1 / 1
キスしたい
しおりを挟む
「れぇーん。今 何時~?」
クローゼットのある部屋からちょっと焦りながら叫ぶ優。
今日は女子会でランチの約束が前から入っていて、着ていく服を持って前日に泊まりにきてた。
『10:30!』
勢いよくリビングに戻ってくると、
「やばいっ。時間ない!蓮のせいだよ」
『だってイチャイチャしたいじゃん。俺が送るんだし焦らなくていいって』
「どう?これで大丈夫だよね?」
『可愛いよ。けど肩だしすぎじゃない?』
「こんなもんだよ?それに女子だけだから大丈夫!」
『んー…』
そんな俺をスルーして、
「では蓮、送って頂けますか」
って嬉しそうな顔で言うから、
『何がそんなに嬉しいんだよ』
「うふふ。なんか送ってもらうのって彼氏っぽくていいなーって」
『いや、彼氏だろ笑』
って優の下唇をぺろっと舐めてキスをすれば、ほらまた幸せそうな顔で笑う。
ランチをするカフェ近くまで送り届ければ
「行ってきます!夕方には戻るからね」
『わかった。でも時間気にしすぎなくていいからな』
「いや、気にする。蓮との時間も必要だもん」
そんな会話の中でまたキスしたくなる。
「ちょっ…と…待って」
『キスさせて』
「やだ。今外だし恥ずかしいからしないよ」
と車を降りていく。
『優!帰りも連絡しろよ!』
返事の代わりに笑顔で大きく手を振ってから歩いていく彼女を見送る。
『…さて。帰るか』
うーぁ…寝てた…
時計を見れば16:30。
タイミングよくLINE通知が鳴る。
迎えに行くか。
大きく伸びをして家を出る。
お昼に降ろした場所で5分もすれば彼女が走ってきて車に乗り込む。
「蓮ごめんね。待たせちゃったよね」
『いや、さっき来たとこ』
「ほんとに?お迎えありがとう」
車を走らせてマンションに帰る間中、今日の話を楽しそうに報告してくれる。
あー可愛い。
ひとしきり話し終えた優に、
『楽しかったんだな笑』
「なんで笑うのー」
『なんか子供みたいで可愛い』
「………………」
『どした?』
「もうっ。蓮 好き。」
『急だな笑』
「なんか想いが溢れました」
あーキスしたい。
家に着くと玄関の扉を後ろ手に閉める。
パンプスを脱ぎながら「ただいまー」って言う優をこっちに向かせて、ちゅってわざと音を鳴らしてキスをする。
「…蓮。ここまだ玄関」
『無理。我慢してたから』
そしてまたちゅう。
「んも…れん…」
開いた唇に舌を差し込めば優から漏れる吐息。
「…ん…ちょ…ストップ!」
『なに?』
「…その気になっちゃうでしょ」
『大歓迎。その気にさせるつもりだからね』
と、またキスをする。
「んふっ…んん…んっ…」
俺のキスで気持ちよくなってる顔を見ればもう待てなくて
『ダメだわ。しよ。』
「……する」
あーあー可愛い。
クローゼットのある部屋からちょっと焦りながら叫ぶ優。
今日は女子会でランチの約束が前から入っていて、着ていく服を持って前日に泊まりにきてた。
『10:30!』
勢いよくリビングに戻ってくると、
「やばいっ。時間ない!蓮のせいだよ」
『だってイチャイチャしたいじゃん。俺が送るんだし焦らなくていいって』
「どう?これで大丈夫だよね?」
『可愛いよ。けど肩だしすぎじゃない?』
「こんなもんだよ?それに女子だけだから大丈夫!」
『んー…』
そんな俺をスルーして、
「では蓮、送って頂けますか」
って嬉しそうな顔で言うから、
『何がそんなに嬉しいんだよ』
「うふふ。なんか送ってもらうのって彼氏っぽくていいなーって」
『いや、彼氏だろ笑』
って優の下唇をぺろっと舐めてキスをすれば、ほらまた幸せそうな顔で笑う。
ランチをするカフェ近くまで送り届ければ
「行ってきます!夕方には戻るからね」
『わかった。でも時間気にしすぎなくていいからな』
「いや、気にする。蓮との時間も必要だもん」
そんな会話の中でまたキスしたくなる。
「ちょっ…と…待って」
『キスさせて』
「やだ。今外だし恥ずかしいからしないよ」
と車を降りていく。
『優!帰りも連絡しろよ!』
返事の代わりに笑顔で大きく手を振ってから歩いていく彼女を見送る。
『…さて。帰るか』
うーぁ…寝てた…
時計を見れば16:30。
タイミングよくLINE通知が鳴る。
迎えに行くか。
大きく伸びをして家を出る。
お昼に降ろした場所で5分もすれば彼女が走ってきて車に乗り込む。
「蓮ごめんね。待たせちゃったよね」
『いや、さっき来たとこ』
「ほんとに?お迎えありがとう」
車を走らせてマンションに帰る間中、今日の話を楽しそうに報告してくれる。
あー可愛い。
ひとしきり話し終えた優に、
『楽しかったんだな笑』
「なんで笑うのー」
『なんか子供みたいで可愛い』
「………………」
『どした?』
「もうっ。蓮 好き。」
『急だな笑』
「なんか想いが溢れました」
あーキスしたい。
家に着くと玄関の扉を後ろ手に閉める。
パンプスを脱ぎながら「ただいまー」って言う優をこっちに向かせて、ちゅってわざと音を鳴らしてキスをする。
「…蓮。ここまだ玄関」
『無理。我慢してたから』
そしてまたちゅう。
「んも…れん…」
開いた唇に舌を差し込めば優から漏れる吐息。
「…ん…ちょ…ストップ!」
『なに?』
「…その気になっちゃうでしょ」
『大歓迎。その気にさせるつもりだからね』
と、またキスをする。
「んふっ…んん…んっ…」
俺のキスで気持ちよくなってる顔を見ればもう待てなくて
『ダメだわ。しよ。』
「……する」
あーあー可愛い。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる