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SS 女王の日常生活
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立太子から1年後、ニコルとマカオンは国民の祝福を受けて結婚式を挙げた。
それから2年後、ニコルは双子の男子を産んだ。
出産直後、周囲は双子を取り上げた産婆をはじめ周囲は凍りついた。
しかし、当のニコルは
「あー良かった。これで一仕事終わったわね。王家とアルディ家の跡継ぎができたじゃない」
と、満面の笑みを浮かべた。
王配のマカオンも「あぁ、さすが王女殿下だ」と手放しで喜んだ。
当人達が手放しで喜んでいたので、2人につられるように周囲も喜びに沸いた。
もっとも喜んだのがリッシュモン侯爵夫人になったレナータである。
ニコルよりも1ヶ月前に女子を出産しており、長男も1歳半であることから、乳母に立候補して
いた。
グラディス帝国が間諜を放っていると分かっている以上、レナータの存在が明らかになるのは
時間の問題である。
レナータをなるべく王城に留めようと、レナータの希望を叶えることになった。
問題は夫であるリッシュモン侯爵である。
レナータを女神のように崇めているリッシュモン侯爵が別居に応じるはずがない。
だが、リッシュモン侯爵は有能であったうえ、マカオンとも気が合った。
それならばマカオンと一緒に、ニコル女王の片腕候補として一家で王城の離宮で生活すればいいと引っ越しをさせたのである。
それからさらに3年後。
ニコルは女王に即位した。
ニコルは立太子後から自ら発案した政策を実行しており、国王はサポートに徹していた。
だから、女王になったから環境が大きく変わることはないと思っていた。
「あー、疲れた」
バタンと音を立ててドアを閉めると、ニコルはソファーに倒れ込んだ。
「陛下。お行儀が悪いですよ」
女官長のジルが顰め面をする。
「そうですよ。せっかく王子達が寝たところですのに」
執務室の隣にある私室から出て来たのはレナータである。
「えぇ!お昼寝しちゃったの?」
ニコルはがっかりしてクッションに顔を埋めた。
「まぁ、こっちにも大きな子供が居ますね」
侍女兼衣裳係のアデールはドレスを整えながらニコルを起こす。
「なんだ。やっぱり拗ねてるのか」
ノックもなしにマカオンが入って来た。
キンキラの髪をリボンで束ねた優美な顔立ちは、ここ数年でますます母親に似てきている。
そこにきて男性の魅力が増し、今では国内の老若男女に絶大な人気を誇っていた。
特に、昔マカオンの母に憧れていた年配の貴族達は、マカオンに頼まれると何でも聞いてくれるらしい。その効果を狙ってマカオンは短くした髪を、また伸ばすようになったのである。
「だって、国王陛下が退位した途端、手のひらを返して。腹立つ」
クッションにボスっと拳を食い込ませる。
「それは、根回しもせずに思いつきで発言するからだ。何か発言する時は、まず俺に相談しろ」
「・・・・・・。わかってるけど・・・・・・」
ニコルはしょんぼりと肩を落とす。
「わかってるなら、いい加減覚えてくれ」
マカオンは呆れた顔をしながらニコルの隣に腰を下ろす。
ジルは音も立てず、お茶を出すと部屋を出て行く。
気がつけば、レナータとアデールは私室へ戻ったようだ。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
気まずい雰囲気になった。
ニコルもわかっているのだが、思いつくと口を出さずにはいられないのだ。
立太子時に宣言した通り、王城には身分に拘わらず優秀な人材が集まって来た。
その人材に対して王城の仕来しきたりや作法などを教育する部門を立ち上げ、ようやく各組織で良い影響が出て来ているのである。
手応えを感じているニコルは、考えていることをどんどん進めたかった。
「とりあえず、今日の提案についてはリッシュモン侯爵が根回ししてくれる。後は、具体的どう進めるか考えてくれ」
マカオンは柔らかい表情でニコルを見つめる。
「・・・・・・。そうするわ」
本来ならば「ごめんなさい」と言うころだが未だに素直じゃないニコルには、これが精一杯だ。
マカオンは髪を束ねていたリボンを解いた。
腰に届きそうな長さは、ニコルの髪とそう変わらない。
「鬱陶しくないの」
ニコルの問いにマカオンは不機嫌な表情になった。
「・・・・・・。仕方ないだろう」
「え?」
ニコルには不機嫌になる理由も、何が仕方ないのかわからない。
「人を思い通りに動かすには、この方が都合がいいのだ」
「・・・・・・。あぁ、そういうこと」
王城内では侍女達が、議会に出れば貴族達がウットリとマカオンを見つめている。
そんな人々の心を利用してマカオンは便宜を図っているのである。
それを知っていたニコルは、悋気することはなかったが、思い返せばニコルと出会った時もマカオンの髪は長かった。
今思えば、領地で動きやすくするためだったのかも知れない。
だが、当時は独身だった。
恋人も居なかったはず・・・・・・。
そこまで考えてニコルは、今更ながらモヤモヤした。
「ねぇ、昔から男女問わず人気だったの?」
「・・・・・・。は?」
「出会った時も髪が長かったでしょ。それに独身だったし・・・・・・」
ニコルがもごもごしながら訊ねるとマカオンは、さらに不機嫌になった。
「あぁ、パブリックスクールでも男女問わず言い寄られた。だから、領地に引きこもった。これで答えになっているか」
ヤケクソになってマカオンは白状した。
「・・・・・・。そうだったの」
ニコルは目を白黒させた。
女性だけではなく男性にも言い寄られていたとは・・・・・・。
「え、でも、じゃあ、なんで・・・・・・。あぁ、私のせいか」
プロポーズされた時のことを思い出してニコルはパニックになった。
ニコルは結婚しようが母になろうが、女王になろうがニコルはニコルままだった。
「それは違う。俺がニコルと一緒に居たかったからだ。確かに爺達に色目を使われるのは気持ちが悪いが、こちらの思い通りに動かせた時は爽快だ」
ニコルの頬を優しく撫でながら嬉しそうに話すマカオンが美しく、ぼうっと見とれる。
「うぎゃあー」
2人が見つめ合っていると隣室から子供の泣き声が聞こえた。
「・・・・・・。大変。起きたのね」
ニコルは立ち上がるとバタバタと、隣室へ駆け込む。
マカオンは苦笑いしながらニコルの後を追う。
双子は同時に泣くか、1人につられて泣く。さらに、レナータの子供までつられて泣くので、レナータとアデールだけでは手に負えない。
もちろん、他にも侍女をつけているが、ニコルとマカオンは子供ができた時から、自分達の手で育てると決めていた。
そのことに、皇女として育ったレナータも賛成してくれ、ジルやアデール達と協力して、仕事と育児が両立できるようにサポートしてくれている。
もちろん、マカオンとニコルも子供達と過ごす時間を作るように努めていた。
隣室では昼寝から起きた双子のエリアスとマティアスが泣いていた。
プラチナブロンドには寝癖がつき、ぷくぷくした頬には涙が流れている。
「エリアスもう大丈夫よ」
ニコルがエリアス人を、マカオンがマティアスを抱き上げる。
「どうしたマティアス。夢でも見たのか」
マカオンはマティアスを見ながらニコルに良く似ていると思う。
そのせいで数日前、マカオンは幼少期にニコルと会ったことがあることを思い出したのである。
マカオンはレジン国で産まれたが、父が副将軍の役目を終えるまで、一家でラーンジュ領に住んでいた。
そこで知り合った子の妹が、びっくりするぐらいのお転婆だった。
つまり、知り合った子がアルティーユで、件の妹はニコルである。
このことはニコルには告げていない。もちろん、アルティーユにも。なぜなら、当時のマカオンは女の子として育てられていたのだから。
運命的といえば運命的な出会いだが、マカオンにとっては黒歴史である。
口が裂けても言えない。
「とうた(父様)、あちょぶ(遊ぼう)」
マティアスは、さっきまで腕の中で眠そうにぐずぐずしていたのに、もう目がらんらんと輝いている。
「あぁ、遊ぼう」
マカオンが微笑むと、エリアスが手を伸ばした。
「ぶー(僕も)!!」
「あぁ、3人で遊ぼうか」
マカオンが笑う。
「ずるいわ。私も遊びたーい」
ニコルが駄々っ子のような言い方をする。
「残念だな。母様は女王陛下のお仕事があるから、また今度だ」
マカオンが無表情で突き放したように言うと、ニコルは頬を膨らませた。
「もう、つまんない」
ニコルが拗ねると、ニコルとマカオンの腕の中で双子が同時に「もう」と指を咥える。
「そうよねー」
ニコルは子供達を味方につけたつもりのようだが、執務室からジルが顔を出した。
「陛下。来客のお時間です。お召し替えを」
「さぁ、陛下。行って来てくさいまし」
レナータがニコルの腕から子供を取り上げる。
「仕方がないわね。行ってくるわ」
ニコルは顔を上げると女王の顔つきに変わる。
「行ってらっしゃいませ」
レナータが言うと、エリアスとマティアスが同時に「いー(いってらっしゃい)」と言って見送った。
「すぐに終わらせて来るから、遊ぼうね」
