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ダンジョン協会長
しおりを挟む会見の生中継を見ることで、初めてダンジョン協会長が俺に直接話かけてきた意味がわかった。
ダンジョン協会の膿出しを画策していたからだ。
協会長が受付に通りががったとはいえ、俺に直々に話かけてくるのはおかしいとは思っていたが、ここまで大それたことを計画していたとは思いもよらなかった。
「配信の許可は大塚元協会長から貰ってるけど、新しい協会長がその意向を汲むかどうかがわからないから、動けないわね」
そんなことを考えていると生中継後、社長室に呼び出したアリサが口火を切った。
「大塚さん本人からは返事は貰ってるが、辞任して内部のことをどれだけ知ってるか未知数だからな」
「あの人のことだから新しく採用された人にも目星をつけてるかもしれないけど。ハシゴ外されたらペナルティを喰らうのはウチだからね。早くあのキッズから最新型ドローンをいただきたいんだけど」
そうアリサが愚痴っていると、携帯の着信音が鳴り始めた。
「もしもし。ダンプロの神崎ですが。新協会長がこちらへ。承知しました。
「新協会長これからうちに来るのか。席を外したほうがいいか?」
「特に要件を言ってるわけじゃなくて、挨拶みたいだからいいわ。あっちも淳にもあいさつしたいだろうし。新協会長からしたらS級ダンジョンの整備っていう大きい仕事をくれる人間だからねあんたは」
「そうか。特にS級ダンジョンの攻略は別に協会長がどうだなんだでやってるわけじゃないんだが。無下にするのも悪いし俺も顔を合わせるか」
そう決めてしばらくすると、社長室をノックする音が聞こえてきた。
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