみれば、それは立ち止まっていても前に進む装置だ。

そこに、少し人生のヒントがある。

私たちは「努力」や「進むこと」にとらわれすぎて、
“立ち止まること”をネガティブに感じがちだ。
けれど、自分の意志で「乗る」と決めた時点で、進んでいるのだ。

エスカレーターは、じっとしていても進める。
でも、ちゃんと「乗る」ことを選ばないと、動き出さない。

■ 魔法の階段に、もう一度感動してもいい
息子は、もう一度上りたがる。

「ねえ、これって、誰がつくったの?」
私は笑いながら答える。

「昔の人たちが、“階段が動いたら楽しいよね”って言ったんだよ」
「えー、すごい!天才じゃん!」

その言葉に、私のほうが驚いた。
そうだ。
発明も、未来も、最初はきっと「ちょっと楽しいかも」から始まる。

あとがき
エスカレーターは、最初から“便利”の象徴ではありませんでした。
それは、未来をのぞくような“遊び心”の結晶だったのです。

次にエスカレーターに乗るとき、
ほんの少しだけ、子どもの頃のわくわくした気持ちを思い出してみてください。
あなたの中の“魔法の階段”が、もう一度動き出すかもしれません。
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