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第3章 雇われ勇者は、雇い主編
【雇用№036】雇われ勇者 我が家は今夜は焼肉パーティーその1
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さ~~森に行って、芝刈りではなく、猪狩りし、薬草とりをして、肉の解体まで出来る。僕は森のハンターになったのだ。って、なにやってんだろう、いったい???
で、家に着くと「たっだいま~~」。扉を開けてもだ~~れも居なかった。
荷物を置いてから農園の方にいった、
「リュウただ今薬儒の森より帰還しました。」
「リュウさん。おかえりなさい」
「リュウ兄ちゃんおかえり」
「リュウお兄ちゃんおかえりなさい。
3者3様で返事が聞こえる。「ただいま」と言って、「お帰り」と言ってもらえる家庭に憧れていた僕はほっと心が安らいだ。
「ごめ~ん。猪探すのに手間どっちゃいって。お土産はど~~~~っさり、家の中に置いてきたよ」
「え~~っ、リュウお兄ちゃんお土産ってなに?なに持ってきたの?」
モニカちゃんが薬草の採取の手を止めてダッシュで僕のとこまで来て、シャツをぐいぐい引っ張った。
「モニカちゃん。薬儒の森にいったんだよ。そこに行ったらお土産なんだと思う?」
と僕が質問で返して聞いてみる。
「うんと、うんと、お土産は美味しいものだから・・・・。うん、森と言えば美味しい果実とはちみつ!!!」
「ぶっぶ~不正解。正解は、チルさんや。お答えをどうぞ。」
「ふふっ、私に答えを聞くの?いいよ。ランニングも疲れて休憩してたし、答えるよ。
答えはね。美味しい美味しい・・・・・・・・・薬草!!!」
モニカちゃんの期待をしていた目がどんより光を失っていく。
「というのは間違いで本当の答えは、猪のお肉でしょ?」
「ピンポンピンポン。チル正か~~~い」
「やった~正解者は何かもらえるの?」
「もっちろん。沢山魔猪の肉をどの部位でも好きなだけ食べていいよ~~~。」
「やった~~お肉ロースもヒレも好きなだけ。。。」
チルがこないだ初めて食べた、魔猪のバラの炒め物を思いだしたのか。口の端からじゅるじゅると涎が垂れていた。
「ええ~~~。モニカお肉より、果物やハチミツがよかったよ。 あっちの方が甘くておいしいのに。。。。」
「モニカちゃん。魔猪のお肉は食べたことあるのかな?」
「う~ん、な~い」
記憶をたどりながら、首を横に振る。
「モニカちゃん。魔猪のお肉は一般家庭では食べられないくらい高級なお肉なのよ。普段食べているお肉より肉汁も豊富で味も濃厚でとっても美味しいのよ。お母さんもまだ一度くらいしか食べたことないわ。」
「ウェルザさんでも一度だけですか。モニカちゃんそういうことだから、夕飯は期待していいよ。チル夕飯は焼肉だぞ~~~。それとせっかく外見がかわいいんだから、涎たらしている姿はみっともないし、やめた方がいいよ。」
「うっ」
涎を垂らしているのに気づいたのか、口をふき、普段通りとなった。
「リュウ兄ちゃん。お肉見せて見せて。もう魔猪のお肉の話なんか聞いたら、ランニングはもう出来ないよ。それに今日はもう十分走ったよ。ハーブティーも沢山飲んだよ。」
「えらいえらい、チルは頑張ったんだね。なら今日はお仕事ちょっと早いけどここまでにしよう。」
「やったーーーーーーーリュウにい大好き。」
「モニカもリュウお兄ちゃん大好き~~~」
二人ともダッシュで抱き着いてくる。愛らしいので問題はないが。お腹減って倒れそうだよ。
「ウェルザさん今日のお仕事切り上げても大丈夫ですか?」
「ええ、リュウさん大丈夫ですわ。水撒きと薬草の採取は予定通り終わっているので、雑草の抜き取りをしていました。それより、リュウさんお昼食べられましたか?」
「いや、それがまだなんですよ。食べる時間帯見失っちゃって、そのままここに来たので。お昼残ってますかね?」