ニコルは振り向くと少女のように、マカオンとエリアス、マティアス達に手を振り執務室へ消えた。
それから2年後、ニコルは双子の男子を産んだ。
出産直後、周囲は双子を取り上げた産婆をはじめ周囲は凍りついた。
しかし、当のニコルは
「あー良かった。これで一仕事終わったわね。王家とアルディ家の跡継ぎができたじゃない」
と、満面の笑みを浮かべた。
王配のマカオンも「あぁ、さすが王女殿下だ」と手放しで喜んだ。
当人達が手放しで喜んでいたので、2人につられるように周囲も喜びに沸いた。
もっとも喜んだのがリッシュモン侯爵夫人になったレナータである。
ニコルよりも1ヶ月前に女子を出産しており、長男も1歳半であることから、乳母に立候補して
いた。
グラディス帝国が間諜を放っていると分かっている以上、レナータの存在が明らかになるのは
時間の問題である。
レナータをなるべく王城に留めようと、レナータの希望を叶えることになった。
問題は夫であるリッシュモン侯爵である。
レナータを女神のように崇めているリッシュモン侯爵が別居に応じるはずがない。
だが、リッシュモン侯爵は有能であったうえ、マカオンとも気が合った。
それならばマカオンと一緒に、ニコル女王の片腕候補として一家で王城の離宮で生活すればいいと引っ越しをさせたのである。
それからさらに3年後。
ニコルは女王に即位した。
ニコルは立太子後から自ら発案した政策を実行しており、国王はサポートに徹していた。
だから、女王になったから環境が大きく変わることはないと思っていた。
「あー、疲れた」
バタンと音を立ててドアを閉めると、ニコルはソファーに倒れ込んだ。
「陛下。お行儀が悪いですよ」
女官長のジルが顰め面をする。
「そうですよ。せっかく王子達が寝たところですのに」
執務室の隣にある私室から出て来たのはレナータである。
「えぇ!お昼寝しちゃったの?」
ニコルはがっかりしてクッションに顔を埋めた。
「まぁ、こっちにも大きな子供が居ますね」
侍女兼衣裳係のアデールはドレスを整えながらニコルを起こす。
「なんだ。やっぱり拗ねてるのか」
ノックもなしにマカオンが入って来た。
キンキラの髪をリボンで束ねた優美な顔立ちは、ここ数年でますます母親に似てきている。
そこにきて男性の魅力が増し、今では国内の老若男女に絶大な人気を誇っていた。
特に、昔マカオンの母に憧れていた年配の貴族達は、マカオンに頼まれると何でも聞いてくれるらしい。その効果を狙ってマカオンは短くした髪を、また伸ばすようになったのである。
「だって、国王陛下が退位した途端、手のひらを返して。腹立つ」
クッションにボスっと拳を食い込ませる。
「それは、根回しもせずに思いつきで発言するからだ。何か発言する時は、まず俺に相談しろ」
「・・・・・・。わかってるけど・・・・・・」
ニコルはしょんぼりと肩を落とす。
「わかってるなら、いい加減覚えてくれ」
マカオンは呆れた顔をしながらニコルの隣に腰を下ろす。
ジルは音も立てず、お茶を出すと部屋を出て行く。
気がつけば、レナータとアデールは私室へ戻ったようだ。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
気まずい雰囲気になった。
ニコルもわかっているのだが、思いつくと口を出さずにはいられないのだ。
立太子時に宣言した通り、王城には身分に拘わらず優秀な人材が集まって来た。
その人材に対して王城の仕来しきたりや作法などを教育する部門を立ち上げ、ようやく各組織で良い影響が出て来ているのである。
手応えを感じているニコルは、考えていることをどんどん進めたかった。
「とりあえず、今日の提案についてはリッシュモン侯爵が根回ししてくれる。後は、具体的どう進めるか考えてくれ」
マカオンは柔らかい表情でニコルを見つめる。
「・・・・・・。そうするわ」
本来ならば「ごめんなさい」と言うころだが未だに素直じゃないニコルには、これが精一杯だ。
マカオンは髪を束ねていたリボンを解いた。
腰に届きそうな長さは、ニコルの髪とそう変わらない。
「鬱陶しくないの」
ニコルの問いにマカオンは不機嫌な表情になった。
「・・・・・・。仕方ないだろう」
「え?」
ニコルには不機嫌になる理由も、何が仕方ないのかわからない。
「人を思い通りに動かすには、この方が都合がいいのだ」
「・・・・・・。あぁ、そういうこと」
王城内では侍女達が、議会に出れば貴族達がウットリとマカオンを見つめている。
そんな人々の心を利用してマカオンは便宜を図っているのである。
それを知っていたニコルは、悋気することはなかったが、思い返せばニコルと出会った時もマカオンの髪は長かった。
今思えば、領地で動きやすくするためだったのかも知れない。
だが、当時は独身だった。
恋人も居なかったはず・・・・・・。
そこまで考えてニコルは、今更ながらモヤモヤした。
「ねぇ、昔から男女問わず人気だったの?」
「・・・・・・。は?」
「出会った時も髪が長かったでしょ。それに独身だったし・・・・・・」
ニコルがもごもごしながら訊ねるとマカオンは、さらに不機嫌になった。
「あぁ、パブリックスクールでも男女問わず言い寄られた。だから、領地に引きこもった。これで答えになっているか」
ヤケクソになってマカオンは白状した。
「・・・・・・。そうだったの」
ニコルは目を白黒させた。
女性だけではなく男性にも言い寄られていたとは・・・・・・。
「え、でも、じゃあ、なんで・・・・・・。あぁ、私のせいか」
プロポーズされた時のことを思い出してニコルはパニックになった。
ニコルは結婚しようが母になろうが、女王になろうがニコルはニコルままだった。
「それは違う。俺がニコルと一緒に居たかったからだ。確かに爺達に色目を使われるのは気持ちが悪いが、こちらの思い通りに動かせた時は爽快だ」
ニコルの頬を優しく撫でながら嬉しそうに話すマカオンが美しく、ぼうっと見とれる。
「うぎゃあー」
2人が見つめ合っていると隣室から子供の泣き声が聞こえた。
「・・・・・・。大変。起きたのね」
ニコルは立ち上がるとバタバタと、隣室へ駆け込む。
マカオンは苦笑いしながらニコルの後を追う。
双子は同時に泣くか、1人につられて泣く。さらに、レナータの子供までつられて泣くので、レナータとアデールだけでは手に負えない。
もちろん、他にも侍女をつけているが、ニコルとマカオンは子供ができた時から、自分達の手で育てると決めていた。
そのことに、皇女として育ったレナータも賛成してくれ、ジルやアデール達と協力して、仕事と育児が両立できるようにサポートしてくれている。
もちろん、マカオンとニコルも子供達と過ごす時間を作るように努めていた。
隣室では昼寝から起きた双子のエリアスとマティアスが泣いていた。
プラチナブロンドには寝癖がつき、ぷくぷくした頬には涙が流れている。
「エリアスもう大丈夫よ」
ニコルがエリアス人を、マカオンがマティアスを抱き上げる。
「どうしたマティアス。夢でも見たのか」
マカオンはマティアスを見ながらニコルに良く似ていると思う。
そのせいで数日前、マカオンは幼少期にニコルと会ったことがあることを思い出したのである。
マカオンはレジン国で産まれたが、父が副将軍の役目を終えるまで、一家でラーンジュ領に住んでいた。
そこで知り合った子の妹が、びっくりするぐらいのお転婆だった。
つまり、知り合った子がアルティーユで、件の妹はニコルである。
このことはニコルには告げていない。もちろん、アルティーユにも。なぜなら、当時のマカオンは女の子として育てられていたのだから。
運命的といえば運命的な出会いだが、マカオンにとっては黒歴史である。
口が裂けても言えない。
「とうた(父様)、あちょぶ(遊ぼう)」
マティアスは、さっきまで腕の中で眠そうにぐずぐずしていたのに、もう目がらんらんと輝いている。
「あぁ、遊ぼう」
マカオンが微笑むと、エリアスが手を伸ばした。
「ぶー(僕も)!!」
「あぁ、3人で遊ぼうか」
マカオンが笑う。
「ずるいわ。私も遊びたーい」
ニコルが駄々っ子のような言い方をする。
「残念だな。母様は女王陛下のお仕事があるから、また今度だ」
マカオンが無表情で突き放したように言うと、ニコルは頬を膨らませた。
「もう、つまんない」
ニコルが拗ねると、ニコルとマカオンの腕の中で双子が同時に「もう」と指を咥える。
「そうよねー」
ニコルは子供達を味方につけたつもりのようだが、執務室からジルが顔を出した。
「陛下。来客のお時間です。お召し替えを」
「さぁ、陛下。行って来てくさいまし」
レナータがニコルの腕から子供を取り上げる。
「仕方がないわね。行ってくるわ」
ニコルは顔を上げると女王の顔つきに変わる。
「行ってらっしゃいませ」
レナータが言うと、エリアスとマティアスが同時に「いー(いってらっしゃい)」と言って見送った。
「すぐに終わらせて来るから、遊ぼうね」
ニコルは振り向くと少女のように、マカオンとエリアス、マティアス達に手を振り執務室へ消えた。
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