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三十話 懐かしい顔
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ふと意識を取り戻したアレフはガバッと身体を起こした。するとバサリとタオルが額から落ちる音が聞こえた。
「ここは……どこだ……?」
キングバジリスクを倒してから、恐らくその毒でやられた自分は何とか魔法陣に入り込めたはず……入った魔法陣から考えると今居るのは十一階層でなければならない。
アレフはそう思ったが、まだ視界がぼんやりとしておりはっきりとしない。目に入る限りの情報だとどこかの家の中のようにアレフは感じた。今起き上がったベッド、そのベッドに今まで横たわっていた自分と……恐らく誰かが看病してくれていたようだった。今、パサリと落ちたタオルはその事実を物語っているとしか思えなかった。
「一体誰が……」
そう呟いたアレフの左の後ろからカタンと物音が聞こえた。アレフはその音に勢いよく振り返るとそこには何かが座っているようだった。
位置関係からその存在がアレフを看病してくれていたのだろう。まだぼんやりとする視界でじっと見ると、その存在がはっきりとして来た。
それはウンディーネ、透き通った水色の身体を持つ少女のような姿形をした精霊族でレア度はHRの使い魔だ。
使い魔であると言うことは、付近には召喚士も存在していることを物語っている。しかし普通に考えれば五階層ですら辿り着いた者はいない遺跡ダンジョン。十一階層には召喚士などいるはずはなく、助けられることなど有り得ないはずだ。しかし現にアレフの目の前に存在しているのである。
それに、人の看病をするなど普通の使い魔などしない。
しかし、その事以上にアレフはそのウンディーネが視界に入った瞬間息を飲んだ。
そのウンディーネに見覚えがあったからだ。それは遠い昔の記憶……十年以上前である。
アレフがかつて知っていた人物の使い魔はウンディーネだった。そのウンディーネと目の前のウンディーネは同じ存在のように感じたと同時にアレフは何故か懐かしい気持ちに包まれたのだ。
「ま、まさか……君は……?」
目の前のウンディーネに向かい驚きの声を漏らすアレフに対して、まるで年の離れた弟を見守るかのような雰囲気を纏ったウンディーネは優しく微笑んだ。
アレフが意識を取り戻したことを喜んでいるのと同時に、その問いに応えているようだった。
その懐かしい覚えのある雰囲気についアレフは記憶の片隅にあるその使い魔の名を呟いてしまう。自分の好きだった人物、目標にしていた人物、アレフの知る限り、使い魔に名前を付ける人物など一人しかいない……その人物が従えていたウンディーネに付けた名前である。
「やっぱり……ディーネ?」
その呟きと同時にドアがカチャリと開いた。と、同時に姿を現した人物にアレフは絶句してしまう。
その人物は入ってくるや否や、アレフが起き上がっていることに気づき、アレフに声をかけた。
「お、起きたな。まだ寝てないとダメだろ」
懐かしく聞き覚えのあるその声を聞いたアレフは、その声を聞いた瞬間につい声を漏らしてしまった。
「と、父さん……」
そう、アレフの前には死んだと思っていた父が立っていたのだ。記憶の中の姿より少し痩せているが、その姿は間違いない。
「父さんって、やっぱりアレフか? その白髪、まさかとは思ったが。年齢もあの時から考えるとこれくらいになっているはずだったし」
目の前の男性は少し驚いている様子を示したが、自身が助けた人物がアレフである可能性は考えていたようで、アレフと違い動揺する程では無かったようだ。
「ど、どうして……父さんが?」
色々な思いや感情が押し寄せ、言葉に詰まるアレフの頭をわしゃわしゃと撫でた父、カールはベッドの横にどかっと座って頭をポリポリとかいた。
「どうして……って言われるとなぁ……十年前にここに来てから帰ることも出来ないでいただけだがなぁ」
「十年前って……ミノタウロスもキングバジリスクも倒して来たんじゃ?」
そうアレフが尋ねるとカールは首をゆっくりと横に振った。
「いやいや、ミノタウロスは五階層のボスなんだろうな? 倒していないし、キングバジリスクなんて一目見て死ぬと思ったから戦ってないぞ?」
「じゃあどうやって……」
「十年前にとある部屋から転移の魔法陣を使ってこの階層まで来たんだ。で、その部屋にも戻れず、キングバジリスクも倒せない、上の階層にも行けない。だからここに住むしか無かった。幸いウンディーネは治癒の特殊能力を使える。まぁお前を助けられたのもその力があったからだな…。お前はキングバジリスクを倒して来たんだろ? でも毒でやられた、だから倒れてた 違うか?」
カールの言う通りだとアレフは首を縦に振った。その後、カールの話していたことで気になった箇所について尋ねた。
「もしかして最初のとある部屋って滝の中のある洞窟から行ける部屋?」
そのアレフの問いにカールは少し驚いた表情を見せる。
「ああ……そうだが……お前も知ってるのか?」
「俺も何度かその部屋には行ったことがある。今考えると、父さんが居なくなったのはランク戦の日だったかも……でも、そうか、父さんは生きてたのか」
二人とも黙り込み、しんみりとした雰囲気が漂ってしまう。しばらくの間、どちらも言葉を発することが出来ない。カールも様々な思いが去来しているのかもしれない。
死んだと思っていた父が生きていたのだ。アレフは他にも話したいことが沢山ある。沢山ありすぎてどれか話したらいいかわからなかった。
カールも同じである。沢山あるからこそ、どれから話せばいいかわからなかったのだ。
「なあ、アレフ……」
沈黙を破ったのはカールだった。
「母さんは、元気か?」
カールが一番気になったのは、母ミューズのことなのだろう。ミューズについてアレフに尋ねてきた。
「母さんか……父さんが居なくなってからしばらくして体調を崩しちゃって。最近はあまり良くないみたい」
アレフはミューズのことを思い出すようにしながらカールに答えた。最近はアレフの目から見てもかなり体調が優れないように見えたのだった。
「そうか。苦労をかけたな」
そうカールが呟くと再び沈黙の時が流れる。が、今度はそれを打ち破ったのはアレフだった。
「ねえ、父さん。もう帰ろ? 俺がキングバジリスク倒せば……」
しかし、カールは首を横に振った。
「でも、恐らく一緒にキングバジリスクの部屋に入ることは出来ないぞ? 恐らくお前が戦っている時……魔法陣は起動していなかった。急にそこからお前が現れたんだ。倒したから魔法陣が使えるようになったんだろ。多分入れるには一人だけだと思う。あ、お前が倒したあとにすぐ入れば……」
今度はアレフが首を横に振ったのだった。
「いや、多分次に部屋に入ったらキングバジリスクは復活してるはず……ミノタウロスの時はそうだったから……」
アレフはなんとか帰る方法が無いかとじっと考え、一つの疑問が浮かんだ。
「そうだ……戻る魔法陣はなんで使えないの?」
そもそも発端はそこだ。あの部屋に行く魔法陣はこの階層にあるはず。実際カールはそれを使ってこの階層まで来たのだ。
しかしカールはこうも言った。その部屋にも戻れないと。つまり魔法陣が使えないと言っているのである。
「まあな。それは見た方が早いか……」
そう呟いてじっとアレフを見つめカールは大きく息を吐いた。
「しかし、もう大丈夫そうだな。あんなに死にそうな顔色で倒れてたのに、ピンピンしてやがる……どんな鍛え方をしたんだか……」
少し呆れているかのような表情をカールは浮かべた後のすっと立ち上がってこう言った。
「その様子だともう立てるな? ほら外に出るぞ、付いてこい」
そしてガチャリと扉を開けて外に出ていったのだった。
「ここは……どこだ……?」
キングバジリスクを倒してから、恐らくその毒でやられた自分は何とか魔法陣に入り込めたはず……入った魔法陣から考えると今居るのは十一階層でなければならない。
アレフはそう思ったが、まだ視界がぼんやりとしておりはっきりとしない。目に入る限りの情報だとどこかの家の中のようにアレフは感じた。今起き上がったベッド、そのベッドに今まで横たわっていた自分と……恐らく誰かが看病してくれていたようだった。今、パサリと落ちたタオルはその事実を物語っているとしか思えなかった。
「一体誰が……」
そう呟いたアレフの左の後ろからカタンと物音が聞こえた。アレフはその音に勢いよく振り返るとそこには何かが座っているようだった。
位置関係からその存在がアレフを看病してくれていたのだろう。まだぼんやりとする視界でじっと見ると、その存在がはっきりとして来た。
それはウンディーネ、透き通った水色の身体を持つ少女のような姿形をした精霊族でレア度はHRの使い魔だ。
使い魔であると言うことは、付近には召喚士も存在していることを物語っている。しかし普通に考えれば五階層ですら辿り着いた者はいない遺跡ダンジョン。十一階層には召喚士などいるはずはなく、助けられることなど有り得ないはずだ。しかし現にアレフの目の前に存在しているのである。
それに、人の看病をするなど普通の使い魔などしない。
しかし、その事以上にアレフはそのウンディーネが視界に入った瞬間息を飲んだ。
そのウンディーネに見覚えがあったからだ。それは遠い昔の記憶……十年以上前である。
アレフがかつて知っていた人物の使い魔はウンディーネだった。そのウンディーネと目の前のウンディーネは同じ存在のように感じたと同時にアレフは何故か懐かしい気持ちに包まれたのだ。
「ま、まさか……君は……?」
目の前のウンディーネに向かい驚きの声を漏らすアレフに対して、まるで年の離れた弟を見守るかのような雰囲気を纏ったウンディーネは優しく微笑んだ。
アレフが意識を取り戻したことを喜んでいるのと同時に、その問いに応えているようだった。
その懐かしい覚えのある雰囲気についアレフは記憶の片隅にあるその使い魔の名を呟いてしまう。自分の好きだった人物、目標にしていた人物、アレフの知る限り、使い魔に名前を付ける人物など一人しかいない……その人物が従えていたウンディーネに付けた名前である。
「やっぱり……ディーネ?」
その呟きと同時にドアがカチャリと開いた。と、同時に姿を現した人物にアレフは絶句してしまう。
その人物は入ってくるや否や、アレフが起き上がっていることに気づき、アレフに声をかけた。
「お、起きたな。まだ寝てないとダメだろ」
懐かしく聞き覚えのあるその声を聞いたアレフは、その声を聞いた瞬間につい声を漏らしてしまった。
「と、父さん……」
そう、アレフの前には死んだと思っていた父が立っていたのだ。記憶の中の姿より少し痩せているが、その姿は間違いない。
「父さんって、やっぱりアレフか? その白髪、まさかとは思ったが。年齢もあの時から考えるとこれくらいになっているはずだったし」
目の前の男性は少し驚いている様子を示したが、自身が助けた人物がアレフである可能性は考えていたようで、アレフと違い動揺する程では無かったようだ。
「ど、どうして……父さんが?」
色々な思いや感情が押し寄せ、言葉に詰まるアレフの頭をわしゃわしゃと撫でた父、カールはベッドの横にどかっと座って頭をポリポリとかいた。
「どうして……って言われるとなぁ……十年前にここに来てから帰ることも出来ないでいただけだがなぁ」
「十年前って……ミノタウロスもキングバジリスクも倒して来たんじゃ?」
そうアレフが尋ねるとカールは首をゆっくりと横に振った。
「いやいや、ミノタウロスは五階層のボスなんだろうな? 倒していないし、キングバジリスクなんて一目見て死ぬと思ったから戦ってないぞ?」
「じゃあどうやって……」
「十年前にとある部屋から転移の魔法陣を使ってこの階層まで来たんだ。で、その部屋にも戻れず、キングバジリスクも倒せない、上の階層にも行けない。だからここに住むしか無かった。幸いウンディーネは治癒の特殊能力を使える。まぁお前を助けられたのもその力があったからだな…。お前はキングバジリスクを倒して来たんだろ? でも毒でやられた、だから倒れてた 違うか?」
カールの言う通りだとアレフは首を縦に振った。その後、カールの話していたことで気になった箇所について尋ねた。
「もしかして最初のとある部屋って滝の中のある洞窟から行ける部屋?」
そのアレフの問いにカールは少し驚いた表情を見せる。
「ああ……そうだが……お前も知ってるのか?」
「俺も何度かその部屋には行ったことがある。今考えると、父さんが居なくなったのはランク戦の日だったかも……でも、そうか、父さんは生きてたのか」
二人とも黙り込み、しんみりとした雰囲気が漂ってしまう。しばらくの間、どちらも言葉を発することが出来ない。カールも様々な思いが去来しているのかもしれない。
死んだと思っていた父が生きていたのだ。アレフは他にも話したいことが沢山ある。沢山ありすぎてどれか話したらいいかわからなかった。
カールも同じである。沢山あるからこそ、どれから話せばいいかわからなかったのだ。
「なあ、アレフ……」
沈黙を破ったのはカールだった。
「母さんは、元気か?」
カールが一番気になったのは、母ミューズのことなのだろう。ミューズについてアレフに尋ねてきた。
「母さんか……父さんが居なくなってからしばらくして体調を崩しちゃって。最近はあまり良くないみたい」
アレフはミューズのことを思い出すようにしながらカールに答えた。最近はアレフの目から見てもかなり体調が優れないように見えたのだった。
「そうか。苦労をかけたな」
そうカールが呟くと再び沈黙の時が流れる。が、今度はそれを打ち破ったのはアレフだった。
「ねえ、父さん。もう帰ろ? 俺がキングバジリスク倒せば……」
しかし、カールは首を横に振った。
「でも、恐らく一緒にキングバジリスクの部屋に入ることは出来ないぞ? 恐らくお前が戦っている時……魔法陣は起動していなかった。急にそこからお前が現れたんだ。倒したから魔法陣が使えるようになったんだろ。多分入れるには一人だけだと思う。あ、お前が倒したあとにすぐ入れば……」
今度はアレフが首を横に振ったのだった。
「いや、多分次に部屋に入ったらキングバジリスクは復活してるはず……ミノタウロスの時はそうだったから……」
アレフはなんとか帰る方法が無いかとじっと考え、一つの疑問が浮かんだ。
「そうだ……戻る魔法陣はなんで使えないの?」
そもそも発端はそこだ。あの部屋に行く魔法陣はこの階層にあるはず。実際カールはそれを使ってこの階層まで来たのだ。
しかしカールはこうも言った。その部屋にも戻れないと。つまり魔法陣が使えないと言っているのである。
「まあな。それは見た方が早いか……」
そう呟いてじっとアレフを見つめカールは大きく息を吐いた。
「しかし、もう大丈夫そうだな。あんなに死にそうな顔色で倒れてたのに、ピンピンしてやがる……どんな鍛え方をしたんだか……」
少し呆れているかのような表情をカールは浮かべた後のすっと立ち上がってこう言った。
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そしてガチャリと扉を開けて外に出ていったのだった。
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鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
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