85 / 135
3章 恋の証明
05 私の知らない、私
しおりを挟む
家族のこと、子供時代――雅のことを色々知っているにも関わらず傍にいられるのはなんでだろう。
私が熱心に見つめていることに本人も気づいたのか、有野くんと視線がぶつかる。
慌てて視線を逸らそうとしたけど、肩を掴まれて阻まれた。
「むかつくけど、これで気が済むなら、いくらでも神庭のこと話すし、話を聞こうと思ってるけど?」
いつになく真面目な顔の有野くんに見入られて、改めて自分がこの人から口説かれようとしていたことを思い出す。
雅以外誰も入ってこようとしなかった私のパーソナルスペースに、有野くんは手をかけて必死に突破口を探っていた。
「有野くんが私を口説くのは……。私が雅の元カノで、雅に復讐したい気持ちがあるから?」
「それもまぁ、心のどこかにはあったのかもしれないけど……」
普通は否定するような所でも、有野くんは素直に認めてしまうから拍子抜けする。
「何だかんだで美亜ちゃんのこと、ずっと気になってるっていうか……。これでも、まんざらじゃないとは……思って……る……」
有野くんは多分、下手に出るのが苦手なんだろう。
慣れない言葉を紡いで少し辛そうだった。
本当はこんなこと言いたくないっていう気持ちが、悔しそうな表情から見え隠れしている。
軽いノリで私を口説くとか言っていた癖に、耳の先まで赤くなるから、私もつられて恥ずかしくなった。
この人、結構純情なのかもしれない。
そもそも女の子に慣れていたら、口説くのが上手だったら、もっと気持ちの良い言葉を並べて女の子をその気にさせている。
私を泣くほど怒らせたり、千夏と涼子に敬遠されたりしていない……。
有野くんと話してみて、有野くんがどんな人なのか少しだけわかった気がする。
出会いや印象が最悪でも、いくらでも覆して気持ちを寄せていくことができるのはもう知っている。
有野くんと付き合っていく自分も、想像できない訳じゃないけど……。
「ありがとう。でも私、誰とも付き合うつもりはないの。まだ、雅のこと諦めた訳じゃないから……」
これが私の、雅と別れても心の底から絶望していない理由。
本当は千夏と涼子に言う筈だったことを、先に有野くんに話すことになってしまった。
心底意外な表情をしている有野くんに、私は困った顔で微笑み返す。
「だって別れたんだろ?」
「別れたけど」
「美亜ちゃんから振ったんだろ」
「……結果的には、そうなってしまったけれど……」
雅に発破をかけたことは後悔しない。
どんな経緯を辿ったとしても、私はきっとそうしただろうから。
だけど。
「私が唯一、後悔しているのは……」
喉の奥が掠れそうになるのを、唾を飲み込んで必死に誤魔化す。
雅の悲しそうな笑顔を思い出せば、今だって鼻の奥がツンとしてくる。
「私は私の気持ちの何パーセントを雅に伝えられたんだろうって……」
伝える努力をはじめてから、私はどれだけの気持ちを雅に伝えられたんだろう。
『美亜は俺と一緒にいたい?』
雅に訊かれて、「一緒にいたい」と応えた時の嬉しそうな笑顔を思い出す。
私は雅が求めていたものを、ちゃんとわかっていた筈なのに。
無意識に触ってしまうせいで少し荒れた唇を、私はまた指でなぞる。
後ろ髪引かれるようなキスを、何度も思い出しては胸がいっぱいになって、嬉しくてときめいて、苦しくて辛くて泣いた。
雅に私の気持ちが伝わったと思う時も、気持ちが通い合う幸せな瞬間もあったけど。
だけど、そんなの、全然足りていない。
私は雅にとって信じるに値する女じゃなかった。
雅には私を巻き込み、傷つける覚悟はなかった。
将来を選んだ上で、共に孝幸さんと闘って欲しいとは言わなかった。
逃げる選択肢しかなかったのは、私が弱く、守る対象でしかなかったからだ。
有野くんの腕を、私は肩から両手で下ろして、気持ちに応えられない意志表示をした。
「私は私が雅を大好きだってことを証明したい……。今でも……心の底からそう思ってる……」
有野くんは信じられないとでも言いたそうな呆れ顔で、私の顔を見た。
「別れたのに?」
「別れたけど……」
「何、あれなの? 美亜ちゃんて、ひょっとしてバカなの?」
「なっ……!」
思わず、有野くんの顔をマジマジと見てしまう。
有野くんはキョトンとした顔で、悪びれる様子も無い。
だからっ! 心の中で思ったことをそのまま言っちゃうのが、有野くんの敬遠される理由なんだって!
そう言ってやろうかとも思ったけど、お世辞も言えないこの人だからこそ、雅は信頼しているのかもしれない。
「ぶっ……」
なんだか可笑しくなってきて、私は有野くんに気付かれないように肩を小さく震わせて笑った。
バカか。そうなのかもしれない。
「そんなの、すげー今さらで、神庭の負担になるだけだろ。恋愛を脇に置いて、将来を決めたあいつの決意が揺らぐだけだろ」
「雅はもう、そんなことでは揺らがないんじゃないかな……。なんだかんだ言ってもリリーバリーに対する思いの深さは本物だったと思うし」
「自分の気持ちを”そんなこと”って……」
「いいんだ……。そんな気がするんだ。雅は一度選んだことは何があっても絶対に投げ出さないって」
私のことも、最後まで悩んでも手放さないでいてくれたみたいに。
「雅を困らせるようなやり方は選ばないよ……」
「いったい、何がしたいんだよ」
「……上手く、説明はできないんだけど……」
言葉にはできない、ただ、覚えているのはぼんやりしたイメージ。
真っ赤な空の下。
いつか雅と大学からの帰り道、仲が良さそうな老夫婦を見た。
おじいさんが示す指の先の光。
頷き、嬉しそうに笑うおばあさん。
あの時、頭に焼きついた果てしない光景に、私も雅もきっと心の底から憧れた。
雅を好きになって、恋人達の気持ちが少しだけわかったような気がする。
終わる日に怯えるよりも強い気持ちで、私はずっと永遠を願っていた。
「この世界に、雅のことが大好きな私がいること。それだけは何らかの形で伝えたい。どんな未来を選んだとしても、これから先を歩む自信と糧にして欲しいから」
私の言葉が最後まで終わらないうちに、有野くんはハーッと何度目かの溜息をつく。
「……ついていけね……。なんだかなー。もっと美亜ちゃんは淡白な子だと思ってたのに、そこが良かったのに……」
淡白、か。
確かにそうだったかもしれない。
怒って泣いて全部吐き出したら、少しだけ体が軽くなった気がする。
それと同時に、熱くなっていた自分が急に恥ずかしくなってきて、私は頬を両手で覆った。
「私自身も私がまだどんな人間なのかわかっていないみたい。……もう……有野くんには恥ずかしいこと言わされちゃうし、泣かされちゃうしで……散々だ……っ……」
「本当になー。俺の中では泣きも笑いもしなさそうなクールビューティだった筈なのに……」
「クールビューティって……」
思わず笑ってしまう。なんだか響きが格好いいけど……。
雅のことが大好きで、些細なことにもイチイチ必死になってしまう今の自分が、格好悪くても好きだと思えた。
「雅のこと色々話してくれてありがとう。有野くんが嫌っていても、雅はきっと、あなたを親しく思っているから。雅とはこれからも本音で話せる友達でいて……?」
「だーかーらー、俺と神庭は友達じゃねーって」
「有野くんは意地悪だし、デリカシーないし、ホントそこんとこ人としてどうかとも思ったけど……」
「美亜ちゃんも相当ハッキリ言ってくれるよな……」
「有野くんは有野くんの良い所がちゃんとあるから、誰かと比べる必要はないんじゃないかな」
「そりゃ、どーも」
「その、私も……」
もっと自信を持って欲しいけど、なんて言ったらいいのか悩む。
上手い表現が見つからなくて、思ったことをそのままストレートに伝えてみた。
「有野くんのこと、好きだから」
口にしてから、なんだか考えていたよりずっと、恥ずかしくて罪深いセリフを言ってしまった気がする。
ビックリしている有野くんに、自分が一番ビックリしてしまって「ち、ちがっ……。あの、ごめっ……。恋愛的な意味は無くて! 人として、とか。と、友達になりたいとか、そういうニュアンスなので……っ!」と必死に訂正する。
あまつ、慌てたことが仇になって、肘をテーブルの角にガツンと打ち付けた私は「はぅ……」と呟きうずくまった。
いったい私は……何をやっているんだろう……。
撃沈している私を見て、有野くんは突如「ぶはっ!」と吹き出した。
お腹を抱えて盛大に笑っている有野くんの中には、こだわりのティーカップで優雅に紅茶を飲むイメージだった私は、きっともうどこにもいないだろう。
それでもひとしきり笑った後で、目尻を拭いながら顔を上げた有野くんは小さく呟いた。
「……あの時、もっと頑張っていれば良かったな……」
有野くんは頭をガシガシ掻いて、ヤケっぽくだったけど、それでも最後は歯を見せて笑ってくれた。
「やっぱ、神庭。むかつくわ!」
私が熱心に見つめていることに本人も気づいたのか、有野くんと視線がぶつかる。
慌てて視線を逸らそうとしたけど、肩を掴まれて阻まれた。
「むかつくけど、これで気が済むなら、いくらでも神庭のこと話すし、話を聞こうと思ってるけど?」
いつになく真面目な顔の有野くんに見入られて、改めて自分がこの人から口説かれようとしていたことを思い出す。
雅以外誰も入ってこようとしなかった私のパーソナルスペースに、有野くんは手をかけて必死に突破口を探っていた。
「有野くんが私を口説くのは……。私が雅の元カノで、雅に復讐したい気持ちがあるから?」
「それもまぁ、心のどこかにはあったのかもしれないけど……」
普通は否定するような所でも、有野くんは素直に認めてしまうから拍子抜けする。
「何だかんだで美亜ちゃんのこと、ずっと気になってるっていうか……。これでも、まんざらじゃないとは……思って……る……」
有野くんは多分、下手に出るのが苦手なんだろう。
慣れない言葉を紡いで少し辛そうだった。
本当はこんなこと言いたくないっていう気持ちが、悔しそうな表情から見え隠れしている。
軽いノリで私を口説くとか言っていた癖に、耳の先まで赤くなるから、私もつられて恥ずかしくなった。
この人、結構純情なのかもしれない。
そもそも女の子に慣れていたら、口説くのが上手だったら、もっと気持ちの良い言葉を並べて女の子をその気にさせている。
私を泣くほど怒らせたり、千夏と涼子に敬遠されたりしていない……。
有野くんと話してみて、有野くんがどんな人なのか少しだけわかった気がする。
出会いや印象が最悪でも、いくらでも覆して気持ちを寄せていくことができるのはもう知っている。
有野くんと付き合っていく自分も、想像できない訳じゃないけど……。
「ありがとう。でも私、誰とも付き合うつもりはないの。まだ、雅のこと諦めた訳じゃないから……」
これが私の、雅と別れても心の底から絶望していない理由。
本当は千夏と涼子に言う筈だったことを、先に有野くんに話すことになってしまった。
心底意外な表情をしている有野くんに、私は困った顔で微笑み返す。
「だって別れたんだろ?」
「別れたけど」
「美亜ちゃんから振ったんだろ」
「……結果的には、そうなってしまったけれど……」
雅に発破をかけたことは後悔しない。
どんな経緯を辿ったとしても、私はきっとそうしただろうから。
だけど。
「私が唯一、後悔しているのは……」
喉の奥が掠れそうになるのを、唾を飲み込んで必死に誤魔化す。
雅の悲しそうな笑顔を思い出せば、今だって鼻の奥がツンとしてくる。
「私は私の気持ちの何パーセントを雅に伝えられたんだろうって……」
伝える努力をはじめてから、私はどれだけの気持ちを雅に伝えられたんだろう。
『美亜は俺と一緒にいたい?』
雅に訊かれて、「一緒にいたい」と応えた時の嬉しそうな笑顔を思い出す。
私は雅が求めていたものを、ちゃんとわかっていた筈なのに。
無意識に触ってしまうせいで少し荒れた唇を、私はまた指でなぞる。
後ろ髪引かれるようなキスを、何度も思い出しては胸がいっぱいになって、嬉しくてときめいて、苦しくて辛くて泣いた。
雅に私の気持ちが伝わったと思う時も、気持ちが通い合う幸せな瞬間もあったけど。
だけど、そんなの、全然足りていない。
私は雅にとって信じるに値する女じゃなかった。
雅には私を巻き込み、傷つける覚悟はなかった。
将来を選んだ上で、共に孝幸さんと闘って欲しいとは言わなかった。
逃げる選択肢しかなかったのは、私が弱く、守る対象でしかなかったからだ。
有野くんの腕を、私は肩から両手で下ろして、気持ちに応えられない意志表示をした。
「私は私が雅を大好きだってことを証明したい……。今でも……心の底からそう思ってる……」
有野くんは信じられないとでも言いたそうな呆れ顔で、私の顔を見た。
「別れたのに?」
「別れたけど……」
「何、あれなの? 美亜ちゃんて、ひょっとしてバカなの?」
「なっ……!」
思わず、有野くんの顔をマジマジと見てしまう。
有野くんはキョトンとした顔で、悪びれる様子も無い。
だからっ! 心の中で思ったことをそのまま言っちゃうのが、有野くんの敬遠される理由なんだって!
そう言ってやろうかとも思ったけど、お世辞も言えないこの人だからこそ、雅は信頼しているのかもしれない。
「ぶっ……」
なんだか可笑しくなってきて、私は有野くんに気付かれないように肩を小さく震わせて笑った。
バカか。そうなのかもしれない。
「そんなの、すげー今さらで、神庭の負担になるだけだろ。恋愛を脇に置いて、将来を決めたあいつの決意が揺らぐだけだろ」
「雅はもう、そんなことでは揺らがないんじゃないかな……。なんだかんだ言ってもリリーバリーに対する思いの深さは本物だったと思うし」
「自分の気持ちを”そんなこと”って……」
「いいんだ……。そんな気がするんだ。雅は一度選んだことは何があっても絶対に投げ出さないって」
私のことも、最後まで悩んでも手放さないでいてくれたみたいに。
「雅を困らせるようなやり方は選ばないよ……」
「いったい、何がしたいんだよ」
「……上手く、説明はできないんだけど……」
言葉にはできない、ただ、覚えているのはぼんやりしたイメージ。
真っ赤な空の下。
いつか雅と大学からの帰り道、仲が良さそうな老夫婦を見た。
おじいさんが示す指の先の光。
頷き、嬉しそうに笑うおばあさん。
あの時、頭に焼きついた果てしない光景に、私も雅もきっと心の底から憧れた。
雅を好きになって、恋人達の気持ちが少しだけわかったような気がする。
終わる日に怯えるよりも強い気持ちで、私はずっと永遠を願っていた。
「この世界に、雅のことが大好きな私がいること。それだけは何らかの形で伝えたい。どんな未来を選んだとしても、これから先を歩む自信と糧にして欲しいから」
私の言葉が最後まで終わらないうちに、有野くんはハーッと何度目かの溜息をつく。
「……ついていけね……。なんだかなー。もっと美亜ちゃんは淡白な子だと思ってたのに、そこが良かったのに……」
淡白、か。
確かにそうだったかもしれない。
怒って泣いて全部吐き出したら、少しだけ体が軽くなった気がする。
それと同時に、熱くなっていた自分が急に恥ずかしくなってきて、私は頬を両手で覆った。
「私自身も私がまだどんな人間なのかわかっていないみたい。……もう……有野くんには恥ずかしいこと言わされちゃうし、泣かされちゃうしで……散々だ……っ……」
「本当になー。俺の中では泣きも笑いもしなさそうなクールビューティだった筈なのに……」
「クールビューティって……」
思わず笑ってしまう。なんだか響きが格好いいけど……。
雅のことが大好きで、些細なことにもイチイチ必死になってしまう今の自分が、格好悪くても好きだと思えた。
「雅のこと色々話してくれてありがとう。有野くんが嫌っていても、雅はきっと、あなたを親しく思っているから。雅とはこれからも本音で話せる友達でいて……?」
「だーかーらー、俺と神庭は友達じゃねーって」
「有野くんは意地悪だし、デリカシーないし、ホントそこんとこ人としてどうかとも思ったけど……」
「美亜ちゃんも相当ハッキリ言ってくれるよな……」
「有野くんは有野くんの良い所がちゃんとあるから、誰かと比べる必要はないんじゃないかな」
「そりゃ、どーも」
「その、私も……」
もっと自信を持って欲しいけど、なんて言ったらいいのか悩む。
上手い表現が見つからなくて、思ったことをそのままストレートに伝えてみた。
「有野くんのこと、好きだから」
口にしてから、なんだか考えていたよりずっと、恥ずかしくて罪深いセリフを言ってしまった気がする。
ビックリしている有野くんに、自分が一番ビックリしてしまって「ち、ちがっ……。あの、ごめっ……。恋愛的な意味は無くて! 人として、とか。と、友達になりたいとか、そういうニュアンスなので……っ!」と必死に訂正する。
あまつ、慌てたことが仇になって、肘をテーブルの角にガツンと打ち付けた私は「はぅ……」と呟きうずくまった。
いったい私は……何をやっているんだろう……。
撃沈している私を見て、有野くんは突如「ぶはっ!」と吹き出した。
お腹を抱えて盛大に笑っている有野くんの中には、こだわりのティーカップで優雅に紅茶を飲むイメージだった私は、きっともうどこにもいないだろう。
それでもひとしきり笑った後で、目尻を拭いながら顔を上げた有野くんは小さく呟いた。
「……あの時、もっと頑張っていれば良かったな……」
有野くんは頭をガシガシ掻いて、ヤケっぽくだったけど、それでも最後は歯を見せて笑ってくれた。
「やっぱ、神庭。むかつくわ!」
0
あなたにおすすめの小説
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
〜仕事も恋愛もハードモード!?〜 ON/OFF♡オフィスワーカー
i.q
恋愛
切り替えギャップ鬼上司に翻弄されちゃうオフィスラブ☆
最悪な失恋をした主人公とONとOFFの切り替えが激しい鬼上司のオフィスラブストーリー♡
バリバリのキャリアウーマン街道一直線の爽やか属性女子【川瀬 陸】。そんな陸は突然彼氏から呼び出される。出向いた先には……彼氏と見知らぬ女が!? 酷い失恋をした陸。しかし、同じ職場の鬼課長の【榊】は失恋なんてお構いなし。傷が乾かぬうちに仕事はスーパーハードモード。その上、この鬼課長は————。
数年前に執筆して他サイトに投稿してあったお話(別タイトル。本文軽い修正あり)
18年愛
俊凛美流人《とし・りびると》
恋愛
声を失った青年と、かつてその声に恋をしたはずなのに、心をなくしてしまった女性。
18年前、東京駅で出会ったふたりは、いつしかすれ違い、それぞれ別の道を選んだ。
そして時を経て再び交わるその瞬間、止まっていた運命が静かに動き出す。
失われた言葉。思い出せない記憶。
それでも、胸の奥ではずっと──あの声を待ち続けていた。
音楽、記憶、そして“声”をめぐる物語が始まる。
ここに、記憶に埋もれた愛が、もう一度“声”としてよみがえる。
54話で完結しました!
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
嘘をつく唇に優しいキスを
松本ユミ
恋愛
いつだって私は本音を隠して嘘をつくーーー。
桜井麻里奈は優しい同期の新庄湊に恋をした。
だけど、湊には学生時代から付き合っている彼女がいることを知りショックを受ける。
麻里奈はこの恋心が叶わないなら自分の気持ちに嘘をつくからせめて同期として隣で笑い合うことだけは許してほしいと密かに思っていた。
そんなある日、湊が『結婚する』という話を聞いてしまい……。
同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
朝陽七彩
恋愛
突然。
同居することになった。
幼なじみの一輝くんと。
一輝くんは大人しくて子羊みたいな子。
……だったはず。
なのに。
「結菜ちゃん、一緒に寝よ」
えっ⁉
「結菜ちゃん、こっちにおいで」
そんなの恥ずかしいよっ。
「結菜ちゃんのこと、どうしようもなく、
ほしくてほしくてたまらない」
そんなにドキドキさせないでっ‼
今までの子羊のような一輝くん。
そうではなく。
オオカミになってしまっているっ⁉
。・.・*.・*・*.・。*・.・*・*.・*
如月結菜(きさらぎ ゆな)
高校三年生
恋愛に鈍感
椎名一輝(しいな いつき)
高校一年生
本当は恋愛に慣れていない
。・.・*.・*・*.・。*・.・*・*.・*
オオカミになっている。
そのときの一輝くんは。
「一緒にお風呂に入ったら教えてあげる」
一緒にっ⁉
そんなの恥ずかしいよっ。
恥ずかしくなる。
そんな言葉をサラッと言ったり。
それに。
少しイジワル。
だけど。
一輝くんは。
不器用なところもある。
そして一生懸命。
優しいところもたくさんある。
そんな一輝くんが。
「僕は結菜ちゃんのこと誰にも渡したくない」
「そんなに可愛いと理性が破壊寸前になる」
なんて言うから。
余計に恥ずかしくなるし緊張してしまう。
子羊の部分とオオカミの部分。
それらにはギャップがある。
だから戸惑ってしまう。
それだけではない。
そのギャップが。
ドキドキさせる。
虜にさせる。
それは一輝くんの魅力。
そんな一輝くんの魅力。
それに溺れてしまう。
もう一輝くんの魅力から……?
♡何が起こるかわからない⁉♡
2月31日 ~少しずれている世界~
希花 紀歩
恋愛
プロポーズ予定日に彼氏と親友に裏切られた・・・はずだった
4年に一度やってくる2月29日の誕生日。
日付が変わる瞬間大好きな王子様系彼氏にプロポーズされるはずだった私。
でも彼に告げられたのは結婚の申し込みではなく、別れの言葉だった。
私の親友と結婚するという彼を泊まっていた高級ホテルに置いて自宅に帰り、お酒を浴びるように飲んだ最悪の誕生日。
翌朝。仕事に行こうと目を覚ました私の隣に寝ていたのは別れたはずの彼氏だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる