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11章 激闘!魔界突入!
153話其の6幻影魔団団長と死
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「ねえねえ、本当にこの方向に魔王の城はあるの~?」
チルが面倒臭そうに言うとカオリが答えた
「知らないよ、ただこっちの方が魔王の城を見付けやすいと思ったからこうしただけで…」
「何?魔王城へ行きたいの?」
シリが首を捻って聞くとチルは「今まで何を聞いていた!」みたいな顔をしてシリを見詰めた
「そうだけど?」
「それでしたらすぐですよ?」
シリがローブの中へ手を突っ込むと大きな鎌が出てきた
「それで何をするつもりなの?」
チルが前のめりに聞くと同時に真後ろで爆発が起きた
ドーン!
「な、何!?」
チルが驚きながら吹き飛ばされ、その間際に見た景色は…巨大なクレーターだった
「あ~あ、外したか」
声がしたクレーターの中心を見るとそこには見た目30代前半の黒装束に、黒い鍔の帽子を被っている男が鍔を持ちながら顔を隠して近付いてきたので口元しか見えない
「いや~困ったな~、僕はそんなに力がないから多対1とか絶対負けるよね~。ねえ、そこの奥様方?」
「誰が奥様方だ。まだ恋すらしてないっての」
「私はずっとあの中にいたし、本の方が面白いと思うし今のところは男の子には興味ないかな」
「まあ、私とレイト様の関係を1発で見破るなんて凄いです!」
と、女性陣の殆どは奥様方と言われた事に少し腹を立てた(シリを除いて)
「あのさ~、見てわからない?あんたこんなに若いやつを見てよく奥様なんて言えるよね?」
「ねえ、グレッグさん、ジエルくん?」
カオリがニッコリとジエルとグレッグの方を振り向いた
「な、なんだ?」
「は、はい、何のご用でしょうか?」
「少しあいつをぶっ殺してきて?」
と、怒気の籠った声で言われジエル達は畏縮してしまった
「「はい…」」
斯くしてジエル&グレッグVS謎の男との戦闘が始まった
「これならまだマシですが…やはり勝てる気がしませんね~」
謎の男が苦笑しながらジエル達の前で立ち止まった
「それじゃあ始めましょうか」
男はニヤリと口角を上げ、それと同時にジエルは拳を、グレッグは背中に背負った大剣を構えた
「その前に聞かせてくれ」
「はい?なんでしょうか?」
「お前誰だよ」
グレッグが聞くと男は少しの間の後
「ああ!自己紹介が遅れました。僕は魔王直下軍団長其の6幻影魔団団長、ダルシーです」
ダルシーが右手で口元を隠し、左足を右足に交差させ、上体を少し捻り左手で帽子を深く被った謎のポーズを取った
「魔王直下ですか…」
ジエルはダルシーを睨むといきなりダルシーの顎を蹴り上げた
「危ないな~、もう少し話そうよ…ね?」
ダルシーは寸前でジエルの足を掴んで防御に成功していた
「な、なんだ今の!速すぎて残像しか見えなかったぞ!?」
グレッグが驚くと同時にダルシーはジエルの足を放し右手で鳩尾に拳を喰らわせた
「ぐふっ」
ジエルはよろよろと後退りグレッグの右斜め前まで来た
「こ、こんなに桁違いだとは…俺、完全に足手まといじゃねえか…」
グレッグの大剣を持つ手が震え始めた
「くそっ!くそっ!くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
グレッグが自分の弱さへの怒りとやるせない気持ちに押し潰されダルシーへと斬りかかった
「おっと…危ないじゃないですか」
「くそっ!くそっ!」
グレッグはブンブンと大剣を振り回すがダルシーには当たらず…
「はあ…はあ…」
「だから話がしたい…と言ってるではないですか~」
「るっせぇ!」
グレッグが再び大剣を構え、上へ掲げた
「いい加減にしろよ、俺だって少しはやるんだからな?」
グレッグは大きく息を吸い込んだ
「すうぅぅぅぅぅぅ…断竜撃!」
グレッグは息を吐き出すと同時に思いきり大剣を振り降ろした
「良い攻撃ですね…人間にしては、ですが」
パキン
ダルシーはそれを軽々しく避け1回コンッと指で大剣に触れただけだった
それだけでグレッグの大剣を粉々に粉砕した
「は、はは、や、やっぱ桁が…違う…ぜ」
グレッグは目の前で起きた事に恐怖を覚え自分が生きている事が馬鹿馬鹿しくなり…脳自ら恐怖の余り生きるのを
止めた
「グレッグ!?」
ジエルが腹を押さえてグレッグの生存を確かめるためにしゃがみ首筋に触れ、その後震え始めた
「どうだったの?」
「し、死んでいる…」
ジエルは最後にグレッグの顔を見るとそこには恐怖で顔がシワだらけになり、少し触れるとすぐに体毛が抜け落ちた老人の様な男が白目を向いて倒れていた
「少しの間だが世話になった…」
ジエルは立ち上がりダルシーの方を向いた
「お前は俺が倒す…!」
チルが面倒臭そうに言うとカオリが答えた
「知らないよ、ただこっちの方が魔王の城を見付けやすいと思ったからこうしただけで…」
「何?魔王城へ行きたいの?」
シリが首を捻って聞くとチルは「今まで何を聞いていた!」みたいな顔をしてシリを見詰めた
「そうだけど?」
「それでしたらすぐですよ?」
シリがローブの中へ手を突っ込むと大きな鎌が出てきた
「それで何をするつもりなの?」
チルが前のめりに聞くと同時に真後ろで爆発が起きた
ドーン!
