ゴッドクエスト

紅蓮の焔

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1章 最初の町テルシア

3話ベル宿亭に泊まろう

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場所を教えてもらいベル喫茶宿へ向かう3人
「ここがベル宿亭?」
「うん、ここのはずだよ」
5分ほど歩くとやっと見つけた
「まぁ、とにかく中に入ろーぜ」
「「う、うん」」
そう言うと3人は中へ入って行った
「いらっしゃいませ
お泊まりになられますか?」
店員に聞かれレインは答える
「宿を」
店員は
「お一人様銅貨3枚です」
「はい」と言い銀貨を1枚出す
店員は銅貨を数えてからレインに手渡した
「お釣は銅貨91枚ですご確認下さい」
そう言われ数えた
「…89、90、91うん!ちゃんとある!」
「では部屋はこちらになります」
店員はそう言い案内図の1部屋を指差す
「それとご飯の場合は食堂に来てください」
そう言いながら大きな部屋を指差す
「それからお風呂はこちらです」
「後、これが部屋の鍵です」
「ありがとう」
メイトがそう言うと
「じゃあ早速部屋行こーぜ!」
「早く行きましょ!」
と言いながらはしゃぐレインとメル
ため息をつきつつ店員に謝り2人の後を追いかけるメイト
3人は部屋に入り最初に思ったのは
(((綺麗)))
部屋には一つの窓があり真ん中にテーブルがあるその周りには椅子が4つあり
部屋の端にはベッドが2つある
この時3人とも誰か1人がベッドではなく床で寝ることに
何故ならベッドは小さく1人しか寝転がれない
この時3人は心が通じあったのかせーのでジャンケンをする
「「「ジャーンケーン!ポン!」」」
負けたのは…レインとメルだった
「やったー!僕左側ね!」
そう言いベッドにジャンプしていった
「「ジャーンケーン!ポン!」」
そして勝ったのは…レインである
「おっしゃー!」
と、レインは喜んでいるがメルはと言うと
「そんな」
と言いながら床に伏せていた
その後なんとかメルを立ち直らせる事に成功したのだ
そのまま食堂へ行き食事を取っていた
「この飯うめー!」
「おいしっ」
「美味しいわね」
と3人には好評価だった
その後お風呂に入りゆっくりとお風呂に浸かった後、部屋に戻る途中にまたメルの表情が悪くなっていったそして
「私もベッドで寝ーたーいー」
と駄々をこねるのだった
周りからはどうしたんだ?とこちらを見てくる
「おいっメル、一旦落ち着け」
「嫌ー!私もベッドで寝たいー!」
そうこうしている内に後ろから女の人の声がした
「あのーベッドで寝るのでしたらそちらの女の子と一緒に寝たらどうでしょうか?」
そしてレインが口を開く
「ベッドは小さくて1人くらいの大きさしかないのだが?」
そう言うと
「そちらの女の子の大きさでしたら一緒に寝てもギリギリ寝れると思います」
その言葉を聞いたメルは泣いていた顔から喜びの表情になるそして
「ありがとう!ありがとう!」
と言いながらその女の人に抱きつく
「どういたしまして」
そう言うと女の人は部屋に戻っていった
その夜、レインはメルが一緒に寝たせいでとも寝不足だ
何故ならメルは寝相が悪くそのせいで何度も床に落とされた
そして次の朝
「んんーよく寝た!おはよう!
お兄ちゃん!」
その時レインは目の下にクマができていた
「ふぁーおはよー」
メイトも起き上がった
それから皆で一旦お風呂に入った
レインだけはお風呂の中で寝てしまいメイトにベッドの上まで運ばれる
「ん?ここは?」
レインが目を覚ますとそこは真っ暗な空間だった
「ここはどこだ?」
辺りを見回しても
闇しかない
とにかく適当に歩いていくと光が見えた
そこへ走っていくが光に近づくにつれて
だんだんレインの顔が恐怖で歪む
そこには赤い目を持つ龍がいたのだ
「うわああぁぁぁぁ!」
龍が近づき泣くレイン
すると龍が
「そんなに怖がらなくて良い」
その声はどこか安心させるような声をしていた
「我が目を持つ者よ」
レインは一瞬何を言っているか分からなかったが少し考えるとその意味が分かった
「この赤い目の事か?」
とレインは震える声で聞く
龍は頷いた
「さよう、その目は我の寿命が来て失われたと思ったがどこかのモンスターに食べられてしまったのだ」
しかし、レインは納得していない
「だったら何で俺はあんたの目を持っているんだ?」
そう、レインはあのゴブリンを食べていないのだ
「それはお前がそのモンスターを倒したとき一番近くにいたからお前に吸い込まれたからじゃ」
それならと納得するレイン
「それはそうと何で俺はこんな所にいるんだ?」
レインはそれが一番気になっていた
「それは、儂が呼んだからじゃ」
「それじゃあここはどこなんだ?」
「お前の心の中じゃ」
「!?」
その後少し考え(なるほど)とすぐに納得するのだった
「それじゃあ何で俺をここに呼んだんだ?」
龍はため息をついた
「質問ばかりじゃのうまぁ良い
それは儂の力を受け継がせる為じゃ」
「お前の力を受け継いだら何か良いことがあるのか?」
「あぁ大有りじゃそれにお前の未来には儂の力が無いと大変な事が起こりそうじゃ」
何を言っているか分からなかったがその後気づいた
「お前、神か!」
「あぁある意味では儂は神じゃ。儂は神龍ドルバギオ儂の力は龍神に成れる事と体力、魔力、攻撃力そして防御力を上昇させ雷と炎を操れるその上ブレスをすべて使える様になる」
(んーよく分からないけど強くなれるって事だろ)
そんな事を考えていると気になるところが一つあった
「なぁ、龍神化って何なんだ?」
「龍神化とは儂の力を使える上に人型を保てる」
「すごいな」
「しかし一定の能力がないと死んでしまうだから試練を行わせて貰う」
「試練?内容は?」
「内容は簡単じゃ今から儂の出す3つの試練を受けて貰う」
「試練に落ちればどうなるんだ?」
「もちろん死んでしまう
さぁどうする?」
「俺は魔王を倒さないといけないだから何があろうとも諦める訳にはいけない!」
「よく言った」
ニヤリと笑いそう言うと目の前に扉が現れた
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