「ええ、リュウさんの分は鍋にそのままとり置いてありますよ。軽く温めますので、夕飯はすぐあとになりそうですけど。お腹に入れて下さい。」
「はい、お願いします。さ~みんなお家に入ってお肉をみるぞ」
「「おお~~~っ」」
で、家に着くと「たっだいま~~」。扉を開けてもだ~~れも居なかった。
荷物を置いてから農園の方にいった、
「リュウただ今薬儒の森より帰還しました。」
「リュウさん。おかえりなさい」
「リュウ兄ちゃんおかえり」
「リュウお兄ちゃんおかえりなさい。
3者3様で返事が聞こえる。「ただいま」と言って、「お帰り」と言ってもらえる家庭に憧れていた僕はほっと心が安らいだ。
「ごめ~ん。猪探すのに手間どっちゃいって。お土産はど~~~~っさり、家の中に置いてきたよ」
「え~~っ、リュウお兄ちゃんお土産ってなに?なに持ってきたの?」
モニカちゃんが薬草の採取の手を止めてダッシュで僕のとこまで来て、シャツをぐいぐい引っ張った。
「モニカちゃん。薬儒の森にいったんだよ。そこに行ったらお土産なんだと思う?」
と僕が質問で返して聞いてみる。
「うんと、うんと、お土産は美味しいものだから・・・・。うん、森と言えば美味しい果実とはちみつ!!!」
「ぶっぶ~不正解。正解は、チルさんや。お答えをどうぞ。」
「ふふっ、私に答えを聞くの?いいよ。ランニングも疲れて休憩してたし、答えるよ。
答えはね。美味しい美味しい・・・・・・・・・薬草!!!」
モニカちゃんの期待をしていた目がどんより光を失っていく。
「というのは間違いで本当の答えは、猪のお肉でしょ?」
「ピンポンピンポン。チル正か~~~い」
「やった~正解者は何かもらえるの?」
「もっちろん。沢山魔猪の肉をどの部位でも好きなだけ食べていいよ~~~。」
「やった~~お肉ロースもヒレも好きなだけ。。。」
チルがこないだ初めて食べた、魔猪のバラの炒め物を思いだしたのか。口の端からじゅるじゅると涎が垂れていた。
「ええ~~~。モニカお肉より、果物やハチミツがよかったよ。 あっちの方が甘くておいしいのに。。。。」
「モニカちゃん。魔猪のお肉は食べたことあるのかな?」
「う~ん、な~い」
記憶をたどりながら、首を横に振る。
「モニカちゃん。魔猪のお肉は一般家庭では食べられないくらい高級なお肉なのよ。普段食べているお肉より肉汁も豊富で味も濃厚でとっても美味しいのよ。お母さんもまだ一度くらいしか食べたことないわ。」
「ウェルザさんでも一度だけですか。モニカちゃんそういうことだから、夕飯は期待していいよ。チル夕飯は焼肉だぞ~~~。それとせっかく外見がかわいいんだから、涎たらしている姿はみっともないし、やめた方がいいよ。」
「うっ」
涎を垂らしているのに気づいたのか、口をふき、普段通りとなった。
「リュウ兄ちゃん。お肉見せて見せて。もう魔猪のお肉の話なんか聞いたら、ランニングはもう出来ないよ。それに今日はもう十分走ったよ。ハーブティーも沢山飲んだよ。」
「えらいえらい、チルは頑張ったんだね。なら今日はお仕事ちょっと早いけどここまでにしよう。」
「やったーーーーーーーリュウにい大好き。」
「モニカもリュウお兄ちゃん大好き~~~」
二人ともダッシュで抱き着いてくる。愛らしいので問題はないが。お腹減って倒れそうだよ。
「ウェルザさん今日のお仕事切り上げても大丈夫ですか?」
「ええ、リュウさん大丈夫ですわ。水撒きと薬草の採取は予定通り終わっているので、雑草の抜き取りをしていました。それより、リュウさんお昼食べられましたか?」
「いや、それがまだなんですよ。食べる時間帯見失っちゃって、そのままここに来たので。お昼残ってますかね?」
「ええ、リュウさんの分は鍋にそのままとり置いてありますよ。軽く温めますので、夕飯はすぐあとになりそうですけど。お腹に入れて下さい。」
「はい、お願いします。さ~みんなお家に入ってお肉をみるぞ」
「「おお~~~っ」」
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