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2.闇
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暗い。
明かりがほしい。
明かりをつけたい。
壁にあるだろうスイッチを探しに、地面に足をついた。
ビシャッ
(濡れてる?)
折角新調したばかりの可愛い洋服が水に濡れ色が変わっていく。
どこからか、水が漏れているの?
躊躇している暇はない。膝まできている水を無視して壁に手をついた。
全く方向が分からない。
そもそも自分がどこにいるのかさえ分からないのだ。
ゆっくりと壁沿いに水の中を進むと、指先になにか突起物が当たった。
これか!?
指先で押してみたが何も起こらない。
(押してダメなら・・・)
カチッ
ブゥーン
部屋の明かりがパチパチ音を立てながらついた。
これで明かりの確保は出来た。
ホッと胸を撫で下ろしながら当たりを見回そうと振り返った。
「ひぃっ!」
声にならない悲鳴をあげてしまった。
それも仕方ない。
背後に大柄な男がこちらを睨みつけていたのだ。
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