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ハネムーン編
3話 ミルシャの王子
しおりを挟む王子アリスを探していた。
「アリス!いたら返事をしてくれ!」
ファハドには近隣をナディアは離れた場所を探す。
ナディアはアリスを見なかったかと露店の店主に声を掛けた。
「ああ、見たよ。金髪のお嬢様みたいな子。あの子は子供じゃなかったのか!」
「!どちらに行かれた!?」
「あの子なら追われていた子が連れてあっち側に行ったよ」
店主はミルシャ城が見える方を指差す。
「本当か!?それでそれはどんな奴だ!?」
「金髪でこの辺では珍しい緑の目をしたおぼっちゃんみたいな男だよ」
「緑の目」
ナディアはその特徴に心当たりがあった。
「急いで王子に知らせなければ!」
一方の私はー、
「アリス、世話になったな」
悪者と思っていた人はアハハと笑い、どこから持って来たのか私の前には王冠や金や銀の硬貨や宝石が床いっぱいに置かれていた。
すごい財宝に驚く。
(ここって多分ミルシャのお城よね?)
「あの・・・私頂けません」
「ええ、なんでだ?喜ぶと思ったんだけどな。なあターシャ?」
「はい」
ターシャと言われた人は褐色の美人だ。
目の前で笑う男性の後ろにあるカーテンからスッと姿を現して返事をした。
(ナディアとファハドみたい)
「あの、褒美がいらないのはこの薬は私の家の物でそれを改良した物なんです」
「だとしてもだ。これは中々のものだぞ。なぁターシャ?」
「はい」
(そうなの?)
「あの・・・もしかしてあなたは」
(もしかしなくても偉い方?)
そう聞こうとするとその男の人は
「俺はサイードだ」
「ここミルシャの王子でございます」
続けてターシャが伝える。
(!・・・やっぱり!)
「本当にこの褒美はいらないのか?」
「はい」
(それよりも早く帰らなきゃ)
「しかしだなあ。何もしない訳にはいかない」
サイード王子はうーんと悩むと急にいい案を思いついたといった顔をした。
「そうだアリス!お前、俺と結婚しよう!」
「はあ!?」
いきなりの発言で意味不明になる。
(ターシャさん、なんとか王子に言って)
と助け舟が出される事を期待したが彼女は少したじろいでいたように見えたがジッと私を王子と一緒に見る。
(そんなに見られると緊張するのだけれど!)
サイード王子は私が困ってるのに気づかないのか
「アリスも褒美より結婚の方が嬉しいよな」
と近づいてきて頬にキスをした。
(!)
これにはいくらなんでも受け付けないとサッとサイード王子を避ける。
が
「アリス、照れなくていいんだぞ」
と上機嫌に私の顎をクイッと指で持ち上げるとサイード王子はいきなり唇にキスをした!
「!」
(いや!王子!)
アルバート王子を思い出す。
離してと身をよじろうとするが力では叶わない。
そのまま王子は私を押し倒す。
(嘘!?逃げなきゃ!)
ターシャさんだって見てるのに!と思っていると彼女は私の後側に駆け寄った。
(助けてくれるの?)
と彼女は状態を王子によって起こされたので彼女が王子との間に入りひき離してくれるかと思っていた。
しかし
プチッと私のドレスの後ろにあるボタンがターシャさんによって外される。
「!!?」
「ターシャさん何を!?」
「気にしないでください。あなた様はそのまま王子に身を預けていれば大丈夫ですから」
なんて言葉を掛ける。
(全然大丈夫じゃないわ!!)
人を呼ばなきゃ!
「王子!アルバート王子!助けて!!」
するとキン!と金属同士がぶつかり合う音がして後ろにいたターシャさんの気配がなくなったと思っていると
「!、ナディア!」
ナディアとターシャさんが戦っている。
その後には
「王子!」
アルバート王子がいた。
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