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10章 入院生活
120話 久方振りの夢
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次の朝…
(んん~?)
欠伸をして目を覚ますとニコニコと微笑むアリサの顔が視界の右から左に掛けて映った
(何?)
その答えを予想していた様にアリサは紙を顔の前に持ってきた
『ありがとね』
(は!? 何が!?)
アリサは紙に書き綴りレンゼに見せた
『寝言で言ってくれた事』
(寝言…? 知らねぇよ!?)
大きく言うが、アリサはニコニコ微笑んで椅子に座り、紙に字を書いていく
『復讐止めて帰って来てくれるなら教えてあげても良いよ?』
(じゃあ、良いや)
窓の外を見るともう暗くなっていた
(お腹空いた~! ご飯~!)
レンゼが大きめの声で言うとアリサは立ち上がって部屋を出て行った
(お腹空いた~! ご~は~ん~! …あれ?)
気が付くとアリサが居らずに暫く恥ずかしさの余り、黙り込んだ
【…耳代わり…魔術とかでどうにか…治せないならその代わりになる物を作りたいけど…! 蝸牛って何か分からない…他には…魔術、慰術、錬金術、慰術は却下で魔術と錬金術…理解してないと出来ないけど耳って鼓膜で音を捉えてうずまき管の中にあるリンパ液を振動させて中枢神経に伝えて初めて脳が音として捉える。だったよな…蝸牛ってなんなんだよ…】
頭を抱え込みたくなる程、頭の中を『かぎゅう』と言う文字が覆い尽くす
(頭が痛い…蝸牛ってなんなんだよ…)
目を瞑って考え込んでいると頬をペチペチと叩かれた
(ん?)
目を開けるとアリサが戻って来ていた
『ご飯持ってきたよ』
(あ~)
もぐもぐもぐ…
数分後…
食べ終わると再び考え込んだ
【本当に蝸牛って何…? 耳の器官の名前なんだろうけど…全く分からない…】
首を左右に振っていると眠気が襲って来て欠伸を掻く
【まあ良いや…今度考えよ…まだ時間はあるし…ここで分かってもまた暇になるだけだし…】
そうして目を瞑っていると眠りの世界に誘われた
「ラーくん!」
突然覗き込んでくる女性に懐かしさを感じた
【あ、こいつ、懐かし…いや、そこまで…? んん?】
母さん? が出て来た事により少し頭を整理し始めた
【こいつ前に殺されてた気が…】
「ねぇねぇ! 漸く来てくれたんだよ!」
誰が?
【また勝手に口動いてるし…】
「知らなかったの? 私の子供なのに…」
母さん? が、ヘッと小馬鹿にして溜め息を吐くとレンゼは無性に腹を立てた
「まあ、言ってなかったしね。来たって言うのは実習生。パラケルススって男の子だよ」
へぇ~…そのパラケルススって子がどうかしたの?
「どうやっておもてなししよう…?」
別にお茶出す程度で良いと思うけど…?
「うん! 分かったよ…! ありがとう! 後、見付かったら不味いから隠すけど…良い?」
了解
レンゼは布を掛けられた
「すぐに帰すからね…」
小声で呟いてきた母さん? は足音と共にレンゼから遠のいて行った
【パラケルスス…どこかで聞いた事のある名前だな…なんだったっけ…う~ん…うん? あっ、あぁぁッ! 思い出した! 錬金術師! 懐かしいなぁ…陽介が厨二病に嵌った時に錬金術の事も話してたっけ。
賢者の石
土人形
人造人間
幻の霊薬
確か地球ではホムンクルス作ったのってパラケルススで最後って言われてたっけ…良く知らないけど…15年以上も経って良く覚えてるな…我ながらすげぇ…! ん? ゴーレム…あっ…確か色々な儀式した奴が土で人形を作って額にエメスって書くんだったっけ? へメス? まあそれは後で考えるとして…ゴーレムって主人の言う事を聞く奴だよな…これがあれば…問題は魂の方…俺の魂半分を入れれば人語を理解…つまり聞こえるって事だから聞く事も可能なんじゃないか? 造り方も曖昧だけど…少し覚えてる…なんとかなるかも!】
希望の欠片がもう少しで手の届く範囲に入って来る事に顔が明るくなった気がした
バサッ
「うわぁ…凄いなぁ…初めて見た…僕もこんなの造ってみたいなぁ…!」
金髪の少年がレンゼをマジマジと見詰める
誰だ?
「うおっ! 喋った! 喋った喋った喋った! 凄いなぁ…! これがあれば…!」
その時、遠くから足音が聞こえ、少年は慌てて布を被せた
「あれ? そこで何してるの?」
「いやぁ、この布の中が気になりまして…」
「そこには研究資料が置いてあるんだよ。見たかったら後で見せてあげるね」
母さん? の声がすると少年の息を呑む音が聞こえてきた
「ッ! ありがとうございます!」
「そんなに畏まらなくても良いよ。さっ、こっちに来て。どこまで出来るのか見たいから」
「分かりました!」
少年の軽い足音がレンゼから遠ざかって行く
バレたな…どうするかな…
(あれ?)
中途な場面で途切れ、その先が暫くの間、気になり続けたのだった
(んん~?)
欠伸をして目を覚ますとニコニコと微笑むアリサの顔が視界の右から左に掛けて映った
(何?)
その答えを予想していた様にアリサは紙を顔の前に持ってきた
『ありがとね』
(は!? 何が!?)
アリサは紙に書き綴りレンゼに見せた
『寝言で言ってくれた事』
(寝言…? 知らねぇよ!?)
大きく言うが、アリサはニコニコ微笑んで椅子に座り、紙に字を書いていく
『復讐止めて帰って来てくれるなら教えてあげても良いよ?』
(じゃあ、良いや)
窓の外を見るともう暗くなっていた
(お腹空いた~! ご飯~!)
レンゼが大きめの声で言うとアリサは立ち上がって部屋を出て行った
(お腹空いた~! ご~は~ん~! …あれ?)
気が付くとアリサが居らずに暫く恥ずかしさの余り、黙り込んだ
【…耳代わり…魔術とかでどうにか…治せないならその代わりになる物を作りたいけど…! 蝸牛って何か分からない…他には…魔術、慰術、錬金術、慰術は却下で魔術と錬金術…理解してないと出来ないけど耳って鼓膜で音を捉えてうずまき管の中にあるリンパ液を振動させて中枢神経に伝えて初めて脳が音として捉える。だったよな…蝸牛ってなんなんだよ…】
頭を抱え込みたくなる程、頭の中を『かぎゅう』と言う文字が覆い尽くす
(頭が痛い…蝸牛ってなんなんだよ…)
目を瞑って考え込んでいると頬をペチペチと叩かれた
(ん?)
目を開けるとアリサが戻って来ていた
『ご飯持ってきたよ』
(あ~)
もぐもぐもぐ…
数分後…
食べ終わると再び考え込んだ
【本当に蝸牛って何…? 耳の器官の名前なんだろうけど…全く分からない…】
首を左右に振っていると眠気が襲って来て欠伸を掻く
【まあ良いや…今度考えよ…まだ時間はあるし…ここで分かってもまた暇になるだけだし…】
そうして目を瞑っていると眠りの世界に誘われた
「ラーくん!」
突然覗き込んでくる女性に懐かしさを感じた
【あ、こいつ、懐かし…いや、そこまで…? んん?】
母さん? が出て来た事により少し頭を整理し始めた
【こいつ前に殺されてた気が…】
「ねぇねぇ! 漸く来てくれたんだよ!」
誰が?
【また勝手に口動いてるし…】
「知らなかったの? 私の子供なのに…」
母さん? が、ヘッと小馬鹿にして溜め息を吐くとレンゼは無性に腹を立てた
「まあ、言ってなかったしね。来たって言うのは実習生。パラケルススって男の子だよ」
へぇ~…そのパラケルススって子がどうかしたの?
「どうやっておもてなししよう…?」
別にお茶出す程度で良いと思うけど…?
「うん! 分かったよ…! ありがとう! 後、見付かったら不味いから隠すけど…良い?」
了解
レンゼは布を掛けられた
「すぐに帰すからね…」
小声で呟いてきた母さん? は足音と共にレンゼから遠のいて行った
【パラケルスス…どこかで聞いた事のある名前だな…なんだったっけ…う~ん…うん? あっ、あぁぁッ! 思い出した! 錬金術師! 懐かしいなぁ…陽介が厨二病に嵌った時に錬金術の事も話してたっけ。
賢者の石
土人形
人造人間
幻の霊薬
確か地球ではホムンクルス作ったのってパラケルススで最後って言われてたっけ…良く知らないけど…15年以上も経って良く覚えてるな…我ながらすげぇ…! ん? ゴーレム…あっ…確か色々な儀式した奴が土で人形を作って額にエメスって書くんだったっけ? へメス? まあそれは後で考えるとして…ゴーレムって主人の言う事を聞く奴だよな…これがあれば…問題は魂の方…俺の魂半分を入れれば人語を理解…つまり聞こえるって事だから聞く事も可能なんじゃないか? 造り方も曖昧だけど…少し覚えてる…なんとかなるかも!】
希望の欠片がもう少しで手の届く範囲に入って来る事に顔が明るくなった気がした
バサッ
「うわぁ…凄いなぁ…初めて見た…僕もこんなの造ってみたいなぁ…!」
金髪の少年がレンゼをマジマジと見詰める
誰だ?
「うおっ! 喋った! 喋った喋った喋った! 凄いなぁ…! これがあれば…!」
その時、遠くから足音が聞こえ、少年は慌てて布を被せた
「あれ? そこで何してるの?」
「いやぁ、この布の中が気になりまして…」
「そこには研究資料が置いてあるんだよ。見たかったら後で見せてあげるね」
母さん? の声がすると少年の息を呑む音が聞こえてきた
「ッ! ありがとうございます!」
「そんなに畏まらなくても良いよ。さっ、こっちに来て。どこまで出来るのか見たいから」
「分かりました!」
少年の軽い足音がレンゼから遠ざかって行く
バレたな…どうするかな…
(あれ?)
中途な場面で途切れ、その先が暫くの間、気になり続けたのだった
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