リミット

SIVA

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1.目覚め

1-7

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 バサッ
 チャリーン


鉄の何か、床に落ちたおとが聞こえ、二人は慌てて床に伏せた。


「あった?」


莉子はベッドの下を覗き手を伸ばしながら捜索し、大樹はその他の所を探した。


(気のせいか?)


いや、自分だけならまだしも彼女も聞いたんだ。


(何かが、床にあるはず) 


結局、音の主を見つけることができなかった。


「他に、ここから出る方法を探そう」
 「探すって、どうやって・・・」


莉子は、力なく答えた。


(何か、方法があるはず・・・)


大樹はまた辺りを見回した。


部屋はベッドと机、洗面台がある意外、何もない。


自分達の荷物など、当然のことながら、あるわけがなかった。


旅行に来ているわけではないのだ。


「ねぇ・・・」


大樹は、顔だけ莉子に向けた。


莉子は、さらに不安そうな顔をしていた。


「頼むから、そんな顔はやめてくれ。僕だって、こんな所から早く出たいんだ。君と気持ちは一緒だよ」

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