44 / 101
44話「新たなる仲間・謎の天才少年」
しおりを挟む
村の精製祭りが大盛況のうちに終わり、リオたちは新たな冒険の旅支度を進めていた。
アストラ遺跡――
王都から公式依頼を受けたリオとミナ、そして再集結した仲間たちは、村のみんなに見送られ、晴れやかな春の朝に出発した。
出発の朝、ミナは村の子どもたちから「無事に帰ってきてね!」と色とりどりの手作りカードを贈られる。
リオも「絶対にお土産話を持って帰るからな!」と力強く約束した。
仲間たちは誰もが頼もしく――
カイは大きな荷物を担いで「新しい幻獣バトルに燃えてる!」と目を輝かせ、
ユリエルは「古代文明の謎、楽しみね」と静かに微笑み、
ティアナは「素材集め、絶対に抜け駆けしないでよ!」とリオのリュックを覗き込む。
シュトラは「無茶しすぎはやめてくれよ」と皆に声をかけていた。
グラン=ヴァルドはミニチュア姿でミナの肩にちょこんと座り、
『遺跡には私にも馴染み深いものが多い。心して進むがよい』と慎重な表情を見せる。
道中、のどかな農村や静かな森を抜け、やがて見晴らしのよい丘にたどり着いた。
丘の上には、朽ちかけた石塔がぽつんと建っていた。
その足元で、見慣れぬ少年がひとり、夢中でカード精製を行っていた。
*
「……あれ? あんなところでカード作ってる子、いたっけ?」
リオが不思議そうに声をかけると、
少年はちらりと顔を上げ、興味深そうにこちらを見た。
「やあ、君たちもカードクリエイターなの?」
栗色の髪に、鋭い金色の瞳。
どこか都会的で、年齢はまだリオより一つか二つ下くらいだろうか。
身なりは質素だが、その手つきは村の誰よりも洗練されている。
「ぼくの名前はアール。旅のカード職人さ」
ユリエルが思わず目を見張る。「この土地でカード精製をしてるなんて珍しいわね」
アールは石の上に腰掛け、穏やかに微笑んだ。
「この遺跡には、不思議な“精製の気”が満ちている。カードに“想い”をこめやすい場所なんだ。君たちも試してみる?」
ティアナが興奮気味に「面白そう! やってみようよ、リオ!」と叫ぶ。
リオは自分のカードを手に取り、静かに精製を始める。
カイやユリエルたちも、負けじとカードを構えた。
ところが、アールの手元に現れたカードは――
「……な、なんだこれ?」
まるで精密機械のような緻密な紋様が刻まれ、淡く輝く青いカード。
周囲の空気が一瞬、ピリリと張りつめる。
「こ、これが君のカード……?」
リオが問いかけると、アールはにこやかにカードを掲げた。
「“蒼穹の光輪”カード――どんな精製師でも、まだ作ったことがないはずだよ。
このカードには、“世界を記録する力”があるんだ」
ティアナは感心して「すごい! こんなデザイン、初めて見た!」と叫び、
シュトラも「精製の完成度が異常だ……」と呟く。
しかし、ユリエルがふと顔を曇らせる。
「……このカード、何か違和感がある。微細なノイズ……“バグ”?」
リオも目を凝らしてアールのカードを見つめた。
確かに、表面のごく端に、わずかに歪んだ模様――“バグの痕跡”のような黒いノイズが浮かんでいた。
「アール、君のカード……どうして、こんなノイズが?」
アールは静かに目を伏せ、しばし沈黙した。
「――ぼくも、まだ全部はわからない。でも、最近精製すると、必ずこのノイズが混じる。
そして、ぼくの記憶も、ところどころ“欠けて”いるみたいなんだ」
リオとミナ、仲間たちは思わず顔を見合わせた。
グラン=ヴァルドが静かに語る。
『精製バグは、近年急増している。
だが、これほどの完成度と“バグ”が共存しているカードは極めて稀有だ。』
カイが「もしかしてアールは、“精製バグ”の影響を直接受けてるのかも……」と呟くと、
アールは淡い笑みを浮かべた。
「君たちは、精製祭りの騒動で“バグ”の力を体感したよね?
でもそれは、まだ“入り口”にすぎない。
本当に怖いのは、想いが暴走することでも、記憶が消えることでもない――
“想いそのものが、何かに書き換えられていくこと”なんだ」
その言葉に、ユリエルとリオは息を呑む。
「……君は、それを止めたいのか?」
リオの問いかけに、アールはうなずいた。
「ぼくは、自分が“何者か”を思い出したい。そして、“このバグの真実”を知りたいんだ。
できれば――君たちと一緒に、遺跡の奥を調査したい」
リオは仲間たちを見渡した。
ミナがそっと微笑む。「困っている人を助けるのは、私たちのスタイルだよね」
ティアナは目を輝かせ、「絶対に一緒が楽しいよ!」と即答。
カイは「新しい仲間が増えるのは心強いしな」と腕を組み、
ユリエルも「この少年の“力”と“謎”を調べない手はないわ」と研究者の目を光らせる。
シュトラは「とことん面倒見てやるさ」と笑った。
グラン=ヴァルドは、重々しく頷いた。
『よかろう。カードの未来と、少年の過去――
共に歩めば、新しい答えに辿り着けるやもしれぬ』
アールは、はにかみながらも嬉しそうに「ありがとう」と礼を述べた。
こうして、遺跡への調査隊に“天才カード少年アール”が新たに加わることになった。
*
その夜、野営地でリオたちは焚き火を囲み、アールの不思議な精製技術や彼自身の過去について話し合った。
「君の記憶の“欠け”は、いつごろから?」
アールは少し考え、「気が付いたら、親の顔も、村の名前も思い出せなくて……。
でも、カードを作っていると、ほんの一瞬だけ、“すべての想い”が戻る気がするんだ」と語る。
リオはしんみりと、「カード精製は、自分の心と向き合う旅でもある。
アール、お前の“想い”を一緒に探そう」と語った。
ミナも、「私たちが傍にいるから、どんな謎でも一緒に立ち向かおう」と手を重ねる。
アールは焚き火の揺れる光の中で、初めて安堵したように笑った。
仲間たちのあたたかさと、“カード精製”という共通の絆。
それは、やがて来たる新たな危機を前に、少年たちに大きな勇気と力を与えていく――
アストラ遺跡――
王都から公式依頼を受けたリオとミナ、そして再集結した仲間たちは、村のみんなに見送られ、晴れやかな春の朝に出発した。
出発の朝、ミナは村の子どもたちから「無事に帰ってきてね!」と色とりどりの手作りカードを贈られる。
リオも「絶対にお土産話を持って帰るからな!」と力強く約束した。
仲間たちは誰もが頼もしく――
カイは大きな荷物を担いで「新しい幻獣バトルに燃えてる!」と目を輝かせ、
ユリエルは「古代文明の謎、楽しみね」と静かに微笑み、
ティアナは「素材集め、絶対に抜け駆けしないでよ!」とリオのリュックを覗き込む。
シュトラは「無茶しすぎはやめてくれよ」と皆に声をかけていた。
グラン=ヴァルドはミニチュア姿でミナの肩にちょこんと座り、
『遺跡には私にも馴染み深いものが多い。心して進むがよい』と慎重な表情を見せる。
道中、のどかな農村や静かな森を抜け、やがて見晴らしのよい丘にたどり着いた。
丘の上には、朽ちかけた石塔がぽつんと建っていた。
その足元で、見慣れぬ少年がひとり、夢中でカード精製を行っていた。
*
「……あれ? あんなところでカード作ってる子、いたっけ?」
リオが不思議そうに声をかけると、
少年はちらりと顔を上げ、興味深そうにこちらを見た。
「やあ、君たちもカードクリエイターなの?」
栗色の髪に、鋭い金色の瞳。
どこか都会的で、年齢はまだリオより一つか二つ下くらいだろうか。
身なりは質素だが、その手つきは村の誰よりも洗練されている。
「ぼくの名前はアール。旅のカード職人さ」
ユリエルが思わず目を見張る。「この土地でカード精製をしてるなんて珍しいわね」
アールは石の上に腰掛け、穏やかに微笑んだ。
「この遺跡には、不思議な“精製の気”が満ちている。カードに“想い”をこめやすい場所なんだ。君たちも試してみる?」
ティアナが興奮気味に「面白そう! やってみようよ、リオ!」と叫ぶ。
リオは自分のカードを手に取り、静かに精製を始める。
カイやユリエルたちも、負けじとカードを構えた。
ところが、アールの手元に現れたカードは――
「……な、なんだこれ?」
まるで精密機械のような緻密な紋様が刻まれ、淡く輝く青いカード。
周囲の空気が一瞬、ピリリと張りつめる。
「こ、これが君のカード……?」
リオが問いかけると、アールはにこやかにカードを掲げた。
「“蒼穹の光輪”カード――どんな精製師でも、まだ作ったことがないはずだよ。
このカードには、“世界を記録する力”があるんだ」
ティアナは感心して「すごい! こんなデザイン、初めて見た!」と叫び、
シュトラも「精製の完成度が異常だ……」と呟く。
しかし、ユリエルがふと顔を曇らせる。
「……このカード、何か違和感がある。微細なノイズ……“バグ”?」
リオも目を凝らしてアールのカードを見つめた。
確かに、表面のごく端に、わずかに歪んだ模様――“バグの痕跡”のような黒いノイズが浮かんでいた。
「アール、君のカード……どうして、こんなノイズが?」
アールは静かに目を伏せ、しばし沈黙した。
「――ぼくも、まだ全部はわからない。でも、最近精製すると、必ずこのノイズが混じる。
そして、ぼくの記憶も、ところどころ“欠けて”いるみたいなんだ」
リオとミナ、仲間たちは思わず顔を見合わせた。
グラン=ヴァルドが静かに語る。
『精製バグは、近年急増している。
だが、これほどの完成度と“バグ”が共存しているカードは極めて稀有だ。』
カイが「もしかしてアールは、“精製バグ”の影響を直接受けてるのかも……」と呟くと、
アールは淡い笑みを浮かべた。
「君たちは、精製祭りの騒動で“バグ”の力を体感したよね?
でもそれは、まだ“入り口”にすぎない。
本当に怖いのは、想いが暴走することでも、記憶が消えることでもない――
“想いそのものが、何かに書き換えられていくこと”なんだ」
その言葉に、ユリエルとリオは息を呑む。
「……君は、それを止めたいのか?」
リオの問いかけに、アールはうなずいた。
「ぼくは、自分が“何者か”を思い出したい。そして、“このバグの真実”を知りたいんだ。
できれば――君たちと一緒に、遺跡の奥を調査したい」
リオは仲間たちを見渡した。
ミナがそっと微笑む。「困っている人を助けるのは、私たちのスタイルだよね」
ティアナは目を輝かせ、「絶対に一緒が楽しいよ!」と即答。
カイは「新しい仲間が増えるのは心強いしな」と腕を組み、
ユリエルも「この少年の“力”と“謎”を調べない手はないわ」と研究者の目を光らせる。
シュトラは「とことん面倒見てやるさ」と笑った。
グラン=ヴァルドは、重々しく頷いた。
『よかろう。カードの未来と、少年の過去――
共に歩めば、新しい答えに辿り着けるやもしれぬ』
アールは、はにかみながらも嬉しそうに「ありがとう」と礼を述べた。
こうして、遺跡への調査隊に“天才カード少年アール”が新たに加わることになった。
*
その夜、野営地でリオたちは焚き火を囲み、アールの不思議な精製技術や彼自身の過去について話し合った。
「君の記憶の“欠け”は、いつごろから?」
アールは少し考え、「気が付いたら、親の顔も、村の名前も思い出せなくて……。
でも、カードを作っていると、ほんの一瞬だけ、“すべての想い”が戻る気がするんだ」と語る。
リオはしんみりと、「カード精製は、自分の心と向き合う旅でもある。
アール、お前の“想い”を一緒に探そう」と語った。
ミナも、「私たちが傍にいるから、どんな謎でも一緒に立ち向かおう」と手を重ねる。
アールは焚き火の揺れる光の中で、初めて安堵したように笑った。
仲間たちのあたたかさと、“カード精製”という共通の絆。
それは、やがて来たる新たな危機を前に、少年たちに大きな勇気と力を与えていく――
0
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる