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ギルド
ギルド⑤
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ヒュン、ヒュンと風を切り小柄な男性が、羽を広げれば三メートルはあろうかという鳥を絡め、引きずり落としていく。
よくよく見ると、持ち手の着いた紐の先に、大剣の刃の部分だけ切り取ったような重りがくっついているのが分かる。
今、哀れな鳥をしとめた男性がこちらに声を張り上げる。
「さあ、ついてくるんだハヤテ君!」
「無理ですーーー!」
普段は穏和なこの男性が、豹変した原因は三十分前にある。
そのころ俺は森で研修を受けていた。
「で、これが風魔法の空跳。」
目の前で正常なコイルさんが空中で跳ねている。おや、降りてきた。
「これは、空中で足の裏に風魔法をピンポイントで発生させ、跳ねる技だ。軽業師にとっては基本中の基本だね。案ずるより生むが易し。ハヤテ君、やってみて。」
早速難題を振りかけてきた。見ただけで出来るもんか、ベートーベンじゃあるまいし。
しぶしぶ<風魔法>を使い、飛び上がる。PVP大会でニーケーと戦った辺りまでくると、周りの木と同じぐらいであった。俺が高所恐怖所でなかったことを神に感謝しておこう。
そこで、足の裏に<風魔法>を集中させる。だが・・・
「ぎゃああああ!」
足に予想以上の風圧がかかり、足に引っ張られるようにして半回転。いやそのまま一回転。
「ハヤテ君ー強すぎるよー!もう少し弱めて!」
まだ脳が混乱しているが、精神統一明鏡止水だ。
今度は弱めたイメージで発動。だが・・・
今度は回転はしなかった。その代わり、なんか空中に一時停止したようなことになる。おもいっきりジャンプして、足を曲げずに着地したようなアレである。リアルでやったらヤバいやつ。
「違うー!なんか惜しい!中間、その中間!」
小学校の跳び箱以来の感触に胸を痛めていると、声が飛んできた。
中間か、やってみよう。
結果からいうと、まあ成功した。しかし、ロクに足を曲げていなかったので・・・・
リアルだったら足を体にめり込ませるという表現するのも恐ろしい事態になっていただろうが、ゲームではそこらへんの再現はされていなかった。
「そう、その調子!それを自由自在に!」
三度の禍々しい感触に苛まれていると、またもや声が飛んでくる。
それからは、中間の感触を忘れずに体勢をコントロールしたら、色々と出来た。二十分程練習すると、ある程度自由に動けるようになった。
すると、コイルが跳んできた。
「うん、上手い。ある程度出来ているね。」
良かった。
ヒュウウウウウウウー!ひゅううううううう!?
「では次はパルクールもどき「後ろ!」分かっている!」
突如として鳥の一団が襲いかかってきた!
コイルは平然と体を反らし、回避。
「ふむ、アサシンバードか。ここらではよくでるモンスターだ。どれどれ、ちょっと相手をしてやるか。」
コイルは、顔の前で両手を交差させ、一気に引いた。
ブオンッ、と風切り音をたてて二つの刃がアサシンバードを襲う。
「ハヤテ君、危ないから下がっていなさい。」
アサシンバードは迫ってくる刃の餌食となり、散っていく。
「さて、始めるか。」
コイルの笑みが狂気を伴うものへと変化する。
そして今に至る訳だ。ああ、また一羽貫かれたようだ。ご冥福をお祈りしておこう。
その後数十分地獄は続いた。
やっと全部のアサシンバードがKU☆TI☆KU☆されたようだ。コイルが一仕事終えたといった顔で地上に帰ってくる。
「ふう、案外時間がかかってしまったようだね。すまない。」
うん、わざと遅くしていたような気が・・・
よくよく見ると、持ち手の着いた紐の先に、大剣の刃の部分だけ切り取ったような重りがくっついているのが分かる。
今、哀れな鳥をしとめた男性がこちらに声を張り上げる。
「さあ、ついてくるんだハヤテ君!」
「無理ですーーー!」
普段は穏和なこの男性が、豹変した原因は三十分前にある。
そのころ俺は森で研修を受けていた。
「で、これが風魔法の空跳。」
目の前で正常なコイルさんが空中で跳ねている。おや、降りてきた。
「これは、空中で足の裏に風魔法をピンポイントで発生させ、跳ねる技だ。軽業師にとっては基本中の基本だね。案ずるより生むが易し。ハヤテ君、やってみて。」
早速難題を振りかけてきた。見ただけで出来るもんか、ベートーベンじゃあるまいし。
しぶしぶ<風魔法>を使い、飛び上がる。PVP大会でニーケーと戦った辺りまでくると、周りの木と同じぐらいであった。俺が高所恐怖所でなかったことを神に感謝しておこう。
そこで、足の裏に<風魔法>を集中させる。だが・・・
「ぎゃああああ!」
足に予想以上の風圧がかかり、足に引っ張られるようにして半回転。いやそのまま一回転。
「ハヤテ君ー強すぎるよー!もう少し弱めて!」
まだ脳が混乱しているが、精神統一明鏡止水だ。
今度は弱めたイメージで発動。だが・・・
今度は回転はしなかった。その代わり、なんか空中に一時停止したようなことになる。おもいっきりジャンプして、足を曲げずに着地したようなアレである。リアルでやったらヤバいやつ。
「違うー!なんか惜しい!中間、その中間!」
小学校の跳び箱以来の感触に胸を痛めていると、声が飛んできた。
中間か、やってみよう。
結果からいうと、まあ成功した。しかし、ロクに足を曲げていなかったので・・・・
リアルだったら足を体にめり込ませるという表現するのも恐ろしい事態になっていただろうが、ゲームではそこらへんの再現はされていなかった。
「そう、その調子!それを自由自在に!」
三度の禍々しい感触に苛まれていると、またもや声が飛んでくる。
それからは、中間の感触を忘れずに体勢をコントロールしたら、色々と出来た。二十分程練習すると、ある程度自由に動けるようになった。
すると、コイルが跳んできた。
「うん、上手い。ある程度出来ているね。」
良かった。
ヒュウウウウウウウー!ひゅううううううう!?
「では次はパルクールもどき「後ろ!」分かっている!」
突如として鳥の一団が襲いかかってきた!
コイルは平然と体を反らし、回避。
「ふむ、アサシンバードか。ここらではよくでるモンスターだ。どれどれ、ちょっと相手をしてやるか。」
コイルは、顔の前で両手を交差させ、一気に引いた。
ブオンッ、と風切り音をたてて二つの刃がアサシンバードを襲う。
「ハヤテ君、危ないから下がっていなさい。」
アサシンバードは迫ってくる刃の餌食となり、散っていく。
「さて、始めるか。」
コイルの笑みが狂気を伴うものへと変化する。
そして今に至る訳だ。ああ、また一羽貫かれたようだ。ご冥福をお祈りしておこう。
その後数十分地獄は続いた。
やっと全部のアサシンバードがKU☆TI☆KU☆されたようだ。コイルが一仕事終えたといった顔で地上に帰ってくる。
「ふう、案外時間がかかってしまったようだね。すまない。」
うん、わざと遅くしていたような気が・・・
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