「な、何!?」
チルが驚きながら吹き飛ばされ、その間際に見た景色は…巨大なクレーターだった
「あ~あ、外したか」
声がしたクレーターの中心を見るとそこには見た目30代前半の黒装束に、黒い鍔の帽子を被っている男が鍔を持ちながら顔を隠して近付いてきたので口元しか見えない
「いや~困ったな~、僕はそんなに力がないから多対1とか絶対負けるよね~。ねえ、そこの奥様方?」
「誰が奥様方だ。まだ恋すらしてないっての」
「私はずっとあの中にいたし、本の方が面白いと思うし今のところは男の子には興味ないかな」
「まあ、私とレイト様の関係を1発で見破るなんて凄いです!」
と、女性陣の殆どは奥様方と言われた事に少し腹を立てた(シリを除いて)
「あのさ~、見てわからない?あんたこんなに若いやつを見てよく奥様なんて言えるよね?」
「ねえ、グレッグさん、ジエルくん?」
カオリがニッコリとジエルとグレッグの方を振り向いた
「な、なんだ?」
「は、はい、何のご用でしょうか?」
「少しあいつをぶっ殺してきて?」
と、怒気の籠った声で言われジエル達は畏縮してしまった
「「はい…」」
斯くしてジエル&グレッグVS謎の男との戦闘が始まった
「これならまだマシですが…やはり勝てる気がしませんね~」
謎の男が苦笑しながらジエル達の前で立ち止まった
「それじゃあ始めましょうか」
男はニヤリと口角を上げ、それと同時にジエルは拳を、グレッグは背中に背負った大剣を構えた
「その前に聞かせてくれ」
「はい?なんでしょうか?」
「お前誰だよ」
グレッグが聞くと男は少しの間の後
「ああ!自己紹介が遅れました。僕は魔王直下軍団長其の6幻影魔団団長、ダルシーです」
ダルシーが右手で口元を隠し、左足を右足に交差させ、上体を少し捻り左手で帽子を深く被った謎のポーズを取った
「魔王直下ですか…」
ジエルはダルシーを睨むといきなりダルシーの顎を蹴り上げた
「危ないな~、もう少し話そうよ…ね?」
ダルシーは寸前でジエルの足を掴んで防御に成功していた
「な、なんだ今の!速すぎて残像しか見えなかったぞ!?」
グレッグが驚くと同時にダルシーはジエルの足を放し右手で鳩尾に拳を喰らわせた
「ぐふっ」
ジエルはよろよろと後退りグレッグの右斜め前まで来た
「こ、こんなに桁違いだとは…俺、完全に足手まといじゃねえか…」
グレッグの大剣を持つ手が震え始めた
「くそっ!くそっ!くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
グレッグが自分の弱さへの怒りとやるせない気持ちに押し潰されダルシーへと斬りかかった
「おっと…危ないじゃないですか」
「くそっ!くそっ!」
グレッグはブンブンと大剣を振り回すがダルシーには当たらず…
「はあ…はあ…」
「だから話がしたい…と言ってるではないですか~」
「るっせぇ!」
グレッグが再び大剣を構え、上へ掲げた
「いい加減にしろよ、俺だって少しはやるんだからな?」
グレッグは大きく息を吸い込んだ
「すうぅぅぅぅぅぅ…断竜撃!」
グレッグは息を吐き出すと同時に思いきり大剣を振り降ろした
「良い攻撃ですね…人間にしては、ですが」
パキン
ダルシーはそれを軽々しく避け1回コンッと指で大剣に触れただけだった
それだけでグレッグの大剣を粉々に粉砕した
「は、はは、や、やっぱ桁が…違う…ぜ」
グレッグは目の前で起きた事に恐怖を覚え自分が生きている事が馬鹿馬鹿しくなり…脳自ら恐怖の余り生きるのを
止めた
「グレッグ!?」
ジエルが腹を押さえてグレッグの生存を確かめるためにしゃがみ首筋に触れ、その後震え始めた
「どうだったの?」
「し、死んでいる…」
ジエルは最後にグレッグの顔を見るとそこには恐怖で顔がシワだらけになり、少し触れるとすぐに体毛が抜け落ちた老人の様な男が白目を向いて倒れていた
「少しの間だが世話になった…」
ジエルは立ち上がりダルシーの方を向いた
「お前は俺が倒す…!」
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