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15章 向かう先には……
252話 列車の旅 其の弐
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「こら! 危ないわよ!」
「え~! 良いじゃ~ん!」
レンゼの瞳には窓に近付こうとする幼女を掴まえ額を人指し指で突く女性の姿が映っていた
「まだ着かねぇの?」
「後何駅かはあると思うよ。多分……四駅くらいかな?」
「えぇ~……!」
項垂れ、大きく溜め息を吐く
「じゃあ着くまで寝ます。お休みなさい……」
「お休み。レンゼくん」
ジョンがレンゼの頭を撫でるとそのまま寝息を立てた
「寝るの早っ!」
「あれ? レンゼ寝ちゃったの?」
「ハァ……これだからおバカさんは……」
ゆっくりと首を横に振るロゼの頭を撫で、額に手を持っていくと人指し指を立てて小突く
「こらっ! 喧嘩はダメって言ってるでしょ~?」
影の含んだ笑みを浮かべるアリサに小さく悲鳴を上げると素早く首を横に振る
「ッ! ア、アリサ、ごめんなさい!」
「お外だから許してあげるけど……これ以上やったら家に帰った後……知らないよ?」
「分かった! 分かったから! 許して!」
ポンポンと頭を軽く叩くとニコッと微笑み、再び外を眺め始める
「あ! 見て見て! また街が見えてきた!」
鞄を置き、窓を開け、外を眺める
わぁ……。と小さく漏らし瞳を潤わせた
再び音を立てて停まるとアナウンスが流れ、ドアが開かれまたもや沢山の人が乗ってきた
暫くすると『発射します』と、そう聞こえ、再び列車が動き始める
「危ないから外に顔を出すのはやめようね」
「ん? 大丈夫ですよ。何もありませんし」
そう微笑むと感嘆の声を上げながら列車の行く先を見詰める
「ん、んん~……?」
レンゼが眉間にシワを寄せて起きるとまじろぎ、開いているかも分からない目で首を横に動かし始めた。目を擦り、再びまじろぐと眠たそうな目でキョロキョロと周りを再確認した
「あれ? 人、多くなってない?」
「これだからおバカさは……」
やれやれと言った感じで首を横に振ると、レンゼがロゼの頬をつねった
「知ってるか? 人の事をバカって言う奴がバカって事を」
「私はおバカじゃないも~ん!」
舌を出してからかうロゼの頬を更に強く、両方をつねると唸りだした
「うぅ~! 痛い~! レンゼのバカ~!」
「バカって言った方がバカだって言ってるだろ!」
二人して睨み合っていると、ロゼがハッとしてチラッとアリサの方を見た
「どうしたの? ロゼ?」
笑顔でニコニコとロゼを見詰めるアリサに小さく悲鳴を上げると黙って座り、俯いた
「……? ど、どうした? いつもとなんか違うな……」
頬から手を離し、罪悪感に苛まれたのか、少し上目遣いになっていた
そんなレンゼの耳を引っ張り口元に持ってくるとロゼは口元をもう片方の手で塞ぎ小さな声で喋る
「アリサに言われたでしょ! また喧嘩したら怒るって!」
「あ……」
それを聞くと椅子に座り膝の上に手を置いて黙り込んだ
暫く経つとレンゼのお腹が小さく鳴った
「あれ? もうそんな時間か~。お昼にする?」
二回、素早く頷くと手を伸ばした
「私も~!」
レンゼと同じ様にアリサに手を伸ばす
「はいはい。ちょっと待って。今弁当出すから」
鞄を開け、中から油で塗装された木の弁当箱とフォークを四つ取り出しレンゼとロゼにそれぞれ一つずつ手渡す
「ジョンさんもいります?」
「ん? あ、じゃあ貰おうかな」
アリサからそれを受け取ると合掌し、四人同時に
「戴きます」
そう言い、食事を開始した
膝の上に箱を置き、開けると中には卵焼きが左隅に二つ、野菜を炒めた物がその隣にあり塩をまぶされた焼肉も二枚あった。弁当の右側にはギュウッと詰められた白米が
「これって……どうしたの?」
「ん? ああ、それね。元々は家畜の餌だったんだけど東の方の島国ではそれがパンの代わりに食べられてるんだって。で、食べてみたら案外美味しかったから入れてみたんだけど……嫌だった?」
首を横に振ると再び合掌してフォークを片手にガツガツと頬張り始めた
「え~! 良いじゃ~ん!」
レンゼの瞳には窓に近付こうとする幼女を掴まえ額を人指し指で突く女性の姿が映っていた
「まだ着かねぇの?」
「後何駅かはあると思うよ。多分……四駅くらいかな?」
「えぇ~……!」
項垂れ、大きく溜め息を吐く
「じゃあ着くまで寝ます。お休みなさい……」
「お休み。レンゼくん」
ジョンがレンゼの頭を撫でるとそのまま寝息を立てた
「寝るの早っ!」
「あれ? レンゼ寝ちゃったの?」
「ハァ……これだからおバカさんは……」
ゆっくりと首を横に振るロゼの頭を撫で、額に手を持っていくと人指し指を立てて小突く
「こらっ! 喧嘩はダメって言ってるでしょ~?」
影の含んだ笑みを浮かべるアリサに小さく悲鳴を上げると素早く首を横に振る
「ッ! ア、アリサ、ごめんなさい!」
「お外だから許してあげるけど……これ以上やったら家に帰った後……知らないよ?」
「分かった! 分かったから! 許して!」
ポンポンと頭を軽く叩くとニコッと微笑み、再び外を眺め始める
「あ! 見て見て! また街が見えてきた!」
鞄を置き、窓を開け、外を眺める
わぁ……。と小さく漏らし瞳を潤わせた
再び音を立てて停まるとアナウンスが流れ、ドアが開かれまたもや沢山の人が乗ってきた
暫くすると『発射します』と、そう聞こえ、再び列車が動き始める
「危ないから外に顔を出すのはやめようね」
「ん? 大丈夫ですよ。何もありませんし」
そう微笑むと感嘆の声を上げながら列車の行く先を見詰める
「ん、んん~……?」
レンゼが眉間にシワを寄せて起きるとまじろぎ、開いているかも分からない目で首を横に動かし始めた。目を擦り、再びまじろぐと眠たそうな目でキョロキョロと周りを再確認した
「あれ? 人、多くなってない?」
「これだからおバカさは……」
やれやれと言った感じで首を横に振ると、レンゼがロゼの頬をつねった
「知ってるか? 人の事をバカって言う奴がバカって事を」
「私はおバカじゃないも~ん!」
舌を出してからかうロゼの頬を更に強く、両方をつねると唸りだした
「うぅ~! 痛い~! レンゼのバカ~!」
「バカって言った方がバカだって言ってるだろ!」
二人して睨み合っていると、ロゼがハッとしてチラッとアリサの方を見た
「どうしたの? ロゼ?」
笑顔でニコニコとロゼを見詰めるアリサに小さく悲鳴を上げると黙って座り、俯いた
「……? ど、どうした? いつもとなんか違うな……」
頬から手を離し、罪悪感に苛まれたのか、少し上目遣いになっていた
そんなレンゼの耳を引っ張り口元に持ってくるとロゼは口元をもう片方の手で塞ぎ小さな声で喋る
「アリサに言われたでしょ! また喧嘩したら怒るって!」
「あ……」
それを聞くと椅子に座り膝の上に手を置いて黙り込んだ
暫く経つとレンゼのお腹が小さく鳴った
「あれ? もうそんな時間か~。お昼にする?」
二回、素早く頷くと手を伸ばした
「私も~!」
レンゼと同じ様にアリサに手を伸ばす
「はいはい。ちょっと待って。今弁当出すから」
鞄を開け、中から油で塗装された木の弁当箱とフォークを四つ取り出しレンゼとロゼにそれぞれ一つずつ手渡す
「ジョンさんもいります?」
「ん? あ、じゃあ貰おうかな」
アリサからそれを受け取ると合掌し、四人同時に
「戴きます」
そう言い、食事を開始した
膝の上に箱を置き、開けると中には卵焼きが左隅に二つ、野菜を炒めた物がその隣にあり塩をまぶされた焼肉も二枚あった。弁当の右側にはギュウッと詰められた白米が
「これって……どうしたの?」
「ん? ああ、それね。元々は家畜の餌だったんだけど東の方の島国ではそれがパンの代わりに食べられてるんだって。で、食べてみたら案外美味しかったから入れてみたんだけど……嫌だった?」
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