ゴッドクエスト

紅蓮の焔

文字の大きさ
113 / 242
9章 レインの治療

105話合流

しおりを挟む
[作者のコメント]
こんばんは! とうとうクリスマス! 俺はサンタさんが来る事を祈って今日は早く寝る!
良い子リストに入ってると良いなぁ…
それじゃあおやすみ! プレゼントが届いたかはお昼にお伝えします!
それではお休みなさい!





ミルとサツキが白衣に付いていくと軈て地下牢へ着いた
「…バカ弟子共を見たか?」
「ううん、皆もどうなっているのか分からずに慌ててるみたい」
ミルの言う通り白衣達は牢屋の中も徹底して探している。そして誰かから連絡が入った
「ザザッ、おい!お前ら何をしている!こっちに青髪と金色が来てるではないか!早く来い!ザザッ」
そう連絡が入ると白衣達は急いで武器を持ち直し階段を登って行った
「この人達どうやって位置が分かったの?」
「…知らん」
と、サツキは言ったが心の中ではこう言っている
(あいつらは多分GPS機能の逆探知で場所を認識したんだろ…て言うかこの世界にもこんな技術があったんだな、町には一回しか行っていないが…あの町は科学が遅れているのか?)
サツキがそんな事を考えているとミルが止まり、サツキを止めた
「…レインくん居たわよ」
「どこなんだ?」
サツキが小声で聞くと上を指差した
「おかーしゃん!」
「おっ、見つけたのか?」
「うん、ありがとう!メイトおにーちゃん!」
レインは小声でメイトに礼を言うとサツキの上に飛び降りた
「…無事で良かった」
サツキはレインの頭を撫でながら言うとニッコリと笑い、次にメルを探す事を伝えた
「わかっちゃ!」
レインは手を上げて言うとテクテクとどこかへ歩いていってしまった
「おい!レイン!」
サツキは歩いて行くレインを走って追い掛けて行った
「はあ、全く大丈夫か?あいつ」
メイトはスッと天井から降りて追い掛けようとしたがミルに肩を掴まれた
「助けて…メイトくん?」
「久し振り、ミルさん」
ミルは礼を言おうとして顔を見ると1年近く前に連れ去られた、と聞かされたメイトが目の前にいた
「あれ?…誰かに連れていかれたんじゃ」
「うん、でもそのお陰で今はもっと自分を知ることが出来たよ」
メイトが悪戯っぽく笑うとミルは呆気に取られた
(メイトくんってこんなだったっけ?)
ミルは頭に浮かんだ疑問を振り払いサツキ達を追い掛けて行く
「メイトくん、早く行こ!レインくん達が見えなくなるよ!」
「うん」
メイトは走るミルの後を歩いて追い掛けた





ーーメルーー
「はあ、お兄ちゃんたら大丈夫かな~」
メルがそんな事を言っているとまたどこからか声が聞こえてきた
「何!?青髪が逃げただと!?あんな子供にどうやって逃げられるんだ!」
「じ、実は、覚醒させた金色を従えていた首輪を青髪が破壊して…」
「あんな子供に破壊出来る代物な訳ないだろ!大の男が何人もかかってやっと壊せそうな所まで行くほど頑丈な首輪なんだぞ!?一体どうやって…とにかく5界の本部に救援を要請しろ!」
「は、はい!」
と、聞こえた後ドタドタと大きな音を立てて最後にバタンと鳴って静かになった
「5界の本部?て事はここ以外にもこんな建物があるって事?」
メルはそんな事を言っているが心の中では
(青髪ってお兄ちゃんよね!うん!お兄ちゃんに決定!お兄ちゃん逃げられたんだ!でも金色って何?)
メルは考えている間に浸水している事に気付いていなかった





ーーレインとサツキーー
「つ・か・ま・え・た!」
サツキがレインの肩に手を乗せて動きを止める
「こらっ、勝手に走っちゃいけません!」
「は~い」
レインはガッカリしたようにトボトボと歩き出した
「ちょっと~!待って~!」
後ろからミルが走ってきたので足を止めミルとメイトを待った
「はぁ、はぁ、はぁ、や、やっと追い付いた」
「つ、疲れた~」
ミルとメイトは疲れて汗を流していた
「ほら、早くしろ、レインも待ってるぞ?」
ミルはレインを見るとレインはふあーあと欠伸をしていた
「わ、分かったから!後少しだけ…」
「よし!少し経った行くぞ!」
「は、早すぎよ!ねえ?メイトくん」
「俺はまだ大丈夫だけど?」
「え?もしかして今疲れてるの私だけ?」
「まあ、そういう事になるな」
「分かったわ、早く、行きましょ」
ミルは肩を上下に動かしながらメルを探すためにレイン達に付いていった
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

乙女ゲームの正しい進め方

みおな
恋愛
 乙女ゲームの世界に転生しました。 目の前には、ヒロインや攻略対象たちがいます。  私はこの乙女ゲームが大好きでした。 心優しいヒロイン。そのヒロインが出会う王子様たち攻略対象。  だから、彼らが今流行りのザマァされるラノベ展開にならないように、キッチリと指導してあげるつもりです。  彼らには幸せになってもらいたいですから。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

婚約破棄したら食べられました(物理)

かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。 婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。 そんな日々が日常と化していたある日 リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる グロは無し

処理中です...