【完結】転生したら少女漫画の悪役令嬢でした〜アホ王子との婚約フラグを壊したら義理の兄に溺愛されました〜

まほりろ

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27話「ついにこの日が来た」

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――ディアーナ・フォークト視点――


王室主催のお茶会当日。

……ついにこの日が来てしまった。

鏡に映るブルーのドレスを着た自分にふぅーと息をつく。

やれることは全部やった。

フリード様との婚約届けを王室に届けたし、婚約発表も大々的に行った。

フリード様と婚前の性行為は………週一で行ってる。フリード様はエッチの度に白濁した液を中に出される。

私はまだ初潮を迎えてないから中に出されても平気だけど、初潮を迎えたら妊娠に気をつけないと。この世界にコンドームや避妊薬はあるのかしら?

婚約しているとはいえ、婚前に子供を作るのはさすがに体裁が悪い。

婚前に処女を失った娘は美人でも高位貴族の娘でも、王子様に婚約者にと望まれたとしても、王子妃にはなれない。それくらいこの世界では処女性か尊ばれるのだ。

私はもうフリード様以外と結婚は出来ないし、するつもりもない。

でも不安な気持ちが消えないのはなぜ?

コーエン王子に一目惚れされて求婚されても、王子の婚約者になることはない。ないと分かっていても不安だ……お茶会に行くのも気が重い。

漫画のコーエン王子は自分から求婚しておいて、「新しい女との間に真実の愛を見つけたから婚約を破棄する」とか言ってくるくずだからなぁ。私に婚約者がいると知っても、予想の斜め上をいく行動をしそうで怖い。

お茶会ではフリード様にくっついて絶対に離れないようにしよう!

原作のディアーナがお茶会で身に着けていたのは、ピンクのドレスに赤いリボンだった。

少しでも原作から離れコーエン王子との婚約フラグを折るために、蒼玉色のドレスと水色のリボンを用意してもらった。

青はフリード様の瞳の色、婚約者の瞳や髪の色の衣服やアクセサリーを身に着けるのは、二人がラブラブである証。

ちょっと恥ずかしいけど、フリード様も私がブルーのドレスを身につけることを喜んで下さった。

「お嬢様、お出かけの前にお茶を一杯……きゃあ……!」

トレイにお茶を持ってやってきたメイドが、何もないところで転んだ。メイドの持っていた紅茶が私にかかる。冷たい紅茶で良かった、熱いお茶だったら火傷をしていた。

「もっ、申し訳ありません!」

メイドが真っ青な顔でその場で土下座した。

「いいわ、間違いは誰にでもあるもの。それより怪我はなかった?」

メイドのことを気遣うと、

「お嬢様、なんてお優しい! お嬢様は天使です!」

メイドが瞳をうるうるさせていた。

お茶をかけられたぐらいでキレるほど狭量ではない。

「お嬢様、こちらのドレスにお召変えください」

別のメイドがすぐに新しいドレスとリボンを用意してくれた。

「えっ? すみません、替えのドレスってこれしかないんですか?」

メイドが用意したドレスを見て呆然とする。

メイドが手にしていたのは、レースとフリルがたくさんついた桃色のドレスと、真っ赤なリボンだった。

漫画のディアーナがコーエンと出会ったお茶会で身に着けていたドレスとリボンによく似ている。

「申し訳ありません」

「えっ? でもクローゼットにはいっぱいドレスが入ってましたよね? あれは飾りですか?」

「恐れながらお嬢様は最近胸の成長がいちじるしく、お嬢様の身体に合うドレスでお茶会のような正式なお呼ばれの場に着ていけるのはこちらのピンクのドレスと、お嬢様が今身につけている青いドレスのみでして」

「うっ……」

フリード様がエッチのたびに胸をしつように揉みしだくから……。

二カ月前までAカップよりのBカップだった私の胸は、Cカップまで成長していた。おっぱいは揉むと大きくなるって本当だったのね。

「分かりました、桃色のドレスを着ます」

私には婚約者のフリード様がいる。公爵のお父様と公爵夫人のお母様もついてる。

漫画でディアーナが身につけていたのと同じ色のドレスとリボンを身につけてお茶会に行っても大丈夫……よね?

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