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妖精
妖精①
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暇だ。現在、恐ろしく暇だ。もう、会社に休日出勤しちゃおうかと思うほど暇だ。尤も、俺はそんなに真面目じゃないが。
ギルドは、大きな事件やクエストが発注されない限り召集はかからないしな・・・
そんなことを考えながら武器屋の前に腰掛けている。現在時刻、朝の九時。
「はあ、平和だなあ・・・」
なんかこう、何もせずにダラダラとしているときに平和を感じる。
すると、後ろから声がかかった。
「ふう、久しぶりの感覚です!」
そう言いながら、その人影は小鳥を打ち抜く。
なぜこうなったんだろう?
十分前、暇・・・じゃなくて平和を噛みしめていると、武器屋のおっちゃんが、
「すいません、ちょっといいですか?」
と話しかけてきた。なんでも、飛行系の魔物の魔石が欲しいとか。
予定はがら空きなので承諾しようとすると、後ろからなんか出てきた。羽の生えたなにかが。見れば、可愛らしい少女のような外見だ。が・・・
「実はですね、ちょっと故郷の方から出てきちゃったみたいで・・・」
そこから先は余り聞いていない。
「いや、人間の皆さんって、ほら、妖精とか好きなんじゃないですか?」
ああそうだろうな。
「だからその、連れてって頂けません?シルフのリングです、可愛いでしょう?」
いや、その妖精がね・・・問題があるんだよ。いや、問題の塊なんだよ。
周りから刺すような視線を感じる。
「そんなに飛んだら怪我するぞー」
「大丈夫です!」
現在、その妖精リングは文字通り飛んでいる。何故か知らないが、羽は全く動いていない。
飾り的なやつであろうか。
「ピギャアアーッ!」
「やりました!」
殺りました?少女の外見が飛び回って鳥達を切り裂き、串刺しにしている光景は恐ろしくシュールだ。
「ほら、ハヤテさん!遅いですよ!」
「無茶いうなー」
俺は全力で空を駆けるが、一向に追いつかない。もちろん、駆けながら鳥どもを駆逐している。しかし、妖精のスピードには全く追いつかない。
「ここらへんで休憩だー!」
やむなく声を張り上げる。
「まだいけます!」
「俺が無理なんだよバカヤローーー!」
「ならそこらへんで休んでいて下さい!先に行きます!」
精神力はまだまだあるが、別の精神力が限界に近い。
「ってまてー」
どんどん先に行く。はあ、やむを得ないか。
「最後の警告だー!とまれぇーーー!」
「いやです!捕まえてくださいー!」
はあ、致し方ない。
(鈍化の魔眼、発動。)
襲いかかるストレスと共に、目がボウッと紫色に光る。胃が痛い。
瞬間、空を舞っていた鳥&リングが止まる。いや、僅かに動いているようだ。
もちろん、俺だけは普通に動ける。十二指腸が痛い。
空を跳ね、十秒ほどでリングに追いつく。
「捕まえた。」
(鈍化の魔眼、解除。)
腎臓が痛い。
ギルドは、大きな事件やクエストが発注されない限り召集はかからないしな・・・
そんなことを考えながら武器屋の前に腰掛けている。現在時刻、朝の九時。
「はあ、平和だなあ・・・」
なんかこう、何もせずにダラダラとしているときに平和を感じる。
すると、後ろから声がかかった。
「ふう、久しぶりの感覚です!」
そう言いながら、その人影は小鳥を打ち抜く。
なぜこうなったんだろう?
十分前、暇・・・じゃなくて平和を噛みしめていると、武器屋のおっちゃんが、
「すいません、ちょっといいですか?」
と話しかけてきた。なんでも、飛行系の魔物の魔石が欲しいとか。
予定はがら空きなので承諾しようとすると、後ろからなんか出てきた。羽の生えたなにかが。見れば、可愛らしい少女のような外見だ。が・・・
「実はですね、ちょっと故郷の方から出てきちゃったみたいで・・・」
そこから先は余り聞いていない。
「いや、人間の皆さんって、ほら、妖精とか好きなんじゃないですか?」
ああそうだろうな。
「だからその、連れてって頂けません?シルフのリングです、可愛いでしょう?」
いや、その妖精がね・・・問題があるんだよ。いや、問題の塊なんだよ。
周りから刺すような視線を感じる。
「そんなに飛んだら怪我するぞー」
「大丈夫です!」
現在、その妖精リングは文字通り飛んでいる。何故か知らないが、羽は全く動いていない。
飾り的なやつであろうか。
「ピギャアアーッ!」
「やりました!」
殺りました?少女の外見が飛び回って鳥達を切り裂き、串刺しにしている光景は恐ろしくシュールだ。
「ほら、ハヤテさん!遅いですよ!」
「無茶いうなー」
俺は全力で空を駆けるが、一向に追いつかない。もちろん、駆けながら鳥どもを駆逐している。しかし、妖精のスピードには全く追いつかない。
「ここらへんで休憩だー!」
やむなく声を張り上げる。
「まだいけます!」
「俺が無理なんだよバカヤローーー!」
「ならそこらへんで休んでいて下さい!先に行きます!」
精神力はまだまだあるが、別の精神力が限界に近い。
「ってまてー」
どんどん先に行く。はあ、やむを得ないか。
「最後の警告だー!とまれぇーーー!」
「いやです!捕まえてくださいー!」
はあ、致し方ない。
(鈍化の魔眼、発動。)
襲いかかるストレスと共に、目がボウッと紫色に光る。胃が痛い。
瞬間、空を舞っていた鳥&リングが止まる。いや、僅かに動いているようだ。
もちろん、俺だけは普通に動ける。十二指腸が痛い。
空を跳ね、十秒ほどでリングに追いつく。
「捕まえた。」
(鈍化の魔眼、解除。)
腎臓が痛い。
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