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1章 崩れ行く日常
7話 おにごっこ
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あれから2年後…
レンゼ達も少し成長したが、未だにアリサの肩辺りの…アリサの肩より少し低い身長だ
それに家族の一員として新しい仲間も増えた
「かーしゃん!」
「なーに?」
「ロゼがブレイブ取ってきた!」
「もう、家族と仲良く出来ないの?」
「う…それは…」
「かーしゃん!」
今度はロゼが嬉しそうにレンゼの肩に走って乗ってきた
「あのね~! ブレイブがね~! ごはんたべたの~!」
ロゼが嬉しそうにリゼに言うとリゼはニコッと笑った
「ロゼ?」
「なーに?」
「お兄ちゃんと仲良くしてる?」
「うん!」
「本当に?」
「う、うん…」
「本当の本当に?」
「う…うん…?」
その後ジーっとリゼはロゼを見詰めた。するとロゼは頑なにリゼから目線を逸らす
「仲良く出来ないの?」
「「出来ないの!」」
レンゼ達が声を揃えて言うとリゼは嘆息した
「う~ん…」
リゼは腕を組んで考え始めた
(どうすれば仲良くなるかな~? 昔は仲良かったのに……う~ん…)
コンコン
そんな事を考えているリゼは考えながら玄関に向かって行った
ガチャ
「こんにちわおばさん!」
「こんにちわ!」
「いらっしゃいアリサちゃん、ケインくん」
「「レンゼ達、いますか?」」
「あ~うん、少し待っててね~。レンゼ~! ロゼ~!」
リゼが呼ぶとドタドタと音を立ててレンゼが走ってきた
「あ! 2人共来たん、だっ!」
レンゼが驚いている途中で足を掴まれて床に顔面をくっ付けるとレンゼを倒した張本人のロゼがレンゼの上を跳んでリゼの前まで来る
「ロゼ~!」
「あ! おかーしゃん! いってきまーしゅ!」
ロゼは靴を履くと慌てて外へ走り出した
「待て~!」
レンゼも靴を履くと外へ向かって走り出す
「いってきまーしゅ!」
と、手を振りながら
「う、うん…」
突然に静かになった家にピゅ~と風が吹いてきた
「ワンッ!」
リゼの後ろでブレイブ(ミニチュアピンシャー)はお座りをして、レンゼ達を見送った
「ありがと~! 慰めてくれるんだね~!」
リゼはグズッと涙をほろほろ流してブレイブに泣き付く
しかし当のブレイブはただレンゼ達を見送っただけなのだ
「今日は何して遊ぶ?」
「レンゼは今日も小さいな~」
「ちいしゃい言うな!」
「ケインもからかうの止めなよ?」
「へいへい」
アリサに注意されたケインが悪戯っぽく笑った時にはレンゼの米神には青筋が浮かんでいた
「はあ、しょれで? 何してあしょぶ?」
「やっぱ探検だろ!」
「おにごっこ!」
「かくれんぼ!」
見事に3人に別れた
「しょれじゃあじゃんけんだね」
レンゼの言う通りに3人は拳を構えた
「「「じゃんけんぽん!」」」
勝者は…
「やった~!おにごっこ~!」
アリサだった
「しょれじゃあおにになりたいひとは手~あ~げて!」
レンゼがそう言うが誰も手を挙げない
「しょれじゃあじゃんけん!」
辺りに緊張の空気が張り詰める
「「「「じゃんけんぽん!」」」」
全員がパーを出してあいこになった
「「「「あいこ~でしょ!」」」」
ついに決着が着いて、敗者は…レンゼだった
「ぐっ…」
「それじゃあ範囲は村の中だけな! 村の外に出たら負けな! それじゃあ始め!」
ケインの掛け声と共にロゼ達は散り散りになって逃げていった
「1…2…3…」
数え終わった時には全員レンゼの視界から居なくなっていた
「みんなはどこだ~?」
レンゼは捜索を開始した
(この村には隠れる所は殆ど無い…つまりこの体型じゃそのまま追い掛けても無駄に体力を浪費するだけだ…ケイン達もそれを分かっているだろうから建物の多い所にはいない筈……俺はそこまで体力があるわけでもない……てかこの状況、無理くない!?)
レンゼはとにかく考えても仕方ないと、建物は少なくても出来るだけバレないように、建物の陰に隠れたり這って進んだりした
(見付けた!)
レンゼの目の前には辺りをキョロキョロ見回しているケインが見晴らしの良い丘の上で立っていた
(ケインめ~…絶対に捕まりたく無いって気持ちが現れてるじゃねぇか…)
レンゼは丘の下をゆっくりバレないように這いながらケインの後ろに回り込む
(よし……今だ!)
レンゼが勢いよく飛び出してケインに向かって走り出す
ザッザッザッザッ
草を踏む音が鳴り、ケインに気付かれ、真っ直ぐに逃げられる
(よし…あっちには建物が一杯あるんだ!)
レンゼは思い通りに事が運んだ事に心の中でガッツポーズをした
「待て~!」
嘘の言葉を並べて口にするとケインはニヤリと笑って真っ直ぐ走って行く
(引っ掛かった!)
レンゼが息をゼェゼェ切らし始めると辺りには民家が多くなっていて、円形にケインのいる場所を囲んでいる。所謂広場だ
レンゼは建物の陰に隠れてケインをジーっと見詰めると同時に息を整えていく
その時ケインは「騙された!」みたいな分かりやすい顔をしていた
(ここからどうやってこの地形を活かすか…どの方向に逃げても殆ど行き止まりなんて無いし…)
レンゼが考えているとケインが動き始めた
(…警戒してるな…だったら!)
レンゼは再び動き始めた
レンゼが動き出した頃、ケインは息を整えつつ先程の場所に戻ろうとしていた
(ま、まさかレンゼがここまで考えてるなんて……この辺りになるとレンゼは危険だ…気が付くとレンゼの思い通りに事が動く)
ケインは疲れたと言うより緊張して汗を額に流している
それを拭いながらゆっくり辺りをキョロキョロ確認しながら丘に戻ろうと足を動かす
「あれ?」
ケインは民家や店が密集している場所を抜けると小さくガッツポーズをして丘に向かって走り出した
「はあっ! はあっ! はあっ!」
少し息を切らしつつ丘に戻ると大きな声で叫んだ
「よっし「はい、おにこうたい」え?」
肩にポンッと手を置かれてケインは驚いた表情をしていた
「しょれじゃあがんばって~!」
レンゼは笑顔で手を振ると先程の場所まで走っていった
それから終わるまでずっと鬼は代わらず最後までケインのままだった
「まさか…負けるなんて…」
「ふふ~ん! どんなもんだい!」
レンゼは自慢気に胸を張るとケインは更に悔しがった
「あはは! この身長差で負けたの? 面白~い!」
「レンゼってちいしゃいのに~!」
「ちいしゃい言うな~!」
「「「あっははは!」」」
3人に笑われるとぐぐぐと握り拳を作った
「いつか追い越してやるんだからな!」
レンゼが顔を紅潮させて言うと皆が笑い出した
「ぜったいのぜったいにケインよりたかくなってやるからな!」
レンゼが怒ってそっぽを向くとアリサが頭を撫でてくる
「よしよし、小さな小さなレンゼく~ん」
「ぐぅぅぅ…やっぱりバカにしてる!」
「「「してないしてない」」」
レンゼ以外の3人がニヤニヤ笑いながら言うと再び顔を赤くして怒り出した
「しょれじゃあロゼはどうなの! ロゼだってちいしゃいじゃないか!」
「ロゼは女の子だから小さい方が可愛いの~!」
「ふふ~ん!」
ロゼが勝ち誇った様に胸を張るとレンゼは言い返せなくなり溜め息を吐いた
「あ! もうすぐ夜だ! じゃあな!」
「ばいばーい!」
そうして4人はそれぞれ帰路に着いた
「お帰り、レンゼ、ロゼ」
「ただいま~…」
「ただいま~!」
2人のテンションの違いに気が付いたリゼはレンゼの襟を掴んで持ち上げた
「どうしたのレンゼ?」
「なんでもないよ…」
「絶対に何か合ったでしょ!」
「う…」
レンゼは諦めた様に自分の背が小さい理由を聞いた
「う~ん…それが分からないのよね~…でも小さくても嫌いになんかならないから大丈夫よ!」
「うん!」
レンゼは鼻唄混じりに子供部屋へ向かった
レンゼ達も少し成長したが、未だにアリサの肩辺りの…アリサの肩より少し低い身長だ
それに家族の一員として新しい仲間も増えた
「かーしゃん!」
「なーに?」
「ロゼがブレイブ取ってきた!」
「もう、家族と仲良く出来ないの?」
「う…それは…」
「かーしゃん!」
今度はロゼが嬉しそうにレンゼの肩に走って乗ってきた
「あのね~! ブレイブがね~! ごはんたべたの~!」
ロゼが嬉しそうにリゼに言うとリゼはニコッと笑った
「ロゼ?」
「なーに?」
「お兄ちゃんと仲良くしてる?」
「うん!」
「本当に?」
「う、うん…」
「本当の本当に?」
「う…うん…?」
その後ジーっとリゼはロゼを見詰めた。するとロゼは頑なにリゼから目線を逸らす
「仲良く出来ないの?」
「「出来ないの!」」
レンゼ達が声を揃えて言うとリゼは嘆息した
「う~ん…」
リゼは腕を組んで考え始めた
(どうすれば仲良くなるかな~? 昔は仲良かったのに……う~ん…)
コンコン
そんな事を考えているリゼは考えながら玄関に向かって行った
ガチャ
「こんにちわおばさん!」
「こんにちわ!」
「いらっしゃいアリサちゃん、ケインくん」
「「レンゼ達、いますか?」」
「あ~うん、少し待っててね~。レンゼ~! ロゼ~!」
リゼが呼ぶとドタドタと音を立ててレンゼが走ってきた
「あ! 2人共来たん、だっ!」
レンゼが驚いている途中で足を掴まれて床に顔面をくっ付けるとレンゼを倒した張本人のロゼがレンゼの上を跳んでリゼの前まで来る
「ロゼ~!」
「あ! おかーしゃん! いってきまーしゅ!」
ロゼは靴を履くと慌てて外へ走り出した
「待て~!」
レンゼも靴を履くと外へ向かって走り出す
「いってきまーしゅ!」
と、手を振りながら
「う、うん…」
突然に静かになった家にピゅ~と風が吹いてきた
「ワンッ!」
リゼの後ろでブレイブ(ミニチュアピンシャー)はお座りをして、レンゼ達を見送った
「ありがと~! 慰めてくれるんだね~!」
リゼはグズッと涙をほろほろ流してブレイブに泣き付く
しかし当のブレイブはただレンゼ達を見送っただけなのだ
「今日は何して遊ぶ?」
「レンゼは今日も小さいな~」
「ちいしゃい言うな!」
「ケインもからかうの止めなよ?」
「へいへい」
アリサに注意されたケインが悪戯っぽく笑った時にはレンゼの米神には青筋が浮かんでいた
「はあ、しょれで? 何してあしょぶ?」
「やっぱ探検だろ!」
「おにごっこ!」
「かくれんぼ!」
見事に3人に別れた
「しょれじゃあじゃんけんだね」
レンゼの言う通りに3人は拳を構えた
「「「じゃんけんぽん!」」」
勝者は…
「やった~!おにごっこ~!」
アリサだった
「しょれじゃあおにになりたいひとは手~あ~げて!」
レンゼがそう言うが誰も手を挙げない
「しょれじゃあじゃんけん!」
辺りに緊張の空気が張り詰める
「「「「じゃんけんぽん!」」」」
全員がパーを出してあいこになった
「「「「あいこ~でしょ!」」」」
ついに決着が着いて、敗者は…レンゼだった
「ぐっ…」
「それじゃあ範囲は村の中だけな! 村の外に出たら負けな! それじゃあ始め!」
ケインの掛け声と共にロゼ達は散り散りになって逃げていった
「1…2…3…」
数え終わった時には全員レンゼの視界から居なくなっていた
「みんなはどこだ~?」
レンゼは捜索を開始した
(この村には隠れる所は殆ど無い…つまりこの体型じゃそのまま追い掛けても無駄に体力を浪費するだけだ…ケイン達もそれを分かっているだろうから建物の多い所にはいない筈……俺はそこまで体力があるわけでもない……てかこの状況、無理くない!?)
