復讐の慰術師

紅蓮の焔

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11章 新たな生活

136話 夢精

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次の朝…
目が覚めると日光に照らされる…よりも、ある事に気が付き黙り込んだ
【む、夢精…しかもまだ濡れてる…】
自分の金的を押さえてカアッと頬を紅く染めているとドアが動くのが視界に入り、すぐに布団に潜り込んで顔だけを出し寝たふりを実行した
【恥ずかしいぃ…早く出て行ってくれ…うわぁ…アリサがそこに居るって思うとまた動き出した…治まれ俺! 興奮するな俺…!】
暫く目を瞑って片目だけ開けると視界に誰も居ない
念の為両目を開けて部屋中を見回す
【良かった…いや! 良くない…! これどうしよ…見られたら絶対に怒られる…拭くにしても前世みたいにティッシュは無いし…】
未だに着替えていなかったズボンにも粘り付いたそれを見て再び溜め息を吐いた
【しかもこの量…どんだけ溜まってたんだよ…しかもまだ勃ってる…】
まるでお漏らしを隠す子供の様にどうするか考えた結果…
【ハッ! 隠す方法を思い浮かばないならおおっぴらに見せよう! 幸い今日は晴れだ! しかも晴天!】
ズボンとパンツだけは脱ぎ、ベッドの上に置いてドアから顔だけを出してアリサを呼ぶ
(アリサ~! 悪いんだけど着替え持って来て~!)
暫く呼び続けると欠伸を掻いて目を擦りアリサが寝室から出て来た
(悪いんだけど着替え持って来て…?)
少し舌を出して頼むと大きく肩を落として外に出た


暫くすると白い布の服と革のズボンを手に帰って来た
それをレンゼに渡すと手を伸ばして来た
(何?)
アリサは自分の体中を触って紙とペンが無い事に気付いて自分の部屋に戻って行った
【今の内だ!】
素早く服も脱ぐとズボンと服を着た。パンツだけは渡されなかったので自ら取りに行くしか無いのだが…
ドアが開いてアリサが入って来ると紙を提示された
『着替える前の服とズボンを出して。洗うから』
一瞬ビクッと体を震わせたが服でズボンを包んで手渡した
(一応言っておく。ごめんなさい…)
お辞儀をすると走って部屋を出て行った
一度だけ転けて外に出る


アリサは首を傾げてズボンを見る
「別に何も無いわよね…?」
服で隠されていたズボンを拡げて見る

ペチャ…

「ん?」
ズボンから垂れ落ちた液体を見るとアリサは目を見開き、顔を赤らめた
「レンゼぇぇぇぇえ!」
恥ずかしさと怒りが同時に込み上げてレンゼの名前を叫んだが勿論レンゼに聞こえる筈も無く寝間着から着替える為に自分の部屋に戻った


(ハァ…ハァ…)
小さく息を切らして窓の外からこっそり中を見る
するとドアが開いてアリサが中に入ってきた
【こっちに入って来たって事は着替えるって事だよな…今の内だ!】
自分の部屋の窓から中に入るとこっそりと本の階段の方へ歩いて行く
【只でさえ今は聞こえないんだ…慎重に…慎重に行け…】
レンゼは本の階段への扉だけを見詰めて忍び足で歩いて行く

グイッ

襟首を掴まれ、体を震わせるとゆっくりと振り向いた
そこにはニコニコと微笑んでしゃがみ込みレンゼと同じ目線で居るアリサがいた
(ど、どうした? お漏らしでもしたのか…? 17にもなって悲しいな…一応義理の弟だけど姉の貰い手が居ないしそれも悲しいな…)
するとアリサは再び器用に片手で書いていき、その紙をレンゼに見せる
『夢精したわね?』
再びアリサを見ると影のある笑みを浮かべていたのであはは…と苦笑して誤魔化すと拳骨が飛んできた
頭を押さえてからアリサの方を見ると紙が提示されていた
『誤魔化さないで? でしょ?』
夢精したの部分だけ大きく書かれていて恥ずかしさが込み上げてきた
(ごめんなさい…)
申し訳無さそうにして謝ると頭を撫でられる
その時にもやはりビクッと体を震わせて一歩引き下がった
(あっ…)
咄嗟に逃げてしまい、すぐに言葉を紡いだ
(し、調べ物があるから!)
そう言いながら本の階段の扉の中へ入って行った
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