色々とごちゃ混ぜになったVRMMO

たこやき

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武器

6 武器

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 俺は今悩んでいる。
 武器を何にするかを、だ。
 このゲームではスキルがないので、一般的に剣術等の戦闘スキルはリアルで心得のある人か、NPCに教わると言う形が早くも定着している。
 さっきプレイヤーに聞いた話では、杖術と剣術が人気らしい。拳術や蹴術などの格闘系もそこそこの人気があるとか。
 まあここで考えていても栓のないことなので、武器屋に行ってみることにする。
 

「うわあ・・・」
 武器屋に着くと、俺は早速後悔した。
 辺り一面の武器、武器、武器である。
 何を選べばいいのか全然分からない。
 試しに、両手剣を取ってみる。いや、取ろうとした。
 ガコンッ!  
「重っ!」
 ならば片手剣。
「ぐ、お、重い」
 なんと。確かに運動は得意な方ではないが、まさかここまでとは。
「おいお客さん、大丈夫かい?」
 見かねたおっちゃんが声をかけてきた。
「お客さん、力無さそうだからなぁ・・・これとかどうです?」
 おっちゃんが一本のナイフを手渡してきた。
 ナイフか、いいかもしれない。俺はリアルでも軽くナイフを集めている。コレクションの真似事だが。
「ああ、ありがとう」
 ふむ、いいな。手になじむ。
「買うのかい?1500ガリだよ」
 あ、そういえば町に帰ってから戦利品の確認してなかったな。
 
 <ゴブリンの鉄棍棒>×16
 <ゴブリンの棍棒>×16
 <ゴブリンの魔核>×16
 <ゴブリンの首飾り>×16
 <キングゴブリンの金剣>
 <キングゴブリンの王冠>
 <キングゴブリンの魔核>
 <???の腕輪>

 ・・・ナニコレエグイ。
「お客さん?どうしたんだい?お客さん?どうしました?」
「あ、いえ。その、先の戦闘でちょっと」
「ん?武器だったらちょいと見せて下さい」
 おっちゃんがなんか食いついてきた。
 試しに鉄棍棒を見せてみる。
「こ、これは!魔鉄じゃありませんか!お客さん、これをどこで?」
「どこって・・・ゴブリンからドロップしたんだ」
「この棍棒、ゴブリンの中でも王の集団が持っているトップクラスのものですよ!」
 俺は更に鉄棍棒十五個、魔核十七個、金剣を取り出し、積み上げる。
「それじゃあ、これをナイフにしてくれないか?」
「お客さん、まさかキングゴブリンを・・・」
「くれぐれも内密に頼む。あんま目立ちたくないんでな」
「わ、わかりました。これほどのものを扱えるとは、鍛冶屋冥利に尽きます!一日時間を頂きますね。」
「ああ、よろしく頼むよ。」
 何かすごすぎて一周回って冷静になった。
 

 さてと、ナイフが完成するまでナイフの扱い方を学んでおくか。
 確かギルドで紹介させてもらえるんだっけな。
「えっと・・・ナイフですか?」
「はい。」
「ナイフですね?」
「は、はい」
「本当によろしいんですね」
「はい・・・」
「ば、場所はここになります」
 地図を手渡された。
「お気をつけて・・・」
 どうしたんだろう?
 

「あれ?確かここらのはずだが・・・」
 俺は薄暗い路地裏にいた。が、ナイフの師匠クリューゲルさんが見あたらない。
 場所が間違っているのだろうか?受付の青年が何か変だったし。
 くるりと踵を返して帰ろうとした瞬間、背後に得体の知れない気配が現れた。
 反射的に横に跳ぶ。
 ヒュウンッ
 さっきまで俺の心臓があった場所をナイフがかすめていく。
「だ、誰だ?」
 襲撃?イベント?PK?
「ほう、避けたか」
「敵か?」
「勘違いしてもらっては困る。ギルドから紹介があっただろう」
 ・・・
「私がクリューゲルだよ。暗殺担当のね」
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