2 / 85
圧迫面接
しおりを挟む太陽が中天に至る前。今は正午と二時の間の時間帯だ。
こんなあいまいな言い方になるのは俺が時計を所持しておらず、正確な時刻が分かっていないからだ。
だがこれは、俺のせいじゃない。
全ては時計が高いせいだ。とてもじゃないが平民の俺には手が届かないような値段設定の時計が悪い。
あの値段設定で手が届くのは貴族だけだ。
そう思うと体の奥からドロドロとした何かがせりあがって来た。
手から紙がつぶれるような音がする。
その音で俺は正気に戻り、せりあがって来た何かを体の奥に戻す。
今俺は面接を受けに行くために家を出たばかりだったのだ。こんなところで貴族へのいら立ちを解放してもしょうがない。
握りつぶしてしまったチラシを広げ、そこに書かれた地図を見る。
地図にかかれた面接会場までの道筋を、再度頭の中に叩き込む。
しばらくすると、そらでも道順が頭の中に浮かぶようになった。
これでおそらく大丈夫だろう。
面接会場に向けて歩を進める。
ちゃんとチラシの地図を見て、道順も間違えなかったのだが、俺は大きな問題に直面した。
地図通り来たら、そこには禍々しく大きな黒い城が鎮座していたのだ。
どう見ても魔王城にしか見えない。
だが、金細工で豪奢に飾り付けられた門には
迷宮改築師事務所
と確かに書いてある。
俺は建物の景観と表札どちらを信じればいいのだろうか?
城と表札を交互に見るが答えは出るわけもなく、時間だけが過ぎていく。
ええい、ままよ!
何だかやばそうな気もするがそれだけでここから引き返すのも何なので、迷った苛立ちをばねにして門の敷居をまたぐ。
門の敷居またいで、城内に入ると庭の手入れをしていたメイドに案内され、執務室のような部屋に案内された。
瀟洒なレイピアに光り輝くオーブ、左右には整列するメイド。
その豪華絢爛を形にしたような部屋の縦長テーブルで俺はおっさんと向かい合っていた。
「儂は、フリッシュ家第13代当主、ラルフ・フリッシュである!
迷宮改築師事務所所長と魔王を兼任しておる!
貴様は何者かあ!?」
2メートルくらいあるおっさんが大音声で宣う。
やっぱり魔王だった。
反則だろ、魔王城も迷宮改築師事務所、どっちもだなんて……。
城と表札を見て、小一時間どっちか迷ってた俺がばかみたいじゃないか。
しかも立派な髭を蓄えた長身のおっさんがいれば、事務所のお偉いさんでやっぱり迷宮改築師事務所だったんだと思うじゃないか。
なんで自己紹介に至って、魔王ていうんだよ。
迷宮改築師を隠れ蓑にして、手下にする気満々じゃねえか。
魔王から逃げる自信があったけど、魔王以外にもメイドに固められてるし、逃げれないだろこれ……。
状況を鑑みて、焦せりと恐怖に駆られていると咳払いが聞えた。
そういえば、魔王に何者か聞かれたのだった……。
名乗りたくないが、名乗らなければバッドエンド確定だ。
「……私の名前はリード。氏は有りません。種族はリザードマン。今のところは冒険者をしているだけの身です」
しぶしぶ、簡単な素性を名乗ると魔王は眉間にしわを寄せた。
「なぁに!?
リザードマンだと貴様!!
魔力を持っておらん種族ではないか!
魔法も使えんなど論外だぞ!」
魔王が大声で怒鳴る。
あからさまに怒っている。
俺のこいつへの恐怖のパラメーターがぶっち切れた。
魔王に睨まれたトカゲ、もとい蛇に睨まれたカエルのような気分になる。
こいつが前に居なければ、俺はささっと失神していただろう。
どうする?
ここで魔法ができないという誤解を解かなければ死ぬし、誤解を解いてしまえば、また採用への道が開けてしまう。
死ねばここで、バッドエンド。しかもコンティニュー不可能だ。
だが迷宮改築師兼魔王の手下になれば、衛兵にマークされ、スパルタのような訓練を受けることになる。
後者の方がまだましだが、死ぬより恐ろしい目に合いそうな気もしないこともない。
とやかく考えてもしょうがないか……。
フィーリングに従おう。
土魔法で床を隆起させる。
「何、魔法が使えるだ、と!?
しかも、無詠唱か。
低級魔法とは言え、相当使い込んでおるな」
魔王が評価を一転したらしい。
まあ、褒められるのは悪い気分じゃない。
採用に近づいているのはごめんだが。
「だが、貴様!
儂の自慢の城を変形させるとは何事じゃ!
貴様には儂の元について無給で一生働いてもらう。
儂のプライドを傷つけた罰じゃ」
無給てあんた……。
ブラック超えたダークマター企業じゃないか。
希望がなさ過ぎて、働いてる途中に昇天しかねん。
もう可能性とか、状況とかを気にしてる場合ではない。
逃げなければ!