レンゼはとにかく考えても仕方ないと、建物は少なくても出来るだけバレないように、建物の陰に隠れたり這って進んだりした
(見付けた!)
レンゼの目の前には辺りをキョロキョロ見回しているケインが見晴らしの良い丘の上で立っていた
(ケインめ~…絶対に捕まりたく無いって気持ちが現れてるじゃねぇか…)
レンゼは丘の下をゆっくりバレないように這いながらケインの後ろに回り込む
(よし……今だ!)
レンゼが勢いよく飛び出してケインに向かって走り出す
ザッザッザッザッ
草を踏む音が鳴り、ケインに気付かれ、真っ直ぐに逃げられる
(よし…あっちには建物が一杯あるんだ!)
レンゼは思い通りに事が運んだ事に心の中でガッツポーズをした
「待て~!」
嘘の言葉を並べて口にするとケインはニヤリと笑って真っ直ぐ走って行く
(引っ掛かった!)
レンゼが息をゼェゼェ切らし始めると辺りには民家が多くなっていて、円形にケインのいる場所を囲んでいる。所謂広場だ
レンゼは建物の陰に隠れてケインをジーっと見詰めると同時に息を整えていく
その時ケインは「騙された!」みたいな分かりやすい顔をしていた
(ここからどうやってこの地形を活かすか…どの方向に逃げても殆ど行き止まりなんて無いし…)
レンゼが考えているとケインが動き始めた
(…警戒してるな…だったら!)
レンゼは再び動き始めた
レンゼが動き出した頃、ケインは息を整えつつ先程の場所に戻ろうとしていた
(ま、まさかレンゼがここまで考えてるなんて……この辺りになるとレンゼは危険だ…気が付くとレンゼの思い通りに事が動く)
ケインは疲れたと言うより緊張して汗を額に流している
それを拭いながらゆっくり辺りをキョロキョロ確認しながら丘に戻ろうと足を動かす
「あれ?」
ケインは民家や店が密集している場所を抜けると小さくガッツポーズをして丘に向かって走り出した
「はあっ! はあっ! はあっ!」
少し息を切らしつつ丘に戻ると大きな声で叫んだ
「よっし「はい、おにこうたい」え?」
肩にポンッと手を置かれてケインは驚いた表情をしていた
「しょれじゃあがんばって~!」
レンゼは笑顔で手を振ると先程の場所まで走っていった
それから終わるまでずっと鬼は代わらず最後までケインのままだった
「まさか…負けるなんて…」
「ふふ~ん! どんなもんだい!」
レンゼは自慢気に胸を張るとケインは更に悔しがった
「あはは! この身長差で負けたの? 面白~い!」
「レンゼってちいしゃいのに~!」
「ちいしゃい言うな~!」
「「「あっははは!」」」
3人に笑われるとぐぐぐと握り拳を作った
「いつか追い越してやるんだからな!」
レンゼが顔を紅潮させて言うと皆が笑い出した
「ぜったいのぜったいにケインよりたかくなってやるからな!」
レンゼが怒ってそっぽを向くとアリサが頭を撫でてくる
「よしよし、小さな小さなレンゼく~ん」
「ぐぅぅぅ…やっぱりバカにしてる!」
「「「してないしてない」」」
レンゼ以外の3人がニヤニヤ笑いながら言うと再び顔を赤くして怒り出した
「しょれじゃあロゼはどうなの! ロゼだってちいしゃいじゃないか!」
「ロゼは女の子だから小さい方が可愛いの~!」
「ふふ~ん!」
ロゼが勝ち誇った様に胸を張るとレンゼは言い返せなくなり溜め息を吐いた
「あ! もうすぐ夜だ! じゃあな!」
「ばいばーい!」
そうして4人はそれぞれ帰路に着いた
「お帰り、レンゼ、ロゼ」
「ただいま~…」
「ただいま~!」
2人のテンションの違いに気が付いたリゼはレンゼの襟を掴んで持ち上げた
「どうしたのレンゼ?」
「なんでもないよ…」
「絶対に何か合ったでしょ!」
「う…」
レンゼは諦めた様に自分の背が小さい理由を聞いた
「う~ん…それが分からないのよね~…でも小さくても嫌いになんかならないから大丈夫よ!」
「うん!」
レンゼは鼻唄混じりに子供部屋へ向かった
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