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二章 無意味の象徴
87話 『刹那』
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──たっ、たっ、たっ
うつ伏せたまま、なんとか上体を起こしている途中の体勢で顔だけをナツメの方に向けているレイがいる
──たっ、たっ、たっ
申し訳なさそうな顔で何かを言おうと口を開けてこちらを振り向く瞬間を切り取られたように髪がざんばらに広がっているさくらがいる
──たっ、たっ、たっ
自分以外の全ての動作が無くなり、静寂が支配するはずの世界でただ一人──ナツメだけが動けるはずだった。しかし、目の前にいる純白のワンピースを身に纏った少女はその認識をいとも簡単に崩し、レイの周りをスキップでもするように動いていた
彼女は先程までそこには存在しなかった。止めてからだ。出て来たのは
「──?」
何かを喋っている。日本語ではない。その内容は全く以て理解不可で、彼女はレイの顔の前でしゃがみ込んでその額を突っついている
しかし、それを易々と逃してやる必要はない。彼女が悪い。突然こんな所に現れたのだ。警戒されて、攻撃されても文句は言えないだろう
──言う暇さえ、与えない。
血の涙が右眼から流れ落ちて口の端に辿り着いた瞬間、右腕を振り下ろした。静寂の世界に訪れた終焉と共に、彼女の頭が消える
はずだったのだ
「ぁ、ぇ……?」
──しかし、その代償として右肩の挽き肉が贈られてきた
「あ、、ぁッ、ああッ! ぅッ、ぐぅぅぅっ、ぅぅぅあぁぁぁ……!」
右肩を押さえて蹲り、静寂が途絶える
その直前に見えた少女は片目のない、隻眼だった。ナツメが蹲ると同時に彼女の姿はゆらりゆらりと霞のようにサァァ──と消えてしまった
「な、ナツメちゃん……!」
声をかけて起き上がったレイの顔を見るなり、ナツメの顔から一瞬で血の気が引いていき、一瞬にも満たない時間の中で海坊主のように青褪めて、紅い湖の水が吹き出すように流れ落ちる肩を、尻もちをついてずりずりと後ずさりしながらこれまでに無いほどの大声を張り上げた
「来るなァァァあああッッッ──!」
「──私に、危害を加えないでください」
そこへ再び、彼女が──カエデがレイの上に跨ぐようにして舞い降りた
「さて、先程の続きです。一つ目の理由は魔力量だと言いましたね。そして二つ目の理由ですが、それはアナタの目です」
舞い降りて早々に、いつの間にか治っている口を動かし、彼女は自分の右眼を指さして対になるようにレイの瞳も指を指した
「その、人を信頼している眼。人に縋る眼。その盲信的な瞳は、いったい誰に向けられたものなのでしょうか? 友人? 家族? はたまたは想い人? 私はこう考えています──」
ニタァァと、ここまで来てカエデが始めて見せた表情は、凄まじいほど勢い良く狂気の糸で吊り上げたかのような笑いだった
「──『自己満足』なのでは……? と」
──レイは右目で彼女を捉えながら、『どろり』とドス黒い何かが眼窩の奥で暴れ始めていることに総毛立って、それは聴く耳をぶつりと断ち切らせる
「ぁッ──」
「ん……?」
突然、喘ぎ声を漏らしたレイに狂気の笑みを殺して醒めた視線を送り、刻々と時が過ぎるのを待つ
「ぁ、ァぅっ、ぐ……! あ、ぁぁ、あぁ……」
その一方で、ナツメは展望台から逃げていた。既にあの場所には姉の残滓など残っているはずも無く、再びの捜索を始めるために。展望台を登ってきた道無き道を下りていく
止めどなく流れていたものはまだ止まらず、玉となって指先から地面に降り続けている雨は留まる所を地面以外に見つけられず、愚直に地面に向かっていく
「は、ぁぁ……はぁ、ぁ……」
呼吸も乱れに乱れ切ったのは既に過ぎた話だ。今はただ、朦朧とした視界を捉えられる範囲で捉えて、浮き始めた思考を地面を踏み締める感触でなんとか繋ぎ止めているので精一杯だ
足場が異様に悪く感じられ、木にもたれようとして「あィッ──!」右肩が木の皮に擦れて飛び退くように反対側に倒れる
おかあさん……。
視界がほぼ真っ暗になった所で辛うじて残った意識の残滓には片割れよりも愛しく、誰よりも誇らしい人の顔が浮かんできてつい頬が綻んでしまった
うぅうゔああぁぁああぁぁぁああぁあぁああああぁぁああああぁぁぁぁああああああああぁあぁあぁあぁあぁああぁあああぁぁぁあぁあぁあああ!!!!!!!!!!!!!!
その残影に縋り付いた途端に咆哮が耳を劈き、ナツメはあまりの狂音に目をぎゅるりと白くさせてその場でビクともしなくなってしまう
──ナツメが展望台から下りている最中、レイは体の中で暴れ狂う『何か』を抑えようと喘ぎ、コンクリートを引っ掻いていた
「ぉ、あぁ、ぁッ、あ、あっ……! ぁ、ぅッ」
レイの無い左眼にはとある光景が浮かび上がっていた
それは、凄惨たる過去の光景だった
※※※
真っ暗な所に押し込められていた。あの人は『ここにいて』と言っていた。『大丈夫だから』とも。でも、やっぱりどこか寂しくて、あの人がいないと。だから、そこから外に出たんだ。
タンスのドアを開けた途端に、真っ暗で味気なかった景色が瞬くの間に赤い花の蜜で甘くべっとりと味付けされる
「ぁ、ぁぁぁ……」
さくらんぼの髪留めが頭から外れて足下に飛んできた
「ぁ、……ぃ、ぃゃ……」
倒れるあの人を見て、ボクは思った。
なんで、こんな事になったんだろうと。あの人は──おねえちゃんは、何も悪い事なんてしてこなかった。これっぽっちも。何一つだって。それなのに──、
「アァッ! アァッ! 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!」
どこか頭のおかしい男の人に、何かで刺されていた。何度も何度も、何度も何度も何度も、ザッシュザッシュザッシュザッシュザッシュザッシュザッシゅザッシゅザッシゅザッシゅザッシゅザッシゅザッしゅザッしゅザッしゅザッしゅザッしゅザッしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅと。
延々と刺され続けていた。
「お、ねえ、ちゃん……?」
ぎょろりと、イカれた双眸が見えない鎖でも出したかのようにしてレイをその場に縛り付けた
「僕は、僕は──お前達のせいで……!」
ゆらりと立ち上がり、レイの方へと亡霊の如く足取りで迫って来る。しかしレイに逃げ場は無く、目を瞑って惨劇から目を逸らす事しかできなかった
──きっと悪い夢だ。もうすぐ目が覚めて、そしたらいつも通りにおねえちゃんが遊んでくれる。
「死ねえええエエええええええええ!」
レイの目前まで迫った男は大きくその手を振り上げて刃をレイに目掛けて振り下ろす
怯えるように、逃げるようにして上を向いたレイの左眼に刃が迫る──……
──赤い華に濡れて隠れたノイズは、少しずつ『何か』に抑え切れずに漏れ出していく
うつ伏せたまま、なんとか上体を起こしている途中の体勢で顔だけをナツメの方に向けているレイがいる
──たっ、たっ、たっ
申し訳なさそうな顔で何かを言おうと口を開けてこちらを振り向く瞬間を切り取られたように髪がざんばらに広がっているさくらがいる
──たっ、たっ、たっ
自分以外の全ての動作が無くなり、静寂が支配するはずの世界でただ一人──ナツメだけが動けるはずだった。しかし、目の前にいる純白のワンピースを身に纏った少女はその認識をいとも簡単に崩し、レイの周りをスキップでもするように動いていた
彼女は先程までそこには存在しなかった。止めてからだ。出て来たのは
「──?」
何かを喋っている。日本語ではない。その内容は全く以て理解不可で、彼女はレイの顔の前でしゃがみ込んでその額を突っついている
しかし、それを易々と逃してやる必要はない。彼女が悪い。突然こんな所に現れたのだ。警戒されて、攻撃されても文句は言えないだろう
──言う暇さえ、与えない。
血の涙が右眼から流れ落ちて口の端に辿り着いた瞬間、右腕を振り下ろした。静寂の世界に訪れた終焉と共に、彼女の頭が消える
はずだったのだ
「ぁ、ぇ……?」
──しかし、その代償として右肩の挽き肉が贈られてきた
「あ、、ぁッ、ああッ! ぅッ、ぐぅぅぅっ、ぅぅぅあぁぁぁ……!」
右肩を押さえて蹲り、静寂が途絶える
その直前に見えた少女は片目のない、隻眼だった。ナツメが蹲ると同時に彼女の姿はゆらりゆらりと霞のようにサァァ──と消えてしまった
「な、ナツメちゃん……!」
声をかけて起き上がったレイの顔を見るなり、ナツメの顔から一瞬で血の気が引いていき、一瞬にも満たない時間の中で海坊主のように青褪めて、紅い湖の水が吹き出すように流れ落ちる肩を、尻もちをついてずりずりと後ずさりしながらこれまでに無いほどの大声を張り上げた
「来るなァァァあああッッッ──!」
「──私に、危害を加えないでください」
そこへ再び、彼女が──カエデがレイの上に跨ぐようにして舞い降りた
「さて、先程の続きです。一つ目の理由は魔力量だと言いましたね。そして二つ目の理由ですが、それはアナタの目です」
舞い降りて早々に、いつの間にか治っている口を動かし、彼女は自分の右眼を指さして対になるようにレイの瞳も指を指した
「その、人を信頼している眼。人に縋る眼。その盲信的な瞳は、いったい誰に向けられたものなのでしょうか? 友人? 家族? はたまたは想い人? 私はこう考えています──」
ニタァァと、ここまで来てカエデが始めて見せた表情は、凄まじいほど勢い良く狂気の糸で吊り上げたかのような笑いだった
「──『自己満足』なのでは……? と」
──レイは右目で彼女を捉えながら、『どろり』とドス黒い何かが眼窩の奥で暴れ始めていることに総毛立って、それは聴く耳をぶつりと断ち切らせる
「ぁッ──」
「ん……?」
突然、喘ぎ声を漏らしたレイに狂気の笑みを殺して醒めた視線を送り、刻々と時が過ぎるのを待つ
「ぁ、ァぅっ、ぐ……! あ、ぁぁ、あぁ……」
その一方で、ナツメは展望台から逃げていた。既にあの場所には姉の残滓など残っているはずも無く、再びの捜索を始めるために。展望台を登ってきた道無き道を下りていく
止めどなく流れていたものはまだ止まらず、玉となって指先から地面に降り続けている雨は留まる所を地面以外に見つけられず、愚直に地面に向かっていく
「は、ぁぁ……はぁ、ぁ……」
呼吸も乱れに乱れ切ったのは既に過ぎた話だ。今はただ、朦朧とした視界を捉えられる範囲で捉えて、浮き始めた思考を地面を踏み締める感触でなんとか繋ぎ止めているので精一杯だ
足場が異様に悪く感じられ、木にもたれようとして「あィッ──!」右肩が木の皮に擦れて飛び退くように反対側に倒れる
おかあさん……。
視界がほぼ真っ暗になった所で辛うじて残った意識の残滓には片割れよりも愛しく、誰よりも誇らしい人の顔が浮かんできてつい頬が綻んでしまった
うぅうゔああぁぁああぁぁぁああぁあぁああああぁぁああああぁぁぁぁああああああああぁあぁあぁあぁあぁああぁあああぁぁぁあぁあぁあああ!!!!!!!!!!!!!!
その残影に縋り付いた途端に咆哮が耳を劈き、ナツメはあまりの狂音に目をぎゅるりと白くさせてその場でビクともしなくなってしまう
──ナツメが展望台から下りている最中、レイは体の中で暴れ狂う『何か』を抑えようと喘ぎ、コンクリートを引っ掻いていた
「ぉ、あぁ、ぁッ、あ、あっ……! ぁ、ぅッ」
レイの無い左眼にはとある光景が浮かび上がっていた
それは、凄惨たる過去の光景だった
※※※
真っ暗な所に押し込められていた。あの人は『ここにいて』と言っていた。『大丈夫だから』とも。でも、やっぱりどこか寂しくて、あの人がいないと。だから、そこから外に出たんだ。
タンスのドアを開けた途端に、真っ暗で味気なかった景色が瞬くの間に赤い花の蜜で甘くべっとりと味付けされる
「ぁ、ぁぁぁ……」
さくらんぼの髪留めが頭から外れて足下に飛んできた
「ぁ、……ぃ、ぃゃ……」
倒れるあの人を見て、ボクは思った。
なんで、こんな事になったんだろうと。あの人は──おねえちゃんは、何も悪い事なんてしてこなかった。これっぽっちも。何一つだって。それなのに──、
「アァッ! アァッ! 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!」
どこか頭のおかしい男の人に、何かで刺されていた。何度も何度も、何度も何度も何度も、ザッシュザッシュザッシュザッシュザッシュザッシュザッシゅザッシゅザッシゅザッシゅザッシゅザッシゅザッしゅザッしゅザッしゅザッしゅザッしゅザッしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅザっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅと。
延々と刺され続けていた。
「お、ねえ、ちゃん……?」
ぎょろりと、イカれた双眸が見えない鎖でも出したかのようにしてレイをその場に縛り付けた
「僕は、僕は──お前達のせいで……!」
ゆらりと立ち上がり、レイの方へと亡霊の如く足取りで迫って来る。しかしレイに逃げ場は無く、目を瞑って惨劇から目を逸らす事しかできなかった
──きっと悪い夢だ。もうすぐ目が覚めて、そしたらいつも通りにおねえちゃんが遊んでくれる。
「死ねえええエエええええええええ!」
レイの目前まで迫った男は大きくその手を振り上げて刃をレイに目掛けて振り下ろす
怯えるように、逃げるようにして上を向いたレイの左眼に刃が迫る──……
──赤い華に濡れて隠れたノイズは、少しずつ『何か』に抑え切れずに漏れ出していく
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