なぜか決めれば早いもので、恐怖で硬直していたのが嘘のように俺は魔王に背を向けて軽やかに走り出せた。
「逃げるつもりか、貴様!」
背後から魔王の大音声が聞こえる。
俺に向けてメイドの少女たちが殺到する。
とびかかって来る少女たちを華麗な身のこなしで回避し、包囲網を何とか超えた。
だが、息が上がってしまった。
このまま正攻法で玄関まで逃げれば、体力がきれるのは時間の問題だ。
この部屋から出て、廊下の窓から飛び出るしかない。
大けがは間違いないがそれしかないだろう。
ICANFLYの精神で行けばなんとかなる。奇妙な確信が湧いてきた。
部屋から早く脱出しようと扉を開けるとドレスを着た女が立っていた。
切れ長の目をした、理知的なクールビューティといった感じの女だ。
魔王の愛人か、なにかか?
正確なことはわからないが、たぶんこの家の関係者だろう。
詰んだ。
だがまだ終われるわけが、状況的に終わったとしても我が生涯は一生続くのだ。
状況程度で一生を棒に振るわけにはいくわけがない。
大丈夫だ。まだ手は残されている。
「お、鬼のような魔王に騙されて、魔王の親衛隊に入れられそうなんです!助けてください!なんでもしますから」
俺は女に縋りついて、助けを求める。
情けないことこの上ないが、一時の恥と自由な人生、比べるまでもない。
頭に細い指が添えられた。
「あっ?あああああああああ!?」
次の瞬間、万力のような力が込められた。
「貴様!父上と、我が家を侮辱するとはいい度胸だ!
私がみっちりしごいてやろう!」
「 でかしたぞ!シェーン!
さすが、わしの娘じゃ!」
「お嬢様、あまり外の者に触れてはいけません。雑菌がつきますよ」
抵抗むなしく捕まった。
娘か……。まあ冷静に分かったかもしれないが。
焦って状況のことなどかなぐり捨ててたからな。
チクショウ……。やっはり状況は重要だったか……。
それよりも最後にしゃべった奴は誰なんだろう。
捕まった人間のことをディスるなんて倫理的にダメだろ。
小学校で教わらなかったのかよ。
そういえばここ小学校なかったな。
そんなことを考えているとアイアンクローから解放され、椅子に座らされた。
もう逃亡は考えられない。
逃げられないことはアイアンクローでこの体に刻まれた。
改めて魔王を見る。
左右に娘と、赤髪のメイドの少女が並ぶ。
茶髪に、切れ長の目。
改めて見ると体型は全然似てないが、父娘確かに似ている
メイドの少女も家族かと思い見ると、あまり似ていなかった。
ただのメイドだろう。
よく見てみると、昨日のチラシの少女に雰囲気と髪色が似ている気がする。
でも黒のメッシュが入っていたし違うか。
「リード!
貴様にはこれから儂に仕えてもらう!
まず手始めに初級迷宮の修復じゃ!
我が娘、シェーンを同伴させる。
逃げようとは考えんことだな」
「ええ……魔王様、さすがに採用初日から仕事を任せるのはさすがにハイペースすぎるんじゃ……」
俺ができるだけ相手の神経をなでないように控えめに物申すと、魔王の娘が鋭い眼光で睨んできた。
「父上!
こ奴はたるんでいます!
このシェーン同伴がてら、訓練を施してもよいでしょうか!」
「うむ、許す!」
声のでかい親子の会話を諦念の極致で見つめる。
温情のかけらもない……。
本人の意思も確認してないのに。
魔王の娘は扉まで行くと振り返って、
「さあ、トカゲ、私についてこい!」
と大音声で言う。
俺はガキ大将の腰巾着になった気分でついていく。
今日俺は、迷宮改築師事務所に採用された拉致された。
1
あなたにおすすめの小説
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
タイム連打ってなんだよ(困惑)
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
「リオ、お前をパーティから追放する。お前のようなハズレスキルのザコは足手まといなんだよ」
王都の冒険者ギルドにて、若手冒険者のリオは、リーダーの身勝手な都合によってパーティから追い出されてしまい、同時に後宮では、聖女の降臨や第一王子の婚約破棄などが話題になっていた。
パーティを追放されたリオは、ある日商隊の護衛依頼を受けた際、野盗に襲われる可憐な少女を助けることになるのだが、彼女は第一王子から婚約破棄された上に濡れ衣を着せられて迫害された元公爵令嬢こと、アイリスだった。
アイリスとの出会いから始まる冒険の旅、行く先々で様々な思惑によって爪弾きにされてしまった者達を受け入れていく内に、彼はある決意をする。
「作ろう。誰もが幸せに過ごせる、そんな居場所を」
目指すべき理想、突き動かされる世界、そしてハズレスキル【タイム連打】に隠されたリオの本当の力とは?
※安心安全安定安泰の四安揃った、ハピエン確定のハズレスキル無双です。
『エ○ーマンが倒せない』は関係ありません。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~
namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
死にキャラに転生したけど、仲間たちに全力で守られて溺愛されています。
藤原遊
恋愛
「死ぬはずだった運命なんて、冒険者たちが全力で覆してくれる!」
街を守るために「死ぬ役目」を覚悟した私。
だけど、未来をやり直す彼らに溺愛されて、手放してくれません――!?
街を守り「死ぬ役目」に転生したスフィア。
彼女が覚悟を決めたその時――冒険者たちが全力で守り抜くと誓った!
未来を変えるため、スフィアを何度でも守る彼らの執着は止まらない!?
「君が笑っているだけでいい。それが、俺たちのすべてだ。」
運命に抗う冒険者たちが織り成す、異世界溺愛ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる