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凛音の誕生日パーティー当日。
茉莉は零からの電話に一切出ずにいた。
父親に頼みエスコートして貰う事にした。
パーティー会場に来ると凛音の写真が大きく飾られていた。
「凛音ちゃんのパーティーは流石だね。」
『そうだね。今日は有り難う。』
「なあに、娘の頼みだ。」
父親は笑顔で髪型が崩れない様に頭を撫でた。
会場の中に入ると友達同士で集まってた。
『お父さん、皆に挨拶してくる。』
「あぁ、行っておいで。」
茉莉は父親から離れて友達の麗華と晴に声を掛けた。
『二人共、久しぶり。』
「茉莉じゃん!久しぶり。」
麗華が茉莉に抱き着いた。
「本当に久しぶり。」
『うん。晴も元気そうで良かった。』
「そう言えば聞いたよ。新庄君と別れたんだって?」
『うん。』
「やっと別れたね。私達も凛音も早く別れたらいいのにって思ってた。」
『そうだったんだ。』
「だっていっつも自分勝手で茉莉の事縛ってたじゃん。何処に行くのにも許可取らなきゃだったし。」
『今思えば最悪だよね。やっと目が覚めたって感じ。』
「凛音が弁護士紹介したって聞いたけどもしかして…零君だったりして。」
麗華の言葉に茉莉は驚いた。
『どうして分かったの?』
「だって彼茉莉の事好きだったじゃん。」
『そうだったの?』
「まぁあの時は既に新庄君と付き合ってたもんね。」
『そうだね。』
茉莉は当時の事を少し思い出していた。
パーティーの主役である凛音が来る迄晴と麗華と一緒に居た。
そして電気が少し暗くなって階段にスポットライトが当たった。
『(零と一緒に降りてくるのかな。)』
茉莉はそう思っていたら凛音の隣には朽木隆哉が一緒に降りてきた。
『凛音のパートナーって朽木君だったんだね。』
「大学卒業前位に婚約が決まったらしいよ。」
「でもあんまり噂にならなかったし直ぐ卒業だったから何もなかったけどあの二人って結構仲良かったらしいよ。」
『そうだったんだ。』
茉莉はそう言いながらも考えてみたが二人が喧嘩を良くしていたのは知っているが仲良かったんだと初めて知った。
茉莉は凛音の側に行った。
『誕生日おめでとう。此れプレゼント。』
茉莉は用意していたプレゼントを渡した。
「此れ私が欲しかったブランドのネックレスじゃん。流石私の大親友!!」
凛音は嬉しくなって茉莉に抱き着いた。
『そう言って貰えて嬉しいよ。』
其れから凛音は皆からプレゼントをもらって居た。
皆で楽しんでいると外が騒がしくなった。
『何かあったのかしら?』
「本当にね。何があったのかしら。」
凛音も少し不安そうな顔をしていた。
「凛音、大丈夫だ。俺が居る。」
隆哉が凛音の手を握って安心させようとしていた。
すると大きい音を立ててドアが開いた。
其処には壮一が浮気相手である成宮蒼を連れて中に入って来た。
『(どうして彼らが居るの?)』
茉莉は驚いて凛音の方を見ると凛音は首を振った。
『(招待を受けてないに来るなんてどういう神経してるのかしら。)』
様子を見ていると壮一と蒼は茉莉を見つけると大きな声で茉莉の名前を呼んだ。
「茉莉!!お前の所為で俺は家を追い出された!!」
「そうよ!あんたの所為で壮一は家を追い出されて私も家を追い出されたわ!!あんたが大人しくしてれば良かったのにあんたの所為で!!」
蒼は茉莉に殴りかかったが零が止めた。
「茉莉に手を出すな。それに招待状ももらって居ない奴らが此処に来るのはどうかと思うが。」
「茉莉が態と招待状を送らせなかったんだろ!!」
「そんな事するわけないじゃん。今日のパーティーは私の誕生日パーティー兼婚約発表する為に開いたの。茉莉は関係ないわ。其れなのに勝手に暴れて茉莉が悪いみたいに言って最低!」
凛音も茉莉を守る様に壮一と蒼の前に立った。
「お前は俺の事好きだったんだろ。俺の事を助けろよ!」
『私は一度たりとも貴方の事が好きだった事は無いわ。』
茉莉は壮一にはっきりと言った。
『これからの人生に貴方と私は関わりないわ。』
茉莉が壮一に言うと壮一は逆上して茉莉を叩こうとした。
だがその手を零が掴み逆に零が壮一を殴った。
「茉莉をこれ以上傷つけるな。」
零は茉莉を抱き締めて守る様に壮一の前に立った。
「俺はお前と違って茉莉以外に興味がねぇ。俺と茉莉の邪魔をするな。」
零は壮一から目を逸らして茉莉を見つめてきた。
「こんな所で悪いが俺と付き合って下さい。」
零は用意していた花束を茉莉に渡した。
『……私がもらっていいの?』
「茉莉に貰ってほしい。俺の大切な人だから。」
『有り難う、嬉しい。』
茉莉は涙を溜め乍ら花束を受け取った。
「茉莉、零!良かったね。」
『凛音の誕生日パーティーなのにこんな事してごめんね。』
「良いよ。元々私達の事を発表した後零が茉莉に花束を渡す流れだったから。」
『そうだったんだ。全然知らなかった。』
「茉莉がこの間電話して来た時その話をする為に一緒に居たの。だから心配しないでね。私には隆哉が居るから。」
『みたいだね。』
茉莉と凛音が話している間に壮一と蒼は追い出されたみたいだった。
『パーティー滅茶苦茶にされるかと思っちゃった。』
「皆!もっと楽しんで帰ってねぇ!」
凛音の声で皆が元のパーティーの雰囲気に戻った。
パーティーが終わって父親と一緒に帰ろうと車に乗ろうとした時零に呼び止められた。
「三葉さん、ちゃんと送り届けますのでもう少しだけ一緒に居させて貰えないでしょうか?」
「……ちゃんと娘を返して下さるのなら……娘の事よろしく頼むよ。」
父親は其の儘一人で帰って行った。
『零……本当に私で良かったの?』
「勿論。俺は茉莉でいいんじゃない。茉莉が良いだよ。」
『……私ね、壮一さんと婚約してたけど本当は零がずっと好きだったんだよ。』
茉莉は零の言葉を聞いて本音を話した。
『でも私は婚約してたから諦めてたの。』
「諦めなくていいよ。俺はずっと茉莉が好きだから。」
『有り難う。』
茉莉は零に抱き着いた。
「俺がこれからずっと大切にする。」
茉莉は婚約者に裏切られそして最愛の人の所に行く事が出来た。
茉莉は零と両親に負けないくらいの幸せな人生を此れから送っていく。
『貴方に会えて私は本当に幸せ者ね!』
茉莉は本当に幸せそうな顔を笑っていた。
茉莉は零からの電話に一切出ずにいた。
父親に頼みエスコートして貰う事にした。
パーティー会場に来ると凛音の写真が大きく飾られていた。
「凛音ちゃんのパーティーは流石だね。」
『そうだね。今日は有り難う。』
「なあに、娘の頼みだ。」
父親は笑顔で髪型が崩れない様に頭を撫でた。
会場の中に入ると友達同士で集まってた。
『お父さん、皆に挨拶してくる。』
「あぁ、行っておいで。」
茉莉は父親から離れて友達の麗華と晴に声を掛けた。
『二人共、久しぶり。』
「茉莉じゃん!久しぶり。」
麗華が茉莉に抱き着いた。
「本当に久しぶり。」
『うん。晴も元気そうで良かった。』
「そう言えば聞いたよ。新庄君と別れたんだって?」
『うん。』
「やっと別れたね。私達も凛音も早く別れたらいいのにって思ってた。」
『そうだったんだ。』
「だっていっつも自分勝手で茉莉の事縛ってたじゃん。何処に行くのにも許可取らなきゃだったし。」
『今思えば最悪だよね。やっと目が覚めたって感じ。』
「凛音が弁護士紹介したって聞いたけどもしかして…零君だったりして。」
麗華の言葉に茉莉は驚いた。
『どうして分かったの?』
「だって彼茉莉の事好きだったじゃん。」
『そうだったの?』
「まぁあの時は既に新庄君と付き合ってたもんね。」
『そうだね。』
茉莉は当時の事を少し思い出していた。
パーティーの主役である凛音が来る迄晴と麗華と一緒に居た。
そして電気が少し暗くなって階段にスポットライトが当たった。
『(零と一緒に降りてくるのかな。)』
茉莉はそう思っていたら凛音の隣には朽木隆哉が一緒に降りてきた。
『凛音のパートナーって朽木君だったんだね。』
「大学卒業前位に婚約が決まったらしいよ。」
「でもあんまり噂にならなかったし直ぐ卒業だったから何もなかったけどあの二人って結構仲良かったらしいよ。」
『そうだったんだ。』
茉莉はそう言いながらも考えてみたが二人が喧嘩を良くしていたのは知っているが仲良かったんだと初めて知った。
茉莉は凛音の側に行った。
『誕生日おめでとう。此れプレゼント。』
茉莉は用意していたプレゼントを渡した。
「此れ私が欲しかったブランドのネックレスじゃん。流石私の大親友!!」
凛音は嬉しくなって茉莉に抱き着いた。
『そう言って貰えて嬉しいよ。』
其れから凛音は皆からプレゼントをもらって居た。
皆で楽しんでいると外が騒がしくなった。
『何かあったのかしら?』
「本当にね。何があったのかしら。」
凛音も少し不安そうな顔をしていた。
「凛音、大丈夫だ。俺が居る。」
隆哉が凛音の手を握って安心させようとしていた。
すると大きい音を立ててドアが開いた。
其処には壮一が浮気相手である成宮蒼を連れて中に入って来た。
『(どうして彼らが居るの?)』
茉莉は驚いて凛音の方を見ると凛音は首を振った。
『(招待を受けてないに来るなんてどういう神経してるのかしら。)』
様子を見ていると壮一と蒼は茉莉を見つけると大きな声で茉莉の名前を呼んだ。
「茉莉!!お前の所為で俺は家を追い出された!!」
「そうよ!あんたの所為で壮一は家を追い出されて私も家を追い出されたわ!!あんたが大人しくしてれば良かったのにあんたの所為で!!」
蒼は茉莉に殴りかかったが零が止めた。
「茉莉に手を出すな。それに招待状ももらって居ない奴らが此処に来るのはどうかと思うが。」
「茉莉が態と招待状を送らせなかったんだろ!!」
「そんな事するわけないじゃん。今日のパーティーは私の誕生日パーティー兼婚約発表する為に開いたの。茉莉は関係ないわ。其れなのに勝手に暴れて茉莉が悪いみたいに言って最低!」
凛音も茉莉を守る様に壮一と蒼の前に立った。
「お前は俺の事好きだったんだろ。俺の事を助けろよ!」
『私は一度たりとも貴方の事が好きだった事は無いわ。』
茉莉は壮一にはっきりと言った。
『これからの人生に貴方と私は関わりないわ。』
茉莉が壮一に言うと壮一は逆上して茉莉を叩こうとした。
だがその手を零が掴み逆に零が壮一を殴った。
「茉莉をこれ以上傷つけるな。」
零は茉莉を抱き締めて守る様に壮一の前に立った。
「俺はお前と違って茉莉以外に興味がねぇ。俺と茉莉の邪魔をするな。」
零は壮一から目を逸らして茉莉を見つめてきた。
「こんな所で悪いが俺と付き合って下さい。」
零は用意していた花束を茉莉に渡した。
『……私がもらっていいの?』
「茉莉に貰ってほしい。俺の大切な人だから。」
『有り難う、嬉しい。』
茉莉は涙を溜め乍ら花束を受け取った。
「茉莉、零!良かったね。」
『凛音の誕生日パーティーなのにこんな事してごめんね。』
「良いよ。元々私達の事を発表した後零が茉莉に花束を渡す流れだったから。」
『そうだったんだ。全然知らなかった。』
「茉莉がこの間電話して来た時その話をする為に一緒に居たの。だから心配しないでね。私には隆哉が居るから。」
『みたいだね。』
茉莉と凛音が話している間に壮一と蒼は追い出されたみたいだった。
『パーティー滅茶苦茶にされるかと思っちゃった。』
「皆!もっと楽しんで帰ってねぇ!」
凛音の声で皆が元のパーティーの雰囲気に戻った。
パーティーが終わって父親と一緒に帰ろうと車に乗ろうとした時零に呼び止められた。
「三葉さん、ちゃんと送り届けますのでもう少しだけ一緒に居させて貰えないでしょうか?」
「……ちゃんと娘を返して下さるのなら……娘の事よろしく頼むよ。」
父親は其の儘一人で帰って行った。
『零……本当に私で良かったの?』
「勿論。俺は茉莉でいいんじゃない。茉莉が良いだよ。」
『……私ね、壮一さんと婚約してたけど本当は零がずっと好きだったんだよ。』
茉莉は零の言葉を聞いて本音を話した。
『でも私は婚約してたから諦めてたの。』
「諦めなくていいよ。俺はずっと茉莉が好きだから。」
『有り難う。』
茉莉は零に抱き着いた。
「俺がこれからずっと大切にする。」
茉莉は婚約者に裏切られそして最愛の人の所に行く事が出来た。
茉莉は零と両親に負けないくらいの幸せな人生を此れから送っていく。
『貴方に会えて私は本当に幸せ者ね!』
茉莉は本当に幸せそうな顔を笑っていた。
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