婚約破棄されたので全員殺しますわよ ~素敵な結婚を夢見る最強の淑女、2度目の人生~

とうもろこし

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本編

77 初めての共同作業

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 共和国の東にある街では南の街から逃げて来た住人から情報を得て、来るリリィガーデン王国の襲撃に備えて防衛の準備が整えられていた。

 といっても、東の街の防衛準備はお世辞にも万全とは言い難い。その理由は共和国政府からしてみれば東の街は『田舎』と判断されているからだろう。

 共和国東側はここ数年間平和だった。

 街の役割としては東にあるベルバルド皇国との国境線を守る為に建設された砦の支援。加えて、東の地で生産した食糧や東側他国から輸入された物を首都へと移送する。

 前者においてはベルバルド皇国特有の内に引き籠りがちな気質と外国人の事など知らんといった自国中心の考えから、国境侵略を起こす気配など微塵も感じられない。

 よって、東側国境警備隊は暇どころか半軍人、半農家と勤務時間のほとんどを農業に充てるほどの暇っぷりを見せる。

 共和国軍人、役人にとって東へ転勤と言われたらそれ即ち左遷という事である。

 後者にしても東の街周辺の土地に問題があった。

 前時代で勃発した戦争のダメージが残る大地は大きく抉れたクレーターが残っていたり、未だ撤去されていない朽ちた建物の残骸など、とにかく土地が荒れている。

 加えて、前時代を終わらせたという大災害の中心地が近い事もあってその余波を受けた爪痕が残っていた。

 そんな場所で広い農地を確保しようにも荒れに荒れた大地を元に戻すのは一苦労どころか国にとっては大事業と言っても過言ではない。

 多額の金を投資するくらいなら無事な場所に農地を広げた方が良い、と判断して共和国内の食糧生産中心地は連邦との国境がある北部に指定された。

 北部に農地を広げた方がお得意さんである連邦へ輸出しやすいという観点もあっただろう。

 よって、東での食糧生産量は北部に及ばず。国に大きく貢献しているとは言い難い。

 工業地帯に関しても工場を建設する際の整地が難しいという事もあって南に劣る。

 共和国の東側は食料生産地としても、工業地帯としても中途半端と評されてきた。故に『田舎』と言われる。

 そんな田舎の街と共和国貴族達が多数暮らす華の都である共和国首都グリア。リリィガーデン軍が攻めて来ると知った上層部はどちらの防衛を手厚くするだろうか?

 答えは首都である。当然の話だが。

 よって、領主である貴族であったリチャード伯爵は首都に防衛兵器の追加配備を申し立てるも拒否されてしまう。

 拒否の連絡と共に通達されたのは『徹底抗戦せよ』の文字。もしも、リリィガーデン軍が首都を狙う前に東を堕とそうと考えるならば、少しでも相手の戦力を削れという事だ。

 この決定に伯爵一家、軍人達、街で暮らす住人。全員が共和国に『見捨てられた』と嘆いた。

 しかしながら、首都からの通達は無視できない。無視すれば犯罪行為と同義であるし、なにより故郷を蹂躙されるのは耐え難い。

「私は最後まで戦うと決めた。通達があったからじゃない。故郷を、この地を守るためだ」

 絶望から一転、奮起したリチャード伯爵は最後まで希望を捨てずに抗おうと、不十分な装備で防衛の準備を今日まで行ってきた。

「我々は最後まで伯爵様と共に!」

 街の東にある国境を守る砦に常駐する軍人達も半分が街へ戻った。戻ったのは主に東の街で育った軍人達だ。

 砦からの援軍も加えて総勢8千人となった軍人達は街の入り口にはバリケードを置き、その後ろには装甲魔導車で更に壁を作る。

 メインストリートにも等間隔にバリケードの設置と魔法銃を持った軍人を配備。一番奥にある領主邸前には旧式のマギアクラフト製魔導兵器を配備して。

 伯爵の奮起に感銘を受けた軍人達は故郷防衛の使命感が宿る。

 例え防衛装備が貧弱であろうと、こちらには8千の人員と1万丁の魔法銃があるのだから。例え仲間が倒れようと倒れた仲間の分も敵を撃って守り通してみせる、と。

「俺達も戦うぞ! 伯爵様と軍の人達を少しでも支えるんだ!」

 住人達は北部へ逃げろと命じたが、一部の者は故郷を守ろうとする伯爵と共にすると武器を手にしてくれた。

 東の街には一体感があった。故郷を絶対に守ろうという強い心があった。

 ――しかし、運命は彼等に味方しない。

 そもそも、この世に豚共専用の運命を司る神なんぞいないのだろう。

 神様のケツを舐めるのが大好きなラディア王国が真っ先に滅んだのがその証拠。豚共がどれだけ神のケツを舐めようとも微笑まない。

 どれだけ架空の存在に縋ろうが、どれだけ架空の存在を神聖化しようが、弱者がどれだけ団結しようが――強者に蹂躙されるのは弱者の運命さだめ

 弱者達の背景にどれだけ美しく情熱的なストーリーがあったとしても、冷酷な死神の鎌は振り下ろされる。 


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 南部から東への移動中、点在する共和国軍施設を次々に破壊していくリーズレット達。

 イーグルが投入されて以降、敵軍との戦い易さが向上した事を改めて認識する。進軍中に発見した施設や駐屯地に魔導兵器が配備されていたとしても、上空からの支援というのは心強い。

 戦場全体を見通す目となり、手薄な箇所への攻撃やピンチに陥っている仲間の救援、ロケット砲を撃ち込むための情報支援などあらゆる状況で活躍する。

 リーズレットに頭を下げ、イーグルの早期投入を決めた軍上層部は賞賛されるべきだろう。

 進軍を開始して1週間後、東の街を視界に捉えたリリィガーデン軍は小型ドローンによる偵察によって街の脅威を『低』と見積もった。

 魔法銃を持った軍人が街の中でたむろしているものの、今のリリィガーデン軍にとっては脅威とならない。

 領主邸の前に魔導兵器が配備されていようとも、数か月前ほど脅威を感じない。

 例えドラゴンライダー隊が出撃したとしても絶望はしないだろう。

 どうしてか?

 答えは簡単。今、共和国の空と地上を支配しているのはリリィガーデン軍だからだ。

 前哨戦であった施設と駐屯地を難なく堕とした軍の士気は絶好調。脅威を微塵も感じぬ街を堕とすなど、野生の豚を撃つのと同じくらい簡単だ。

「マム、先行します!」

「ご武運を!」

「ええ。貴女達も」

 街を目視できる距離まで進んだリリィガーデン軍はイーグルの燃料補給を終えると、先行するべく離陸準備を開始。

 ランページの傍でアイアン・レディの点検をするリーズレットにイーグルに乗り込んだマチルダとコスモスが告げるとハッチが閉まる。

 マチルダ達が乗り込んだイーグルが先行して離陸し、残りの1機が後に続く。

「サリィ、貴方はロビィとゆっくり来なさい。今回はすぐに終わりましてよ」

「はいですぅ」

 点検を終えたリーズレットはホルスターに銃を仕舞うとサングラスをかけてランページへ乗り込んだ。

「準備はよろしくて?」

 ガルウィングを閉めながら助手席に座っていたラムダに問う。 

「いつでも」

 シートベルトはしていないものの、ドアの取っ手を強く握りしめたラムダが顔を強張らせながら言った。

 これからジェット・コースター以上のスピードで突っ込むと分かっていれば、誰でも顔を強張らせるだろう。

 キーを回してリアクターエンジンをスタートさせたリーズレットはドアの窓を開けた。

 季節は夏であるものの、今日は風があって少しは涼しい。日は相変わらず刺すような強さだが、魔導車の中にいれば問題ない。

 片手でハンドルを握りしめながらセンタークラスターにあるカーオーディオのスイッチをONに。

 南の軍施設でランページの内部を探っていたら、アイアン・レディで保護した異世界人が元の世界で流行っていたという『ロックミュージック』を再現した魔導音源があったのだ。

 しかも搭載されていたのはリーズレットが特に好きだった音楽。異世界技術で歌手の声まで忠実に再現したモノだ。

 曲が始まって複数の楽器がリズムを生み出す中、アクセルを軽く何回か踏んでエンジンを吹かす。

 異世界では伝説となっているロック歌手が声を発するとアクセルをベタ踏み。ガォン、と唸り声を上げてランページは東の街へと走り出した。

 一瞬でトップスピードまで到達したランページはぐんぐんと東の街入り口へ近づいていく。

 上空では既に対地攻撃を始めたイーグルの機関銃が街の中へ撃ち込まれているのが見えた。

 リーズレットもパーティータイムに遅れぬよう、アクセルをベタ踏みした足は動かさない。入り口に置かれたバリケードまでもう少し、もう少し……と何もせずそのままバリケードに突っ込んでぶち破った。

 特殊合金で造られたランページはバリケードに突っ込んだものの、傷一つ付いていない。

 問題は次だ。入り口に配置された装甲魔導車。

 彼女はハンドルにあったボタンを押すとランページのヘッドライトが稼働して、そこから小型のミサイルが登場。

 シュパパと撃ち出された2発の小型ミサイルが真っ直ぐ飛んで、入り口を固めていた装甲魔導車に着弾。大爆発を起こして周囲にいた人間を巻き込みながら装甲魔導車は火ダルマになって宙を舞う。

「ホッホー! 最高ですわァ!」

 大爆発と宙に舞う装甲車の破裂音、人の悲鳴。そして、車内にはノリノリな音楽。

 ロックな地獄の入り口を突破して先へと延びるメインストリートを突き進む。

 リーズレットが駆るランページに追従するように街の上空左右にはイーグルが並んだ。上空から街の裏通りに潜む愚か者共を建物ごと吹き飛ばし、まともな防具も身に着けていない民兵は即時ミンチへと早変わり。

 上空から支援をしていたイーグルの1機が3階建ての建物の上で静止する。後部ハッチが開くとスナイパーライフルを持ったマチルダとアサルトライフルを持ったコスモスが外に出た。

「コスモス! 行けッ!」

「はいッ!」

 マチルダはその場で片膝を付きながらスコープを覗き込む。同時に、コスモスはパワー・ハイヒールを起動して下へ降りた。

 コスモスは地上で街を防衛する軍人達を単騎で狩り始める。リーズレットには劣るものの、走って飛んでのダンスを披露しながら共和国軍人を次々に殺害。

「ワン……ツー……スリー……」

 建物の上で陣取ったマチルダは小さく撃ち殺した共和国人の数を数えながら地上で踊るコスモスを援護する。

 彼女の音が消えた世界の中で、淡々と引き金を引いて射撃。コスモスの背後を狙う不埒者の頭部を吹き飛ばすと、ボルトを引いて次弾装填。

 次の獲物を探していると、入り口が騒がしくなった。顔を向けて確認すれば入り口には軍を率いたブラックチームとグリーンチームが突入を開始していた。

 彼等は先陣を切ったリーズレットの後に続き、湧き出た残りモノを狩るのが仕事だ。

「大した事がなかったな」

 何とも圧倒的な制圧力。圧倒的な武力。数か月前までは考えられぬほどの電撃的な……いや、雷の如き攻撃力。マチルダは文字通り雷の如く爆走する者に顔を向けた。

「おーっほっほっほ! これだけの数で私を止められるとでも思ってェー!?」

 リリィガーデン軍の軍人達が予定通りの行動を起こしている最中、ランページのアクセルをベタ踏みしたままリーズレットはアイアン・レディを抜いた片手を窓の外に出した。

 狙うはメインストリートの先に置かれた魔導兵器。旧式の魔導兵器は魔石を装着して動かす動力部が丸見えだった。

 首都からの払下げ品、弱点丸出しの欠陥兵器。そんなモノしか用意できない彼等は第三者が見れば憐れに思うだろう。 

 しかしながら、ノリノリのロックミュージックを聞きながらテンションアゲアゲなリーズレットには関係なし。

 豚共め、自ら弱点を露出したクソを使ってくれてありがとう。そう感謝の言葉を伝えたいほどである。

 タン、と一発飛び出した銃弾は魔導兵器を守るように前面展開されていた軍人達の間をすり抜け、当然のように魔導兵器の動力部を撃ち抜いた。

 魔石から流れる魔力エネルギーが爆裂し、魔導兵器をクソの山に変えると同時に兵器を操作する為に待機していた軍の技師があの世に吹き飛んでいった。

「FOOO!! イージィーファッキンビィィィッチッ!!」

 サングラスをかけたリーズレットが歓喜の声を上げる。

 爆発した魔導兵器が吹き飛ぶと、領主邸の前にぽっかりとスペースが出来た。

 魔導兵器の前方に展開されていた軍人達を轢き殺し、そのままそのスペースに向かって一直線。

 宙を舞った魔導兵器の残骸が空から落ちて来る中、空いたスペース直前でリーズレットは得意のドリフトを決めながらガルウィングドアを可動させる。

 ドリフトを見事に決めて領主邸を守る最後の防衛ラインとなっていた軍人達の背中を取ると、ドリフトの最中に可動していたドアから素早く飛び出す。

「ラムダ!」

 停車してドアを開けてからの飛び出し、といった基本的なプロセスのタイムラグを短縮させたリーズレット。振り返って銃を構えようとするワンテンポ遅れた状態の軍人達へアイアン・レディを撃ち込みながら叫んだ。

「うん!」

 応戦準備が整っていなかった共和国軍人達が射殺されていく中へ向かって、ナイフを逆手に持ったラムダが駆ける。

 リーズレットが体術では自分よりも上だと認めるラムダは背を低くしながら軍人達へと駆け、迫り来る魔法銃の弾を避けながら突撃。

「あはッ! 遅いねぇッ! ノロマだねぇッ!」

 一番手前にいた相手に一瞬で肉薄したラムダは逆手に持ったナイフを振り抜くと軍人の首を切り裂いた。

 血飛沫が舞う中、列を作っていた軍人達の中に潜り込んで次々に首を刈る。 

 内に入り込んだラムダに気を取られていると、

「まぁまぁまぁまぁ! よそ見はいけませんわよォ!」

 リーズレットの撃った弾が豚共の頭部を爆裂させた。

 アイアン・レディを連射する彼女は、ラムダが軍人達の中に紛れて姿が見えないにも拘らず容赦がない。

 サングラスと2丁拳銃といった姿も相まって、まさにイカれた荒野のガン・レディと言ったところか。カウボーイ・ハットかソンブレロを被っていれば完璧だった。

 ラムダが敵陣の中に潜り込んでいると知りながら銃を連射する彼女であるが、むしろ彼女はラムダと戦ったからこそ知っている。

 彼がリーズレットの撃った弾に当たるような者じゃないと。

 同時にラムダも理解している。彼女は自分の動きを予測して邪魔にならないよう撃っているのだと。

「あはッ!」

 近くにいた男の喉を切り裂いたラムダは横で銃口を向けていた相手に狙いを付ける。撃ち出された魔法の弾をすり抜け、相手の胸に飛び込むと心臓を一突き。

「んふ」

 ラムダの背後を狙っていた男の頭部を吹き飛ばすのはリーズレット。ラムダが次に向かう相手は右側だと予測して、彼女は左に群れる軍人達へと銃口を向けた。

 血飛沫と人の体が破裂する中で互いの行動を完全に予測し合い、一切の無駄無く豚を狩る2人の最強。さすがはと言うべきか。

 豚共の血で染まった赤い糸で結ばれる2人が行う初めての共同作業は見事に完了。

 領主邸の前には豚共の死体が積み上がった血の池地獄が創られた。

「さて、残りは……」

 リーズレットは背後に聳え立つ領主邸へ体を向ける。さて、この聳え立つクソをどうするか。

「突入するの?」

「いいえ」

 彼女はランページに近づくと座席の後ろにあるスペースからロケットランチャーを取り出した。

 領主邸に向かって構えると、2階の窓に老人の姿が見えた。老人は顔を真っ青にして絶望に暮れている。

 老人へロケットランチャーを向けるとリーズレットは躊躇いも見せずに引き金を引いた。

「BOOOM! ですわよ~!」

 シュボッと撃ち出された弾は老人が覗き込んでいた窓へと飛んでいき――ドカンと大爆発。

 敵将が散るに相応しい、派手な爆発は街の中でリリィガーデン軍と戦う豚共の目にも映っただろう。

 戦意を失って投降してくれれば手間要らず。投降しなければ殺すのみ。どっちにしろ、勝利には変わりない。

「ん~。やっぱりこれですわね」

 やっぱり最後はロケットランチャーで締めなければ。そう言った彼女にラムダは笑った。

「それでこそ、リズだね。見せられていた映像通りだ」

 こうして美しく情熱的なバックストーリーを持った憐れな共和国人達が暮らす街は、リーズレット達の手によって破壊されたのであった。
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