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5.使用人リータは微笑む執事を利用する【リータ】
【2】
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使えるっていうのは、もちろん王妃の噂の真相を探ることに。
大きな宮廷には、沢山の使用人達が仕えている。だから、一使用人であるアリスと私の力だけじゃ、ジアーナの居場所を探すのにかなり手こずるだろう。
だが、彼の手を借りればどうだろうか?
彼は臨時とはいえ、執事をまとめる立場。まとめ役の彼は、屋敷中の情報を知っていてもおかしくない。彼に恩を売っておけば、そのお礼にジアーナの居場所を教えてもらえることができるのではないか?
他にも、王妃についての情報だったり、噂の真偽についても、何か知っているかもしれない。つまり……。
『彼を逃してはならない……っ!』
私はくるりと執事の方に向き直ると、かつてないほどにこやかな笑顔を作った。
「私達で良ければ、一緒にお探ししますよ。花には詳しいので!」
パトリシオは私の思惑には気付かず、ほっとしたような表情を見せる。
「それは有り難い。花を摘むのは初めてだから、そうしてもらえると助かる」
「そんなぁ、私達がついてますからもう大丈夫ですよっ。ね、アリス!」
「うんっ!さ、行きましょ、パトリシオ様」
見返り目当てで親切をしているようで、何だかちょっぴり申し訳ない気持ちになる。だけど、結果的に向こうも助かるんだから、いいよねっ。私とアリスはそれぞれ彼の手を引き、背中を押しながら裏庭へと向かう。
大きな宮廷には、沢山の使用人達が仕えている。だから、一使用人であるアリスと私の力だけじゃ、ジアーナの居場所を探すのにかなり手こずるだろう。
だが、彼の手を借りればどうだろうか?
彼は臨時とはいえ、執事をまとめる立場。まとめ役の彼は、屋敷中の情報を知っていてもおかしくない。彼に恩を売っておけば、そのお礼にジアーナの居場所を教えてもらえることができるのではないか?
他にも、王妃についての情報だったり、噂の真偽についても、何か知っているかもしれない。つまり……。
『彼を逃してはならない……っ!』
私はくるりと執事の方に向き直ると、かつてないほどにこやかな笑顔を作った。
「私達で良ければ、一緒にお探ししますよ。花には詳しいので!」
パトリシオは私の思惑には気付かず、ほっとしたような表情を見せる。
「それは有り難い。花を摘むのは初めてだから、そうしてもらえると助かる」
「そんなぁ、私達がついてますからもう大丈夫ですよっ。ね、アリス!」
「うんっ!さ、行きましょ、パトリシオ様」
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